ENo.0067　霧崎サダメ

・・・終わったんだな。

間に合うかどうかはわからなかったが何とか間に合った。
これで私は元の世界に帰れる。

思えばここも長く居たものだ。この世界さえ恋しく感じる。
一緒に戦ったヤツ。話につき合ってくれたヤツ。
ただ一人だった私につき合ってくれたヤツ。

そいつらとしばらく会えなくなるのはちょっと寂しい。

いろいろ誘っといて結局行けなかったりしたしな。
でもまた会える日は必ずある。
向こうから来なくてもこっちから出向いてやろう。

ちょっと迷惑かな。

さて。行こう、帰ったら相方には山ほど話があるしな。


-そういって一人のウサギは残像領域を去った。-





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-電波を受信しました


「うお！帰ってきた！！」

「帰ってきたじゃねーよ。大変だったんだぞ。」

「あはは。ごめんごめーん」

「はぁ・・・お前いっつもそれだよな・・・もう少し危機感を持ってくれ、頼む。」

「はいはい。気を付けますよーだ。ところでなんかちょっと楽しそうな顔してる」

「え？してねーし！私は怒ってるんだぞ！」

「うんいつものサダメだね。」

「んな！・・・まぁ天然記念物なイスカに会わせてもいいようなやつらはいっぱいいたぜ、」

「天然記念物ならもうちょっと丁寧に扱って？まあちょっとした旅行みたいなもんだったんでしょ？」

「え？んー・・・まぁ・・・そうだな・・・戦争してたけど・・・」

「さ。早く、ボスが心配してたよ。」

「あ、あぁ。報告してこないとな・・・」

「じゃ、わたしは先に行ってるから。すぐに来るんだよ。」

「ああ。すぐにいく。」


「・・・皆。元気でな。」


-再生が終わりました

格闘だけのカラテドージョーだ