第20週目 オペレーター&シルバーの一週間
◆日記
地表より無数に乱立するビル郡の屋上に立って、さらに上を飛翔する銀翼を眺めてた。
空と言う水面を泳ぐよう、自在に行き来する個人用の飛空機――その機体に煌く光が、彼処でキラキラと存在を主張している。
数ヵ月ぶりにシェルターへと舞い戻ったシルバーは、相変わらず夜も眠らぬメガロポリスの様子に肩を竦めた。ボタン一つで自動でごみ処理用の清掃ロボットが闊歩し、色に塗れた情欲を煽るセクサロイドがしなを作って寄り掛かってくる。
2m近い体躯を持つ男にも動じずに色っぽく振る舞えるのは、さすがは恐れを知らない機械といったところか。以前と違って、男は身の着が幾分かラフなのだから近寄りやすいというのもあるだろう。
「悪いな、今日はもう予定があるんだ」
寄り掛かる彼女らを適当にあしらい、男は先へと進む。
長い戦いの末にボロボロになったコートとを燃えないゴミへと乱雑に抛り込む。間髪入れずに清掃ロボットがパトランプを回しながら回収し、数ヵ月もの間体を守っていた衣を回収していった。
ぐ、と男は伸びをする。口を大きく開いて欠伸をする。目尻に浮かんだ涙をひょいと拭い、腕を上げればコキコキと音が鳴った。ずっとハイドラを運転し続け体勢で随分と体が鈍ってしまった気がする。
通信装置としての役割を残したガスマスクをさてどうしたものかと思いながら手元で弄んでいると、内部のインターフェースから通信用のライトがチラついた。メガロポリスの合間の――路地裏へと駆け込みながらマスクを装着し、通信装置をオンにする。
「こちらシルバー。通信を開始する」
『こちらオペレーター。通信を承認』
「……少し音が遠いぞ。調整しろ」
『え、ああごめんなさい。こっちの回線は初めて通話するから……』
何度か喉を鳴らす音が通信機の向こう側から聞こえる。それと同時に音階をなぞるような女の声が響いてくる。やや遅れて、通信装置から明瞭な声が帰って来た。
『んん、センチネルとの交戦からの帰還報告を受けて通信をしたわ。ヒルコ教団の船に関する情報も伝え聞いている。ミッションコンプリート、お疲れ様』
「嗚呼……それだけを言いに来たわけじゃないだろう。そもそもハイドラ関係の報告自体は既に現地で済んでいる筈だ」
『……そうね。えっと……確かそう、ランデブーポイントまでの移動をお願い、だったかしら。そちらで落ち合いましょう』
「了解した。任務を続行する」
おざなりに通信を切ると、マスクを取り外す。ハイドラから放出された霧で薄汚れた表面をなぞる。翠の眼を細めて笑うと、軽く喉を抑えて衝動を宥めた。
◇ ◆ ◇ ◆
酒場『ハック・アライブ』。
相変わらずどこか懐古的な雰囲気を備えた店構えは、数か月前の何も変わっていなかった。経営がきちんと出来ているのかも怪しいレベルの客入りの少なさだが、今は客が誰もいないことに少しだけ安堵していた。
扉を開き、元傭兵だった男は店の扉を開いた。
「いらっしゃいませ」
グラスを拭いていたアンドロイド――K・Kがいつも通り機械的な音声で――ほんの少し柔らかい口調で出迎える。
すぐそばのカウンター席には女が座っていた。整備士の格好をして、業務用の大きなゴーグルを首から下げている。アッシュブロンドのぼさついた髪が特徴的な、特に手入れもされていない雑なアシンメトリの後姿。
「……あなたが――?」
女が振り返った。夕日色の瞳が特徴的だった両目の内、右目の周囲にかけて合金で出来たフェイスマスクをかぶり、眼はスコープのような形状をしていた。
機械で出来た眼帯とでもいうかのように、しかしあまりに大仰で武骨な見た目のそれは――なるほどオペレーターの好みが反映されているのだと理解して、男は半笑いになる。
一世代昔の、アンドロイドが機械であるとバレるシーンで使われそうなメカメカしいビジュアルのそれは、淡い橙色ではなく真っ赤な輝きで男を見つめていたが、笑い立てたのを見て困惑しつつ、眉を顰めていた。
「……笑わないでよ」
「いや悪い。もう少し完璧な見た目の女がデリバリーしてくれると思ったから」
「まだ出力が安定しないだけで数年経てば顔も完璧になるはずよ。そしたら私がアンドロイドだって分からない、K・Kと同じ風になれるんだから」
「……本当にアンドロイド化したんだな」
「あなたが奢ってくれたってログに書いてあったけど。奇特な人よね」
どうあっても、シルバーが戻ってくるまでに彼女は快復する兆しは無かった。最後に出会った時から互いに覚悟は決めていた。
彼女をアンドロイド化することで生き永らえさせる計画は、少々遅れたもののこうして無難に完遂することが出来ていた。
男がこれまでの傭兵生活で稼いだ資金すべてを使い、自分のすべてを犠牲にする馬鹿げた行動を以って、分の悪い賭けに勝利した。
結果として残ったのは、シルバー達と過ごした6か月分を含む、大量の記憶の抹消されたオペレーターであったものだ。
「どうせ金の使い道が無いんでな。寄付するか奢るかしか、やることがないんだ」
「変なの。OSAに雇われたライダーならいっぱい褒賞を貰ってたでしょうに。全部使い果たすなんて。でも……」
ぽんぽん、とオペレーターは彼に隣の席に座るよう促す。シルバーは厳かに頷きながら、ギシギシと音を立てて椅子に深く腰掛けた。
座り込んでも、彼の方がやや上の目線になる。無機質で冷たそうな彼女の肌と目は、恐れることなく真っ直ぐ見つめている。
「……『ありがとうシルバー、お陰で助かったわ。』」
最後に、彼に向けて残した言葉を紡いで、ふと笑顔を向けた。
思わず抱きしめたくなる衝動に駆られた――だがそれはこの女には無関係だと……男はぐっと堪える。
友情だの愛情だのよりも、仕事仲間として唯一無二の存在だったものが、また手元から離れていく。現実を突きつけられた気がして――それでも酒に走ると怒られそうだから――男は照れくさそうな笑うだけに留めた。
「あなたはみんなのヒーローにはなれないけど、誰かのヒーローにならなれるわ」
救われたものは確かにここに居るのだ。手袋に包まれた両手では体温も計り知れなかったが、その柔手は血が通っているのだろうか。年頃の娘にしては少しいびつな感触の消えた、流麗な女の指先の感触を受け止める。
かつてケイ・ツーに言われたくぎを刺す言葉の先の答えに、男は「そうか」と答える。
「……ケイ・ツーからの受け売りか?」
「よく知ってるわね。アンドロイド仲間だから、すっごく仲が良いのよ。あなたがいない間にも彼女が色々な事を教えてくれたし」
「そりゃよかった……今は何をしているんだ? 霧のプロジェクトやハイドラの仕事は一旦終わりになっているんだろう?」
「よくぞ聞いてくれました。最近は生体工学を用いたミュータントの研究をしててね。主任は単独で遠くに出稼ぎにでるらしいんだけど、プロジェクト一個を宛がってくれて」
そうなのか、とケイ・ツーに目配せする。その通りですと彼女は目線で応答した。
「つきましては主任が戻ってくるまでの間――あなた様には当方と共にアンドロイドの護衛兼、プロジェクトのアシスタントをお願いしたいのです」
「……あー、つまり?」
「また仕事をしましょう。私と一緒に」
せがむような手付きで男の腕を乱雑に振る。アンドロイドになってから手加減という言葉を覚えてはいないのか、大振りに揺らされるせいで肩が痛む。苦笑いを浮かべ、男は銀の髪を撫で上げる。
「少しの間だけだからな。別の仕事が入ったらそっちを優先する」
「OKOK,ケイツー聞いた? パシリが一人増えるわよ」
「はい、しっかりとコキ使って差し上げますので、お覚悟を」
含み笑いを零すケイ・ツーは続けて「時に」と指を立てた。
「シルバーはハイドラに搭乗する際の登録名です。オペレーター様は役職が変わらずオペレーターなのでそのような呼称で良いのですが」
「じゃあオペ子な」
「は? 何それ可愛くない」
前と同じ反応を示すところに、何も変わっていないのだと安心感を覚える。嫌だと抗議を訴える彼女の頭をぐりぐりとなでつけながら男は思案する。
「……銀嶺で良いか?」
「ギンレイ……」
「雪の降り積もる山の意ですね。生憎とこのシェルターには雪を降らす施設はないので、馴染みは相当薄いのですが」
「いいや、むしろそっちの方が助かる」
シルバー……もとい銀嶺と名乗る男に発音し辛い、と言いたげに訴えるオペレーター。しかし男は其れでもイイと肩を竦めた。
そんな様子を微笑ましそうに見つめながら、ケイ・ツーが手を合わせる。
「では呼称を銀嶺様に変更を加えておきます。オペレーター様にもあとで調整を施しますので、つきましては実験室へのご案内を」
「そうね。ギンレイ、早速仕事に入るわよ」
少し休ませて欲しい、という男――銀嶺の言葉を無視して、オペレーターは彼を引っ張り上げる。旧友に再会したような喜色を彩らせ、女は笑う。
課題は山積み、問題も多量。それでもいずれは良くなるだろう。悪の道を幾度も通り、それでもなお一人を救うことが出来たのならば。
門外不出の知識欲が渦巻く我欲塗れの街《シェルター》。ハイドラの研究も、工学の研究もあくなき探求心を満たされるまではその灯が消えることは無い。
生き生きとした眼で語る彼女を前に、彼は肩を竦めてそれを実感していた。
空と言う水面を泳ぐよう、自在に行き来する個人用の飛空機――その機体に煌く光が、彼処でキラキラと存在を主張している。
数ヵ月ぶりにシェルターへと舞い戻ったシルバーは、相変わらず夜も眠らぬメガロポリスの様子に肩を竦めた。ボタン一つで自動でごみ処理用の清掃ロボットが闊歩し、色に塗れた情欲を煽るセクサロイドがしなを作って寄り掛かってくる。
2m近い体躯を持つ男にも動じずに色っぽく振る舞えるのは、さすがは恐れを知らない機械といったところか。以前と違って、男は身の着が幾分かラフなのだから近寄りやすいというのもあるだろう。
「悪いな、今日はもう予定があるんだ」
寄り掛かる彼女らを適当にあしらい、男は先へと進む。
長い戦いの末にボロボロになったコートとを燃えないゴミへと乱雑に抛り込む。間髪入れずに清掃ロボットがパトランプを回しながら回収し、数ヵ月もの間体を守っていた衣を回収していった。
ぐ、と男は伸びをする。口を大きく開いて欠伸をする。目尻に浮かんだ涙をひょいと拭い、腕を上げればコキコキと音が鳴った。ずっとハイドラを運転し続け体勢で随分と体が鈍ってしまった気がする。
通信装置としての役割を残したガスマスクをさてどうしたものかと思いながら手元で弄んでいると、内部のインターフェースから通信用のライトがチラついた。メガロポリスの合間の――路地裏へと駆け込みながらマスクを装着し、通信装置をオンにする。
「こちらシルバー。通信を開始する」
『こちらオペレーター。通信を承認』
「……少し音が遠いぞ。調整しろ」
『え、ああごめんなさい。こっちの回線は初めて通話するから……』
何度か喉を鳴らす音が通信機の向こう側から聞こえる。それと同時に音階をなぞるような女の声が響いてくる。やや遅れて、通信装置から明瞭な声が帰って来た。
『んん、センチネルとの交戦からの帰還報告を受けて通信をしたわ。ヒルコ教団の船に関する情報も伝え聞いている。ミッションコンプリート、お疲れ様』
「嗚呼……それだけを言いに来たわけじゃないだろう。そもそもハイドラ関係の報告自体は既に現地で済んでいる筈だ」
『……そうね。えっと……確かそう、ランデブーポイントまでの移動をお願い、だったかしら。そちらで落ち合いましょう』
「了解した。任務を続行する」
おざなりに通信を切ると、マスクを取り外す。ハイドラから放出された霧で薄汚れた表面をなぞる。翠の眼を細めて笑うと、軽く喉を抑えて衝動を宥めた。
◇ ◆ ◇ ◆
酒場『ハック・アライブ』。
相変わらずどこか懐古的な雰囲気を備えた店構えは、数か月前の何も変わっていなかった。経営がきちんと出来ているのかも怪しいレベルの客入りの少なさだが、今は客が誰もいないことに少しだけ安堵していた。
扉を開き、元傭兵だった男は店の扉を開いた。
「いらっしゃいませ」
グラスを拭いていたアンドロイド――K・Kがいつも通り機械的な音声で――ほんの少し柔らかい口調で出迎える。
すぐそばのカウンター席には女が座っていた。整備士の格好をして、業務用の大きなゴーグルを首から下げている。アッシュブロンドのぼさついた髪が特徴的な、特に手入れもされていない雑なアシンメトリの後姿。
「……あなたが――?」
女が振り返った。夕日色の瞳が特徴的だった両目の内、右目の周囲にかけて合金で出来たフェイスマスクをかぶり、眼はスコープのような形状をしていた。
機械で出来た眼帯とでもいうかのように、しかしあまりに大仰で武骨な見た目のそれは――なるほどオペレーターの好みが反映されているのだと理解して、男は半笑いになる。
一世代昔の、アンドロイドが機械であるとバレるシーンで使われそうなメカメカしいビジュアルのそれは、淡い橙色ではなく真っ赤な輝きで男を見つめていたが、笑い立てたのを見て困惑しつつ、眉を顰めていた。
「……笑わないでよ」
「いや悪い。もう少し完璧な見た目の女がデリバリーしてくれると思ったから」
「まだ出力が安定しないだけで数年経てば顔も完璧になるはずよ。そしたら私がアンドロイドだって分からない、K・Kと同じ風になれるんだから」
「……本当にアンドロイド化したんだな」
「あなたが奢ってくれたってログに書いてあったけど。奇特な人よね」
どうあっても、シルバーが戻ってくるまでに彼女は快復する兆しは無かった。最後に出会った時から互いに覚悟は決めていた。
彼女をアンドロイド化することで生き永らえさせる計画は、少々遅れたもののこうして無難に完遂することが出来ていた。
男がこれまでの傭兵生活で稼いだ資金すべてを使い、自分のすべてを犠牲にする馬鹿げた行動を以って、分の悪い賭けに勝利した。
結果として残ったのは、シルバー達と過ごした6か月分を含む、大量の記憶の抹消されたオペレーターであったものだ。
「どうせ金の使い道が無いんでな。寄付するか奢るかしか、やることがないんだ」
「変なの。OSAに雇われたライダーならいっぱい褒賞を貰ってたでしょうに。全部使い果たすなんて。でも……」
ぽんぽん、とオペレーターは彼に隣の席に座るよう促す。シルバーは厳かに頷きながら、ギシギシと音を立てて椅子に深く腰掛けた。
座り込んでも、彼の方がやや上の目線になる。無機質で冷たそうな彼女の肌と目は、恐れることなく真っ直ぐ見つめている。
「……『ありがとうシルバー、お陰で助かったわ。』」
最後に、彼に向けて残した言葉を紡いで、ふと笑顔を向けた。
思わず抱きしめたくなる衝動に駆られた――だがそれはこの女には無関係だと……男はぐっと堪える。
友情だの愛情だのよりも、仕事仲間として唯一無二の存在だったものが、また手元から離れていく。現実を突きつけられた気がして――それでも酒に走ると怒られそうだから――男は照れくさそうな笑うだけに留めた。
「あなたはみんなのヒーローにはなれないけど、誰かのヒーローにならなれるわ」
救われたものは確かにここに居るのだ。手袋に包まれた両手では体温も計り知れなかったが、その柔手は血が通っているのだろうか。年頃の娘にしては少しいびつな感触の消えた、流麗な女の指先の感触を受け止める。
かつてケイ・ツーに言われたくぎを刺す言葉の先の答えに、男は「そうか」と答える。
「……ケイ・ツーからの受け売りか?」
「よく知ってるわね。アンドロイド仲間だから、すっごく仲が良いのよ。あなたがいない間にも彼女が色々な事を教えてくれたし」
「そりゃよかった……今は何をしているんだ? 霧のプロジェクトやハイドラの仕事は一旦終わりになっているんだろう?」
「よくぞ聞いてくれました。最近は生体工学を用いたミュータントの研究をしててね。主任は単独で遠くに出稼ぎにでるらしいんだけど、プロジェクト一個を宛がってくれて」
そうなのか、とケイ・ツーに目配せする。その通りですと彼女は目線で応答した。
「つきましては主任が戻ってくるまでの間――あなた様には当方と共にアンドロイドの護衛兼、プロジェクトのアシスタントをお願いしたいのです」
「……あー、つまり?」
「また仕事をしましょう。私と一緒に」
せがむような手付きで男の腕を乱雑に振る。アンドロイドになってから手加減という言葉を覚えてはいないのか、大振りに揺らされるせいで肩が痛む。苦笑いを浮かべ、男は銀の髪を撫で上げる。
「少しの間だけだからな。別の仕事が入ったらそっちを優先する」
「OKOK,ケイツー聞いた? パシリが一人増えるわよ」
「はい、しっかりとコキ使って差し上げますので、お覚悟を」
含み笑いを零すケイ・ツーは続けて「時に」と指を立てた。
「シルバーはハイドラに搭乗する際の登録名です。オペレーター様は役職が変わらずオペレーターなのでそのような呼称で良いのですが」
「じゃあオペ子な」
「は? 何それ可愛くない」
前と同じ反応を示すところに、何も変わっていないのだと安心感を覚える。嫌だと抗議を訴える彼女の頭をぐりぐりとなでつけながら男は思案する。
「……銀嶺で良いか?」
「ギンレイ……」
「雪の降り積もる山の意ですね。生憎とこのシェルターには雪を降らす施設はないので、馴染みは相当薄いのですが」
「いいや、むしろそっちの方が助かる」
シルバー……もとい銀嶺と名乗る男に発音し辛い、と言いたげに訴えるオペレーター。しかし男は其れでもイイと肩を竦めた。
そんな様子を微笑ましそうに見つめながら、ケイ・ツーが手を合わせる。
「では呼称を銀嶺様に変更を加えておきます。オペレーター様にもあとで調整を施しますので、つきましては実験室へのご案内を」
「そうね。ギンレイ、早速仕事に入るわよ」
少し休ませて欲しい、という男――銀嶺の言葉を無視して、オペレーターは彼を引っ張り上げる。旧友に再会したような喜色を彩らせ、女は笑う。
課題は山積み、問題も多量。それでもいずれは良くなるだろう。悪の道を幾度も通り、それでもなお一人を救うことが出来たのならば。
門外不出の知識欲が渦巻く我欲塗れの街《シェルター》。ハイドラの研究も、工学の研究もあくなき探求心を満たされるまではその灯が消えることは無い。
生き生きとした眼で語る彼女を前に、彼は肩を竦めてそれを実感していた。
NEWS
ザーッ……ザザッ……ザーッ……もし、この放送が聞こえているとしたら……
あなたはきっと、生きているのでしょう
そして、あなたはきっと、戦いに勝ったのでしょう
雨の中、水に飲まれゆく中で、戦ったハイドラの――
ヒルコ教団からのメッセージ 「機体のサルベージを完了しました。ようこそ、ヒルコ教団の救民船団へ」 |
ヒルコ教団からのメッセージ 「我々はドゥルガーの知識を手にいれ、魔王領域の秘密を手にいれました」 |
ヒルコ教団からのメッセージ 「そして、新たな神を迎えることができたのです」 |
ヒルコ教団からのメッセージ 「おお……我らが神が、いま、虚空領域に翻る……」 |
その中の一つ、ぴかぴかと光り輝くヒルコ神の姿を――
どこまでも青い空が広がっていた
どこまでも水平線が伸びていた
水平線には、積乱雲が立ち上る
静かな海だった
ただ一つ、海面から突き出す巨大な塔を除いて、他には何もなかった
雨上がりの後の世界は、夏風の通り抜ける、大洋に変わっていた――
ザーッ……ザザッ……ザーッ
……謎の飛行船団が上空に出現……
あれはいったい……!?
消えた……何だったのだろうか
しかし、あの姿は、ハイドラと戦った『グレムリン』に――
Ending...2/12
◆訓練
制御の訓練をしました制御が127上昇した
整備の訓練をしました整備が11上昇した
整備*3の訓練をしました整備*3が12上昇した
整備*3の訓練をしました整備*3が13上昇した
整備*3の訓練をしました経験値が足りない
オペレーター&シルバーは高速ブースターを1187cで購入した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 薄装!! APが 76 減少!!
作成時発動! 薄装甲!! パーツ重量を -114 修正!!
作成時補助発動! 薄装!! APが 76 減少!!
作成時発動! 薄装甲!! パーツ重量を -114 修正!!
【EKI】Spurtと虚無ったねこのひげを素材にしてシルヴァリオを作製した!!
◆戦闘システム決定
オラシオン に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にミヅシマの棺を装備した
脚部2にハイドライヴを装備した
スロット3に半透明の花弁を装備した
スロット4にシルヴァリオを装備した
スロット5に星間飛行型反重力索敵装置【ヤシャ・ヤー】を装備した
スロット6に星間飛行型反重力索敵装置【ヤシャ・ヤー】を装備した
スロット7に薄装エンジンB『クヴェレⅢ』を装備した
スロット9に星間飛行型反重力索敵装置【ヤシャ・ヤー】を装備した
スロット10にLotusLeafを装備した
スロット11に高速ブースターを装備した
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションB
ユニオン活動
メガロポリスの酒場『ハック・アライブ』の活動記録
次元潜行技術を利用したポータルの先にその酒場はある。
人工的な夜が織りなす眠らない機械都市。表通りではチップの回収のために甲斐甲斐しく世話をするロボットが道路を歩き、愛玩用に作られた見目麗しいアンドロイドがしなを作って男を誘う。
酒場ではハイドラのパーツを裏で取り扱っているだの、非合法組織だのといった噂話がつきないものの、大抵の客は酒を飲み、下世話な話を咲かせるだけだ。
ここは眠らない町にぽつんと立つ酒場。レトロチックな電気装飾が織り成すサイン。ジュークボックスからは古臭い音楽が気ままに流れている。
懐古に浸りたければいざ門を叩くといい。
権力と金に飽きたなら、せめて疲れを癒すが良い。ハイドラのパーツに一家言ある者ならば情報交換の場としても悪くはないだろう。
メガロポリスの酒場『ハック・アライブ』
メカニックの暇つぶしに開かれた酒場からは、今日もピクルスとマティーニがカウンターにおかれた。
人工的な夜が織りなす眠らない機械都市。表通りではチップの回収のために甲斐甲斐しく世話をするロボットが道路を歩き、愛玩用に作られた見目麗しいアンドロイドがしなを作って男を誘う。
酒場ではハイドラのパーツを裏で取り扱っているだの、非合法組織だのといった噂話がつきないものの、大抵の客は酒を飲み、下世話な話を咲かせるだけだ。
ここは眠らない町にぽつんと立つ酒場。レトロチックな電気装飾が織り成すサイン。ジュークボックスからは古臭い音楽が気ままに流れている。
懐古に浸りたければいざ門を叩くといい。
権力と金に飽きたなら、せめて疲れを癒すが良い。ハイドラのパーツに一家言ある者ならば情報交換の場としても悪くはないだろう。
メガロポリスの酒場『ハック・アライブ』
メカニックの暇つぶしに開かれた酒場からは、今日もピクルスとマティーニがカウンターにおかれた。
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘において機動力を3%強化した
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 2000
追加収入 70
攻撃戦果補正15%(MAX)
支援戦果補正15%(MAX)
防衛戦果補正15%(MAX)
撃墜数補正 0.1%
販売数補正 0.2%
サブクエスト14.01%
敵警戒値補正0.674%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入3736
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額755
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 2個
今回の購入者-->>365 >>450
◆反応値が10成長しました
◆制御値が4成長しました
◆適性値が10成長しました
◆経験値が105増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 70
攻撃戦果補正15%(MAX)
支援戦果補正15%(MAX)
防衛戦果補正15%(MAX)
撃墜数補正 0.1%
販売数補正 0.2%
サブクエスト14.01%
敵警戒値補正0.674%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入3736
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額755
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 2個
今回の購入者-->>365 >>450
◆反応値が10成長しました
◆制御値が4成長しました
◆適性値が10成長しました
◆経験値が105増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
オペレーター&シルバーは高出力照準装置39を入手した!
オペレーター&シルバーは艦載用レドーム39を入手した!
キャラデータ
名前
オペレーター&シルバー
愛称
オペレーター&シルバー
機体名
ガンブラー・ハザード
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オペレーター(operator)=クライム・ゲートウェイ(crime gateway) アッシュブロンドの髪と夕暮れ色の瞳が特徴。整備士風の格好をしている。 「オーミクス・シェル・アライブ社」の一員。ハイドラライダーの作戦補佐官を担当している。役職はオペレーター。 シルバーからは「オペ子」と呼ばれている。 ハイドラの技師免許も取得しており、メンテナンスにも定期的に参加している。 末期の心臓病を抱えるも、人々の助力を得て全身をアンドロイド化することで生き永らえた。 ハイドラの開発プロジェクトを終えた後は整備士への道を再度志しつつ、電脳ウィルスを駆除するシステムの構築に勤しみたいと考えている。 シルバー(silver)=銀嶺(ginrei) 傭兵。 「オーミクス・シェル・アライブ社」に雇われたハイドラライダー。外部勢力との戦闘行動、および調査部門を担当している。 大型バイク型の個人運用ハイドラ「ガンブラー・ハザード」に搭乗する。 バイク型なので常に露出した状態で戦場に赴かなければならず、厚手のコートとガスマスクを着用している。 言葉遣いが悪い大柄の男。 銃火器の扱いに長け、奇襲攻撃や機体の損傷を厭わないハイリスクな戦術を好む。 搭乗する機体は「ガンブラー・ハザード」 彼のライダーとしての登録名でないこの名もまた偽名であるが、彼をこの名を語るときは誇らし気である。 暫くハイドラライダーやオペレーターのアシスタントとしての活動を続ける心算らしいが、彼は傭兵である。どこへともなくいずれは消える存在だ。 ガンブラー・ハザード 個人運用を想定して小型化されたバイク型のウォーハイドラ。 チタンと金の合金で出来た大型バイク。ハイドラ用のエンジンを積んでいるが、外装はバイクと変わりなく生身の体が露出する設計になっている。 ロボットの搭乗する機体としてオペレーターが設計し、開発したもの。 機体の製造は成功を収め、シェルターの防衛機構としてパトロール部隊に利用されている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
22 | レーダーC | 星間飛行型反重力索敵装置【ヤシャ・ヤー】 [32/薄装甲/薄装甲]《装備:5》 | ▼詳細 |
---|---|---|---|
1 | 素材 | ヘビーシェル38 [38/超重装甲/---] [素材] |
▼詳細 |
2 | 軽車輪A | ハイドライヴ [37/薄装甲/薄装甲]《装備:2》 | ▼詳細 |
3 | 素材 | 精密設計図38 [38/高圧変形/---] [素材] |
▼詳細 |
4 | 素材 | 対魔呪符37 [37/耐霊/---] [素材] |
▼詳細 |
5 | 操縦棺B | ミヅシマの棺 [36/薄装甲/薄装甲]《装備:1》 | ▼詳細 |
6 | エンジンC | シルヴァリオ [38/薄装甲/薄装甲]《装備:4》 | ▼詳細 |
7 | 素材 | 高出力照準装置39 [39/高圧精度/---] 特殊B[460] [素材] |
▼詳細 |
8 | レーダーC | 星間飛行型反重力索敵装置【ヤシャ・ヤー】 [32/薄装甲/薄装甲]《装備:9》 | ▼詳細 |
9 | レーダーC | 半透明の花弁 [29/薄装甲/耐霊]《装備:3》 | ▼詳細 |
10 | 水粒爆縮投射装置A | イミテーション・ティーガー [33/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
11 | レーダーC | 星間飛行型反重力索敵装置【ヤシャ・ヤー】 [32/薄装甲/薄装甲]《装備:6》 | ▼詳細 |
12 | パイルA | 試製機動パイルA-0 [36/機動/誘発] 火力[6056] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[980] 貯水量[335] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[114] 金額[456] 弾薬費[140] 重量[100] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
13 | 領域瞬間霊送箱A | デュスノミアーの焔 [36/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
14 | 補助輪B | 『疾走/1』 [36/突撃態勢/突撃態勢] | ▼詳細 |
15 | 素材 | 機械油38 [38/旋回/---] [素材] |
▼詳細 |
16 | エンジンB | なおスモーク [36/高噴霧/高噴霧] | ▼詳細 |
17 | エンジンB | 薄装エンジンB『クヴェレⅢ』 [31/薄装甲/薄装甲]《装備:7》 | ▼詳細 |
18 | レーダーC | LotusLeaf [34/薄装甲/薄装甲]《装備:10》 | ▼詳細 |
19 | 操縦棺B | ミヅシマの棺 [36/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
20 | 軽車輪A | V8式二輪駆動車【アクセスC】 [31/突撃態勢/突撃態勢] | ▼詳細 |
21 | 水粒爆縮投射装置A | 試製保証水粒爆縮投射装置A-0 [36/保証/重旋回] 特殊A[342] AP[55] 旋回速度[144] 防御属性[火炎] 防御値[456] 貯水量[55] 噴霧量[61] 消費EN[729] 金額[456] 重量[244] [水粒爆縮投射装置] *作者* |
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23 | 重ブースターA | 高速ブースター [37/高機動/高機動]《装備:11》 | ▼詳細 |
24 | ウィルスA | 試製変形ウィルスA-0 [36/変形/重変形] 培養[10] 特殊B[455] 旋回速度[521] 防御属性[物理] 防御値[1026] 貯水量[673] 噴霧量[167] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[912] 金額[456] 重量[772] [培養装置] *作者* |
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25 | エンジンC | 試製高跳躍エンジンC-0 [36/高跳躍/高機動] | ▼詳細 |
26 | 霊障装甲A | おほしさま の ボール [36/耐物/超重回復] | ▼詳細 |
27 | 重ブースターA | 高速急行ブースター【アキレウス】 [30/突撃態勢/突撃態勢] | ▼詳細 |
28 | 術導肢A | 試製減圧術導肢A-0 [36/減圧/重量軽減] | ▼詳細 |
29 | 重ブースターA | 薄装高消費推進機 [31/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
30 | 術導肢A | 試製減圧術導肢A-0 [36/減圧/霊障] | ▼詳細 |