第20週目 王 零式の一週間
◆日記
建物は売却が始まっていた。値段と連絡先を確かめる。そして、内見と言って立ち寄った。
本当に、終わったのだ。
ラボにあった筐体が運び出されてしまって、こうして見るとまるで学生寮のようで、完全に墓所に変わったそこは、どうしようもなくがらんどうだった。
「零式、どうする」
見回したアレクセイが背負った荷物を肩に担ぎ直して訊ねる。
「ここでまだ、お前が行きたい場所はあるか?」
案内人が不思議そうにしていた。なんの説明もなく迷うことなく中を、歩いたせいだろう。
「部屋」
問いかけに一言だけ答える。14年を過ごした自室へと向かう。そこから庭と塀ごしに見える丘はあまり変わらなかった。
アレクセイが窮屈そうに首を竦めている。
案内人に断って辞した。建物全部が見える丘に昇って見下ろしてみる。小さな世界。
「中にいる時は狭いなんて思わなかったのに、こうして見るとちいさいもんだな」
霧を纏った風が吹きつけたが、寒くはなかった。
「背が高くなりゃ、見える世界の大きさも変わってくるさ」
アレクセイは何故だか俺より感慨深いようで喉を詰まらせて深呼吸する。
「背はそうだな、ちったぁ伸びた。さっきの、俺の部屋だったんだよ」
丘からも見える。あの窓の筈だ。指さしてアレクセイを見上げる。
「狭い部屋だったな」
あれは個々に分断するためにあの部屋は与えられていた。共謀させないためのものだ。
「寝るのとアーカイヴ閲覧しか出来ないからな、あの部屋」
アーカイヴでさえそれを誤魔化すために与えられていた。
「心残りがあるなら今のうちだぜ。それとも、もう始めちまうか」
アレクセイが荷物を胸の前に抱える。
「始めるって何を」
やけに重そうな荷物だった。
「葬儀だ。子供たちを葬るために来たんじゃないのか?」
その場に腰を下ろして鞄を開ける。鞄の中には弓と、新しく編まれた鉄の弦がある。弓の持ち手と弦の台座を上下それぞれに繋げ、鉄弦を通す。それを結ぶ。診療所で俺を迎えた時にも、同じことをしていた。
葬儀式は俺が立てればいいと思ってきたが、形をつけてくれるらしい。
それを待つ間にも、窓から毎日見ていた丘の上に来ることが出来た。気分がいい。
「お前、よく笑うようになったよな」
今度はアレクセイが見上げて笑いかけてくる。
「ん?そうか?……安心したんだ、もうやりたいことがかなわないまま死ななくて済むから」
診察していてこどもに泣かれることも減った。モバイルにも全く無かった音楽が増えてきた。
「シクサウの狩人は、弓でしか獲物を殺さねェんだ。弦の音には弔いの意味もある……そういう形だけのものなら、俺でも出来る」
地面に弓を立たせ、脚で抑える。弦が外れないことを確認して軽く引く。
「……遺されたものは、多くが後悔する。だが、お前さんは違うらしい。それは、良いことだ」
巫祝として幾度も鳴らしたのだろう音を、丘の空気に響かせる。弓弦で琴のように爪弾くことが出来るのだろう。
音階が聞こえる。音程を真似て少しフレーズを繰り返す。アレクセイが弦を指で分断し、音程を加えて掻き鳴らす。音韻を捉えて、俺の声に合わせる。ハイドラに乗っている時と同じように。
ラ、ラ、調音して歌い出す。
血を啜ってここまできた
伴無く帰る道ゆきばかりで
水火の二河が進む足を急がせてる
だけどそれも今日で終わりにして
遺された技と業を開いて
ついでに心のどっかも開いて
祖の人の塵を探して歩く
水と火に見えない白い道を
何に迎えとられなくったって
来た道と行く道が繋がってあるだろ
そこにおまえらがいるんだから
伴もなく歩くのは今日で終わり
歌になっただろうか。わからないけれど、もやついていたままだった気持ちはどちらを向くのか定まったようだった。
「ありがとうな、アレクセイ」
なんのてらいもなく出た言葉だった。
「礼言われるようなことじゃねェさ。俺は……まァ、いいモン聴かせてもらっただけだ」
胸の護符の前でX字を切り、弦を外す。おしまいらしかった。
「結べたか、彼らの命を」
少し探るように胸の中を見る。言い切るには少しばかり経験が足りない。
「さぁ。でもここんとこ上の空で暮らしてたのは治る気がするよ」
ーーーーー
診療所に戻って待合室のテーブルにつかせたアレクセイの後ろから文字の手本を置いてペンを持たせる。手を握っていくつか同じものを書かせてから離す。
「写して書いてみろ。見たまま、隣に」
強面がしかめっ面をして、仇みたいに文字を睨んでいる。
「分かった……」
冷や汗でも出そうな緊張をあらわにして真似していく。ペンを握り込む。手汗で滑るのだろう。一応出来上がったらしく頭が上がる。
「うん、できるじゃねぇか」
格好は良くない。でも読める。この調子で練習すれば読み書きはすぐに出来るだろう。絵図から文字になるまでのアーカイヴを見せて絵と字を見せてゆく。
褒めると嬉しそうに、こどものように笑う。
手法と、それを支える由来を知ると噛み砕いて理解に努めているようだった。
今日はとにかく大事なことだけ理解させないといけない。
そして、画面を自分とアリョーシャの間に結ばれた契約書に切り替える。書かせた文字と同じもの。
「だからな。この契約書には、報酬は薬と治療だって書いてある。つまり、俺らの契約は切れてるんだよ」
出てきた契約書に瞬きし、慌てた様子でこちらを見る。
「え、じゃあ何で組んでんだ、俺たち」
デカい体にぶつかった机と椅子が音を立てる。狩人癖のついたアレクセイらしくない物音だ。余程驚いたらしい。
「アンタが気に入ったっつって、俺が嫌じゃなかったからだよ」
その驚きようがおかしかった。声を立てて笑うのも少ない。
「……お前、変わったな。ま、なんだ……ありがとよ」
さして特別なことでもないが、大きな背を丸めてアレクセイがはにかむ。
「だからまぁ、アンタが続けたくて俺に降りる理由が出来なけりゃ続けたっていいってこった」
何事も毎日の営みでしかない。
「俺は、それが嬉しいんだ」
そうなのだろう。苦痛とクスリが抜けて荒んだところのなくなった相棒は単純にイイヤツだった。
俺の笑う声を耳ざとく聞きつけて遊んでいたこどもが駆け寄ってくる。
「おじさんなにしてるの!紙とペン持ってる!お絵かき?」
やせっぽちだけれど輝く目をしている。好奇心の強さを隠さない目を。
近寄ってきたこどもにアレクセイが、にっと笑って答えた。
「んー?今なァ、王先生に字教わってるとこだ。一緒にやるか?」
話の中身は穏便だが引き起こす事態がよろしくない。
「あっテメェ」
隠す必要はなかったが、その一言をきっかけに遊んでいたこどもが集まってきてしまう。こうなってしまったら教えるまでガキどもも帰るわけがない。
「あー……じゃあわかったからよ、いいからまず座れ。アレクセイ、人間の喋ることばは何でできてる?」
こどもたちがアレクセイを座らせた待合室のソファに続々と座る。
「意味と、音?」
そして、アレクセイの世界でそうだったのだろう言葉には短くため息をつく。
「誰が哲学の話をしてんだよ。母音と子音だ」
そのあたりから整理せねばならないらしい。
「だってよォ、そんなこと考えたこともねェ」
その割にはすぐに意味と音と思いつく。
「母音と子音にわけてあると文字はだいたい全部で24くらいにおさまるんだよ。かけあわせたまま音を書き表すとこで50くらい。んで、絵や意味から文字にしてあると意味ごとに文字があってこいつが天井がねぇ。例外はあるが」
話し出してみれば全員が全員、まとわりつくのをやめてこちらを見ている。妙な気分だった。
「あー……続けんのかこの話?」
クソくだらない生きることに直結しないゴタクの類だ。
「俺は聞きてェよ、王先生」
舌打ちが出た。切り上げ時を逃した。
「あー……しゃあねぇな。その音の要素を書き表して正しく並んだ時に突然意味が発生するのが母音と子音に分けて書き表すヤツ。そっちを音素文字っていう。意味ごとに文字を分けて意味と意味を組み合わせていくのが表意文字っていう。ここは色んな連中が集まってくるんで両方の文字があるが、まず音素文字から」
音素が読めれば表意文字の音をそれで書いて憶えればいい。
「おう!」
一番元気な返事が野太く答えた。
思いの外言葉は途切れずすらすらと出た。母音を5つ、それが書けるようになるまで様子を見ることになってしまった。
「ありがとうございました王先生」
何度も聞いてきた言葉だったが、書いた文字を大事そうに抱えて帰っていく。嬉しいらしい。不思議と俺の気分も悪くはなかった。
けれど、仕事が増えそうな、嫌な予感がした。
「ありがとうございました、王先生。よく似合ってるじゃねェか」
イヤミかそれは、と思った。
「な、次はいつやるんだ?」
仕事は、やっぱり増えた。
本当に、終わったのだ。
ラボにあった筐体が運び出されてしまって、こうして見るとまるで学生寮のようで、完全に墓所に変わったそこは、どうしようもなくがらんどうだった。
「零式、どうする」
見回したアレクセイが背負った荷物を肩に担ぎ直して訊ねる。
「ここでまだ、お前が行きたい場所はあるか?」
案内人が不思議そうにしていた。なんの説明もなく迷うことなく中を、歩いたせいだろう。
「部屋」
問いかけに一言だけ答える。14年を過ごした自室へと向かう。そこから庭と塀ごしに見える丘はあまり変わらなかった。
アレクセイが窮屈そうに首を竦めている。
案内人に断って辞した。建物全部が見える丘に昇って見下ろしてみる。小さな世界。
「中にいる時は狭いなんて思わなかったのに、こうして見るとちいさいもんだな」
霧を纏った風が吹きつけたが、寒くはなかった。
「背が高くなりゃ、見える世界の大きさも変わってくるさ」
アレクセイは何故だか俺より感慨深いようで喉を詰まらせて深呼吸する。
「背はそうだな、ちったぁ伸びた。さっきの、俺の部屋だったんだよ」
丘からも見える。あの窓の筈だ。指さしてアレクセイを見上げる。
「狭い部屋だったな」
あれは個々に分断するためにあの部屋は与えられていた。共謀させないためのものだ。
「寝るのとアーカイヴ閲覧しか出来ないからな、あの部屋」
アーカイヴでさえそれを誤魔化すために与えられていた。
「心残りがあるなら今のうちだぜ。それとも、もう始めちまうか」
アレクセイが荷物を胸の前に抱える。
「始めるって何を」
やけに重そうな荷物だった。
「葬儀だ。子供たちを葬るために来たんじゃないのか?」
その場に腰を下ろして鞄を開ける。鞄の中には弓と、新しく編まれた鉄の弦がある。弓の持ち手と弦の台座を上下それぞれに繋げ、鉄弦を通す。それを結ぶ。診療所で俺を迎えた時にも、同じことをしていた。
葬儀式は俺が立てればいいと思ってきたが、形をつけてくれるらしい。
それを待つ間にも、窓から毎日見ていた丘の上に来ることが出来た。気分がいい。
「お前、よく笑うようになったよな」
今度はアレクセイが見上げて笑いかけてくる。
「ん?そうか?……安心したんだ、もうやりたいことがかなわないまま死ななくて済むから」
診察していてこどもに泣かれることも減った。モバイルにも全く無かった音楽が増えてきた。
「シクサウの狩人は、弓でしか獲物を殺さねェんだ。弦の音には弔いの意味もある……そういう形だけのものなら、俺でも出来る」
地面に弓を立たせ、脚で抑える。弦が外れないことを確認して軽く引く。
「……遺されたものは、多くが後悔する。だが、お前さんは違うらしい。それは、良いことだ」
巫祝として幾度も鳴らしたのだろう音を、丘の空気に響かせる。弓弦で琴のように爪弾くことが出来るのだろう。
音階が聞こえる。音程を真似て少しフレーズを繰り返す。アレクセイが弦を指で分断し、音程を加えて掻き鳴らす。音韻を捉えて、俺の声に合わせる。ハイドラに乗っている時と同じように。
ラ、ラ、調音して歌い出す。
血を啜ってここまできた
伴無く帰る道ゆきばかりで
水火の二河が進む足を急がせてる
だけどそれも今日で終わりにして
遺された技と業を開いて
ついでに心のどっかも開いて
祖の人の塵を探して歩く
水と火に見えない白い道を
何に迎えとられなくったって
来た道と行く道が繋がってあるだろ
そこにおまえらがいるんだから
伴もなく歩くのは今日で終わり
歌になっただろうか。わからないけれど、もやついていたままだった気持ちはどちらを向くのか定まったようだった。
「ありがとうな、アレクセイ」
なんのてらいもなく出た言葉だった。
「礼言われるようなことじゃねェさ。俺は……まァ、いいモン聴かせてもらっただけだ」
胸の護符の前でX字を切り、弦を外す。おしまいらしかった。
「結べたか、彼らの命を」
少し探るように胸の中を見る。言い切るには少しばかり経験が足りない。
「さぁ。でもここんとこ上の空で暮らしてたのは治る気がするよ」
ーーーーー
診療所に戻って待合室のテーブルにつかせたアレクセイの後ろから文字の手本を置いてペンを持たせる。手を握っていくつか同じものを書かせてから離す。
「写して書いてみろ。見たまま、隣に」
強面がしかめっ面をして、仇みたいに文字を睨んでいる。
「分かった……」
冷や汗でも出そうな緊張をあらわにして真似していく。ペンを握り込む。手汗で滑るのだろう。一応出来上がったらしく頭が上がる。
「うん、できるじゃねぇか」
格好は良くない。でも読める。この調子で練習すれば読み書きはすぐに出来るだろう。絵図から文字になるまでのアーカイヴを見せて絵と字を見せてゆく。
褒めると嬉しそうに、こどものように笑う。
手法と、それを支える由来を知ると噛み砕いて理解に努めているようだった。
今日はとにかく大事なことだけ理解させないといけない。
そして、画面を自分とアリョーシャの間に結ばれた契約書に切り替える。書かせた文字と同じもの。
「だからな。この契約書には、報酬は薬と治療だって書いてある。つまり、俺らの契約は切れてるんだよ」
出てきた契約書に瞬きし、慌てた様子でこちらを見る。
「え、じゃあ何で組んでんだ、俺たち」
デカい体にぶつかった机と椅子が音を立てる。狩人癖のついたアレクセイらしくない物音だ。余程驚いたらしい。
「アンタが気に入ったっつって、俺が嫌じゃなかったからだよ」
その驚きようがおかしかった。声を立てて笑うのも少ない。
「……お前、変わったな。ま、なんだ……ありがとよ」
さして特別なことでもないが、大きな背を丸めてアレクセイがはにかむ。
「だからまぁ、アンタが続けたくて俺に降りる理由が出来なけりゃ続けたっていいってこった」
何事も毎日の営みでしかない。
「俺は、それが嬉しいんだ」
そうなのだろう。苦痛とクスリが抜けて荒んだところのなくなった相棒は単純にイイヤツだった。
俺の笑う声を耳ざとく聞きつけて遊んでいたこどもが駆け寄ってくる。
「おじさんなにしてるの!紙とペン持ってる!お絵かき?」
やせっぽちだけれど輝く目をしている。好奇心の強さを隠さない目を。
近寄ってきたこどもにアレクセイが、にっと笑って答えた。
「んー?今なァ、王先生に字教わってるとこだ。一緒にやるか?」
話の中身は穏便だが引き起こす事態がよろしくない。
「あっテメェ」
隠す必要はなかったが、その一言をきっかけに遊んでいたこどもが集まってきてしまう。こうなってしまったら教えるまでガキどもも帰るわけがない。
「あー……じゃあわかったからよ、いいからまず座れ。アレクセイ、人間の喋ることばは何でできてる?」
こどもたちがアレクセイを座らせた待合室のソファに続々と座る。
「意味と、音?」
そして、アレクセイの世界でそうだったのだろう言葉には短くため息をつく。
「誰が哲学の話をしてんだよ。母音と子音だ」
そのあたりから整理せねばならないらしい。
「だってよォ、そんなこと考えたこともねェ」
その割にはすぐに意味と音と思いつく。
「母音と子音にわけてあると文字はだいたい全部で24くらいにおさまるんだよ。かけあわせたまま音を書き表すとこで50くらい。んで、絵や意味から文字にしてあると意味ごとに文字があってこいつが天井がねぇ。例外はあるが」
話し出してみれば全員が全員、まとわりつくのをやめてこちらを見ている。妙な気分だった。
「あー……続けんのかこの話?」
クソくだらない生きることに直結しないゴタクの類だ。
「俺は聞きてェよ、王先生」
舌打ちが出た。切り上げ時を逃した。
「あー……しゃあねぇな。その音の要素を書き表して正しく並んだ時に突然意味が発生するのが母音と子音に分けて書き表すヤツ。そっちを音素文字っていう。意味ごとに文字を分けて意味と意味を組み合わせていくのが表意文字っていう。ここは色んな連中が集まってくるんで両方の文字があるが、まず音素文字から」
音素が読めれば表意文字の音をそれで書いて憶えればいい。
「おう!」
一番元気な返事が野太く答えた。
思いの外言葉は途切れずすらすらと出た。母音を5つ、それが書けるようになるまで様子を見ることになってしまった。
「ありがとうございました王先生」
何度も聞いてきた言葉だったが、書いた文字を大事そうに抱えて帰っていく。嬉しいらしい。不思議と俺の気分も悪くはなかった。
けれど、仕事が増えそうな、嫌な予感がした。
「ありがとうございました、王先生。よく似合ってるじゃねェか」
イヤミかそれは、と思った。
「な、次はいつやるんだ?」
仕事は、やっぱり増えた。
NEWS
ザーッ……ザザッ……ザーッ……もし、この放送が聞こえているとしたら……
あなたはきっと、生きているのでしょう
そして、あなたはきっと、戦いに勝ったのでしょう
雨の中、水に飲まれゆく中で、戦ったハイドラの――
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「シルウェストリスへの協力に感謝する」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「気が付いたか? ここはタワーだ。シルウェストリスの空挺が君を救助したのだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「残念だが、ハイドラは解体される。危険視されたわけではないが」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「もはや、操縦棺は効力を失ってしまった。それは、操縦棺が残像領域を作り変える力を持っているからだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「そして、残像領域は消えた」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「水に押し流され、泡のように消えてしまった」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「残ったのはこのどこまでも広がる海と、タワーだけだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「大丈夫だ、君が望めば、残してもらえるはずだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「新しい世界には、新しい力が必要だ。そう――」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「ふふ、早速やってきたようだな!」 |
どこまでも青い空が広がっていた
どこまでも水平線が伸びていた
水平線には、積乱雲が立ち上る
静かな海だった
ただ一つ、海面から突き出す巨大な塔を除いて、他には何もなかった
雨上がりの後の世界は、夏風の通り抜ける、大洋に変わっていた――
ザーッ……ザザッ……ザーッ
……謎の飛行船団が上空に出現……
あれはいったい……!?
消えた……何だったのだろうか
しかし、あの姿は、ハイドラと戦った『グレムリン』に――
Ending...6/12
◆訓練
適性の訓練をしました適性が134上昇した
王 零式はLASTRESORTを456cで購入した!!
空挺攻撃要請成功!!
空挺攻撃要請成功!!
空挺攻撃要請成功!!
航空支援要請成功!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
作製しようとしたが必要資金が不足したため、無料で頑張って作製しました
作成時補助発動! 薄装!! APが 70 減少!!
作成時発動! 薄装甲!! パーツ重量を -105 修正!!
作成時補助発動! 薄装!! APが 70 減少!!
作成時発動! 薄装甲!! パーツ重量を -105 修正!!
限界軽量化プラン38と胡蝶の夢を素材にして臨終に寄すを作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にミヅシマの棺を装備した
脚部2に一期の午睡を装備した
スロット3にWA2000『ワニセン・ライトラピッド』を装備した
スロット4に薄装型エンジン『アタラクシア』を装備した
スロット5に臨終に寄すを装備した
スロット6に放松を装備した
スロット7に放松を装備した
スロット8にレテオノールモルフォを装備した
スロット9にLASTRESORTを装備した
スロット10にShootingStarsを装備した
スロット11にShootingStarsを装備した
◆僚機設定
アレクセイ・エルステッドとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
両儀孤児院の活動記録
施設は買い手を求めていて、俺はその時金が余っていた。前の場所より医療施設が整っていて、ラボスペースもある。
親のない子が野垂れ死んでく。前は気にもとめなかったそれらを、拾って飯を食わせる。
アレクセイにしてやったせいでこどもが文字や算数を習いに来るようにもなってしまった。
名前がないのが不便だから、と王孤児院と呼ばれ始めたのを無理矢理曲げて両儀孤児院と掲げた。
なんとかそう呼ばれるように変わってきたものの、今度は寄付を受けるようになって、いよいよ逃げ場がなくなった。
前科を探られて割れてこの笑顔が崩れるまでは、こうしているのも悪くはない。
悪くはないが金はかかる。
ハイドラライダーを辞めるのはもう少し時間がかかりそうだ。
親のない子が野垂れ死んでく。前は気にもとめなかったそれらを、拾って飯を食わせる。
アレクセイにしてやったせいでこどもが文字や算数を習いに来るようにもなってしまった。
名前がないのが不便だから、と王孤児院と呼ばれ始めたのを無理矢理曲げて両儀孤児院と掲げた。
なんとかそう呼ばれるように変わってきたものの、今度は寄付を受けるようになって、いよいよ逃げ場がなくなった。
前科を探られて割れてこの笑顔が崩れるまでは、こうしているのも悪くはない。
悪くはないが金はかかる。
ハイドラライダーを辞めるのはもう少し時間がかかりそうだ。
ユニオン設備
┗CT
設備維持費…… -100c
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……600c
利子配当…………60c
適性の訓練をしました
適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
ENo.128からのメッセージ>>えびっこはかしこいが、所詮は小動物。愛想笑いを見抜ける程ではなかった。
だが、それで十分。えびっこはご機嫌で、触覚をぶんぶん。
そうして、今日の――が、恐らく最後になるであろう――縄張り巡回を終え、意気揚々と、何処かへ帰っていくのである……
メッセージ
ENo.48からのメッセージ>>
ENo.67からのメッセージ>>
-disconnected-
ENo.232からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.128: >>Eno.48
アリョーシャ 「よォ、調整は済んだか? ま、気張るこたねェさ。いつも通り頼むぜ。 俺とお前ならしくじるこたァねェ」 |
アリョーシャ 「最後まで背中は任されてやるよ。 そういう契約、じゃねェ……約束、にさせてくれ」 |
アリョーシャ 「さァ、行こうぜ。零式」 |
サダメ 「・・・そう・・・だな。やっぱりまだ私自身無意識でなんか突っかかってるんだと思う。」 |
サダメ 「愚痴っぽくなってしまったな。話につき合ってくれてありがとう。」 |
サダメ 「色々考えなおすことができたよ。」 |
サダメ 「・・・さて、そろそろ時間のようだ。私は元の世界へ帰るとするよ。」 |
サダメ 「じゃあな。またいずれ。」 |
ENo.232からのメッセージ>>
ジョン・ドゥ 「互いの武運、および無事の生存を祈念 事態の終息後に再会が実現した場合、互いの機体運用に関しての意見交換などを希望」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.128: >>Eno.48
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 2000
追加収入 65
攻撃戦果補正15%(MAX)
支援戦果補正7.72%
防衛戦果補正1.91%
撃墜数補正 1.2%
販売数補正 0.2%
サブクエスト12.22%
敵警戒値補正3.37%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入3161
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額535
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
パーツ販売数 2個
今回の購入者-->>117 >>301
◆反応値が10成長しました
◆適性値が10成長しました
◆経験値が105増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 65
攻撃戦果補正15%(MAX)
支援戦果補正7.72%
防衛戦果補正1.91%
撃墜数補正 1.2%
販売数補正 0.2%
サブクエスト12.22%
敵警戒値補正3.37%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入3161
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額535
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
パーツ販売数 2個
今回の購入者-->>117 >>301
◆反応値が10成長しました
◆適性値が10成長しました
◆経験値が105増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
王 零式は重吸着粒子39を入手した!
王 零式は天然ゴム39を入手した!
キャラデータ
名前
王 零式
愛称
王 零式
機体名
蝶化身
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| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
王零式(ワンリンシー) 東洋人の外見をした28才の旧い旧い武術を修める男。166センチ童顔で体格に恵まれているとは言い難い。 礼儀正しく明るく、優しさを出し惜しみせず、武術で得た身体への知識で施療を無償で行うことも少なくない。 のは表向きの顔である。 そもそもは武術すべての失伝を危惧した一人の富豪が使える者を確保し、その理解の全てと身体の全てを保存し続けてきた、人間と武術の動物園に残された四不像がこの名前のない男の生まれである。 あまりに使えると管理者が扱いきれないために分割された一片の技術しか持たなかったが、猛烈な飢餓に襲われて園の旧友を食べた結果、彼は旧友の持つ技術体系を理解する。 それはプリオン病を意図的に「手懐け」脳とそれに載る「文献」を運ばせたこと、友人と戦い身体を解体して理解したことの両面から来る現象だった。 遁走した彼が行き着いたのは、威圧感のない外見ながら強力な殺人術を持ち、しかも武器のチェックに一切引っかからないことを最大に利用した稼業、暗殺者である。 だがそれでも隠された園の仲間のゆくえを調べ上げて食べるには足りない。 身元を問われず大きく稼ぎ、その金の行方があまり追求されない立場の一つとしてハイドラライダーのライセンスを取得することになる。 機械は効率を重んじれば人としてのなりたち、他の生き物に似てくるもので、そう弄り方は変わらず。 ハイドラ 蝶化身 恋しさで死人が蝶に姿を変えて来るという。では生きたものは何に姿を変えれば会いたいものに会えるのか? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 素材 | 重吸着粒子39 [39/高圧減霧/---] 特殊B[460] [素材] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 素材 | 天然ゴム39 [39/重減圧/---] 特殊B[460] [素材] |
▼詳細 |
3 | --- | --- | --- |
4 | 軽ブースターA | 臨終に寄す [35/薄装甲/薄装甲]《装備:5》 | ▼詳細 |
5 | --- | --- | --- |
6 | --- | --- | --- |
7 | 蒸気アイマスク | 蒸気アイマスク [35/薄装索敵/---] [素材] |
▼詳細 |
8 | エンジンB | WA2000『ワニセン・ライトラピッド』 [34/薄装甲/薄装甲]《装備:3》 | ▼詳細 |
9 | 飛行ユニットA | 一期の午睡 [37/薄装甲/薄装甲]《装備:2》 飛行[178] AP[448] 旋回速度[179] 防御属性[電子] 防御値[195] 貯水量[238] 噴霧量[306] 弾数[1] 消費EN[440] 金額[1187] 重量[-122] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
10 | 軽ブースターA | LASTRESORT [36/---/---]《装備:9》 | ▼詳細 |
11 | --- | --- | --- |
12 | --- | --- | --- |
13 | --- | --- | --- |
14 | --- | --- | --- |
15 | 操縦棺B | ミヅシマの棺 [36/薄装甲/薄装甲]《装備:1》 | ▼詳細 |
16 | 軽ブースターA | レテオノールモルフォ [36/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
17 | --- | --- | --- |
18 | 重ブースターA | 放松 [35/薄装甲/薄装甲]《装備:7》 | ▼詳細 |
19 | エンジンD | 薄装型エンジン『アタラクシア』 [36/薄装甲/薄装甲]《装備:4》 | ▼詳細 |
20 | 術導肢B | ShootingStars [36/薄装甲/薄装甲]《装備:10》 | ▼詳細 |
21 | 術導肢B | ShootingStars [36/薄装甲/薄装甲]《装備:11》 | ▼詳細 |
22 | 軽ブースターA | レテオノールモルフォ [36/薄装甲/薄装甲]《装備:8》 | ▼詳細 |
23 | --- | --- | --- |
24 | 軽ブースターA | 虚歩 [33/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
25 | --- | --- | --- |
26 | 軽ブースターA | 虚歩 [33/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
27 | 高速増殖培養槽A | 高速増殖培養槽A設計書 [23/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
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29 | 重ブースターA | 放松 [35/薄装甲/薄装甲]《装備:6》 | ▼詳細 |
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