第6回目 午前2時のネグロ
プロフィール

名前
ネグロ
愛称
ネグロ
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経歴 元真紅連理所属、整備士の資格を持つ。 身長166cm 体重79cm 年齢43 両腕バイオ生体置き換え済 第一次七月戦役時、徴兵以来を受け真紅連理の強襲部隊に所属。 戦役中に左腕を失い、右腕を換金した後両腕をバイオ生体置き換え手術を行う。 現在まで拒否反応含む異常なし。 真紅連理降伏後、第一次七月戦役より消息をたつ。 その後、各地でゲリラ的活動の目撃情報有り。 |
◆日誌
過去を振り返る。未来を仰ぐ。誰かの祝福になりたいと願う。
*
*
*
* 通信を一時停止します
再三の帰艦を促す通信を振り切って、カズアーリオスは単機で戦場を離脱――あらゆる通信を遮断して、機体の機能を一時的に眠らせることで僚機関係を一時的にはずすことに成功した。
ただ、完全に削除する事はやはりできなかった。それに、おそかれはやかれグレイヴネットにも接続しなければいけなくなる。そうすればその隙に自分の居所を知られる事など想像するに容易い。
この時間がそう長くは続かないと、ネグロ自身も感じていた。
でも、別にそれでいい。別離が無理なら興味を失えばいい、嫌ってくれればいい。何もいわずにいなくなる者に、情などかけなければいい。
この関係を、居心地のよさを、得難いものだと感じてしまう前に終わらせる。
己の弱さから目を背けて、他人に理由を押し付けて――自分が一番嫌いな行為をそうやって続けている。
東に進路を取り、幽霊船と離れた先にたどり着いたのは巨大な光の柱が立つ世界の果て。墓所とも呼ばれる場所だった。
海深くから天高くまで伸びる光は、粉塵にまみれた視界からでも見えるほどある。
あれは思念の光なのか、それとも夢に出てきた光の河に関わりがあるのだろうか……疑問の答えのかわりに聞こえてくるのは"希望を探しに行こう"とささやいて来る何かの声である。厳かに辺りに響き渡るそれが、《対流思念》と呼ばれるものだという事はわかるが、《対流思念》が何なのかは何もわからない。
「……ッ、くそ、うるせえな」
人によってはこの声に心を奪われるのかもしれないし、この声に救われるのかもしれない。
しかし、ネグロにとってこの声は煩わしいだけではなく声が響いて来る度に身体に刻まれている傷がじわりと痛んでくるのだ。
ネグロ自身も戦闘において、充填を貯めてからの"極彩色の放射光"や"祝福された放射光"を利用する。強い思念の光は、発する度に身体を焼き、全身には無数の傷が浮かんでは消え、時には刻み込まれていく。傷が付く理由はわからないが、ネグロを支配する思念に怒りが多いことが原因ではないか、と何処かの誰かに訳知り顔で言われた気がするが、真偽は定かでない。
その傷が、《対流思念》の声を聞く度に痛みを産む。
味方機も敵機も、レーダーに反応はない。誰もいない海の上、1人思念に語りかけられながら、ネグロは無理矢理眠るためにも目を閉じた。
――光が、昇る。
夢を見ているのだと理解こそすれ、目覚めることはない。
無限の希望、時を進める、希望の到達、≪対流思念≫が眠りの中でも尚、語りかけてくる事に煩わしさを覚えながらネグロの視線は落ちていく光に向けられた。
光と共に視線が緩やかに落ちていく。
また、何処かの戦場の夢を見させられるのか。
そんな悪態すらついてしまいたくなったが、視界が靄を掻き分けて海面に移動していくにつれて、その感情は何処かへと消えていった。
(――あれは、)
そこでは、ある部隊と数体のグレムリンの戦闘が行われている。
当然、並大抵の機体ではグレムリンに傷を負わせる事すら難しく、部隊は少しずつ追い詰められていく。
一機、また一機と仲間達が墜ちていくのを視界に納めながら、またその視界がぐるりと動き始めた。
戦場の一角で、大破した機体。それはあの時にネグロ自身が乗っていたものだった。
もう殆ど動かないその機体を見たグレムリン一機は、他の機体を探してその場を去っていく。
視界は、ボロボロの機体の中、操縦棺へと進んでいく。
『カイト! 大丈夫か!?』
「……大丈夫じゃ、ねえな」
通信機から僚機の音声だけが聞こえる。この時の自分は、ひしゃげた操縦棺に左腕が挟まっていて、とてもじゃないが役に立たない、死に体の状態だった。
(エニィの、声)
忘れるはずもない。死に体だった自分を庇って死んでしまった僚機の事を。彼は、自らの名前をあまり気に言っておらずエニィという愛称を好んで使っていた。
何故今、こんな夢を。疑問への答えはなくただ、目の前の出来事を見聞きすることしかできない、
なんとか生きているレーダーが、僚機の接近を映し出す。
『囲まれとるし、全滅も時間の問題や。こりゃあ、撃つやろなあ……"アレ"』
「俺は……いい、から、お前は……逃げろ……!」
通信機から聞こえる僚機の声。息も絶え絶えの自分の声。日々薄れていく記憶とは違う、鮮明に写された映像と音声。それは現実と同じだった。
僚機の言う"アレ"とは勿論、重粒子粉塵投射砲だ。実際に撃たれて、自分以外だれも生き残らなかったのだから。
『こうなったら、ザッ……もう、お…ザザッげやな……ウチはもうええわ。ザーッ、……タが生きや』
「……な、にを」
記憶と同じ言葉が聞こえて、記憶と同じように自分の意識はそこで途切れた。ただ、記憶と違うのはそれを俯瞰で見ている自分がいるという事だ。
記憶の中の空白の時間が、目の前で流れていく。
『……っと、なんや通信機の調子こんなトコで……お、直った? おーい、起きとる? ……寝とる? そっか。じゃあ、これは内緒の遺言やな。機体毎吹っ飛べばデータも残らへんけど、ま、ええやろ』
通信機から尚も聞こえる声にもうすぐ自分が死んでしまうという悲壮感は無い。どこにも残されなかった遺言――記録には残らなくても、その思念は残り、形になったというのだろうか。
夢だというのに、額から汗が流れるのを感じる。何が、聞こえてくるのか。期待と不安で呼吸が乱れるような錯覚に陥る。
『ウチが盾になれば、多分アンタは生き残る。お先に死に逃げや。アンタ守って死ねるなんてカッコつけれるんやから、させてな? しょーじき、このまま生きてても辛いなあとかたまに思ってたんでちょうどええわ』
軽快な口調から語られる言葉をネグロは必死に聞き落とさないようにしていた。
その間も、仲間の断末魔が時折聞こえてくる。
『……気にしちゃうんかなあ。背負っちゃうかもなあ、アンタ、真面目やもんな。多分アンタはこの先も辛いやろなあ……でも、アンタには家族もおるやろ? この世界で生きてたんやろ? ……ごめんな、逃げる理由にアンタ使っちゃってるわ。でも、これ嘘やないで』
ネグロは何かを言おうとしたが、言葉にならない。今見ているのは夢で、この時の自分は気を失っているのだから当然なのだが、それすら忘れて必死に声を出そうとした。
『……ま、ウチはこれで満足やから、気にしなくてええよ。ただ、せやな――アンタが元気に……ザッ、きてくれた……チは、――ザザーッ、うれ……ザーッ、……』
(っ、待って、待ってくれ……!俺は、俺は――!)
声なき声が僚機に届くことがないまま、視界は真っ赤な粉塵に染められていった。
「………」
ハッ、と目が覚めるとそこは、いつもの操縦棺の中だった。
やけに喉が乾いている。水筒に入っている泥水をほんの少しだけ口にして喉を潤す。
ゆっくりと呼吸をしながら夢の事を思い出す。あれは、思念が聞いていたはずの記憶を呼び起こしてくれたのだろうか。それとも、ありもしない夢を見せられたのだろうか。
「……、ッ、」
喉から、声にならない声を漏らしながら額に巻いていたバンダナを掴んで目を隠すように下ろした。あれはきっと思念が見せた現実だと、少なくともネグロにはそう感じられた。
今の自分は、彼らに――いなくなってしまった大切な人達に、胸を張れる様な生き方が出来ているだろうか?
全てを破壊するなんて、自分の弱さを隠す為の方便でしかない。心はずっと過去に囚われたまま、ただ力を振るっている。
「……っ、ぁ、」
操縦棺の中、1人。情けない嗚咽を噛み殺す。ここで声を出してしまうと、ずっと我慢していた張りつめていたものが切れてしまう気がした。今更だ、何とはなしにそう思った。もう、ここからどうしたって、戻れなくなってしまった。戻り方が、わからなくなってしまった。
『それだけ、ネグロさんの『世界』は、大切なものだったんだな』
『僕には無いものを、ネグロさんが持っていると思うから。僕には無いものを、守れたらいいと思うから』
不意に浮かんだ、今の僚機の――スリーピング・レイルの言葉。
大切な世界だった。守りたいと思っていた。
そうだ、俺だって出来るなら守りたかった。
けれど、守れなかった。
力を得られたのは全て失ってからで、しかもそれは、大切な世界を壊した力そのもので。
「今更……どうしろって……言うんだよ」
何かに気付かされてしまった。その何かがわからないまま、ネグロは一人操縦棺で声を殺し続けた。
*
*
*
* 通信の一時停止を解除します
*
*
*
* 新着メールがあります
それだけ時間が経ったかはわからないが、気付けばネグロは停止していた通信を自らの手で解除していた。それは、己の弱さを認める行為でもあった。
届いていたメールを開き、内容を確認する。音声メッセージを聞くその眉間に深い皺が寄せられた。
「……変わらねえな」
舌打ちひとつして呟くと武骨な手がコンソールを叩く。"真紅連理のために"と合言葉を入力して、送信をする。
この選択が何かに報いる選択になるのかどうか、答えはわからないまま。
『……17年前にクズルエムアリウス隊に所属していた、カイト・タックムーアだ。同志の力を借りたい――加勢を頼む』
*
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* 通信を一時停止します
再三の帰艦を促す通信を振り切って、カズアーリオスは単機で戦場を離脱――あらゆる通信を遮断して、機体の機能を一時的に眠らせることで僚機関係を一時的にはずすことに成功した。
ただ、完全に削除する事はやはりできなかった。それに、おそかれはやかれグレイヴネットにも接続しなければいけなくなる。そうすればその隙に自分の居所を知られる事など想像するに容易い。
この時間がそう長くは続かないと、ネグロ自身も感じていた。
でも、別にそれでいい。別離が無理なら興味を失えばいい、嫌ってくれればいい。何もいわずにいなくなる者に、情などかけなければいい。
この関係を、居心地のよさを、得難いものだと感じてしまう前に終わらせる。
己の弱さから目を背けて、他人に理由を押し付けて――自分が一番嫌いな行為をそうやって続けている。
東に進路を取り、幽霊船と離れた先にたどり着いたのは巨大な光の柱が立つ世界の果て。墓所とも呼ばれる場所だった。
海深くから天高くまで伸びる光は、粉塵にまみれた視界からでも見えるほどある。
あれは思念の光なのか、それとも夢に出てきた光の河に関わりがあるのだろうか……疑問の答えのかわりに聞こえてくるのは"希望を探しに行こう"とささやいて来る何かの声である。厳かに辺りに響き渡るそれが、《対流思念》と呼ばれるものだという事はわかるが、《対流思念》が何なのかは何もわからない。
「……ッ、くそ、うるせえな」
人によってはこの声に心を奪われるのかもしれないし、この声に救われるのかもしれない。
しかし、ネグロにとってこの声は煩わしいだけではなく声が響いて来る度に身体に刻まれている傷がじわりと痛んでくるのだ。
ネグロ自身も戦闘において、充填を貯めてからの"極彩色の放射光"や"祝福された放射光"を利用する。強い思念の光は、発する度に身体を焼き、全身には無数の傷が浮かんでは消え、時には刻み込まれていく。傷が付く理由はわからないが、ネグロを支配する思念に怒りが多いことが原因ではないか、と何処かの誰かに訳知り顔で言われた気がするが、真偽は定かでない。
その傷が、《対流思念》の声を聞く度に痛みを産む。
味方機も敵機も、レーダーに反応はない。誰もいない海の上、1人思念に語りかけられながら、ネグロは無理矢理眠るためにも目を閉じた。
――光が、昇る。
夢を見ているのだと理解こそすれ、目覚めることはない。
無限の希望、時を進める、希望の到達、≪対流思念≫が眠りの中でも尚、語りかけてくる事に煩わしさを覚えながらネグロの視線は落ちていく光に向けられた。
光と共に視線が緩やかに落ちていく。
また、何処かの戦場の夢を見させられるのか。
そんな悪態すらついてしまいたくなったが、視界が靄を掻き分けて海面に移動していくにつれて、その感情は何処かへと消えていった。
(――あれは、)
そこでは、ある部隊と数体のグレムリンの戦闘が行われている。
当然、並大抵の機体ではグレムリンに傷を負わせる事すら難しく、部隊は少しずつ追い詰められていく。
一機、また一機と仲間達が墜ちていくのを視界に納めながら、またその視界がぐるりと動き始めた。
戦場の一角で、大破した機体。それはあの時にネグロ自身が乗っていたものだった。
もう殆ど動かないその機体を見たグレムリン一機は、他の機体を探してその場を去っていく。
視界は、ボロボロの機体の中、操縦棺へと進んでいく。
『カイト! 大丈夫か!?』
「……大丈夫じゃ、ねえな」
通信機から僚機の音声だけが聞こえる。この時の自分は、ひしゃげた操縦棺に左腕が挟まっていて、とてもじゃないが役に立たない、死に体の状態だった。
(エニィの、声)
忘れるはずもない。死に体だった自分を庇って死んでしまった僚機の事を。彼は、自らの名前をあまり気に言っておらずエニィという愛称を好んで使っていた。
何故今、こんな夢を。疑問への答えはなくただ、目の前の出来事を見聞きすることしかできない、
なんとか生きているレーダーが、僚機の接近を映し出す。
『囲まれとるし、全滅も時間の問題や。こりゃあ、撃つやろなあ……"アレ"』
「俺は……いい、から、お前は……逃げろ……!」
通信機から聞こえる僚機の声。息も絶え絶えの自分の声。日々薄れていく記憶とは違う、鮮明に写された映像と音声。それは現実と同じだった。
僚機の言う"アレ"とは勿論、重粒子粉塵投射砲だ。実際に撃たれて、自分以外だれも生き残らなかったのだから。
『こうなったら、ザッ……もう、お…ザザッげやな……ウチはもうええわ。ザーッ、……タが生きや』
「……な、にを」
記憶と同じ言葉が聞こえて、記憶と同じように自分の意識はそこで途切れた。ただ、記憶と違うのはそれを俯瞰で見ている自分がいるという事だ。
記憶の中の空白の時間が、目の前で流れていく。
『……っと、なんや通信機の調子こんなトコで……お、直った? おーい、起きとる? ……寝とる? そっか。じゃあ、これは内緒の遺言やな。機体毎吹っ飛べばデータも残らへんけど、ま、ええやろ』
通信機から尚も聞こえる声にもうすぐ自分が死んでしまうという悲壮感は無い。どこにも残されなかった遺言――記録には残らなくても、その思念は残り、形になったというのだろうか。
夢だというのに、額から汗が流れるのを感じる。何が、聞こえてくるのか。期待と不安で呼吸が乱れるような錯覚に陥る。
『ウチが盾になれば、多分アンタは生き残る。お先に死に逃げや。アンタ守って死ねるなんてカッコつけれるんやから、させてな? しょーじき、このまま生きてても辛いなあとかたまに思ってたんでちょうどええわ』
軽快な口調から語られる言葉をネグロは必死に聞き落とさないようにしていた。
その間も、仲間の断末魔が時折聞こえてくる。
『……気にしちゃうんかなあ。背負っちゃうかもなあ、アンタ、真面目やもんな。多分アンタはこの先も辛いやろなあ……でも、アンタには家族もおるやろ? この世界で生きてたんやろ? ……ごめんな、逃げる理由にアンタ使っちゃってるわ。でも、これ嘘やないで』
ネグロは何かを言おうとしたが、言葉にならない。今見ているのは夢で、この時の自分は気を失っているのだから当然なのだが、それすら忘れて必死に声を出そうとした。
『……ま、ウチはこれで満足やから、気にしなくてええよ。ただ、せやな――アンタが元気に……ザッ、きてくれた……チは、――ザザーッ、うれ……ザーッ、……』
(っ、待って、待ってくれ……!俺は、俺は――!)
声なき声が僚機に届くことがないまま、視界は真っ赤な粉塵に染められていった。
「………」
ハッ、と目が覚めるとそこは、いつもの操縦棺の中だった。
やけに喉が乾いている。水筒に入っている泥水をほんの少しだけ口にして喉を潤す。
ゆっくりと呼吸をしながら夢の事を思い出す。あれは、思念が聞いていたはずの記憶を呼び起こしてくれたのだろうか。それとも、ありもしない夢を見せられたのだろうか。
「……、ッ、」
喉から、声にならない声を漏らしながら額に巻いていたバンダナを掴んで目を隠すように下ろした。あれはきっと思念が見せた現実だと、少なくともネグロにはそう感じられた。
今の自分は、彼らに――いなくなってしまった大切な人達に、胸を張れる様な生き方が出来ているだろうか?
全てを破壊するなんて、自分の弱さを隠す為の方便でしかない。心はずっと過去に囚われたまま、ただ力を振るっている。
「……っ、ぁ、」
操縦棺の中、1人。情けない嗚咽を噛み殺す。ここで声を出してしまうと、ずっと我慢していた張りつめていたものが切れてしまう気がした。今更だ、何とはなしにそう思った。もう、ここからどうしたって、戻れなくなってしまった。戻り方が、わからなくなってしまった。
『それだけ、ネグロさんの『世界』は、大切なものだったんだな』
『僕には無いものを、ネグロさんが持っていると思うから。僕には無いものを、守れたらいいと思うから』
不意に浮かんだ、今の僚機の――スリーピング・レイルの言葉。
大切な世界だった。守りたいと思っていた。
そうだ、俺だって出来るなら守りたかった。
けれど、守れなかった。
力を得られたのは全て失ってからで、しかもそれは、大切な世界を壊した力そのもので。
「今更……どうしろって……言うんだよ」
何かに気付かされてしまった。その何かがわからないまま、ネグロは一人操縦棺で声を殺し続けた。
*
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*
* 通信の一時停止を解除します
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*
* 新着メールがあります
それだけ時間が経ったかはわからないが、気付けばネグロは停止していた通信を自らの手で解除していた。それは、己の弱さを認める行為でもあった。
届いていたメールを開き、内容を確認する。音声メッセージを聞くその眉間に深い皺が寄せられた。
「……変わらねえな」
舌打ちひとつして呟くと武骨な手がコンソールを叩く。"真紅連理のために"と合言葉を入力して、送信をする。
この選択が何かに報いる選択になるのかどうか、答えはわからないまま。
『……17年前にクズルエムアリウス隊に所属していた、カイト・タックムーアだ。同志の力を借りたい――加勢を頼む』
◆5回更新の日記ログ
◆4回更新の日記ログ
◆3回更新の日記ログ
◆2回更新の日記ログ
NEWS
――強化研究所からのレポート未識別グレムリンは……いや、未識別機動体を含めて
死によって存在が消滅するはずが、何らかの理由で
「一部消去されずにデータが残っている」だけの存在になって
魂無きまま生前の行動をなぞるだけの……世界の不具合だという

「認証に成功。思念接続を開始……対流域を確保。ようこそ、グレイヴネットへ!!」

「……よう、ジェトは助けられ、未識別機動体の正体も分かりつつあるな」

「なんだい、ルキムラのなりきりアカウントかい」

「……強化研究所からの報告を見たか? 重要な情報が先ほどリリースされた」

「つまりは、未識別機動体というのは、世界に残された暴走中の空データということだ」

「ということは、それを完全に消去すれば、未識別機動体の増殖は止まる」

「それを突き止めるには、まだ知識が足りない」

「遺産知識と対流思念知識が必要なようだ」

「これを集めることで……ん、サイレンが……スクランブルのようだ」

「な、索敵データを……確認するんだよ! 早く! こいつは……」

「デカいぞ……何だコイツは」

「……何機ものグレムリンが、融合している……?」

「こちら雨音列島、搭乗フレーム・ティアダウナーは”巨大未識別”を確認しました」

「おおお~~~~!!? こちら南の島ァ!! デカいのがキテルぜぇ~~~~!!!??」

「アロン・グリッターバル、氷獄にて巨大未識別を確認! へへっ、震えちゃいねぇぜ!」

「…………
(カラカラと何かが回る音がする。小動物の鳴き声。座標は静かの海を指している)」

「対象の巨大未識別機動体を確認。解析を開始します」

「……完全に消す方法。過去の記憶、悲しみを……」

「かつて、グレムリン大隊は世界を護るために戦った。救うために」

「多くの命が理想のために散って、そして……世界は」

「変わらなかった。何も、変わっちゃいない」

「理想は、夢は、間違っていない。それに殉じることも、無駄じゃない」

「その結果が、その行く先が、こんな……混ぜこぜの壊れたデータだとしたら」

「許せないよ、世界を……私は」

「私は戦う。何もかもを終着させるために」
ここは静かの海。波は穏やか

「ここは静かです」

「浄化……ですか。やがて……それが、世界の望みなのです」
小さい島に庵が築かれていた
N.D.Cライトアーマータイプを出品した!!
ネグロはサブゼロスピンドルを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロはDisconnectionを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロは廻天を手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロは【AR-01】チャリオットを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロはVrilを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ロスト・メモリーは鉄板で強化された!!(素材消費)
◆アセンブル










◆僚機と合言葉
移動
南↓へ移動し、東北東海域【静かの海】へと到達した
ユニオン活動
パッチワーク・ゴーストシップの活動記録
迷子の迷子の幽霊船。継ぎ接ぎだらけの幽霊船。
仮初の船長と集まって来た人達を乗せ、目指すのは粉塵の果て、霧の果て――
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
戦艦をもとに継ぎ接ぎに足された船に乗る人達や、その船と情報交換してくれる人の集まり。
仮初の船長と集まって来た人達を乗せ、目指すのは粉塵の果て、霧の果て――
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
戦艦をもとに継ぎ接ぎに足された船に乗る人達や、その船と情報交換してくれる人の集まり。
ENo.51からのメッセージ>>

「……」

「……いや、猫の手も借りたいというのはこういう事だな。……カニの手だが」

「とりあえず、個別に連絡するので待機しててくれ」

「くれぐれも、レディを困らせないように」
ENo.96からのメッセージ>>

「まあ!ふさふさ尻尾のレディって
ワテクシのことかしら?
モデルの依頼だなんて、なんてステキなことかちら!」

「この高性能かつパーフェクトなボディですもの。
立派なモデルになって見せますわ!」

「道が入れ替わるなんてミステリーですのね。
ここで事件がおきたら、犯人は道が入れ替わった時を狙って……」

「なんてなるのかちら?
タイトルは『消えた冷凍みかん』!
確かに最後までとっておいた冷凍みかん、
その行方を追う話ですわ」
メッセージ
ENo.51からのメッセージ>>
ルイン
「……おや、思ったよりはやかったな。気分転換はもうおしまいか?」
ネグロ
「チッ、口の減らねえやろうだな」
ルイン
「どの口を減らせと言うんだ? むしろ、貴様の方がそんな口のきき方でいいと思っているのか? 大体、私は――」
ネグロ
「うるせえ! 小言はあとで聞く!」
ネグロ
「……真紅のメール見たか」
ルイン
「巨大未識別か」
ネグロ
「……真紅に応援を頼んだ。静かの海で戦闘になる筈だ。お前らはそのまま南下しろ」
ルイン
「……どういう風の吹き回しで?」
ネグロ
「……さあな」
ルイン
「まあいい。いざという時に助かりたいなら、もう通信は閉じるなよ」
ネグロ
「……チッ」
4件のメッセージを送信しました
>>Eno.51 >>Eno.126 >>Eno.17 >>Eno.51

「……おや、思ったよりはやかったな。気分転換はもうおしまいか?」

「チッ、口の減らねえやろうだな」

「どの口を減らせと言うんだ? むしろ、貴様の方がそんな口のきき方でいいと思っているのか? 大体、私は――」

「うるせえ! 小言はあとで聞く!」

「……真紅のメール見たか」

「巨大未識別か」

「……真紅に応援を頼んだ。静かの海で戦闘になる筈だ。お前らはそのまま南下しろ」

「……どういう風の吹き回しで?」

「……さあな」

「まあいい。いざという時に助かりたいなら、もう通信は閉じるなよ」

「……チッ」
4件のメッセージを送信しました
>>Eno.51 >>Eno.126 >>Eno.17 >>Eno.51
◆4回更新のメッセログ
◆3回更新のメッセログ
◆2回更新のメッセログ
◆1回更新のメッセログ
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
精算
報酬 30
売上 5
┗パーツ販売数 5個
今回の購入者-->>92 >>98 >>113 >>141 >>156
経費 -5
フラグメンツ獲得 30
【!】弾薬獲得 あなたは弾薬を 5発 入手しました
【!】残弾枯渇 硬質ダガーは弾数が枯渇しました。補給所で弾薬を入手したり、コンテナを入手、開封し、装弾をする必要があります
【!】残弾枯渇 速射砲は弾数が枯渇しました。補給所で弾薬を入手したり、コンテナを入手、開封し、装弾をする必要があります
売上 5
┗パーツ販売数 5個
今回の購入者-->>92 >>98 >>113 >>141 >>156
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【!】残弾枯渇 硬質ダガーは弾数が枯渇しました。補給所で弾薬を入手したり、コンテナを入手、開封し、装弾をする必要があります
【!】残弾枯渇 速射砲は弾数が枯渇しました。補給所で弾薬を入手したり、コンテナを入手、開封し、装弾をする必要があります
あなたはフラグメンツと交換で鉱石ラジオを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で鉱石ラジオを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で波紋の化石を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換でキラキラマイクを手に入れた……

【物資入手】夜空に翻る影……何かが落下してくる!!
あなたは未開封コンテナを手に入れた……(コンテナ入手率 13.07%)
西北西海域【赤渦】の仲間がこのコンテナを求めている。頼んだぞ

キャラデータ
__0






__6






_12






_18





