第20週目 B.M.Bros.の一週間
◆日記
「エリック、エリックう……」
後部座席からさめざめとしたうわ言が聞こえる。ちらとバックミラーを見れば、社長の肩書きを剥奪された令嬢が死んだ魚のような目をして力なく鎮座していた。
「ねえアズ、どうして私の会社は上手くいかなかったのかしら」
「面白いほど問題が相次ぎましたね。運がなかったと言うのは簡単ですが――」
アズはハンドルを握り直す。
爆破事件に被害、次いでハイドラからの社員の夜逃げなど不祥事が続いたもので、他社からの信用は一気に地に落ちた。
「――敢えて考えられる要因を申し上げますならば。一重に貴方は未熟でした。世間を知らず、人を侮り過ぎていた結果、社内を荒らされた。制御できるものと高を括って人というものを理解をしようとしなかった」
現地の報せによると『シルバービート』は優秀な演算機でも搭載したかのように機敏且つ柔軟な反応を見せ、支援機の務めを果たして生還したという。
反応するにも動作を可能にするだけのカスタマイズが必要な筈だ。向こうに『シルバービート』に施した稀有な人材でも居たのだろうか。ハイドラが社の基地へ帰還することはなかった。
それどころか社内のハイドラ整備チームさえも煙のように姿を消したのだ。
「社長ー! 俺ら会社辞めまーす! 退職金代わりにハイドラ貰って行きますけどよろしく!! グッバイウェディングベル!」
見たことのない笑顔で言い放ったエリック・ブルーマウンテンの映像通話を最後に整備班とは音信不通になり、彼らは降雨被害の混乱に乗じるようにナイングラビティの管轄から消えてしまった。
面食らう映像を寄越したハイドラライダーはともかくとして、彼らは災禍の下で揃って生きているのかもわからない。命知らずな逃亡は彼らの社へのスタンスを示したようだった。
「……失点を補えなかった私もまた、彼らを同様に侮っていた。彼らは優秀でしたが、技術を引き継いだチームを用意するべきでした」
「何を話してもたらればね。あの家に戻るのは変わらない。……はあ、帰りたくない。私もエリックみたいに強硬策のひとつでも出したら何か変わるのかしら? ついでにエリックも戻って来たり」
「いや、戻らないでしょうし彼はもうやめた方がよいと思われます。人間的に」
「えっ」
なぜそんなことを言われるのかまるで分からない、とばかりにホリィは短く吃驚を声に顕す。
なにがそんなに惹かれるのか、映像を見ても彼女は懲りることなくあの空け者を求めていた。
恐らくは、蛹が羽化するからもう少し観察したいとか、可愛いから猫を構いたいとか、そういう類の興味。そこに相手の都合は一切考えられず、一方的に自分の悦楽となる期待を寄せている。
アズにはそれがまっとうな愛情とは思えないが、恋というものなのかもしれない。嫌悪感情を向けられながら一銭にもならない我儘で婚約を維持した彼女のことだ。
ただ、彼女の人を見る経験が不足していることに違いはなかった。数々の不祥事の中を生きながらえたとしても、きっと早々にナイングラビティは潰れていた。
「……強硬策、ですか」
アズは大きくハンドルを切る。邸宅へ向かっていた車体は強い重力掛けつつドリフトし、真逆の道へ方向転換した。
「アズ?」
「試してみましょうか。折角ですから」
彼女の思考回路はどうせ家ですぐ矯正できるものでもないだろう。ならせめて、男を見る目くらいは俗世で養っても良いとアズは思った。
アクセルを吹かして宛もなく箱入り娘の社会見学先を目指す。
「……アズ、あなた最っ高ね! 愛してる!」
* * * *
ニキビの荒れた思春期を思い出す。炎症を治めるために塗り薬を恐る恐る付けたり、たまにうっかり引っかき傷をつけて悲鳴を上げていた。
どういう訳か周囲に肌荒れした同志はあまり居らず、ひとり不貞腐れた数年前の話だ。そういう、どうでもいいことを不意に思い出すから人の記憶なんてものは不思議である。
鏡に映る像と睨み合ったまま15分程は経過した。
ニキビよりは格好がつきそうだが、人心を狂わせる宝石のような耽美な男性像からは遠ざかってしまった。なおそんなものは元より諦めているため不都合は全く無かったりする。
セドリックはユニーク性に愛嬌を添えて攻める方が性に合う、と信じていた。今まで女性に声を掛けて良い仲まで発展したことは無いが、そういうことにしていた。
「……俺、どう?」
「男前だよ」
「いや正直めっちゃくちゃ不安なんだけど」
セドリックは何度も手洗い場の鏡に向き合っては身なりを整え直していた。背後の兄は仕方なさそうに溜息なんか吐いている。
ナルシスト気質というわけじゃない。そういうものはセドリックの場合、軽口の上だけで許されるものと思っていた。
気にしていたのは事故の痕が隠せない身体だ。
手を握って、開く。腕は以前と遜色ない動きを見せている。変わっているのは、硬質の肌で補われた見た目だけ。袖から覗く造られた腕が鏡に映り、兄曰く「男前」の傷痕だらけな顔がそれをちらちらと見ていた。
「大丈夫だって。寧ろこういうのはみんな好きな方だ。よく見せてって寄ってくるよ」
エリックが肩を叩く。
散々振り回した後でも、振り回している最中でも、兄は常に弟として接していた。それがセドリックには有難くもあり、やや申し訳なくもあった。
エリックの面倒見の良さはつい頼ってしまうし素直に尊敬する。それでいて勤勉家だからセドリックは出来の差なんかも比較してしまうのだが、彼が兄であろうとしてくれたから来た道を引き返してみようとも思えた。
怖くなかった訳じゃない。なんなら“生存優先”の契約をした時より数倍悍ましかった。ズタボロの体で生き返るか、“セドリック”を辞めて死ぬかとなれば尻込みもする。
分裂のような、混合のような、切っても切れないAIとの奇妙な関係性は一人の未来を二つに分けた。尤も、最初に二つに分けてしまったのはこの体を持つ自分自身なのだが。
けれど、これが希望となると信じていた。
……そう、セドリックの中にある記憶は生々しく告げる。自分が悩み抜いたかのような錯覚と共に。
セドリックがここに立っているということは、この結末を選んだ時の自分はきっともう居なくなってしまったのだ。自らその幕を引くようにして。
「さっさとしろー、アホセドリック」
「ああ、ほら。シルヴィ待たせてるし行くよ」
外から急かす声も加わり、背を押される。セドリックは観念して外に足を向けた。
今日は施術後の療養に専念していたセドリックが久々にチームの一同と再会する。わざわざ改めて歓迎会のようなことをしてくれると聞いて、しれっと戻るつもりでいたセドリックも流石に身なりが気になってしまった。
「今日、みんなが来るのどこだっけ」
「レディが見つけた料理店だったかなあ、名前は何だったか……」
エリックが思い出すように目線を上げる。
手洗い場の入口で待ち構えていたシルヴィが、やっと来たかとばかりに出てきた二人を見留めた。
今のセドリックは、ここにいる彼らと並んで立つことができる。
「……洒落た店だと、うるさいからって追い出されそうだな」
「シルヴィ、それ誰がうるさくする前提?」
セドリックが問えば兄二人は「そりゃあ、勿論」と口を揃えて言葉を濁した。それを可笑しそうに笑って、歩幅を合わせながら三人で歩き出す。
「いや! これでも俺、場の空気は読むからね?」
二人揃って失礼だ。セドリックの反論は微笑を湛えた相槌をもって軽くいなされた。
「お、俺怒ったよ? マジ怒った。なんか一品奢ってくれなきゃ許さないからな! あ、俺バニラアイス食いたい」
「子供舌」
「おっと、見縊るなよ兄貴!」
くすりと笑うエリックにセドリックは指を勢い良く突きつける。
「今日の俺はひと味違うぜ。珈琲もブラックで付けちゃうからな! そのうち飲めるようになるって言ってたの、もう気の所為じゃないんだ」
エリックは虚を突かれたように瞬いていた。それから、目を細める。シルヴィが傍らで鼻を鳴らした。
「砂糖入れるオチだろ」
「シルヴィすーぐそういうこと言う!」
「飲めないなら飲めないで無理することねえだろ」
「んん……それはそうなんだけどさあ」
空を仰ぎ、セドリックは両手を後頭部で組む。
この間まで居た自分は、自分でありながら自分でない。自分ではないのだが、記憶は経験したように残っている。
――それならAIの停止は死でなく、今の自分はあのAIと一つになったと捉えても良いのではないか。
そんなことも思ったが、セドリックは確かに存在した決死の覚悟とその事実を捨ておきたくはなかった。
だから死んだ自分を引き摺ることにした。義務感からでも罪悪感からでもなく、ただセドリックが忘れたくなかったから、もう一人の自分に死を定義した。単純に、これはエゴだ。
セドリックは機械のように物覚えが良くもなければ、複数の考えごとをできるわけでもない。取り零すものはきっと多いのだろうし、間違いは次から次へと増えて行く。それでも。
「“俺”が飲めるようになりたいんだよ。よし、便利屋B.M.Bros.の給湯室にはコーヒーメーカーを導入しよう!」
“自分”が残したものを握り続けるために彼は生きる。
ちっぽけでくだらない“いま”こそが、青年の感じられる最大の喜びだった。
後部座席からさめざめとしたうわ言が聞こえる。ちらとバックミラーを見れば、社長の肩書きを剥奪された令嬢が死んだ魚のような目をして力なく鎮座していた。
「ねえアズ、どうして私の会社は上手くいかなかったのかしら」
「面白いほど問題が相次ぎましたね。運がなかったと言うのは簡単ですが――」
アズはハンドルを握り直す。
爆破事件に被害、次いでハイドラからの社員の夜逃げなど不祥事が続いたもので、他社からの信用は一気に地に落ちた。
「――敢えて考えられる要因を申し上げますならば。一重に貴方は未熟でした。世間を知らず、人を侮り過ぎていた結果、社内を荒らされた。制御できるものと高を括って人というものを理解をしようとしなかった」
現地の報せによると『シルバービート』は優秀な演算機でも搭載したかのように機敏且つ柔軟な反応を見せ、支援機の務めを果たして生還したという。
反応するにも動作を可能にするだけのカスタマイズが必要な筈だ。向こうに『シルバービート』に施した稀有な人材でも居たのだろうか。ハイドラが社の基地へ帰還することはなかった。
それどころか社内のハイドラ整備チームさえも煙のように姿を消したのだ。
「社長ー! 俺ら会社辞めまーす! 退職金代わりにハイドラ貰って行きますけどよろしく!! グッバイウェディングベル!」
見たことのない笑顔で言い放ったエリック・ブルーマウンテンの映像通話を最後に整備班とは音信不通になり、彼らは降雨被害の混乱に乗じるようにナイングラビティの管轄から消えてしまった。
面食らう映像を寄越したハイドラライダーはともかくとして、彼らは災禍の下で揃って生きているのかもわからない。命知らずな逃亡は彼らの社へのスタンスを示したようだった。
「……失点を補えなかった私もまた、彼らを同様に侮っていた。彼らは優秀でしたが、技術を引き継いだチームを用意するべきでした」
「何を話してもたらればね。あの家に戻るのは変わらない。……はあ、帰りたくない。私もエリックみたいに強硬策のひとつでも出したら何か変わるのかしら? ついでにエリックも戻って来たり」
「いや、戻らないでしょうし彼はもうやめた方がよいと思われます。人間的に」
「えっ」
なぜそんなことを言われるのかまるで分からない、とばかりにホリィは短く吃驚を声に顕す。
なにがそんなに惹かれるのか、映像を見ても彼女は懲りることなくあの空け者を求めていた。
恐らくは、蛹が羽化するからもう少し観察したいとか、可愛いから猫を構いたいとか、そういう類の興味。そこに相手の都合は一切考えられず、一方的に自分の悦楽となる期待を寄せている。
アズにはそれがまっとうな愛情とは思えないが、恋というものなのかもしれない。嫌悪感情を向けられながら一銭にもならない我儘で婚約を維持した彼女のことだ。
ただ、彼女の人を見る経験が不足していることに違いはなかった。数々の不祥事の中を生きながらえたとしても、きっと早々にナイングラビティは潰れていた。
「……強硬策、ですか」
アズは大きくハンドルを切る。邸宅へ向かっていた車体は強い重力掛けつつドリフトし、真逆の道へ方向転換した。
「アズ?」
「試してみましょうか。折角ですから」
彼女の思考回路はどうせ家ですぐ矯正できるものでもないだろう。ならせめて、男を見る目くらいは俗世で養っても良いとアズは思った。
アクセルを吹かして宛もなく箱入り娘の社会見学先を目指す。
「……アズ、あなた最っ高ね! 愛してる!」
* * * *
ニキビの荒れた思春期を思い出す。炎症を治めるために塗り薬を恐る恐る付けたり、たまにうっかり引っかき傷をつけて悲鳴を上げていた。
どういう訳か周囲に肌荒れした同志はあまり居らず、ひとり不貞腐れた数年前の話だ。そういう、どうでもいいことを不意に思い出すから人の記憶なんてものは不思議である。
鏡に映る像と睨み合ったまま15分程は経過した。
ニキビよりは格好がつきそうだが、人心を狂わせる宝石のような耽美な男性像からは遠ざかってしまった。なおそんなものは元より諦めているため不都合は全く無かったりする。
セドリックはユニーク性に愛嬌を添えて攻める方が性に合う、と信じていた。今まで女性に声を掛けて良い仲まで発展したことは無いが、そういうことにしていた。
「……俺、どう?」
「男前だよ」
「いや正直めっちゃくちゃ不安なんだけど」
セドリックは何度も手洗い場の鏡に向き合っては身なりを整え直していた。背後の兄は仕方なさそうに溜息なんか吐いている。
ナルシスト気質というわけじゃない。そういうものはセドリックの場合、軽口の上だけで許されるものと思っていた。
気にしていたのは事故の痕が隠せない身体だ。
手を握って、開く。腕は以前と遜色ない動きを見せている。変わっているのは、硬質の肌で補われた見た目だけ。袖から覗く造られた腕が鏡に映り、兄曰く「男前」の傷痕だらけな顔がそれをちらちらと見ていた。
「大丈夫だって。寧ろこういうのはみんな好きな方だ。よく見せてって寄ってくるよ」
エリックが肩を叩く。
散々振り回した後でも、振り回している最中でも、兄は常に弟として接していた。それがセドリックには有難くもあり、やや申し訳なくもあった。
エリックの面倒見の良さはつい頼ってしまうし素直に尊敬する。それでいて勤勉家だからセドリックは出来の差なんかも比較してしまうのだが、彼が兄であろうとしてくれたから来た道を引き返してみようとも思えた。
怖くなかった訳じゃない。なんなら“生存優先”の契約をした時より数倍悍ましかった。ズタボロの体で生き返るか、“セドリック”を辞めて死ぬかとなれば尻込みもする。
分裂のような、混合のような、切っても切れないAIとの奇妙な関係性は一人の未来を二つに分けた。尤も、最初に二つに分けてしまったのはこの体を持つ自分自身なのだが。
けれど、これが希望となると信じていた。
……そう、セドリックの中にある記憶は生々しく告げる。自分が悩み抜いたかのような錯覚と共に。
セドリックがここに立っているということは、この結末を選んだ時の自分はきっともう居なくなってしまったのだ。自らその幕を引くようにして。
「さっさとしろー、アホセドリック」
「ああ、ほら。シルヴィ待たせてるし行くよ」
外から急かす声も加わり、背を押される。セドリックは観念して外に足を向けた。
今日は施術後の療養に専念していたセドリックが久々にチームの一同と再会する。わざわざ改めて歓迎会のようなことをしてくれると聞いて、しれっと戻るつもりでいたセドリックも流石に身なりが気になってしまった。
「今日、みんなが来るのどこだっけ」
「レディが見つけた料理店だったかなあ、名前は何だったか……」
エリックが思い出すように目線を上げる。
手洗い場の入口で待ち構えていたシルヴィが、やっと来たかとばかりに出てきた二人を見留めた。
今のセドリックは、ここにいる彼らと並んで立つことができる。
「……洒落た店だと、うるさいからって追い出されそうだな」
「シルヴィ、それ誰がうるさくする前提?」
セドリックが問えば兄二人は「そりゃあ、勿論」と口を揃えて言葉を濁した。それを可笑しそうに笑って、歩幅を合わせながら三人で歩き出す。
「いや! これでも俺、場の空気は読むからね?」
二人揃って失礼だ。セドリックの反論は微笑を湛えた相槌をもって軽くいなされた。
「お、俺怒ったよ? マジ怒った。なんか一品奢ってくれなきゃ許さないからな! あ、俺バニラアイス食いたい」
「子供舌」
「おっと、見縊るなよ兄貴!」
くすりと笑うエリックにセドリックは指を勢い良く突きつける。
「今日の俺はひと味違うぜ。珈琲もブラックで付けちゃうからな! そのうち飲めるようになるって言ってたの、もう気の所為じゃないんだ」
エリックは虚を突かれたように瞬いていた。それから、目を細める。シルヴィが傍らで鼻を鳴らした。
「砂糖入れるオチだろ」
「シルヴィすーぐそういうこと言う!」
「飲めないなら飲めないで無理することねえだろ」
「んん……それはそうなんだけどさあ」
空を仰ぎ、セドリックは両手を後頭部で組む。
この間まで居た自分は、自分でありながら自分でない。自分ではないのだが、記憶は経験したように残っている。
――それならAIの停止は死でなく、今の自分はあのAIと一つになったと捉えても良いのではないか。
そんなことも思ったが、セドリックは確かに存在した決死の覚悟とその事実を捨ておきたくはなかった。
だから死んだ自分を引き摺ることにした。義務感からでも罪悪感からでもなく、ただセドリックが忘れたくなかったから、もう一人の自分に死を定義した。単純に、これはエゴだ。
セドリックは機械のように物覚えが良くもなければ、複数の考えごとをできるわけでもない。取り零すものはきっと多いのだろうし、間違いは次から次へと増えて行く。それでも。
「“俺”が飲めるようになりたいんだよ。よし、便利屋B.M.Bros.の給湯室にはコーヒーメーカーを導入しよう!」
“自分”が残したものを握り続けるために彼は生きる。
ちっぽけでくだらない“いま”こそが、青年の感じられる最大の喜びだった。
NEWS
ザーッ……ザザッ……ザーッ……もし、この放送が聞こえているとしたら……
あなたはきっと、生きているのでしょう
そして、あなたはきっと、戦いに勝ったのでしょう
雨の中、水に飲まれゆく中で、戦ったハイドラの――
あなたは戦いの後、サルベージ船に回収され、タワーに運ばれていました
無数の人々が肩を寄せ合い、生き延びていました
そして、あなたのハイドラは、動くことはありませんでした
あなたはそれを復旧させることができたかもしれません
HCSのコンソールには、ただ一行だけ、「Mission complete」の文字が浮かんでいました
どこまでも青い空が広がっていた
どこまでも水平線が伸びていた
水平線には、積乱雲が立ち上る
静かな海だった
ただ一つ、海面から突き出す巨大な塔を除いて、他には何もなかった
雨上がりの後の世界は、夏風の通り抜ける、大洋に変わっていた――
ザーッ……ザザッ……ザーッ
……謎の飛行船団が上空に出現……
あれはいったい……!?
消えた……何だったのだろうか
しかし、あの姿は、ハイドラと戦った『グレムリン』に――
Ending...12/12
◆訓練
制御*3の訓練をしました制御*3が12上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が13上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が14上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が15上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が17上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が19上昇した
制御の訓練をしました制御が21上昇した
制御の訓練をしました経験値が足りない
◆戦闘システム決定
アシスト に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にミヅシマの棺を装備した
脚部2にBar-tailedGodwitを装備した
スロット3にAur-Flightunitを装備した
スロット4に蜻蛉の眼鏡を装備した
スロット5に蜻蛉の眼鏡を装備した
スロット6に蜻蛉の眼鏡を装備した
スロット7にレーダーver3.6を装備した
スロット8に写影を食む靭を装備した
スロット9にカワイイエンジンⅨを装備した
スロット10にカワイイエンジンⅩⅡを装備した
スロット11にHTCV-07【ガトリング・スポア】を装備した
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションC
ユニオン活動
【便利屋提携】B.M.Bros.【新設開店】の活動記録
「稼いだ収入、治療費ですっからかんになっちまったなー」
「ふざけんなよお前マジで。いいけどさ」
「甘ェよ。もっとどついとけ、エリック」
「ふざけんなよお前マジで。いいけどさ」
「甘ェよ。もっとどついとけ、エリック」
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
反応の訓練をしました
反応が1上昇した
反応の訓練をしました反応が1上昇した
反応の訓練をしました反応が1上昇した
反応の訓練をしました反応が1上昇した
反応の訓練をしました反応が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘において機動力を3%強化した
メッセージ
ENo.110からのメッセージ>>
最初はぽかーんとした顔をして二人のやりとりを見ていたが、やがて俯き加減になって口元を押さえると、ぷるぷると肩を震わせた。
わずかに声も震えている辺り、笑いそうになるのを抑えているらしい……。
だからそのときまで生き延びていてくれよ――その言葉を最後に付け足して、再び獰猛に笑ってみせた。
後日、このハイドラライダーは宣言(?)どおり、あなたたちの前に修理依頼のために姿を現すことだろう。
――ツギハギだらけの、まるでキメラのような姿をしたウォーハイドラとともに。
メッセージを送信しました
>>Eno.258
ヨナ 「――……く、ふふ、……なんだ、お前たち。思った以上に愉快な奴らだな?」 |
最初はぽかーんとした顔をして二人のやりとりを見ていたが、やがて俯き加減になって口元を押さえると、ぷるぷると肩を震わせた。
わずかに声も震えている辺り、笑いそうになるのを抑えているらしい……。
ヨナ 「……はは、それはかなり頼りになるな。ライセンス持ちのうえ、メカニックとは。 ……現状、俺は手探りでパーツ作成をしてるような感じだからな……修理依頼のついでに、その手のことも聞いてみることにしようか」 |
ヨナ 「そのかわり、また戦場で一緒になったときは、シルバービートに向かう敵を全力で壊すことを約束しよう。 俺なりのちょっとした礼のようなものだ」 |
だからそのときまで生き延びていてくれよ――その言葉を最後に付け足して、再び獰猛に笑ってみせた。
後日、このハイドラライダーは宣言(?)どおり、あなたたちの前に修理依頼のために姿を現すことだろう。
――ツギハギだらけの、まるでキメラのような姿をしたウォーハイドラとともに。
メッセージを送信しました
>>Eno.258
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 2000
追加収入 55
攻撃戦果補正3.32%
支援戦果補正9.32%
防衛戦果補正16.73%
販売数補正 0.1%
敵警戒値補正0.674%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入2815
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額675
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>450
◆反応値が10成長しました
◆制御値が1成長しました
◆整備値が9成長しました
◆適性値が1成長しました
◆経験値が105増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 55
攻撃戦果補正3.32%
支援戦果補正9.32%
防衛戦果補正16.73%
販売数補正 0.1%
敵警戒値補正0.674%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入2815
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額675
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>450
◆反応値が10成長しました
◆制御値が1成長しました
◆整備値が9成長しました
◆適性値が1成長しました
◆経験値が105増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
B.M.Bros.はゴーストステップ39を入手した!
B.M.Bros.は貯水タンク39を入手した!
キャラデータ
名前
B.M.Bros.
愛称
B.M.Bros.
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
整備士の兄とハイドラライダーの弟。 ブルマ兄弟と略されると二人で泣く。 軍事会社・ナイングラビティ所属。 ■エリック・ブルーマウンテン プロフ左側。びびり整備士。一応ハイドラも乗れる。 根は明るいけど心配性で悲観的。とある偏見から年頃の女性が苦手。 ■セドリック・ブルーマウンテン プロフ右側。調子の良いハイドラライダー。軟派で女性に夢見がち。 ハイドラを気に入っており、外出せずガレージに引きこもったまま通信端末でコンタクトを取る。 ■ハイドラ:シルバービート 兄弟が操縦できるウォーハイドラ。 戦闘力はそれほどないが小回りが利く。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 素材 | 巨大培養卵38 [38/重卵/---] [素材] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 素材 | 軽量化プラン38 [38/重量軽減/---] [素材] |
▼詳細 |
3 | 素材 | ゴーストステップ39 [39/幻想機動/---] 特殊B[460] [素材] |
▼詳細 |
4 | 素材 | 貯水タンク39 [39/貯水/---] 特殊B[460] [素材] |
▼詳細 |
5 | レーダーC | 蜻蛉の眼鏡 [37/AP回復/薄装甲]《装備:5》 | ▼詳細 |
6 | --- | --- | --- |
7 | レーダーC | 蜻蛉の眼鏡 [36/薄装甲/耐霊]《装備:4》 | ▼詳細 |
8 | 飛行ユニットB | Bar-tailedGodwit [36/重旋回/重旋回]《装備:2》 飛行[339] AP[113] 旋回速度[808] 防御属性[粒子] 防御値[116] 貯水量[11] 噴霧量[11] 弾数[1] 消費EN[696] 金額[530] 重量[338] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
9 | --- | --- | --- |
10 | --- | --- | --- |
11 | 軽ブースターA | WhiteJet[ver.03] [36/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
12 | レーダーC | 蜻蛉の眼鏡 [36/薄装甲/耐霊]《装備:6》 | ▼詳細 |
13 | レーダーC | レーダーC設計書 [20/貯水/---] 特殊B[80] 貯水量[24] [設計書] |
▼詳細 |
14 | --- | --- | --- |
15 | 素材 | 冷却パイプ35 [35/薄装貯水/---] [素材] |
▼詳細 |
16 | レーダーE | 写影を食む靭 [32/重旋回/重旋回]《装備:8》 | ▼詳細 |
17 | --- | --- | --- |
18 | レーダーC | レーダーver3.6 [36/耐粒/薄装甲]《装備:7》 | ▼詳細 |
19 | --- | --- | --- |
20 | 飛行ユニットB | Aur-Flightunit [36/薄装甲/薄装甲]《装備:3》 飛行[345] AP[-31] 旋回速度[516] 防御属性[粒子] 防御値[116] 貯水量[11] 噴霧量[11] 弾数[1] 消費EN[696] 金額[530] 重量[-166] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
21 | ウィルスB | TACV-06【ヘヴンリィ・ゴースト】 [34/薄装甲/薄装甲] 培養[11] 特殊B[459] AP[-136] 旋回速度[846] 防御属性[霊障] 防御値[117] 貯水量[115] 噴霧量[11] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[706] 金額[1143] 重量[296] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
22 | --- | --- | --- |
23 | レーダーC | モーニングカード [34/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
24 | エンジンB | カワイイエンジンⅨ [32/重旋回/重旋回]《装備:9》 | ▼詳細 |
25 | エンジンB | ガスタービン [35/重旋回/重旋回] | ▼詳細 |
26 | エンジンB | カワイイエンジンⅩⅡ [35/AP回復/AP回復]《装備:10》 | ▼詳細 |
27 | ウィルスB | HTCV-07【ガトリング・スポア】 [36/高圧変形/高圧変形]《装備:11》 培養[11] 特殊B[471] 旋回速度[887] 防御属性[霊障] 防御値[120] 貯水量[118] 噴霧量[11] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[868] 金額[1173] 重量[500] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
28 | --- | --- | --- |
29 | 操縦棺B | ミヅシマの棺 [36/薄装甲/薄装甲]《装備:1》 | ▼詳細 |
30 | --- | --- | --- |