第20週目 Xenohyla-nishcapteraの一週間
◆日記
後日、改めて探して回ったジャンクパーツの山からは、僅かな『ゼノハイラプテラ』のものと思しきパーツの破片しか発見できなかった。薄青の装甲の欠片、破損したアイカメラ、飛行ユニットの飾りとしてついていた多脚のような細い脚……
あれだけプラズマ砲をぶちかましておいてこれだけ見つかれば十分だ、とも言われた。跡形もなく消し飛ばしたジャンクパーツはいくつあるだろう。『ゼノハイラプテラ』の状態もいいとは言えなかった(らしい)から、これで“よかった”はずなのだ。
けれども、喪失感は大きい。やり遂げたはずなのに、無力感に苛まれる。
『ゼノハイラプテラ』は今度こそいなくなってしまった。母親に引導を渡した。恐らく父親も、もうこの世にはいない。――もともとこの世にはいないのだ。あるべき正しい姿に戻っただけだ。
「ユーイン」
「……んだよ」
「ことは成された。おれももう、ゼノハイラもニシュカも、感知できない」
「嘘ついたりしてないだろうな」
「こんなところで嘘をついてどうしろってんだよ」
子供の身に、五年という歳月はあまりにも長い。人生の三分の二を復讐に費やすしかなかったユーインは、残像領域の荒れた大地に目を落とすことしかできない。
一方でリーンは相も変わらず淡々としていて、思わず自分と何が違うのだろうかと考えさせられる。
「お前の望みは叶ったか、ユーイン。」
「……だろうな。掲げていた目標は全て達成した。望みは叶った、と言っていいだろう」
「じゃあ、なんでそんな暗い顔をしてるんだ?」
もっと喜べばいいのに、というリーンの言葉には何の躊躇いもない。彼女には身寄りがないから、ユーインがどうしてこんなに悲しんでいるのかなんて、わかりっこないのだ。失われたものは失われたものとして割り切っているから、ユーインにかけるひとつひとつの言葉が鋭く残酷になる。
けれど、ようやく分かった。彼女は彼女なりに心配をしてくれていて、ちょっと――いやかなり、言葉の選び方が独特なだけだ。
「……終わったから、だよ。全部」
「ああ。全部終わった。それはいいことだろ?」
「いいことだけじゃねえよ。……結局、母さんは二度死ぬ羽目になったし、父さんだって生きてたわけじゃなかった」
高望みをしていたわけではないが、ほんの少しの希望には掛けてみたかった。父が語っていた僅かな可能性に、手を伸ばしてみたかった。
その結果がこのザマだ。
メル・ミリアで出してもらったオレンジジュースの氷がからんと鳴った。なんとなく気まずい気持ちになったユーインは、ずるずるとオレンジジュースを啜る。
横のリーンは、相変わらず下手くそなフォーク遣いでケーキをつついている。
「それはもう、仕方ない。生あるものはいつか死ぬし、死んだものは生き返らない。」
「……分かってるよ、そんなの」
「だから生あるものは生に感謝し、――決してそれを無駄になげうつことの無いよう。それがおれたちの村での教え」
「……、……」
リーンのひとではないものの目が、ユーインを捉えた。
黒い角膜。ひとの目とほぼ同じ色の瞳。周辺の青い肌。そこだけが彼女を普通の人間ではない存在にしているし、それを除けば普通の少女だ。
彼女もそうするしかなかった。そうするしかなかったから、対立し、そして激情をぶつけ合った。――いや、一方的にユーインがぶつけていただけで、リーンは何も思っていなかったのかもしれない。彼女のことは未だに分かりかねている。
「お前はやるべきことはやったんだから、もっと胸を張っていい……おれは、そう思う」
「……そう」
もう少しだけ、時間が欲しいな、とユーインは思った。
この世界が許すのなら、もう少しだけ、時間が欲しい。母を手に掛けたことも、父親のことも、後悔してはいない。ただ、その事実を飲み込む時間が欲しい。十五歳の子供が背負うには、少し重すぎる。
どちらも何も言わない静寂の時間が、重苦しくのしかかる。
――ある少女は言った。みんなが生きるこの世界が好きだから。だから……この世界も、あなたの未来も、守ってみせると。
――ある少女は言った。いつかレーダーを見せられるようになったら見せてね、と。
「ひとつ、聞きたいんだけどさ」
「ァン?」
「お前、これからどうすんだ」
「……何も。メルミリアに置いてもらえるうちはそこにいるし、追い出されたら……ジャンク山に戻るだけだな。五年前に戻る」
何となしに投げかけた問の答えは、おおよそ想像していたとおりだった。
ユーインは前に進むことができた。いや、できるようになった。だが、一度対立したとはいえ、あれだけ活躍してくれて、彼女だけ道を逆戻りというのは、あまりに酷すぎやしないだろうか。
――それが残像領域の定めだというのなら、歯向かってやる。
「じゃあお前、うちに来い」
「は?」
「シューティングスターに来いっつってんだよ」
「な、なんで」
目に見えて狼狽えだしたリーンを見て、ユーインはあまりにおかしくて笑いそうになった。むしろ笑ったほうが良かったのかもしれない。残念ながらユーインも、こういう時に笑える環境にいなかったし、それはリーンも同じだろう。
「ハイドラ乗れんだろ、うち今人が足りてねえんだよ」
「いや、おれは、乗れな、」
「カンで乗ってたっつーなら一から教えてやるよ。だから来い」
「……う、お、おう……」
ハイドラ乗りが足りないのは事実だし、人間が足りていないのも事実だ。それ以上に、このリーンという少女を――名前すらない少女を、ユーインは放っておくことができなかった。自分の父親に振り回されたかわいそうな子、という認識も確かにある。共に戦った仲間だというのもある。
「不満か?」
「いや、その……わたしは、普通にしてたら、役に立たない……」
――家族がいないもの同士で、傷を舐め合いたかったのかもしれない。否定はしない。
だが、きっとリーンは、彼女は、ユーインの求めるようなことはしてくれないだろう。前提条件が違いすぎる。それでも。
「衣食住保証、ジャンク山より一万倍くらい良いだろ。……世話になったのもあるし」
「……」
「だから、来い」
「……わかっ、た」
ずっと思っていたことだった。自分も。彼女も、“普通”の生活からはかけ離れた生活をしていた。この世界の“普通”ですらなかった。自分たちにはまだ歩く道があり、いくらでも選択ができる。これまで歩いてきた道を後悔はしないが、なくなったことにはならない。歩いていく。歩いていきたい。
――父の残した軌跡を追いかけて。あるいは母の言葉に従って。
「少しは普通の人間らしく暮らしてみろよ。よそ者がそうしちゃいけないなんて法律、ここにはない」
リーンは目をぱちくりさせていた。何を言っているのか分からない、という顔だった。
何だか恥ずかしくなってきてオレンジジュースを一気飲みしたところに、タイミング悪く店主が顔を出す。
「口説き終わりましたか?」
「なっ!?は!?口説いてねえよ!!」
「若いっていいですねえ~」
「?」
おかわり!と突っぱねたような声を上げたユーインの顔色を、リーンは伺うことができない。
けれども、悪い気持ちはしなかった。彼はどうやら、自分のために動いてくれているようなのだから。
戦争終わりの空は、五年前と同じように――
あれだけプラズマ砲をぶちかましておいてこれだけ見つかれば十分だ、とも言われた。跡形もなく消し飛ばしたジャンクパーツはいくつあるだろう。『ゼノハイラプテラ』の状態もいいとは言えなかった(らしい)から、これで“よかった”はずなのだ。
けれども、喪失感は大きい。やり遂げたはずなのに、無力感に苛まれる。
『ゼノハイラプテラ』は今度こそいなくなってしまった。母親に引導を渡した。恐らく父親も、もうこの世にはいない。――もともとこの世にはいないのだ。あるべき正しい姿に戻っただけだ。
「ユーイン」
「……んだよ」
「ことは成された。おれももう、ゼノハイラもニシュカも、感知できない」
「嘘ついたりしてないだろうな」
「こんなところで嘘をついてどうしろってんだよ」
子供の身に、五年という歳月はあまりにも長い。人生の三分の二を復讐に費やすしかなかったユーインは、残像領域の荒れた大地に目を落とすことしかできない。
一方でリーンは相も変わらず淡々としていて、思わず自分と何が違うのだろうかと考えさせられる。
「お前の望みは叶ったか、ユーイン。」
「……だろうな。掲げていた目標は全て達成した。望みは叶った、と言っていいだろう」
「じゃあ、なんでそんな暗い顔をしてるんだ?」
もっと喜べばいいのに、というリーンの言葉には何の躊躇いもない。彼女には身寄りがないから、ユーインがどうしてこんなに悲しんでいるのかなんて、わかりっこないのだ。失われたものは失われたものとして割り切っているから、ユーインにかけるひとつひとつの言葉が鋭く残酷になる。
けれど、ようやく分かった。彼女は彼女なりに心配をしてくれていて、ちょっと――いやかなり、言葉の選び方が独特なだけだ。
「……終わったから、だよ。全部」
「ああ。全部終わった。それはいいことだろ?」
「いいことだけじゃねえよ。……結局、母さんは二度死ぬ羽目になったし、父さんだって生きてたわけじゃなかった」
高望みをしていたわけではないが、ほんの少しの希望には掛けてみたかった。父が語っていた僅かな可能性に、手を伸ばしてみたかった。
その結果がこのザマだ。
メル・ミリアで出してもらったオレンジジュースの氷がからんと鳴った。なんとなく気まずい気持ちになったユーインは、ずるずるとオレンジジュースを啜る。
横のリーンは、相変わらず下手くそなフォーク遣いでケーキをつついている。
「それはもう、仕方ない。生あるものはいつか死ぬし、死んだものは生き返らない。」
「……分かってるよ、そんなの」
「だから生あるものは生に感謝し、――決してそれを無駄になげうつことの無いよう。それがおれたちの村での教え」
「……、……」
リーンのひとではないものの目が、ユーインを捉えた。
黒い角膜。ひとの目とほぼ同じ色の瞳。周辺の青い肌。そこだけが彼女を普通の人間ではない存在にしているし、それを除けば普通の少女だ。
彼女もそうするしかなかった。そうするしかなかったから、対立し、そして激情をぶつけ合った。――いや、一方的にユーインがぶつけていただけで、リーンは何も思っていなかったのかもしれない。彼女のことは未だに分かりかねている。
「お前はやるべきことはやったんだから、もっと胸を張っていい……おれは、そう思う」
「……そう」
もう少しだけ、時間が欲しいな、とユーインは思った。
この世界が許すのなら、もう少しだけ、時間が欲しい。母を手に掛けたことも、父親のことも、後悔してはいない。ただ、その事実を飲み込む時間が欲しい。十五歳の子供が背負うには、少し重すぎる。
どちらも何も言わない静寂の時間が、重苦しくのしかかる。
――ある少女は言った。みんなが生きるこの世界が好きだから。だから……この世界も、あなたの未来も、守ってみせると。
――ある少女は言った。いつかレーダーを見せられるようになったら見せてね、と。
「ひとつ、聞きたいんだけどさ」
「ァン?」
「お前、これからどうすんだ」
「……何も。メルミリアに置いてもらえるうちはそこにいるし、追い出されたら……ジャンク山に戻るだけだな。五年前に戻る」
何となしに投げかけた問の答えは、おおよそ想像していたとおりだった。
ユーインは前に進むことができた。いや、できるようになった。だが、一度対立したとはいえ、あれだけ活躍してくれて、彼女だけ道を逆戻りというのは、あまりに酷すぎやしないだろうか。
――それが残像領域の定めだというのなら、歯向かってやる。
「じゃあお前、うちに来い」
「は?」
「シューティングスターに来いっつってんだよ」
「な、なんで」
目に見えて狼狽えだしたリーンを見て、ユーインはあまりにおかしくて笑いそうになった。むしろ笑ったほうが良かったのかもしれない。残念ながらユーインも、こういう時に笑える環境にいなかったし、それはリーンも同じだろう。
「ハイドラ乗れんだろ、うち今人が足りてねえんだよ」
「いや、おれは、乗れな、」
「カンで乗ってたっつーなら一から教えてやるよ。だから来い」
「……う、お、おう……」
ハイドラ乗りが足りないのは事実だし、人間が足りていないのも事実だ。それ以上に、このリーンという少女を――名前すらない少女を、ユーインは放っておくことができなかった。自分の父親に振り回されたかわいそうな子、という認識も確かにある。共に戦った仲間だというのもある。
「不満か?」
「いや、その……わたしは、普通にしてたら、役に立たない……」
――家族がいないもの同士で、傷を舐め合いたかったのかもしれない。否定はしない。
だが、きっとリーンは、彼女は、ユーインの求めるようなことはしてくれないだろう。前提条件が違いすぎる。それでも。
「衣食住保証、ジャンク山より一万倍くらい良いだろ。……世話になったのもあるし」
「……」
「だから、来い」
「……わかっ、た」
ずっと思っていたことだった。自分も。彼女も、“普通”の生活からはかけ離れた生活をしていた。この世界の“普通”ですらなかった。自分たちにはまだ歩く道があり、いくらでも選択ができる。これまで歩いてきた道を後悔はしないが、なくなったことにはならない。歩いていく。歩いていきたい。
――父の残した軌跡を追いかけて。あるいは母の言葉に従って。
「少しは普通の人間らしく暮らしてみろよ。よそ者がそうしちゃいけないなんて法律、ここにはない」
リーンは目をぱちくりさせていた。何を言っているのか分からない、という顔だった。
何だか恥ずかしくなってきてオレンジジュースを一気飲みしたところに、タイミング悪く店主が顔を出す。
「口説き終わりましたか?」
「なっ!?は!?口説いてねえよ!!」
「若いっていいですねえ~」
「?」
おかわり!と突っぱねたような声を上げたユーインの顔色を、リーンは伺うことができない。
けれども、悪い気持ちはしなかった。彼はどうやら、自分のために動いてくれているようなのだから。
戦争終わりの空は、五年前と同じように――
NEWS
ザーッ……ザザッ……ザーッ……もし、この放送が聞こえているとしたら……
あなたはきっと、生きているのでしょう
そして、あなたはきっと、戦いに勝ったのでしょう
雨の中、水に飲まれゆく中で、戦ったハイドラの――
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「シルウェストリスへの協力に感謝する」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「気が付いたか? ここはタワーだ。シルウェストリスの空挺が君を救助したのだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「残念だが、ハイドラは解体される。危険視されたわけではないが」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「もはや、操縦棺は効力を失ってしまった。それは、操縦棺が残像領域を作り変える力を持っているからだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「そして、残像領域は消えた」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「水に押し流され、泡のように消えてしまった」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「残ったのはこのどこまでも広がる海と、タワーだけだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「大丈夫だ、君が望めば、残してもらえるはずだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「新しい世界には、新しい力が必要だ。そう――」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「ふふ、早速やってきたようだな!」 |
どこまでも青い空が広がっていた
どこまでも水平線が伸びていた
水平線には、積乱雲が立ち上る
静かな海だった
ただ一つ、海面から突き出す巨大な塔を除いて、他には何もなかった
雨上がりの後の世界は、夏風の通り抜ける、大洋に変わっていた――
ザーッ……ザザッ……ザーッ
……謎の飛行船団が上空に出現……
あれはいったい……!?
消えた……何だったのだろうか
しかし、あの姿は、ハイドラと戦った『グレムリン』に――
Ending...6/12
◆訓練
適性の訓練をしました適性が115上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が11上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が12上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が13上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が14上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が16上昇した
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
空挺攻撃要請成功!!
シルウェストリスとスポンサー契約を更新しました!!
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シルウェストリスとスポンサー契約を更新しました!!
【異質な翼の■■■■】はレーダーC設計書を600cで購入した!!
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◆作製
作製しようとしたが必要資金が不足したため、無料で頑張って作製しました
レーダーC設計書とレーダーC設計書を素材にしてニシュカ・パーシスタンスの遺書を作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にお父さんの靴下vsウッドペッカーを装備した
脚部2にH■■K■E■H試■脚■:■LL■17を装備した
スロット3に大霧清浄機「深海」を装備した
スロット4に大霧清浄機「深海」を装備した
スロット5にゼノハイラ■■■■を装備した
スロット6にゼノハイラ■■■■を装備した
スロット7にゼノハイラ■■■■を装備した
スロット8にゼノ■■ラ■■■■を装備した
スロット9にニシュカ・パーシスタンスの遺書を装備した
スロット10にゼノハイラ■■■■を装備した
スロット11にレギュレーターを装備した
◆僚機設定
テオとニコルとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……死亡許容
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
カフェ&メンテナンス『メル・ミリア』の活動記録
Cafe & Maintenance Mer-Millia
巨大樹木の中から、機械の大百足を探せば良い。
その樹の足元に、腕のいい整備士――あるいは料理人のいる店があるのだ。
カフェ&メンテナンス『メル・ミリア』は、今日も密やかに営業を続けている。
禁忌戦争を生き抜き、霧とともに消えたとされたハイドラ大隊から戻ってきたと噂されている店主は、もはや多くを語らない。ただ、樹木に絡みつくように“眠っている”機械の大百足は、その時の店主のウォーハイドラだとされる。
時々たまに、思い出したように起き上がって、生きているかのように周りを歩き回るのだという。だから、この辺の木の根は金属の多脚にずたずたにされてしまって、あまり真っ当には育たないんだそうだ。店主はそう言って笑っていた。
今日のおすすめは、禁忌戦争で破壊されたと言われる要塞のひとつを模した店主手作りのケーキ。
!店および店主(ENo.7サブ)の既知可 4期既知(ENo.4)も可
!ユニオンに参加せずメッセで利用する体も歓迎
!ロールするキャラを推奨するかも
細かいこと:http://midnight.raindrop.jp/decoherence/union.html
(整備極ユニオンです。購入はユニオン主の独断。)
巨大樹木の中から、機械の大百足を探せば良い。
その樹の足元に、腕のいい整備士――あるいは料理人のいる店があるのだ。
カフェ&メンテナンス『メル・ミリア』は、今日も密やかに営業を続けている。
禁忌戦争を生き抜き、霧とともに消えたとされたハイドラ大隊から戻ってきたと噂されている店主は、もはや多くを語らない。ただ、樹木に絡みつくように“眠っている”機械の大百足は、その時の店主のウォーハイドラだとされる。
時々たまに、思い出したように起き上がって、生きているかのように周りを歩き回るのだという。だから、この辺の木の根は金属の多脚にずたずたにされてしまって、あまり真っ当には育たないんだそうだ。店主はそう言って笑っていた。
今日のおすすめは、禁忌戦争で破壊されたと言われる要塞のひとつを模した店主手作りのケーキ。
!店および店主(ENo.7サブ)の既知可 4期既知(ENo.4)も可
!ユニオンに参加せずメッセで利用する体も歓迎
!ロールするキャラを推奨するかも
細かいこと:http://midnight.raindrop.jp/decoherence/union.html
(整備極ユニオンです。購入はユニオン主の独断。)
ユニオン設備
┗お酒専用冷蔵庫
設備維持費…… -100c
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……11100c
利子配当…………1110c
整備の訓練をしました
整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘においてAPを10%強化した
ENo.11からのメッセージ>>エイビィ 「避難の準備をした方がいいのかも知れないけど――」 |
エイビィ 「……まあ、もうちょっとぐらいはね」 |
エイビィ 「それでは皆様、最後の戦いのときまで、もう少しだけでもお寛ぎくださいませ――」 |
アンフィニ 「(終戦後のある日)こんにちはーっ!ニーユさん、予約しておりました許多とアンフィニです!……あっ、新しい義体ができたので見た目が変わったんですよ!驚かせてごめんなさい」 |
許多 「お久しぶりです。また来ました。なんかイワクラさんがいい紅茶予約してくれてるって聞いたんで…イワクラさん来てますか?…来てないか。思えばここ来たときって…間が悪いことが多かったな?」 |
アンフィニ 「そうかも…初めて訪ねたときは臨時休業してて、近くに居たイワクラさんに声をかけましたし…」 |
許多 「(……もしかしてイワクラさん警察から逃げてるんじゃないか…?)ニーユさん、もし万が一イワクラさんを見かけたら、伝言しといてもらえませんか? 『小癪ですが被疑者が死亡してしまったので書類送検にせざるを得ません。精々これからは人に迷惑をかけないように』って警察関係者の人が言ってましたよって」 |
ロッテン・ドレイク 「またな。 いつかどこかで。 乾杯、といこうか。」 |
うろうろ。うろうろ。
今日も、見知った姿を探して、店内をうろついている。
――或いは、今日が、最後になるのかも、知れないが。
なんとなく、ラスティの席の近くを、付かず離れずうろつきながら。
やがて、帰って来る……はずの、見知った誰かに。
大興奮で、寄って行ったりするのだろう。
ENo.170からのメッセージ>>
ジグラジグラ 「やー、これで皆ともお別れっぽいねー。 また会えないとも限りませんけどもぉ。」 |
ジグラジグラ 「とはいえ、良き出会いでした。ミー楽しかったよ。 またどこかで会ったらよろしくね……ってことで。」 |
ジグラジグラ 「釣りはいらねぇ、とっときな~~!![献金しました] [献金しました] [献金しました] 」 |
ジグラジグラ 「[献金しました] [献金しました] [献金しました] +献金+[献金しました] [献金しました] [献金しました] 」 |
ため息をついて残ったカクテルを一気に飲み干し、席を立つ。
どう転ぶにせよ戦う以外にないのは十分に理解していた。
ラスティ 「――ウイスキーとドランブイ、1瓶づつ取っておいてくれ。戦いが終わったら取りに来る。 まぁ、その時は彼女も連れてくるよ。……美味かった、ありがとう。」 |
クロガネ 「えっ、いいの?ありがとう……じゃあ、ニーユさんおすすめの1杯を頂くよ。 早めに出るつもりだったけど、せっかくだからギリギリまでここに居ようかな。」 |
クロガネ 「禁忌戦争が終わってから本当に色々あってさ、積もる話ばかりなんだ。 でも、一番したいのはハイドラの話かな!あれから新しい機体を1から作ってさ、騎士型の――」 |
ヒコーキ・タニヤマ 「死ぬかと思った!!」 |
ヒコーキ・タニヤマ 「この残像領域に来たときには、まさかあんな巨人や100連ミサイルマシーンと戦わされるとは思ってなかったよ。いや、よく生きてるな私。ただの戦闘機乗りだぞ?」 |
ヒコーキ・タニヤマ 「まぁ、事も一段落といったところだし、残像領域を出ていく人間もいるみたいだな。まるで旅人だ。憧れるよ。私はそういう自由に縁のない人間だったから…。」 |
ヒコーキ・タニヤマ 「…ま、「だった」だけどな。黄泉の国じゃ階級も年功序列も関係無いもんな。良いところだ、ここは。このカフェもな。酒も飲めるし。私はしばらくここに残るよ。どうせ行く宛も無いしな。」 |
ヒコーキ・タニヤマ 「よし、せっかくだ! 今日は飲むか! 焼酎ソーダ割りくれ!」 |
おばけ 「しょーいどのはこりないですねん」 |
ロック 「大盤振る舞いね、Ms.スー。良いタイミングに来たようだ。外はひどいありさまだけれど」 |
ロック 「どうしたい? ミスターえびっこ。そんなにうろちょろしてたら踏んづけちゃうよ……ほら」 |
ロック 「わたしだってわかるかしら……ウィスキー・ティーをもらうよ、Mr.ニーユ。出撃まで時間があるし[献金しました] [献金しました] 」 |
ロック 「闘いがおわっても、ここが……全員が生き残っていることを願うよ」 |
メッセージ
ENo.7からのメッセージ>>
――同じ空には。手は。届かない。
終わりの空だ。ここに存在しているのは、絶対的な終わりの空。生命の終焉。ゼノハイラプテラの終焉。ゼノハイラプテラだったものの終わり。
あの日、五年前、僕はどこに行こうとしていたのか。それは、決まっていた。
ハイラ・パーシスタンスが、最期に出撃する日だ。
だが、時空震はそれを許さなかった。お前には権利はないと言わんばかりに全てを拒んで、俺を殺した。俺には何も残らなかった。
全てを掻き集めて足掻いた俺を嘲笑うように、今もまた、その手を振り払おうとしている。
欲しい。欲しい。僕にも全てを護れる力があればよかった。
後ろから支える力ではなく、前に出て護れる力があればよかった。
そうすれば今頃こんなことには、――いや。
結果は変わらないのだろう。
どこからか声が誘ってくる。死神の声か。地獄からの使者か。
Next to Castle of Zero...
ENo.11からのメッセージ>>
ENo.42からのメッセージ>>
ENo.72からのメッセージ>>
ENo.193からのメッセージ>>
虹色の蝶が画面いっぱいに舞い踊る……。
メッセージを送信しました
>>Eno.7
――同じ空には。手は。届かない。
終わりの空だ。ここに存在しているのは、絶対的な終わりの空。生命の終焉。ゼノハイラプテラの終焉。ゼノハイラプテラだったものの終わり。
あの日、五年前、僕はどこに行こうとしていたのか。それは、決まっていた。
ハイラ・パーシスタンスが、最期に出撃する日だ。
だが、時空震はそれを許さなかった。お前には権利はないと言わんばかりに全てを拒んで、俺を殺した。俺には何も残らなかった。
全てを掻き集めて足掻いた俺を嘲笑うように、今もまた、その手を振り払おうとしている。
「あなたは、力が欲しいの?」 |
後ろから支える力ではなく、前に出て護れる力があればよかった。
そうすれば今頃こんなことには、――いや。
結果は変わらないのだろう。
「あなたがそうしていたように、確率を信じて、手を伸ばして」 |
どこからか声が誘ってくる。死神の声か。地獄からの使者か。
「可能性の芽があるのなら、わたしはそれを摘むわ」 |
「さあ、どうするか決めて。ニシュカ・パーシスタンス」 |
Next to Castle of Zero...
ENo.11からのメッセージ>>
*** 「―――――」 |
グロリア 「――通信復帰。 戦いが終わったら、あなたに教えてあげるわ、ニシュカ=パーシスタンス」 |
グロリア 「世界がどうなるかは分からないけど、あなたにはまた会える気がするの。 それって呪いの言葉じゃなくて――」 |
グロリア 「またね、ニシュカ。霧と電磁波の向こう側で、あなたを待っているわ」 |
ジル 「……そうかもしれない、”独り”なら」 |
ジル 「でも……きっと、誰かがそばにいる。 そばで一緒に、手を伸ばしてくれる」 |
ジル 「いつか、あなたにも……そういう人が見つかると思う」 |
テオ 「ニコルには内緒の、ジョシカイ?」 |
テオ 「……なんか良いな。そういうの、したことないし。 次のミッションが終わったら暇になるはずだ。大怪我しなけりゃすぐに行けると思う」 |
テオ 「奢りだからって遠慮しないからな。覚悟しとけよ、リーン」 |
エルシス 「ニーユ=ニヒト・セラシオンさん。当機のハイドラライダーだったインシオン……イン・イグリッド・フィン・イシャナからの伝言を預かっています」 |
エルシス 「再生するね」 |
インシオン 「ニーユ。このメッセージが届く頃、きっと俺達はもう残像領域にいねえ」 |
インシオン 「世話になった。カレーは美味かった」 |
インシオン 「あの世に来たら、今度こそ一戦かまそう」 |
インシオン 「エルシスの事を、頼む」 |
エレ 「すいません、この人はこんなそっけない事言ってますけど、ニーユさんには本当にお世話になりました」 |
エレ 「どうか、お元気で」 |
エレ 「『あなたの行く末に、永遠の幸いあらんことを』」 |
エルシス 「……以上です。残された僕の事はご自由に、とも」 |
エルシス 「『メル・ミリア』に来た人達の話相手くらいは出来るから、よろしくね」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.7
◆戦闘結果
戦闘報酬
キャラデータ
名前
Xenohyla-nishcaptera
愛称
【異質な翼の■■■■】
機体名
■■■■■■■■
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
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何もいない。 日記まとめ:http://midnight.raindrop.jp/decoherence/index.html ※結果上の残像機は、全てPL様より許可を得て描き下ろし、使用しています。また一部アイコンはお借りしています。※ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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2 | レーダーC | レーダーC設計書 [35/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
3 | 操縦棺D | お父さんの靴下vsウッドペッカー [35/耐粒/高噴霧]《装備:1》 | ▼詳細 |
4 | レーダーC | ゼノハイラ■■■■ [36/高噴霧/耐粒]《装備:7》 | ▼詳細 |
5 | レーダーC | ゼノハイラ■■■■ [36/高噴霧/耐粒]《装備:5》 | ▼詳細 |
6 | レーダーC | ゼノハイラ■■■■ [36/高噴霧/耐粒]《装備:6》 | ▼詳細 |
7 | 軽逆関節A | H■■K■E■H試■脚■:■LL■17 [35/高噴霧/高噴霧]《装備:2》 機動[737] 跳躍[356] AP[466] 旋回速度[1425] 防御属性[粒子] 防御値[238] 貯水量[116] 噴霧量[252] 積載量[2100] 消費EN[283] 金額[1158] 重量[800] [逆関節] *作者* |
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8 | 軽ブースターA | ゼノ■■ラ■■■■ [37/重保証/重保証]《装備:8》 | ▼詳細 |
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12 | レーダーC | ニシュカ・パーシスタンスの遺書 [37/---/---]《装備:9》 | ▼詳細 |
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15 | レーダーC | ゼノハイラ■■■■ [36/高噴霧/耐粒]《装備:10》 | ▼詳細 |
16 | レーダーC | ゼノハイラ■■■■ [36/高噴霧/耐粒] | ▼詳細 |
17 | エンジンB | 大霧清浄機「深海」 [36/高噴霧/高噴霧]《装備:4》 | ▼詳細 |
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19 | エンジンB | 大霧清浄機「深海」 [36/高噴霧/高噴霧]《装備:3》 | ▼詳細 |
20 | 領域殲滅兵器A | レギュレーター [36/重減圧/重減圧]《装備:11》 | ▼詳細 |
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