第5回目 午前2時のアレクシア・エコーズ
プロフィール
名前
アレクシア・エコーズ
愛称
アレクシア
経歴 赤毛の女。 本職は技師。 平和主義。 感情が乗らない抑揚の乏しい声。 最近、男を拾った。 機体名『サイレント・リップルス』。 ウミネコを模したグレムリン。 *プロフ絵はへたのさんから頂きました。 |
僚機プロフィール
名前
コール=ターナー
愛称
コール
経歴 半身機械。 オートメイション。 拾われ。 グレムリンテイマー。 未来。 ※アイコン、プロフ絵はへたの先生に描いて貰いましあた!!!滅茶苦茶カッコいい!!!!!!【僚機詳細】 |
霊障見舞として救援物資が送られました(フラグメンツ+20)
霊障見舞として鉄板が送られました
◆4回更新の日記ログ
◆3回更新の日記ログ
◆2回更新の日記ログ
巨大な光の河が東から昇り、西へ沈んでいく
その夜の明かりの下、靄をかき分けて視点が下がっていきます
やがて一つの戦場へとあなたの意識は降りていきます
グレイフロッグ『ジェト』
「捉えたぞ! 未識別グレムリン!!」
????????『?????』
「ザッ……ザザーッ……こちら、グレ……リン大隊、……クパレット、2番機! 戦果、良好ォ!! ザザーッ」
グレイフロッグ『ジェト』
「操縦棺をばらばらにしてやる、幽霊め!!」
カエルのエンブレムの機体が、ノイズのちらつく機体を捕まえ、操縦棺をこじ開けます。そこには――
グレイフロッグ『ジェト』
「なんだよ、これ……!!」
????????『?????』
「ザッ……ザザーッ……こちら、グレ……リン大隊、……クパレット、2番機! 戦果、良好ォ!! ザザーッ」
グレイフロッグ『ジェト』
「ちくしょう、お前はただの、影だ!!」
カエルのエンブレムの機体が、そのまま掴んだ機体をばらばらにします
火花を散らして爆散する、ノイズちらつく機体
あなたはそのままゆっくりと意識を失い、視界に光が満ちて、そして――
グレイヴネット・インターフェース
「認証に成功。思念接続を開始……対流域を確保。ようこそ、グレイヴネットへ!!」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「……よう、そこのテイマー……お前も、見たか?」
傭兵『スコルパピー』
「あっ、ルキムラのなりきりアカウント」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「ま、なりきりでもいいさ。伝説の傭兵ルキムラがこんな所にはいないからな、それより」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「見たか? お前……そう、光の河が昇って、西へ……」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「見たならいいんだ。それを確かめたかった。俺だけが見たただの夢ではない、ということだ」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「頼みたいことがある。夢の続きを、ジェトを探してほしい」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「あいつは知っているはずだ、未識別グレムリンが何なのか」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「核心に迫っていなくとも、何か手がかりを持っているはずだ」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「【領域通信】を使えばジェトにも届くかもしれん。助けを求めているはずだ」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「なんでそんな確信を持っているのか……気になるのならば、答えておこう」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「俺は見たんだ。天使と、天国をな。少し、昔話をしよう」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「俺は伝説と呼ばれるまでに、戦って、戦って、戦い続けた」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「ある時、俺は命を落としかけた。機体は爆散。傷だらけのスーツは緊急遮断機構が働き皮膚ごと硬化」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「名前も知らねぇ島の海岸に打ち上げられて、じっと横になって目を閉じた」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「見たんだよ。夢をな。巨大な光の河が昇って、西へ……」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「そして、夢に天使が出てきて、海岸の向こうをずっと指さしていた」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「俺は海岸を歩いた。天使が導くままに。やがて、目の前に錆びついた機体が横たわっていた」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「天使はにっこりと笑って、自己紹介をして、消えていった」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「目が覚めて、天使の導いた方へ歩いて行ったら、錆びた機体が夢のまま横たわっていた」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「光の河の夢は、あの時のままだ。俺は助けられた。今度は、助ける番だ」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「だから、頼んだぞ、【領域通信】だ。頼む……この借りはいつか返す」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「……そう、天使。名前は『フヌ』って言ってたな。じゃあな」
ルキムラがログアウトしました
傭兵『スコルパピー』
「フヌ……か。聞いたこともないな。不思議な名前だ」
傭兵『スコルパピー』
「俺もジェトさんを探してみるかね」
スコルパピーがログアウトしました
大防波堤、風の門には今日も風が吹き抜ける
風の門番《ミルクルェ》
「みんな、天国に行っちゃうのかな」
風の門番《ミルクルェ》
「それは、みんなが行く場所なのかな」
「こちらの商品はいかがかな? いまなら入荷、絶賛未定!!」
霊障見舞として鉄板が送られました
◆日誌
どうしてコール=ターナーを拾ったか。
そう聞かれると困る。
明確な理由はない。強いて言うなら、あの廃工場でコールを見つけた時、このまま見捨てたら寝覚めが悪くなりそうな気がした。
それに、いつ滅ぶとも知れない世界なのだから、少しくらいは善いことをしてもいいか、と思った。
どちらにせよ気分の問題だった。
そして今もなお、意外と世界は滅びず、その気まぐれのツケを支払っている。
視界を覆う粉塵。
それを切り裂くように、一筋の光が閃いた。
(やればできるじゃん)
ヒートストリングの高熱線が、中量格闘機『金砕棒』を両断した。『クレオソート』は一瞥もせず、ブースターを吹かして次の獲物へ狙いを定める。
繰り返すが、アレクシアはグレムリンエンジニアだ。支援ならまだしも、戦闘能力自体を期待されても困る。今日みたいに本業のコールが張り切るべきだし、景気よく敵機を墜としていく様を見ると少しは拾った甲斐を感じるものだ。
「……だぁから、あっち狙ってくれないかなー」
つんざくようなアラート音が操縦棺内に響いた。レーダーが『サイレント・リップルス』に接近する敵機を捉え、アレクシアはレバーを引いて機体を急旋回させる。
左方に掃海艇『みずすまし』。即座にレーダーをセットし、小型粒子銃の照準を合わせ――ファイア。瞬く間に高エネルギー粒子が炸裂し、エネルギー機構を損傷した『みずすまし』が赤い海に沈む。
今ので最後らしい。レーダーが周囲に敵機を検出していないことを確認して、アレクシアは息を吐く。
今日もまたグレムリンを動かせてしまった。普通に考えて、素人が少し触ったくらいの機械を動かせるわけがない。空母や巡洋艦だって一夕一朝で操縦技術は身につかないだろう。
しかし、グレムリンは違うと聞いたことがある。
人がグレムリンを動かすのではなく、グレムリンが人を導くのだ、と。
(誰から聞いたんだったかな)
遠い記憶だ。確か、「そんなことあるわけないでしょ」と適当に返事をして取り合わなかった気がする。
その時はそんなことを一切信じていなかったが、現にアレクシアは『サイレント・リップルス』を動かせてしまっている。
この機体がアレクシアを導いているのなら、
「……一体どこに導かれるのやら」
当然、答えはない。グレムリンは話さない。
独り言だけが操縦棺に零れ落ちた。
***
南南西海域・赤の海での戦闘を終えた悪鬼巡洋艦【ベルーガ】は、真紅工廠【スルト】に寄港していた。
スルトは海面に建つ巨大な城の中にある、真紅連理系のグレムリン工廠だ。ここでアサルト・フレーム――より攻撃的なグレムリンのフレームを増産しているという話を聞きつけ、ベルーガは針路をとっていた。
新フレームだけではなく、もちろんスルトのグレムリン関連設備は巡洋艦のそれよりも良い。一部を除いて、この機会にベルーガのグレムリンをまとめてメンテナンスに出すことになっている。ちなみに機体の相性を鑑みた結果、フレームの換装はコールの『クレオソート』だけ行う予定だ。
「搬入任せていい?」
「大丈夫です! 久々の陸地ですし、エコーズさんもターナーさんもゆっくりしてください」
アレクシアよりいくらか年若い女性は、短い金髪を揺らして笑顔でそう言った。彼女、シリヤ・マキはベルーガのグレムリンエンジニア、兼副料理長、兼食料班主任だ。例に漏れず人員不足の煽りを受け、最近は機関士補助にも就いているらしい。
少しおっちょこちょいなところもあるが、仕事に間違いはない。それにこの愛想の良さ。とても真似ができる気がせず、アレクシアは密かに感心していた。まあ、そうなりたいとは思わないのだが。
いつもながらにこやかなシリヤのお言葉に甘えて、アレクシアは『サイレント・リップルス』のスルトへの搬入を任せることにした。
「ありがと。じゃあよろしく。
私は城下町でご飯でも食べてこようと思うけど、コールくんは?」
グレムリン搬入の件でドックまで一緒に来ていたコールに聞くと、彼は首を横に振った。
「俺はベルーガで待機する」
「そっか。メンテが終わる頃には戻るから、また後でね」
ひらりと手を振って、アレクシアはドックを後にした。
ベルーガのタラップを降り、向かう先は赤の海城の城下町だ。
降り立った途端、見渡す限り赤、赤、赤。海も家も道路も赤。悪趣味を通り越して潔い町だ。何度目かの寄港でアレクシアは慣れつつあったが、最初に来た時は赤さで胸焼けがしそうなくらいだった。それでも最初のうちは眩しくて、目を慣らすよう瞬かせる。
(ジェリィちゃんでも誘えばよかったかな)
アレクシアの目当ては、城下町の一角にある食堂だ。そこの虚空赤魚のオイル煮は割とおいしい。別にコールと一緒に行きたかったわけではないが、珍しく誰かと一緒に行っても良いような気分だった。ここのところベルーガにも人が増え、食事の時間がにぎやかになったせいだろうか。
ジェリィはつい最近ベルーガに加入した少女だ。見た目は可愛らしい少女だが、どうも人間ではないらしい。アレクシアは詳しいことを知らなかった。しかし食事はでき、「うまいもん食えばちゃんとテンションは上がります」とのことだったので誘っても良かったかもしれない。
同じくベルーガに加わったメンバーと言えば、ネレとベルゼリアがいる。前者は今は北東方面にいて、誘うのは物理的に不可能――仮に誘ったら軽い調子で来そうな気はする。後者は静かな方が好きと言っていたので、誘っても来なかったかもしれない。
(……いや、でも。あんまり良くないな、これは)
自分がベルーガに勧誘したせいか、一人ひとりのことを把握できてしまっていた。
しかし所詮はユニオンを通した付き合いであり、いざという時には見捨てる必要性も出てくる。状況が変われば銃口を突き合わせることだってあるだろう。
変に情やら思い入れを抱くのは悪手だ。まだそこまでのことを考えているわけではないが、今のうちから改めて自覚しておくことは必要であると思えた。
アレクシアはベルーガを振り返らず、一人で赤い町を歩いていく。
***
「……はあ? どういうこと?」
「す、すみませんすみません、私にもどういうことかさっぱりで」
夕方。ベルーガのドックで眉間に皺を寄せるアレクシア、腰を深く折って平謝りするシリヤ。
遅れてドックに入ってきたコールが、訝しそうに問いかけてくる。
「どうしたんだ? 雇い主さん」
「いや、それが……」
「ああああの、エコーズさんは悪くなくてぇ、私が、私がですね……」
酷く慌てたシリヤ曰く。
どうにも、『クレオソート』だけではなく『サイレント・リップルス』までアサルト・フレームに換装されてしまったらしい。「あの赤いお嬢さんにはこの赤いアサルト・フレームこそが相応しい」と赤の海特有の赤色崇拝理論により、『サイレント・リップルス』が返ってきた頃にはすでに後の祭りだった。
『サイレント・リップルス』の肝はレーダーだ。しかし、アサルト・フレームにはレーダーを載せる機構がない。これはかなりの問題だった。
指で眉間の皺をほぐし、努めて冷静に、アレクシアはシリヤに再度確認する。
「戻せないんだよね?」
「無理、とバッサリ切り捨てられました……艦長にも言ってもらったんですけど、全然ダメでぇ……」
「……なら仕方がない」
ベルーガ艦長のカイルが出ても無理なら、自分が何を言っても無駄だろう。カイルはいつもは大雑把だが、こういう時はきちんと言うタイプのはずだ。
起こったことはどうしようもない。今考えるべきは、レーダーを外したアセンブルだ。
「積めるのがレーダーからエンジンになったんだよね? 『サイレント・リップルス』が積んでるのと同じ規格のエンジンを見繕って手配してくれるかな。戦闘はそれでどうにかするから。
それと、タワーの方でフレームが戻せるか調べておいて」
「はっ、はいぃ、本当にすみません……」
「いいよ、私も確認不足だった。赤の海のイカレ具合をなめてたなー……それよりほら、手ぇ動かして」
「はいっ!」
アレクシアの言に押されるようにシリヤは勢いよく敬礼し、更に勢いよくドックを出ていった。
一転して、ドック内が静かになる。
アレクシアは『サイレント・リップルス』を、そして横目でコールを見た。
「……ってことなんだって。はあ。クソだなー」
「意外と怒らないんだな」
「怒って元に戻るならいくらでも怒るけど。艦長が出ても無駄なら仕方がないよ」
しげしげと『サイレント・リップルス』を上から下まで眺める。見た目はあまり変わっていないように見えるが、違うらしい。シリヤもいなくなったことで、さすがに溜息が漏れた。
「今からじゃ機体の組み替えも間に合わないし、間に合っても私に動かせる気がしないからなー……コールくんには負担をかけるね。悪いけど、頼める?」
「やるべき仕事はやる。嫌なことでも。それが仕事というものだ」
また屁理屈か文句を言われるかと思ったが、存外に素直な返事だ。アレクシアは驚いて目を瞬かせ、コールを見た。いつもと同じ、何を考えているか分かり辛い無表情。
さすがにここでどうこう言われたら、アレクシアの堪忍袋がもつ気がしなかった。いま吐いた息は、安堵のそれだ。
「良い返事じゃない。割増賃金は艦長に請求しといてね」
「分かった」
それにしても、次の戦闘は大丈夫だろうか。
アレクシアの胸中にはじわりと不安が広がっていた。
そう聞かれると困る。
明確な理由はない。強いて言うなら、あの廃工場でコールを見つけた時、このまま見捨てたら寝覚めが悪くなりそうな気がした。
それに、いつ滅ぶとも知れない世界なのだから、少しくらいは善いことをしてもいいか、と思った。
どちらにせよ気分の問題だった。
そして今もなお、意外と世界は滅びず、その気まぐれのツケを支払っている。
視界を覆う粉塵。
それを切り裂くように、一筋の光が閃いた。
(やればできるじゃん)
ヒートストリングの高熱線が、中量格闘機『金砕棒』を両断した。『クレオソート』は一瞥もせず、ブースターを吹かして次の獲物へ狙いを定める。
繰り返すが、アレクシアはグレムリンエンジニアだ。支援ならまだしも、戦闘能力自体を期待されても困る。今日みたいに本業のコールが張り切るべきだし、景気よく敵機を墜としていく様を見ると少しは拾った甲斐を感じるものだ。
「……だぁから、あっち狙ってくれないかなー」
つんざくようなアラート音が操縦棺内に響いた。レーダーが『サイレント・リップルス』に接近する敵機を捉え、アレクシアはレバーを引いて機体を急旋回させる。
左方に掃海艇『みずすまし』。即座にレーダーをセットし、小型粒子銃の照準を合わせ――ファイア。瞬く間に高エネルギー粒子が炸裂し、エネルギー機構を損傷した『みずすまし』が赤い海に沈む。
今ので最後らしい。レーダーが周囲に敵機を検出していないことを確認して、アレクシアは息を吐く。
今日もまたグレムリンを動かせてしまった。普通に考えて、素人が少し触ったくらいの機械を動かせるわけがない。空母や巡洋艦だって一夕一朝で操縦技術は身につかないだろう。
しかし、グレムリンは違うと聞いたことがある。
人がグレムリンを動かすのではなく、グレムリンが人を導くのだ、と。
(誰から聞いたんだったかな)
遠い記憶だ。確か、「そんなことあるわけないでしょ」と適当に返事をして取り合わなかった気がする。
その時はそんなことを一切信じていなかったが、現にアレクシアは『サイレント・リップルス』を動かせてしまっている。
この機体がアレクシアを導いているのなら、
「……一体どこに導かれるのやら」
当然、答えはない。グレムリンは話さない。
独り言だけが操縦棺に零れ落ちた。
***
南南西海域・赤の海での戦闘を終えた悪鬼巡洋艦【ベルーガ】は、真紅工廠【スルト】に寄港していた。
スルトは海面に建つ巨大な城の中にある、真紅連理系のグレムリン工廠だ。ここでアサルト・フレーム――より攻撃的なグレムリンのフレームを増産しているという話を聞きつけ、ベルーガは針路をとっていた。
新フレームだけではなく、もちろんスルトのグレムリン関連設備は巡洋艦のそれよりも良い。一部を除いて、この機会にベルーガのグレムリンをまとめてメンテナンスに出すことになっている。ちなみに機体の相性を鑑みた結果、フレームの換装はコールの『クレオソート』だけ行う予定だ。
「搬入任せていい?」
「大丈夫です! 久々の陸地ですし、エコーズさんもターナーさんもゆっくりしてください」
アレクシアよりいくらか年若い女性は、短い金髪を揺らして笑顔でそう言った。彼女、シリヤ・マキはベルーガのグレムリンエンジニア、兼副料理長、兼食料班主任だ。例に漏れず人員不足の煽りを受け、最近は機関士補助にも就いているらしい。
少しおっちょこちょいなところもあるが、仕事に間違いはない。それにこの愛想の良さ。とても真似ができる気がせず、アレクシアは密かに感心していた。まあ、そうなりたいとは思わないのだが。
いつもながらにこやかなシリヤのお言葉に甘えて、アレクシアは『サイレント・リップルス』のスルトへの搬入を任せることにした。
「ありがと。じゃあよろしく。
私は城下町でご飯でも食べてこようと思うけど、コールくんは?」
グレムリン搬入の件でドックまで一緒に来ていたコールに聞くと、彼は首を横に振った。
「俺はベルーガで待機する」
「そっか。メンテが終わる頃には戻るから、また後でね」
ひらりと手を振って、アレクシアはドックを後にした。
ベルーガのタラップを降り、向かう先は赤の海城の城下町だ。
降り立った途端、見渡す限り赤、赤、赤。海も家も道路も赤。悪趣味を通り越して潔い町だ。何度目かの寄港でアレクシアは慣れつつあったが、最初に来た時は赤さで胸焼けがしそうなくらいだった。それでも最初のうちは眩しくて、目を慣らすよう瞬かせる。
(ジェリィちゃんでも誘えばよかったかな)
アレクシアの目当ては、城下町の一角にある食堂だ。そこの虚空赤魚のオイル煮は割とおいしい。別にコールと一緒に行きたかったわけではないが、珍しく誰かと一緒に行っても良いような気分だった。ここのところベルーガにも人が増え、食事の時間がにぎやかになったせいだろうか。
ジェリィはつい最近ベルーガに加入した少女だ。見た目は可愛らしい少女だが、どうも人間ではないらしい。アレクシアは詳しいことを知らなかった。しかし食事はでき、「うまいもん食えばちゃんとテンションは上がります」とのことだったので誘っても良かったかもしれない。
同じくベルーガに加わったメンバーと言えば、ネレとベルゼリアがいる。前者は今は北東方面にいて、誘うのは物理的に不可能――仮に誘ったら軽い調子で来そうな気はする。後者は静かな方が好きと言っていたので、誘っても来なかったかもしれない。
(……いや、でも。あんまり良くないな、これは)
自分がベルーガに勧誘したせいか、一人ひとりのことを把握できてしまっていた。
しかし所詮はユニオンを通した付き合いであり、いざという時には見捨てる必要性も出てくる。状況が変われば銃口を突き合わせることだってあるだろう。
変に情やら思い入れを抱くのは悪手だ。まだそこまでのことを考えているわけではないが、今のうちから改めて自覚しておくことは必要であると思えた。
アレクシアはベルーガを振り返らず、一人で赤い町を歩いていく。
***
「……はあ? どういうこと?」
「す、すみませんすみません、私にもどういうことかさっぱりで」
夕方。ベルーガのドックで眉間に皺を寄せるアレクシア、腰を深く折って平謝りするシリヤ。
遅れてドックに入ってきたコールが、訝しそうに問いかけてくる。
「どうしたんだ? 雇い主さん」
「いや、それが……」
「ああああの、エコーズさんは悪くなくてぇ、私が、私がですね……」
酷く慌てたシリヤ曰く。
どうにも、『クレオソート』だけではなく『サイレント・リップルス』までアサルト・フレームに換装されてしまったらしい。「あの赤いお嬢さんにはこの赤いアサルト・フレームこそが相応しい」と赤の海特有の赤色崇拝理論により、『サイレント・リップルス』が返ってきた頃にはすでに後の祭りだった。
『サイレント・リップルス』の肝はレーダーだ。しかし、アサルト・フレームにはレーダーを載せる機構がない。これはかなりの問題だった。
指で眉間の皺をほぐし、努めて冷静に、アレクシアはシリヤに再度確認する。
「戻せないんだよね?」
「無理、とバッサリ切り捨てられました……艦長にも言ってもらったんですけど、全然ダメでぇ……」
「……なら仕方がない」
ベルーガ艦長のカイルが出ても無理なら、自分が何を言っても無駄だろう。カイルはいつもは大雑把だが、こういう時はきちんと言うタイプのはずだ。
起こったことはどうしようもない。今考えるべきは、レーダーを外したアセンブルだ。
「積めるのがレーダーからエンジンになったんだよね? 『サイレント・リップルス』が積んでるのと同じ規格のエンジンを見繕って手配してくれるかな。戦闘はそれでどうにかするから。
それと、タワーの方でフレームが戻せるか調べておいて」
「はっ、はいぃ、本当にすみません……」
「いいよ、私も確認不足だった。赤の海のイカレ具合をなめてたなー……それよりほら、手ぇ動かして」
「はいっ!」
アレクシアの言に押されるようにシリヤは勢いよく敬礼し、更に勢いよくドックを出ていった。
一転して、ドック内が静かになる。
アレクシアは『サイレント・リップルス』を、そして横目でコールを見た。
「……ってことなんだって。はあ。クソだなー」
「意外と怒らないんだな」
「怒って元に戻るならいくらでも怒るけど。艦長が出ても無駄なら仕方がないよ」
しげしげと『サイレント・リップルス』を上から下まで眺める。見た目はあまり変わっていないように見えるが、違うらしい。シリヤもいなくなったことで、さすがに溜息が漏れた。
「今からじゃ機体の組み替えも間に合わないし、間に合っても私に動かせる気がしないからなー……コールくんには負担をかけるね。悪いけど、頼める?」
「やるべき仕事はやる。嫌なことでも。それが仕事というものだ」
また屁理屈か文句を言われるかと思ったが、存外に素直な返事だ。アレクシアは驚いて目を瞬かせ、コールを見た。いつもと同じ、何を考えているか分かり辛い無表情。
さすがにここでどうこう言われたら、アレクシアの堪忍袋がもつ気がしなかった。いま吐いた息は、安堵のそれだ。
「良い返事じゃない。割増賃金は艦長に請求しといてね」
「分かった」
それにしても、次の戦闘は大丈夫だろうか。
アレクシアの胸中にはじわりと不安が広がっていた。
◆4回更新の日記ログ
◆3回更新の日記ログ
◆2回更新の日記ログ
NEWS
あなたは夢を見ていました巨大な光の河が東から昇り、西へ沈んでいく
その夜の明かりの下、靄をかき分けて視点が下がっていきます
やがて一つの戦場へとあなたの意識は降りていきます
グレイフロッグ『ジェト』
「捉えたぞ! 未識別グレムリン!!」
????????『?????』
「ザッ……ザザーッ……こちら、グレ……リン大隊、……クパレット、2番機! 戦果、良好ォ!! ザザーッ」
グレイフロッグ『ジェト』
「操縦棺をばらばらにしてやる、幽霊め!!」
カエルのエンブレムの機体が、ノイズのちらつく機体を捕まえ、操縦棺をこじ開けます。そこには――
グレイフロッグ『ジェト』
「なんだよ、これ……!!」
????????『?????』
「ザッ……ザザーッ……こちら、グレ……リン大隊、……クパレット、2番機! 戦果、良好ォ!! ザザーッ」
グレイフロッグ『ジェト』
「ちくしょう、お前はただの、影だ!!」
カエルのエンブレムの機体が、そのまま掴んだ機体をばらばらにします
火花を散らして爆散する、ノイズちらつく機体
あなたはそのままゆっくりと意識を失い、視界に光が満ちて、そして――
グレイヴネット・インターフェース
「認証に成功。思念接続を開始……対流域を確保。ようこそ、グレイヴネットへ!!」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「……よう、そこのテイマー……お前も、見たか?」
傭兵『スコルパピー』
「あっ、ルキムラのなりきりアカウント」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「ま、なりきりでもいいさ。伝説の傭兵ルキムラがこんな所にはいないからな、それより」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「見たか? お前……そう、光の河が昇って、西へ……」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「見たならいいんだ。それを確かめたかった。俺だけが見たただの夢ではない、ということだ」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「頼みたいことがある。夢の続きを、ジェトを探してほしい」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「あいつは知っているはずだ、未識別グレムリンが何なのか」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「核心に迫っていなくとも、何か手がかりを持っているはずだ」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「【領域通信】を使えばジェトにも届くかもしれん。助けを求めているはずだ」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「なんでそんな確信を持っているのか……気になるのならば、答えておこう」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「俺は見たんだ。天使と、天国をな。少し、昔話をしよう」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「俺は伝説と呼ばれるまでに、戦って、戦って、戦い続けた」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「ある時、俺は命を落としかけた。機体は爆散。傷だらけのスーツは緊急遮断機構が働き皮膚ごと硬化」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「名前も知らねぇ島の海岸に打ち上げられて、じっと横になって目を閉じた」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「見たんだよ。夢をな。巨大な光の河が昇って、西へ……」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「そして、夢に天使が出てきて、海岸の向こうをずっと指さしていた」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「俺は海岸を歩いた。天使が導くままに。やがて、目の前に錆びついた機体が横たわっていた」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「天使はにっこりと笑って、自己紹介をして、消えていった」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「目が覚めて、天使の導いた方へ歩いて行ったら、錆びた機体が夢のまま横たわっていた」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「光の河の夢は、あの時のままだ。俺は助けられた。今度は、助ける番だ」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「だから、頼んだぞ、【領域通信】だ。頼む……この借りはいつか返す」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「……そう、天使。名前は『フヌ』って言ってたな。じゃあな」
ルキムラがログアウトしました
傭兵『スコルパピー』
「フヌ……か。聞いたこともないな。不思議な名前だ」
傭兵『スコルパピー』
「俺もジェトさんを探してみるかね」
スコルパピーがログアウトしました
大防波堤、風の門には今日も風が吹き抜ける
風の門番《ミルクルェ》
「みんな、天国に行っちゃうのかな」
風の門番《ミルクルェ》
「それは、みんなが行く場所なのかな」
アレクシアは安定型:遅延式エンジンを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
アレクシアはパンプキンヘッドを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
キャット・ウォークⅡは鉄板で強化された!!(素材消費)
キャット・ウォークⅡはストレイ・キャットⅠ素材で強化された!!(素材消費)
◆アセンブル
【頭部】にキャトラテジーを装備した
【腕部】に4-D-4を装備した
【操縦棺】に懺悔室を装備した
【脚部】に耐衝撃逆関節を装備した
【エンジン】にわいるどはーとを装備した
【エンジン】に安定型:遅延式エンジンを装備した
【主兵装】に零力共振装置を装備した
【副兵装】にGatling gunを装備した
【背部兵装】にキャトラテジーを装備した
【機動補助】にキャット・ウォークⅡを装備した
◆僚機と合言葉
コール=ターナーとバディを結成した!!
次回フェアギスマインニヒトに協賛し、参戦します
フェアギスマインニヒト担当「こちらの商品はいかがかな? いまなら入荷、絶賛未定!!」
移動
東→へ移動し、タワー近海【風の門】へと到達した
ユニオン活動
悪鬼巡洋艦【ベルーガ】の活動記録
コロッセオ・レガシィ所属の弱小船。
万年人手不足なところ、灰燼戦争で所属テイマーが多数殉職。
年齢不問、未経験歓迎でしょっちゅう求人広告を出しているが成果は芳しくなく、技師をテイマーに登用するなど混迷ぶりが際立つ。
艦長はカイル・ハワード。傭兵上がりの大雑把な壮年男性。
……なお、ここは【ベルーガ】第三甲板にある談話室のようだ。
部屋の隅にはグレイヴネットに繋がる回線があり、通信の送受信が可能。
【艦内構造】
・ダストデッキ…艦長室、操舵室兼海図室、グレムリン発着場
・第二甲板…各種グレムリンドッグ
・第三甲板…居住スペース、食堂、談話室、会議室
【労働環境】
・出来高報酬制/死亡保険なし/住み込み可/3食昼寝付き<s>味の保証なし</s>
・<s>人手不足のため</s>今なら個室に空き有!
・フルタイム正社員に限らず時短、業務委託、副業など雇用形態応相談
【PL向け情報】
*加入・脱退フリー。枠の関係で一言連絡があれば助かります。
*行先を合わせる必要はないのでご自由に。
*現在地が違っても談話室に顔を出して◎、細かいことは気にせず楽しくどうぞ。
*ユニオンにシステム的意義が生じたら連絡します。
ENo.92からのメッセージ>>
ベルゼリア
「わー」
棒読みの歓声。
やる気の感じられない平坦な拍手。
ベルゼリア
「ベルゼリアです。
なんかおねえさんにナンパされたので
のこのことついてきました。
よろしくお願いします」
抑揚のない声で適当な挨拶。
軽く頭を下げる。
挨拶を済ませると適当に船内を眺めている。
ENo.130からのメッセージ>>
アレクシア
「あー……このコールくんの言うことは聞かなくていいよ。
文句が多いんだ、彼。先輩と言っても見習わないように」
アレクシア
「【>ネレ】
ネレちゃんは雨音列島の方だっけ?
……いないね。他に。ははは。
人手不足ってやつだねー」
アレクシア
「まあほら、死なないように頑張って。うん。
こんなんで死んじゃ阿呆らしいしね」
アレクシア
「【>ジェリィ】
や、いらっしゃい。ベルーガはもう慣れた?」
アレクシア
「……慣れてそうだね。
それ食べる人初めて見たよ」
アレクシア
「確か食堂の奥にもっと在庫があるんじゃないかな?
消費期限切れてそうだけど」
【本日のメニュー】
Aランチ…赤の海で獲れた虚空魚のオイル煮<限定10食>
Bランチ…バイオベーコンの案山子焼き風グリル
――Aランチがおすすめです! 臭み抜きを工夫しました(副料理長シリヤ・マキ)
ENo.156からのメッセージ>>
ネレ
「かくかくしかじか(今回の日誌参照)ということがありましてぇ。
フランキーって名前のヴォイドテイマーに心当たりがある方、いませんかぁ。」
ネレ
「わりとダメ元なんで、真偽あやふやでも~OK~~。
※でっちあげ歓迎です。次の日誌のネタで拾うかもしれません」
ネレ
「あ。そういえば新人ちゃんいましたねぇ。自己紹介かねて一発芸してくれません?
くれませんか。ちぇー」
ENo.161からのメッセージ>>
ジェリィ
「相手がグレムリンばっかで儲かってるぜい。
ただ撃墜数稼いでいい気分になれないのがちょっとな。
おっとそうだ、また整備施設借りるぜ~~」
ジェリィ
「……って猫の人おるやんけ。意外と早く
直接会うの叶っちゃったな。
さあ約束通り猫を……
猫の実物をほら……見せて……」
ジェリィ
「あ、北東? 今コンテナ輸送してっけど
合流間に合うかどうかは知らね」
メッセージ
ENo.47からのメッセージ>>
件名:Re:ユニオン加入について
『ナイトフライヤー』
「''ナイトフライヤー''より''Alexia Echoes''へ、
この度は【ベルーガ】に勧誘いただき、ありがとうございます」
『ナイトフライヤー』
「ユニオン加入の件、お受けいたしたく思います。
しかしながら、一つだけご理解いただきたい条件があるのです……」
『ナイトフライヤー』
「当機に搭載されている特殊な装置は……詳細は省きますが、
艦船の電子機器や、近くのグレムリンに霊的障害を引き起こす可能性があります。」
『ナイトフライヤー』
「悪鬼巡洋艦の直接の護衛や、着艦しての作業はできかねます。
それでもかまわなければ、戦列の末席に加えていただきたく思います……」
加入申請通知:1件
No.47『ナイトフライヤー』を加入させますか?
y/n
ENo.140からのメッセージ>>
ハンプバック
「はいはい、こちらファータ・メガプテラ。
ハンプバックが応答するぜ」
ハンプバック
「ユニオン……ああ、いつぞやに通信で流していたね。
聞いていたのかい?」
ハンプバック
「そうだね、こちらとしても大歓迎だが……条件をひとつ。
個室に移る作業の間は、周囲に誰も立ち入らせないようにしてくれるかな?
アレクシア女史、君もだ」
ハンプバック
「天然モノの子が1人いるんだ。
情報にある程度信頼性は置いているけれど、
スキを見せている間に誘拐されたりしたら敵わない
ボクの大事な子を売られちゃあたまんないからね」
ハンプバック
「個室のセキュリティについては問わない。
こちら側で厳重にしておくよ」
ハンプバック
「それで、どうだい?
整備士くずれだが、それなりに役には立つつもりだぜ」
ENo.161からのメッセージ>>
ジェリィ
「ちーっす、儲かってる~~?
私は儲かってま~~す。
おたくのユニオン出来高制っつてたけど、
ちゃんと戦果出しゃ払いはええのんな。
タイマンでグレムリンボコったら
割といい額出してくれたぜ。
小粒の未識別プチプチ潰すより
よっぽど割がいいな」
さすがにそこを払い渋ると
すぐに逃げられるからだろうか。
支払いそのものは正当なもののようだった。
……ランキングを確認すると、
この小さい少女の名前がぽつぽつと
見つかったりするかもしれない(第4回目現在)。
この少女が儲かっている様子なのは
そのためなのだろう。多分。
ジェリィ
「自分が何かってのは私もよくわかんねー。
気づいたら廃工場ン中で錆びたグレムリンの近くにいてな。
それまでの記憶とか割と飛んでる。
素性不明存在のお約束ってヤツだな。
でもまあ、フツーの人間って
もみあげがアームになったりはせんじゃろ。
ベルーガん中で直接見たと思うけど。
あとメットつけずに外歩いてもなんか平気。
フツーは有毒なんだっけ?」
ジェリィ
「で、そのベルーガだけど、
コロッセオ・レガシィが経営母体言うても
同じ海域に浮いてるだけとか
その程度の繋がりじゃろ~~。
まあ私は最初に言った通り
整備用の設備さえ使わせてもらえりゃ
文句は無いからいいんだけど」
ジェリィ
「もーちょっとイケたカタチの装甲でも
削り出してもらおうかねェ。
私の機体、ぶっちゃけめっちゃ弱そうでしょ。
起動時純正パーツがフレームしか
なかったんだよな~~」
4件のメッセージを送信しました
>>Eno.130 >>Eno.92 >>Eno.141 >>Eno.138
件名:Re:ユニオン加入について
『ナイトフライヤー』
「''ナイトフライヤー''より''Alexia Echoes''へ、
この度は【ベルーガ】に勧誘いただき、ありがとうございます」
『ナイトフライヤー』
「ユニオン加入の件、お受けいたしたく思います。
しかしながら、一つだけご理解いただきたい条件があるのです……」
『ナイトフライヤー』
「当機に搭載されている特殊な装置は……詳細は省きますが、
艦船の電子機器や、近くのグレムリンに霊的障害を引き起こす可能性があります。」
『ナイトフライヤー』
「悪鬼巡洋艦の直接の護衛や、着艦しての作業はできかねます。
それでもかまわなければ、戦列の末席に加えていただきたく思います……」
加入申請通知:1件
No.47『ナイトフライヤー』を加入させますか?
y/n
ENo.140からのメッセージ>>
ハンプバック
「はいはい、こちらファータ・メガプテラ。
ハンプバックが応答するぜ」
ハンプバック
「ユニオン……ああ、いつぞやに通信で流していたね。
聞いていたのかい?」
ハンプバック
「そうだね、こちらとしても大歓迎だが……条件をひとつ。
個室に移る作業の間は、周囲に誰も立ち入らせないようにしてくれるかな?
アレクシア女史、君もだ」
ハンプバック
「天然モノの子が1人いるんだ。
情報にある程度信頼性は置いているけれど、
スキを見せている間に誘拐されたりしたら敵わない
ボクの大事な子を売られちゃあたまんないからね」
ハンプバック
「個室のセキュリティについては問わない。
こちら側で厳重にしておくよ」
ハンプバック
「それで、どうだい?
整備士くずれだが、それなりに役には立つつもりだぜ」
ENo.161からのメッセージ>>
ジェリィ
「ちーっす、儲かってる~~?
私は儲かってま~~す。
おたくのユニオン出来高制っつてたけど、
ちゃんと戦果出しゃ払いはええのんな。
タイマンでグレムリンボコったら
割といい額出してくれたぜ。
小粒の未識別プチプチ潰すより
よっぽど割がいいな」
さすがにそこを払い渋ると
すぐに逃げられるからだろうか。
支払いそのものは正当なもののようだった。
……ランキングを確認すると、
この小さい少女の名前がぽつぽつと
見つかったりするかもしれない(第4回目現在)。
この少女が儲かっている様子なのは
そのためなのだろう。多分。
ジェリィ
「自分が何かってのは私もよくわかんねー。
気づいたら廃工場ン中で錆びたグレムリンの近くにいてな。
それまでの記憶とか割と飛んでる。
素性不明存在のお約束ってヤツだな。
でもまあ、フツーの人間って
もみあげがアームになったりはせんじゃろ。
ベルーガん中で直接見たと思うけど。
あとメットつけずに外歩いてもなんか平気。
フツーは有毒なんだっけ?」
ジェリィ
「で、そのベルーガだけど、
コロッセオ・レガシィが経営母体言うても
同じ海域に浮いてるだけとか
その程度の繋がりじゃろ~~。
まあ私は最初に言った通り
整備用の設備さえ使わせてもらえりゃ
文句は無いからいいんだけど」
ジェリィ
「もーちょっとイケたカタチの装甲でも
削り出してもらおうかねェ。
私の機体、ぶっちゃけめっちゃ弱そうでしょ。
起動時純正パーツがフレームしか
なかったんだよな~~」
4件のメッセージを送信しました
>>Eno.130 >>Eno.92 >>Eno.141 >>Eno.138
◆3回更新のメッセログ
◆2回更新のメッセログ
◆1回更新のメッセログ
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
◆友軍からの通信
南西海域【星の海】の戦果通信
>>友軍の戦闘結果エリーゼ【覚醒】
「こちらは問題なし。とはいえ、際限ないわね」
>>友軍の戦闘結果
チャルミィ【覚醒】
「エリーゼ!見てまして?ワテクシの華々しい活躍を!」
チャルミィ【覚醒】
「あら、失礼。皆々様、そちらの戦況はどうですかちら?」
>>友軍の戦闘結果
コール中速【覚醒】
「勤務完了」
>>友軍の戦闘結果
エムス【覚醒】
「“破壊”終了。──次の“破壊”要請まで、待機する」
精算
報酬 50
経費 -2
フラグメンツ獲得 48
◆パンプキンヘッドを開けた!!(ライフスチール獲得)
経費 -2
フラグメンツ獲得 48
◆パンプキンヘッドを開けた!!(ライフスチール獲得)
あなたはフラグメンツと交換で猫じゃらしを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で猫じゃらしを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で猫缶を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で猫じゃらしを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で猫じゃらしを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で猫缶を手に入れた……
夜空には静かに星が浮かぶ……(コンテナ獲得無し)
キャラデータ
__0__1__2__3__4__5
__6__7__8__9_10_11
_12_13_14_15_16_17
_18_19_20_21_22_23
所持品リスト
軽「ライトスタンプ」軽捕捉ブースター
《広域DLパーツ:ポストマン(Eno97)からのDL》
[tips]
種別:シャドウブースター [ブースター]
零3耐《広域DLパーツ:ポストマン(Eno97)からのDL》
[tips]
中ギガントロプス
《広域DLパーツ:水無枷 逢莉(Eno121)からのDL》
[tips]
種別:サイクロプス [頭部]
零1耐3《広域DLパーツ:水無枷 逢莉(Eno121)からのDL》
[tips]
軽安定型:遅延式エンジン
《広域DLパーツ:夜女(Eno37)からのDL》
[tips]
種別:低圧エンジン [ミストエンジン]
零1耐1《広域DLパーツ:夜女(Eno37)からのDL》
[tips]
軽鉄板
種別:鉄板 [素材]
零0耐0【付与】全作製品対象
[tips]猫じゃらし
種別:猫じゃらし [素材]
零耐【付与】リコンユニット限定
[tips]猫じゃらし
種別:猫じゃらし [素材]
零耐【付与】ツインフロート限定
[tips]中耐衝撃逆関節
[tips]
種別:耐衝撃逆関節 [逆関節]
零1耐3[tips]
猫缶
種別:猫缶 [素材]
零耐【付与】アキレス限定
[tips]猫じゃらし
種別:猫じゃらし [素材]
零耐【付与】プラズマストーム限定
[tips]猫じゃらし
種別:猫じゃらし [素材]
零耐【付与】フォルスラコス限定
[tips]猫缶
種別:猫缶 [素材]
零耐【付与】電影劇場装置限定
[tips]軽パンプキンヘッド
[tips]
種別:パンプキンヘッド [頭部]
零耐[tips]
軽キャット・ウォークⅡ
[tips]
種別:デボンレックス [ブースター]
零1耐1[tips]
中わいるどはーと
《広域DLパーツ:フィムヴァ=ビヴロス(Eno153)からのDL》
[tips]
種別:低圧エンジン [ミストエンジン]
零1耐4《広域DLパーツ:フィムヴァ=ビヴロス(Eno153)からのDL》
[tips]
軽キャット・ウォークⅠ
[tips]
種別:小型推進器 [ブースター]
零1耐[tips]
軽零力共振装置
《広域DLパーツ:『ナイトフライヤー』(Eno47)からのDL》
【装弾数】…… 1
[tips]
種別:小型粒子銃 [粒子射撃火器]
零1耐2《広域DLパーツ:『ナイトフライヤー』(Eno47)からのDL》
【装弾数】…… 1
[tips]
中AMG-00スチールコア
《広域DLパーツ:クィリー(Eno126)からのDL》
【装弾数】…… 10
[tips]
種別:速射砲 [物理射撃火器]
零3耐4《広域DLパーツ:クィリー(Eno126)からのDL》
【装弾数】…… 10
[tips]
中懺悔室
《広域DLパーツ:ユーリア・ペルトサーリ(Eno103)からのDL》
[tips]
種別:アイアンソウル [操縦棺]
零2耐3《広域DLパーツ:ユーリア・ペルトサーリ(Eno103)からのDL》
[tips]
中Gatling gun
《広域DLパーツ:null 042(Eno166)からのDL》
【装弾数】…… 11
[tips]
種別:速射砲 [物理射撃火器]
零4耐3《広域DLパーツ:null 042(Eno166)からのDL》
【装弾数】…… 11
[tips]
中キャトラテジー
《広域DLパーツ:宵っぱりのドリス(Eno169)からのDL》
[tips]
種別:リコンキトゥン [レーダー]
零3耐2《広域DLパーツ:宵っぱりのドリス(Eno169)からのDL》
[tips]
中キャトラテジー
《広域DLパーツ:宵っぱりのドリス(Eno169)からのDL》
[tips]
種別:リコンキトゥン [レーダー]
零3耐2《広域DLパーツ:宵っぱりのドリス(Eno169)からのDL》
[tips]
中4-D-4
《広域DLパーツ:デュアルサンズ(Eno25)からのDL》
[tips]
種別:赤鬼 [腕部]
零2耐2《広域DLパーツ:デュアルサンズ(Eno25)からのDL》
[tips]