第3回目 午前2時のHD
プロフィール
名前
HD
愛称
HD
経歴 経歴・出自・正体不明。現在調査中 |
霊障見舞金として1000cの資金が送られました
「……そうして、結婚領域は消滅。みんなばらばらに飛ばされてしまったの」
男の子
「えーっ、そんなのありー!?」
女の子
「それから、どうなったの!?」
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「そうだねぇ、みんな幸せに暮らしましたとさ、じゃダメかな」
-----
「あの二人は、どこでどうしているかなぁ」
夜空には、いくつもの流星が流れています
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「きっと……きっと、冒険を続けているんだと思うよ」
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「いろんな人が、いろんな道に向かって、それぞれ、歩いていく」
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「たまたま、それが交わって……みんなが一緒になった。それが結婚領域」
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「ご祝儀……33000cのご祝儀、使いきれてるかなぁ、あのお兄さん」
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「みんなの進む道は違うけど、でも――」
窓の外に謎の通行人
「さしずめ、全身ご祝儀纏、といったところか」
窓の外に謎の通行人
「――きっと、みんな切り開いていくんだ。ハードラックなダガーでさ」
夜は巡り――そして、静かに過ぎ行く
誰が為でもなく、見守るように
◆日誌
「うはは! はやいはやーい! おお見よ! スチゴグマの奴め、倒れおった!良いグレムリン使いがいるもんじゃのう!」
流星降り注ぐ夜空を、夜よりも昏い髪と瞳をした男が駆ける。
それは文字通り。
異常な脚力か、異能に依るものか、男の足は中空を硬質に踏みしめ、くたびれた鼠色のスーツが風にはためく音すらも置き去りに飛翔していた。
その腕に抱き抱えられた白銀の少女。
はじめこそ、人の身体で音速を突破し、重力を無視して駆け飛ぶ男にドン引きし、悲鳴をあげていた彼女は、今や空の星より瞳を輝かせ、きゃいきゃいとはしゃいでいる。
「しかし、なあ、なあ、お主! 人の身でどうしてここまで疾く空を駆け得るのじゃ? 我が真なる龍の姿になったとて、この速度では飛べぬぞ?」
「回避圧エンジンだな」
「わはは。お主の言っていることは……何一つわからん! しかし愉快じゃ、祝福龍たる我をここまで笑わせる男がいようとは! お陰で溜まったぞ……『祝福』が! 」
ころころと玉のような笑い声をあげる少女。その身体から、白い輝きが漏れ出ずる。
強い光量であるはずなのに、決して眩しいと感じられるようなものではない。
浴びるだけで心地よく、心身ともに浄化されるような光。
全ての善なるものを想起させるような、神聖さを感じさせる白虹の輝きがその強さを増していく。
「受けるが良い! ヨカッタ・ブレス!」
その光が、流星のように奔り、硬質な夜闇を切り裂いてゆく。
幾条にも分たれ、まるで意思を持つように、何かを追尾するように地上に向けて飛んでゆく。
祝福龍の祝福、ヨカッタ・ブレス。
それは結婚を祝う光。御祝儀を司る輝き。
結婚領域全土のみならず、次元の壁を超えて広がってゆくそれは、結婚する二人を祝福し、それを祝福する者を祝福する、あまねく世界に伝播する祝福の波であった。
その輝きは、このモニターさえ通じて届くはずだ。
あなたの下にも。
「わはは! 実にめでたい! おめでとう! おめでとう!」
そんな光を、自分の腕の中、超至近距離で発されたそれを、男は回避してみせた。
執拗に追い縋る聖なる光を、視認できないほどの速度で男は回避し続ける。
「ノーヒット!!!!! ドッジサクセス!!!!!!!ライトスピードイズノットサイソク! ユーアーザベストスポーツマン!!!!!!!ドッジサクセス!!!!!ドッジサクセス!!!!!!!!!」
どこからともなく現れた審判が、光の矢が依然男に命中していないという旨の宣言をしている。
薄れてなお輝きに包まれた白銀の少女は、その不可思議な光の力か、宙に浮いていたが、唖然とした表情で人ならざる動きをする男を眺めていた。
ゆっくりと地上に向かって降下してゆく。
男は地上に降りてなお、龍の祝福を回避し続けている。
少女は、首を強めに振って再起動。
叫び声をあげる。
「こ、この、おおたわけーーーッ!!!! 幸福の祝福を回避する者がおるか!」
「超光速回避壁だ」
「なんで避けるんじゃよ!!!?」
「避けられるからだ」
「ドッジサクセス!!!!!!!!」
「なんじゃお主は!!!黙っとれ!!!!!!!」
白銀の少女は審判を蹴り飛ばした。
しかし審判は男と光の回避劇に見入ったまま、まるで意に介した様子はない。
少女はふ、ふ、ふ、と3回に分けて息を吐いた。
それは笑い声のようにも聞こえた。
「そうか、そうか……どいつもこいつも巫山戯おって……それなら儂の本気の本気、祝福龍マジ・ヨカータのマジのやつを見せてやるとしよう……」
俯いた少女の表情を見ることは出来ない。
少女の纏う全ての光が凝縮し、男を狙う矢として練り上げられてゆく。
少女の背後に浮かんだ光の矢の数は、ざっと見積もって数十本。
「ちぇえええええい!!!!!!」
「避(シェイ)!!!!!!」
裂帛の掛け声と共に放たれた光の矢は、全て出鱈目な軌道で男に向かう。
文字通り光速で飛来する光の矢は、しかし男に当たることはない。
躱す。避ける。回避する。
肉眼で見ること能わぬ、神話の戦いの一幕のような光景だった。
少女は数十の光さえ届かぬと判断するや、光の槍群を操り、回避し続ける男のその回避の方向を限定する。
自分に向かってくるしかないよう、光の包囲を修正する。
そのまま、少女も駆け出し、男に向かって飛び込むように身を投げた。
光を纏わぬ少女の身体には既に奇跡も何もなく、物理法則に従ってちょっと跳んで、重力と慣性に従って放物線を描く。
その頂点に達したところで、男が少女を抱き止めた。
「危ないだろう」
「こうでもせんと避けるじゃろ?」
にぃ、と唇を吊り上げ、少女は腕の中から男を見上げた。
男はそれに沈黙で答える。
「佳良なひと時であったぞ」
少女は腕の中で身じろぎして、男の耳元でそう囁く。
それから男の頬に口付けると、男の返事を待つことなく、そのまま一条の光と化して時空震の揺らぎの向こうへと消えていった。
「ヒット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
審判もそれだけ言って消えた。
一人残された男は、頬に残った淡い感覚を確かめるように撫ぜて、呟いた。
「硬質だな」
Hard Dagger meets Happy Dragon and "I am the happy of your life, would you carry me?" closing......
done.
流星降り注ぐ夜空を、夜よりも昏い髪と瞳をした男が駆ける。
それは文字通り。
異常な脚力か、異能に依るものか、男の足は中空を硬質に踏みしめ、くたびれた鼠色のスーツが風にはためく音すらも置き去りに飛翔していた。
その腕に抱き抱えられた白銀の少女。
はじめこそ、人の身体で音速を突破し、重力を無視して駆け飛ぶ男にドン引きし、悲鳴をあげていた彼女は、今や空の星より瞳を輝かせ、きゃいきゃいとはしゃいでいる。
「しかし、なあ、なあ、お主! 人の身でどうしてここまで疾く空を駆け得るのじゃ? 我が真なる龍の姿になったとて、この速度では飛べぬぞ?」
「回避圧エンジンだな」
「わはは。お主の言っていることは……何一つわからん! しかし愉快じゃ、祝福龍たる我をここまで笑わせる男がいようとは! お陰で溜まったぞ……『祝福』が! 」
ころころと玉のような笑い声をあげる少女。その身体から、白い輝きが漏れ出ずる。
強い光量であるはずなのに、決して眩しいと感じられるようなものではない。
浴びるだけで心地よく、心身ともに浄化されるような光。
全ての善なるものを想起させるような、神聖さを感じさせる白虹の輝きがその強さを増していく。
「受けるが良い! ヨカッタ・ブレス!」
その光が、流星のように奔り、硬質な夜闇を切り裂いてゆく。
幾条にも分たれ、まるで意思を持つように、何かを追尾するように地上に向けて飛んでゆく。
祝福龍の祝福、ヨカッタ・ブレス。
それは結婚を祝う光。御祝儀を司る輝き。
結婚領域全土のみならず、次元の壁を超えて広がってゆくそれは、結婚する二人を祝福し、それを祝福する者を祝福する、あまねく世界に伝播する祝福の波であった。
その輝きは、このモニターさえ通じて届くはずだ。
あなたの下にも。
「わはは! 実にめでたい! おめでとう! おめでとう!」
そんな光を、自分の腕の中、超至近距離で発されたそれを、男は回避してみせた。
執拗に追い縋る聖なる光を、視認できないほどの速度で男は回避し続ける。
「ノーヒット!!!!! ドッジサクセス!!!!!!!ライトスピードイズノットサイソク! ユーアーザベストスポーツマン!!!!!!!ドッジサクセス!!!!!ドッジサクセス!!!!!!!!!」
どこからともなく現れた審判が、光の矢が依然男に命中していないという旨の宣言をしている。
薄れてなお輝きに包まれた白銀の少女は、その不可思議な光の力か、宙に浮いていたが、唖然とした表情で人ならざる動きをする男を眺めていた。
ゆっくりと地上に向かって降下してゆく。
男は地上に降りてなお、龍の祝福を回避し続けている。
少女は、首を強めに振って再起動。
叫び声をあげる。
「こ、この、おおたわけーーーッ!!!! 幸福の祝福を回避する者がおるか!」
「超光速回避壁だ」
「なんで避けるんじゃよ!!!?」
「避けられるからだ」
「ドッジサクセス!!!!!!!!」
「なんじゃお主は!!!黙っとれ!!!!!!!」
白銀の少女は審判を蹴り飛ばした。
しかし審判は男と光の回避劇に見入ったまま、まるで意に介した様子はない。
少女はふ、ふ、ふ、と3回に分けて息を吐いた。
それは笑い声のようにも聞こえた。
「そうか、そうか……どいつもこいつも巫山戯おって……それなら儂の本気の本気、祝福龍マジ・ヨカータのマジのやつを見せてやるとしよう……」
俯いた少女の表情を見ることは出来ない。
少女の纏う全ての光が凝縮し、男を狙う矢として練り上げられてゆく。
少女の背後に浮かんだ光の矢の数は、ざっと見積もって数十本。
「ちぇえええええい!!!!!!」
「避(シェイ)!!!!!!」
裂帛の掛け声と共に放たれた光の矢は、全て出鱈目な軌道で男に向かう。
文字通り光速で飛来する光の矢は、しかし男に当たることはない。
躱す。避ける。回避する。
肉眼で見ること能わぬ、神話の戦いの一幕のような光景だった。
少女は数十の光さえ届かぬと判断するや、光の槍群を操り、回避し続ける男のその回避の方向を限定する。
自分に向かってくるしかないよう、光の包囲を修正する。
そのまま、少女も駆け出し、男に向かって飛び込むように身を投げた。
光を纏わぬ少女の身体には既に奇跡も何もなく、物理法則に従ってちょっと跳んで、重力と慣性に従って放物線を描く。
その頂点に達したところで、男が少女を抱き止めた。
「危ないだろう」
「こうでもせんと避けるじゃろ?」
にぃ、と唇を吊り上げ、少女は腕の中から男を見上げた。
男はそれに沈黙で答える。
「佳良なひと時であったぞ」
少女は腕の中で身じろぎして、男の耳元でそう囁く。
それから男の頬に口付けると、男の返事を待つことなく、そのまま一条の光と化して時空震の揺らぎの向こうへと消えていった。
「ヒット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
審判もそれだけ言って消えた。
一人残された男は、頬に残った淡い感覚を確かめるように撫ぜて、呟いた。
「硬質だな」
Hard Dagger meets Happy Dragon and "I am the happy of your life, would you carry me?" closing......
done.
NEWS
-----「……そうして、結婚領域は消滅。みんなばらばらに飛ばされてしまったの」
男の子
「えーっ、そんなのありー!?」
女の子
「それから、どうなったの!?」
-----
「そうだねぇ、みんな幸せに暮らしましたとさ、じゃダメかな」
-----
「あの二人は、どこでどうしているかなぁ」
夜空には、いくつもの流星が流れています
-----
「きっと……きっと、冒険を続けているんだと思うよ」
-----
「いろんな人が、いろんな道に向かって、それぞれ、歩いていく」
-----
「たまたま、それが交わって……みんなが一緒になった。それが結婚領域」
-----
「ご祝儀……33000cのご祝儀、使いきれてるかなぁ、あのお兄さん」
-----
「みんなの進む道は違うけど、でも――」
窓の外に謎の通行人
「さしずめ、全身ご祝儀纏、といったところか」
窓の外に謎の通行人
「――きっと、みんな切り開いていくんだ。ハードラックなダガーでさ」
夜は巡り――そして、静かに過ぎ行く
誰が為でもなく、見守るように
◆フレーム変更申請
ラスト に決定!!
◆アセンブル
【腕部】に錆びた腕部を装備した
【操縦棺】に錆びた操縦棺を装備した
【脚部】に錆びた脚を装備した
【主兵装】に祝福の硬質ダガーを装備した
【副兵装】に錆びた速射砲を装備した
◆僚機
移動
あなたはいつの間にか、タワー港湾区
【カラビネル区画】へと到達した
【カラビネル区画】へと到達した
ユニオン活動
資金調達の活動をしました
資産が100上昇した
資金調達の活動をしました資産が100上昇した
資金調達の活動をしました資産が100上昇した
資金調達の活動をしました資産が100上昇した
資金調達の活動をしました資産が100上昇した
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
精算
【試作フレーム開放】あなたは哨戒試作機を使用できるようになった
キャラデータ
名前
HD
愛称
HD
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あなたの作製した敵NPC 攻撃種別:物理射撃火器 敵情報:正体不明 | ||||||||||||||||
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ステータス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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