第10週目 猫使いのエリカの一週間
◆日記
-コンビニ戦争最終日-
「今日で最後かぁ…」
コンビニ戦争に巻き込まれてから、ずいぶんと経ったものだ。
この数日間、色々なことがあった。本当に、色々。
色んな世界を渡ってきたけど、ひとつの世界にこれだけ長い間いたのは
はじめてかもしれないし、人とまともに会話したのも、久しぶりだった。
あの時、エミリオが声をかけていなかったら
ここにいた時間はもっと短くて、コンビニなんかやってなくて。
誰にも出会わずに、またふらふらと行く当てもなく彷徨っていたところだろう。
「(人生って…何が起こるかわかんねぇな……)」
「ぼーっとしちゃって、どうしたんですか?」
ふと声をかけられて、思考を止める。
声のした方向に顔を向ければ、いつものにこにこ顔のエミリオが立っていた。
「べ…別に」
さっきまで考えていたことが照れくさくて顔を逸らす。
そんなのお構いなしにエミリオは近づいてきて隣に並ぶ。
「…なんだか、コンビニ営業初日のことを思い出しますね」
「そうだな。……なんか、ほんと、色々あったな」
「そうですね。色々、ありましたね」
「……」
「……」
「「あの」さ」
声が被った。一瞬の沈黙。
なんか気まずくて顔を逸らしてしまう。
「あー…えっと、先いいよ。何?」
「あ、では…。あのですね。先週のお話、覚えてくれていますか?」
「あ、あぁ…その、ちょうどその話をしようと思ったんだ」
「……答えを聞かせていただいても?」
いつになく真剣そうな顔をするエミリオを見て
心臓の音がいつもより早くなるのを感じた。
先週の返事をするだけ、それだけなのに、なんか緊張する…。
「え、えっと…エミリオがいいんなら、一緒に旅すんのも…いいかなって…思う、けど…」
「生きろって言ったの…エミリオだし?傍にいてくれた方が、じぶ…あたしも諦めずにいられる…から」
「……」
「な、なんだよ……」
「いえ、なんでも。ふふ、うれしいです。とっても」
「ぅ……」
本当にうれしそうな顔をするから、なんか恥ずかしくてまた顔を逸らす。
「というかエリカ嬢、自分のこと『自分』って言うのやめたんですね」
「え?あ、あぁ…うん。その、そっちの方が、普通の女の子っぽいかなって思って…へ、変か?」
「全然変じゃありませんよ。むしろそっちの方がいいです」
「そ…そっか、なら、いいんだ」
「エリカ嬢」
「な、何?」
「変わりましたね。色んな表情をするようになったし、前向きになった」
「きっと、僕なんかすぐ必要なくなります。でもそれまでは、一緒にいさせてくださいね」
「それから……、こんなこと言うのは、エリカ嬢にとってはよくないかもしれない…でもね」
「僕も、まだ。…諦めては、いませんから」
「……」
「さ、仕事ですよ、仕事。最後ですから、笑顔を大事にお願いします」
「ずるい……」
「ほら、エリカ嬢。笑顔」
「……」
「よくできました。それでは、今日も頑張りましょう」
その言葉を最後にそれぞれ持ち場に着く。
これが最後の戦い。もう、薬代のためとか関係ないけど
ずっとエミリオと一緒に頑張ってきたことだから。
最後までやり遂げたいと思った。
「ネコマート、オープンだ」
・・・・・・
戦争は終わりを迎える
終わりの次は、はじまりがある
これからはじまるのは
ただの少女と青年の、新しい旅…
・・・・・・
…
……
A witch is coming in the message…
「今日で最後かぁ…」
コンビニ戦争に巻き込まれてから、ずいぶんと経ったものだ。
この数日間、色々なことがあった。本当に、色々。
色んな世界を渡ってきたけど、ひとつの世界にこれだけ長い間いたのは
はじめてかもしれないし、人とまともに会話したのも、久しぶりだった。
あの時、エミリオが声をかけていなかったら
ここにいた時間はもっと短くて、コンビニなんかやってなくて。
誰にも出会わずに、またふらふらと行く当てもなく彷徨っていたところだろう。
「(人生って…何が起こるかわかんねぇな……)」
「ぼーっとしちゃって、どうしたんですか?」
ふと声をかけられて、思考を止める。
声のした方向に顔を向ければ、いつものにこにこ顔のエミリオが立っていた。
「べ…別に」
さっきまで考えていたことが照れくさくて顔を逸らす。
そんなのお構いなしにエミリオは近づいてきて隣に並ぶ。
「…なんだか、コンビニ営業初日のことを思い出しますね」
「そうだな。……なんか、ほんと、色々あったな」
「そうですね。色々、ありましたね」
「……」
「……」
「「あの」さ」
声が被った。一瞬の沈黙。
なんか気まずくて顔を逸らしてしまう。
「あー…えっと、先いいよ。何?」
「あ、では…。あのですね。先週のお話、覚えてくれていますか?」
「あ、あぁ…その、ちょうどその話をしようと思ったんだ」
「……答えを聞かせていただいても?」
いつになく真剣そうな顔をするエミリオを見て
心臓の音がいつもより早くなるのを感じた。
先週の返事をするだけ、それだけなのに、なんか緊張する…。
「え、えっと…エミリオがいいんなら、一緒に旅すんのも…いいかなって…思う、けど…」
「生きろって言ったの…エミリオだし?傍にいてくれた方が、じぶ…あたしも諦めずにいられる…から」
「……」
「な、なんだよ……」
「いえ、なんでも。ふふ、うれしいです。とっても」
「ぅ……」
本当にうれしそうな顔をするから、なんか恥ずかしくてまた顔を逸らす。
「というかエリカ嬢、自分のこと『自分』って言うのやめたんですね」
「え?あ、あぁ…うん。その、そっちの方が、普通の女の子っぽいかなって思って…へ、変か?」
「全然変じゃありませんよ。むしろそっちの方がいいです」
「そ…そっか、なら、いいんだ」
「エリカ嬢」
「な、何?」
「変わりましたね。色んな表情をするようになったし、前向きになった」
「きっと、僕なんかすぐ必要なくなります。でもそれまでは、一緒にいさせてくださいね」
「それから……、こんなこと言うのは、エリカ嬢にとってはよくないかもしれない…でもね」
「僕も、まだ。…諦めては、いませんから」
「……」
「さ、仕事ですよ、仕事。最後ですから、笑顔を大事にお願いします」
「ずるい……」
「ほら、エリカ嬢。笑顔」
「……」
「よくできました。それでは、今日も頑張りましょう」
その言葉を最後にそれぞれ持ち場に着く。
これが最後の戦い。もう、薬代のためとか関係ないけど
ずっとエミリオと一緒に頑張ってきたことだから。
最後までやり遂げたいと思った。
「ネコマート、オープンだ」
・・・・・・
戦争は終わりを迎える
終わりの次は、はじまりがある
これからはじまるのは
ただの少女と青年の、新しい旅…
・・・・・・
…
……
A witch is coming in the message…
STORY
とうとう経営黒字化を果たした金魚坂グループ無制限フランチャイズ作戦は終わり、雇われ店長さんたちは自由の身となった
そのまま店を続けるもの、店舗を譲渡し経営から去る者…そう、自由に
雇われ店長さんたちには約束通り報酬が支払われた
ゆらぎの通貨は累積闇円と同額の、それぞれの世界の通貨へと姿を変える
それは24451アメリカドルかもしれないし、24451ラオスキープかもしれない
あるいは海外旅行のあと、使えないお金が眠るように……引き出しの奥に眠るかもしれない
そのお金で、あなたは何を買うのだろう
――お買い物、しませんか?――
◆訓練
魅力の訓練をしました魅力が37上昇した
魅力の訓練をしました魅力が41上昇した
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
◆購入
◆作製
セールのチラシ52と時代の風52を素材にしてネコマートで育った猫を作製した!
◆コンビニタイプ決定
メガ に決定!!
◆アセンブル
スロット1におおきなねこちゃんを装備した
スロット2に魅惑のおねこさんを装備した
スロット3にな〇ねこを装備した
スロット4にネコマートで育った猫を装備した
スロット5にスマイルキャットリングを装備した
スロット6にネコマートカードを装備した
スロット7にニャンタソーダ改を装備した
スロット8にネコパンを装備した
スロット9に週間いやしねこを装備した
スロット10にねこのブロマイドを装備した
スロット11に猫印ノートを装備した
スロット12にゲル状のねこを装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
ENo.29からのメッセージ>>
「『猫の魔王と青年の旅 Fin』…と」
「あぁ、素晴らしい。素晴らしいわ。ハッピーエンドじゃない!」
「…ここまでは、ね♪」
たくさんの本が囲む書斎のような場所で、魔女は楽しそうに笑います
「へんてこな呪いをかけた甲斐があったわ。こんなに面白いお話になるなんて、思ってもみなかったもの」
「うふふ…。あの子たち、薬で呪いが解けたらどうなるか…ちゃんとわかっているのかしら?」
「まぁ、わかっていないから、あんなに幸せそうにできるのよね!あぁ、おかしい!最高だわ!」
「気付くかしら?どうかしら?あなたが呪いをかけられたのは、どのタイミングでしょう?…あぁ、干渉したい…でもダメよ、きっと教えてあげない方が楽しいんだから」
「呪いが解けてあの子たちが絶望する日を、楽しみにしているわ…うふふ!」
エリカ「」
ENo.71からのメッセージ>>
那津「……うん、色々考えたけど、(抱えていた猫の頭をもう一度撫でてやってから)やっぱり、暮らしが安定してないと、飼ってあげるの、難しいと思うので。」
那津「(そうして猫を下ろしてやるも、膝を折ってまた撫でてやって、ごめんね、て眉下げて笑った。)猫ちゃんには、猫ちゃんの人生、歩んで貰おうと思います。……えと、猫生?」
那津「エリカさんも、猫ちゃん、アレルギー、大変だと思いますけど……でも、猫ちゃんのこと、嫌いじゃないの、嬉しいです。アレルギーは大変だと思いますけど! でも!」
那津「……えへへ、なんて、私の勝手な感想ですよね。でもやっぱり、嫌いだと悲しかったので、そうじゃないの、嬉しいです。……話しかけてくれたことも、飼えばいいって言ってくれたことも。」
那津「私、お父さんを探してるんです。……もし見つけられたら、一緒に猫ちゃん飼って暮らせたらいいなぁってちょっと思います。……あてのない話ですけど!」
那津「エリカさんも、そういう、なんていうか……目標? ありますか? ……あったら、いつか叶うといいですね!」
メッセージを送信しました
>>Eno.29 >>Eno.94
「『猫の魔王と青年の旅 Fin』…と」
「あぁ、素晴らしい。素晴らしいわ。ハッピーエンドじゃない!」
「…ここまでは、ね♪」
たくさんの本が囲む書斎のような場所で、魔女は楽しそうに笑います
「へんてこな呪いをかけた甲斐があったわ。こんなに面白いお話になるなんて、思ってもみなかったもの」
「うふふ…。あの子たち、薬で呪いが解けたらどうなるか…ちゃんとわかっているのかしら?」
「まぁ、わかっていないから、あんなに幸せそうにできるのよね!あぁ、おかしい!最高だわ!」
「気付くかしら?どうかしら?あなたが呪いをかけられたのは、どのタイミングでしょう?…あぁ、干渉したい…でもダメよ、きっと教えてあげない方が楽しいんだから」
「呪いが解けてあの子たちが絶望する日を、楽しみにしているわ…うふふ!」
エリカ「」
ENo.71からのメッセージ>>
那津「……うん、色々考えたけど、(抱えていた猫の頭をもう一度撫でてやってから)やっぱり、暮らしが安定してないと、飼ってあげるの、難しいと思うので。」
那津「(そうして猫を下ろしてやるも、膝を折ってまた撫でてやって、ごめんね、て眉下げて笑った。)猫ちゃんには、猫ちゃんの人生、歩んで貰おうと思います。……えと、猫生?」
那津「エリカさんも、猫ちゃん、アレルギー、大変だと思いますけど……でも、猫ちゃんのこと、嫌いじゃないの、嬉しいです。アレルギーは大変だと思いますけど! でも!」
那津「……えへへ、なんて、私の勝手な感想ですよね。でもやっぱり、嫌いだと悲しかったので、そうじゃないの、嬉しいです。……話しかけてくれたことも、飼えばいいって言ってくれたことも。」
那津「私、お父さんを探してるんです。……もし見つけられたら、一緒に猫ちゃん飼って暮らせたらいいなぁってちょっと思います。……あてのない話ですけど!」
那津「エリカさんも、そういう、なんていうか……目標? ありますか? ……あったら、いつか叶うといいですね!」
メッセージを送信しました
>>Eno.29 >>Eno.94
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 3311
貢献収入 354
ゲージ突破成功!! メガ補正 5%
行動順報酬!! 10%
合計闇円収入4232
商品販売数 2個
◆経験値が57増加しました……
◆体力が24増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 354
ゲージ突破成功!! メガ補正 5%
行動順報酬!! 10%
合計闇円収入4232
商品販売数 2個
◆経験値が57増加しました……
◆体力が24増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
エリカは魅了マニュアル56を入手した!
エリカは気品マニュアル56を入手した!
エリカは入店チャイム56を入手した!
倉庫がいっぱいで素材を受け取れない!
キャラデータ
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プロフィール
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▼エリカ・ウィンターファイヤー 17歳の猫の魔王さま。 彼女が歩けば猫が湧く。 ただし重度の猫アレルギー。 昔はガスマスクをつけないと生活ができないレベルだったが、今はエミリオに猫アレルギーを緩和する薬をもらったので少しマシ。 でも薬を使ってないときは相変わらずガスマスク。 ▼エミリオ・ベルドゥ 世界を転々とする旅商人。 世界各地で手に入れた珍しいものや不思議な繊維で作られた衣服などを売っている。 この世界でエリカと出会い、彼女のコンビニ経営を手伝うことにした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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