ENo.0019　風花

「終わってしまうと。」
「夢だったような、そんな話だったね。」

ポツリ、そう呟く。



「そうか、これで終わりなんだ。」
「そう……」

「寂しいな。うん。」

目を閉じ、haruの顔を思い浮かべる。
手の中にある、”翼”のAFを握り締める。

言葉も。
「……あの、もし良かったら。
　一緒に……飛びませんか？　ここだと、いい景色は……見れないかもしれませんけど」


皆と、haruと一緒に戦った、一緒に飛んだ。

「それがあれば。」
「まあ、少なくとも夢ではなかった、って。」

そう、自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

「それに、死んだわけじゃないしね。
また……どこかで会えるよね？」

誰に言うでもなく、言葉は宙に消えていった。

なんだか心地よい気分になる風が吹いているユニオンです。
参加期間が長いほど調子が上昇し、さらに特別な効果を得られるかもしれません。