第18回目 午前2時のネグロ
プロフィール
名前
ネグロ
愛称
ネグロ
経歴 元真紅連理所属、整備士の資格を持つ。 身長166cm 体重79cm 年齢43 両腕バイオ生体置き換え済 第一次七月戦役時、徴兵以来を受け真紅連理の強襲部隊に所属。 戦役中に左腕を失い、右腕を換金した後両腕をバイオ生体置き換え手術を行う。 現在まで拒否反応含む異常なし。 真紅連理降伏後、第一次七月戦役より消息をたつ。 その後、各地でゲリラ的活動の目撃情報有り。 |
僚機プロフィール
名前
スリーピング・レイル
愛称
スリーピング・レイル
経歴 記憶喪失のグレムリンテイマー。 自分に関すること、そしてこの虚空領域に関することは何一つわからない。 唯一「グレムリンの操縦」だけは体が覚えている。 『スリーピング・レイル』とは身に着けていたエンブレムに刻まれていた文字列。 (イラストはすのだ様からの頂き物です)【僚機詳細】 |
◆日誌
覚醒した領域は一瞬で行き来する事が出来る。
ワープ航路のようなものが出来ているのだが、感覚としてはいつの間にかそこにいる、という感じだ。
ネグロが赤渦から氷獄に来られたのもそのおかげで、今もそこから静かの海に移動するところだった。
航路を指定して、グレムリンが動き出す。最低限の操作以外は自動で航行するのに任せることにした。
固いシートに深く腰掛けなおして、ゆっくりと息を吐く。
戦闘直後は胸が苦しくなるくらいに咳が出ていたが、不思議と今は落ち着いていた。
ただ、身体は重い。まるで、残りの燃料が少なくなった機械のように自分の命が失われているような感覚すらある。
『お兄ちゃん、大丈夫?』
「ん? ああ、ちょっと無理したかもな」
『あんまり無理しないでね』
「……そうだな」
心配そうなアイコンが表示されるのを見ながら、ネグロは瞼が重たくなるのを感じて目を閉じる。
幽霊船につくまでは、まだ時間がかかる。現在付近に敵はいない、ほんの少し休むだけなら大丈夫だろう。
思念制御識によって戦闘時にかかる身体への負荷は戦う毎に蓄積されている。
今回は、通常のアセンブルにパーツを更に2つ加えた状態での戦闘だったのもあり、いつもより相当の負荷がかかったのだろう。
しばらくそうやって身体を休めていると、不意に声が聞こえる。
「お兄ちゃん、私の声、聞こえる?」
「ん、聞こえるけど、どうかしたか?」
「……」
聞こえてくるヒナの声に反応しようとするが、瞼が重くて開けられなかったので、言葉だけを返す。
「……、んーん! 大丈夫! お船、近くなったら起こすから休んでていーよ!」
いつもなら気付けるだろう不自然な妹の沈黙も、今のネグロが気付く事は無い。
「……助かる。頼むな」
自分が疲労困憊なのを気遣ってくれる事に甘えてしまうのが申し訳無かったが、意識が深く落ちていくのにそう時間はかからなかった。
もう既に、そこが夢の中である事も知らないまま――
ビーッ
ビーッ
継ぎ接ぎ幽霊線のブリッジに響く電子音。
それが、カズアーリオスから通信が届いた事を告げるものだとわかると、ルインは回線を開いた。
「……こちら、継ぎ接ぎ幽霊船」
『こちら、カズアーリオス!カイ……ネグロです!』
明らかにいつもと違う少女の声。それでも、演じるつもりが少しあったのか少女にしては、凄みを出そうとしている声だった。
「……無理しなくていいぞ、ヒナ。無事で何よりだ」
『えへへ。ありがと眼鏡さん。えっと、あたし達は今静かの海についたから、もう少しでお船にもつくと思うよ!』
兄についていく、そう言い出した時にはどうなる事かと驚きはしたが、ヒナはそもそも自分がグレムリンのシステムの中に潜り込める可能性を知っていた。
気付かせたのは、シュピネだ。
悩める乙女に手を差しのべるのは当然の事だ、などと楽しげに話してきて漸く合点がいった。
シュピネも、可能性を示唆したまででここまで上手く行くのはヒナの才能かもしれない、と感嘆していた。
「……了解。ネグロも無事なのか?」
『無事だよ! でもね、ちょっと心配かも』
「……どうした?」
ヒナの声に不安げなトーンが混ざる。何かあれば迎えにでも行くべきか、そんなことを考えつつルインは続きを促した。
『お兄ちゃん、夢の中でもあたしの声が、はっきり聞こえたみたい。今までは、そんなこと無かったのに』
「……」
『ねえ、眼鏡さん。お兄ちゃん、戦わないと、駄目なのかな?このままじゃ、お兄ちゃん……』
ヒナは先ほどの、眠るネグロに語りかけが聞こえていた時の事を話す。
絶滅戦場の激しい戦い。限界を更に越えるアセンブルはまた一歩、兄が死に近づいているという証拠になる。
「私では止められない。元々、死ぬまで戦うのをやめるつもりがない男だ……むしろ、お前しか止められないのでは?」
『……』
ルインの言葉にヒナはなにも言えなかった。
兄に無理はして欲しくない。
それこそ、命に関わるならすぐにでもやめて欲しい。
だけど、兄は誰のために戦っているのかと言えば自分達――志半ばで死んでしまった者達の為に戦っている。
『……わかんない』
ぽつり、と力無い声が響く。
どうするのが正解なのかなんて、誰も知らないし、わからない。
『でもね、』
それなら、やりたいことをやるべきだ。
『私、お兄ちゃんを助けたい』
―――
――
―
声がする。
人の話し合う声。
そこからぼんやりと浮かび上がるビジョン。
またしても、世界がなにかを見せてくる。
ジャンク財団、ケイジキーパー、世界への復讐。
様々な感情が流れ込んでくるのを止める事も出来ない。
ジャンク財団の代表は無惨にも散り、ベルコウルもまた――命をもって罪を償おうとしている。
今更だ。
火消しをしても、火をつけた事実は消えない。自業自得であり、同情も出来ない。ネグロの評価が、それでかわることは一切無い。
そして、もうひとつの声。
(あの声の主はケイジキーパーだったのか)
わかれば、単純な話だ。
TsCを作り上げた5人のテイマー。彼らの乗るグレムリンは特別だ。この世界に深く干渉出来るとするならば、必然的に彼らとそのグレムリンが浮かび上がってもなんらおかしな話ではない。
何も出来ずに滅んでしまったと思っていた彼らの方から姿を見せるなんて、こんな都合のいい話はない。
(――許すものか)
ちり、と燻っていた火が再び焚き付けられるのを感じる。
目的を見失い、世界の為という大義名分の惰性で戦い、仲間というぬるま湯に浸かって忘れかけていた感情が甦る。
例えこれが一方的な感情でも、残り少ない命の火をかけるには十分だろう。
そうしているうちに、やがて感じていたビジョンも消えて、意識は深く落ちていく。
―
――
―――
船体の激しい揺れでネグロは目を覚ました。
ベッドから弾けるように起き上がると全身に痛みが走り、顔を僅かにしかめた。
――いつまで、眠っていたんだ?
ここが幽霊船で、そしてここが自室として使っている部屋だという事を認識したところで、ふと湧き出した疑問。
グレムリンで幽霊船に着艦した記憶も、そこから自室に移動した記憶もない。
ずっと意識がなかったと言うことなのか?
不安にかられたネグロはベッドから軋む身体で立ち上がり、壁に手をつきながら部屋を出る。
今、何が起きているのか。そもそも、不自然な船体の揺れた原因は何なのか。
少しずつ足取りを確かにしながら、ブリッジへと向かう。
「調子はどうだ」
「……最悪だよ」
ブリッジへのドアをくぐると、いつもと変わらずルインが立っている。
涼しい顔でわかりきった事を聞いてくるルインにネグロはあからさまに舌打ちをする。
管制システムにいるエリエスやエイゼルの姿を一瞥しつつ、ルインの方へと歩みよった。
そもそも、普段はここに彼女達が集まる事は少ない筈だ。それこそ、戦闘でも起きない限りは。
ネグロはすぐに手近なモニターを確認した。
「……戦場のデータ、だと? おい、まさか、さっきのは」
「推察どおり、発進に伴うものだな」
「……」
ジャンク財団の残党を殲滅ならば、確かにネグロを抜いた2機でも問題ないだろう、というのはネグロ自身も理解出来る。
どれほど自分が眠っていたのか、そして、それについて気を遣われてしまったのか、その辺りを考えると無意識に舌打ちをしてしまう。
しかし、今から出ていった所で恐らく戦闘は終了してしまうだろう。
仕方無く、戦場のデータをもう一度確認したところでネグロは目を見張った。
そこには"三機分"のデータが表示されている。
「……おい、どういう事だ。どうして、カズアーリオスが戦場に出ているんだ?」
自分がここにいるにも関わらず、機体だけが出ている。それこそ、エイゼルが変わりに乗っているならまだ納得が出来たのに、その可能性すらない。
「――まさか」
眠っている間に、着艦出来た理由がわかってしまった。
その瞬間、隣に立つルインの肩を思い切り掴んでいた。
「何故止めなかった!!」
「一応止めたが、お前の代わりになる、と聞かなくてな」」
ルインはいくら睨み付けた所でその涼しい顔を眉ひとつ変える事はない。
くそ、と悪態はきながら掴んでいた肩を話すとネグロは片手で顔を覆いながら天をあおぐ。
相手は確かに強くはない。何なら、二人で十分すぎる。出撃する必要も、無かったのに。
「馬鹿野郎……」
自然と漏れたその言葉の中には自らも含まれていた。
ワープ航路のようなものが出来ているのだが、感覚としてはいつの間にかそこにいる、という感じだ。
ネグロが赤渦から氷獄に来られたのもそのおかげで、今もそこから静かの海に移動するところだった。
航路を指定して、グレムリンが動き出す。最低限の操作以外は自動で航行するのに任せることにした。
固いシートに深く腰掛けなおして、ゆっくりと息を吐く。
戦闘直後は胸が苦しくなるくらいに咳が出ていたが、不思議と今は落ち着いていた。
ただ、身体は重い。まるで、残りの燃料が少なくなった機械のように自分の命が失われているような感覚すらある。
『お兄ちゃん、大丈夫?』
「ん? ああ、ちょっと無理したかもな」
『あんまり無理しないでね』
「……そうだな」
心配そうなアイコンが表示されるのを見ながら、ネグロは瞼が重たくなるのを感じて目を閉じる。
幽霊船につくまでは、まだ時間がかかる。現在付近に敵はいない、ほんの少し休むだけなら大丈夫だろう。
思念制御識によって戦闘時にかかる身体への負荷は戦う毎に蓄積されている。
今回は、通常のアセンブルにパーツを更に2つ加えた状態での戦闘だったのもあり、いつもより相当の負荷がかかったのだろう。
しばらくそうやって身体を休めていると、不意に声が聞こえる。
「お兄ちゃん、私の声、聞こえる?」
「ん、聞こえるけど、どうかしたか?」
「……」
聞こえてくるヒナの声に反応しようとするが、瞼が重くて開けられなかったので、言葉だけを返す。
「……、んーん! 大丈夫! お船、近くなったら起こすから休んでていーよ!」
いつもなら気付けるだろう不自然な妹の沈黙も、今のネグロが気付く事は無い。
「……助かる。頼むな」
自分が疲労困憊なのを気遣ってくれる事に甘えてしまうのが申し訳無かったが、意識が深く落ちていくのにそう時間はかからなかった。
もう既に、そこが夢の中である事も知らないまま――
ビーッ
ビーッ
継ぎ接ぎ幽霊線のブリッジに響く電子音。
それが、カズアーリオスから通信が届いた事を告げるものだとわかると、ルインは回線を開いた。
「……こちら、継ぎ接ぎ幽霊船」
『こちら、カズアーリオス!カイ……ネグロです!』
明らかにいつもと違う少女の声。それでも、演じるつもりが少しあったのか少女にしては、凄みを出そうとしている声だった。
「……無理しなくていいぞ、ヒナ。無事で何よりだ」
『えへへ。ありがと眼鏡さん。えっと、あたし達は今静かの海についたから、もう少しでお船にもつくと思うよ!』
兄についていく、そう言い出した時にはどうなる事かと驚きはしたが、ヒナはそもそも自分がグレムリンのシステムの中に潜り込める可能性を知っていた。
気付かせたのは、シュピネだ。
悩める乙女に手を差しのべるのは当然の事だ、などと楽しげに話してきて漸く合点がいった。
シュピネも、可能性を示唆したまででここまで上手く行くのはヒナの才能かもしれない、と感嘆していた。
「……了解。ネグロも無事なのか?」
『無事だよ! でもね、ちょっと心配かも』
「……どうした?」
ヒナの声に不安げなトーンが混ざる。何かあれば迎えにでも行くべきか、そんなことを考えつつルインは続きを促した。
『お兄ちゃん、夢の中でもあたしの声が、はっきり聞こえたみたい。今までは、そんなこと無かったのに』
「……」
『ねえ、眼鏡さん。お兄ちゃん、戦わないと、駄目なのかな?このままじゃ、お兄ちゃん……』
ヒナは先ほどの、眠るネグロに語りかけが聞こえていた時の事を話す。
絶滅戦場の激しい戦い。限界を更に越えるアセンブルはまた一歩、兄が死に近づいているという証拠になる。
「私では止められない。元々、死ぬまで戦うのをやめるつもりがない男だ……むしろ、お前しか止められないのでは?」
『……』
ルインの言葉にヒナはなにも言えなかった。
兄に無理はして欲しくない。
それこそ、命に関わるならすぐにでもやめて欲しい。
だけど、兄は誰のために戦っているのかと言えば自分達――志半ばで死んでしまった者達の為に戦っている。
『……わかんない』
ぽつり、と力無い声が響く。
どうするのが正解なのかなんて、誰も知らないし、わからない。
『でもね、』
それなら、やりたいことをやるべきだ。
『私、お兄ちゃんを助けたい』
―――
――
―
声がする。
人の話し合う声。
そこからぼんやりと浮かび上がるビジョン。
またしても、世界がなにかを見せてくる。
ジャンク財団、ケイジキーパー、世界への復讐。
様々な感情が流れ込んでくるのを止める事も出来ない。
ジャンク財団の代表は無惨にも散り、ベルコウルもまた――命をもって罪を償おうとしている。
今更だ。
火消しをしても、火をつけた事実は消えない。自業自得であり、同情も出来ない。ネグロの評価が、それでかわることは一切無い。
そして、もうひとつの声。
(あの声の主はケイジキーパーだったのか)
わかれば、単純な話だ。
TsCを作り上げた5人のテイマー。彼らの乗るグレムリンは特別だ。この世界に深く干渉出来るとするならば、必然的に彼らとそのグレムリンが浮かび上がってもなんらおかしな話ではない。
何も出来ずに滅んでしまったと思っていた彼らの方から姿を見せるなんて、こんな都合のいい話はない。
(――許すものか)
ちり、と燻っていた火が再び焚き付けられるのを感じる。
目的を見失い、世界の為という大義名分の惰性で戦い、仲間というぬるま湯に浸かって忘れかけていた感情が甦る。
例えこれが一方的な感情でも、残り少ない命の火をかけるには十分だろう。
そうしているうちに、やがて感じていたビジョンも消えて、意識は深く落ちていく。
―
――
―――
船体の激しい揺れでネグロは目を覚ました。
ベッドから弾けるように起き上がると全身に痛みが走り、顔を僅かにしかめた。
――いつまで、眠っていたんだ?
ここが幽霊船で、そしてここが自室として使っている部屋だという事を認識したところで、ふと湧き出した疑問。
グレムリンで幽霊船に着艦した記憶も、そこから自室に移動した記憶もない。
ずっと意識がなかったと言うことなのか?
不安にかられたネグロはベッドから軋む身体で立ち上がり、壁に手をつきながら部屋を出る。
今、何が起きているのか。そもそも、不自然な船体の揺れた原因は何なのか。
少しずつ足取りを確かにしながら、ブリッジへと向かう。
「調子はどうだ」
「……最悪だよ」
ブリッジへのドアをくぐると、いつもと変わらずルインが立っている。
涼しい顔でわかりきった事を聞いてくるルインにネグロはあからさまに舌打ちをする。
管制システムにいるエリエスやエイゼルの姿を一瞥しつつ、ルインの方へと歩みよった。
そもそも、普段はここに彼女達が集まる事は少ない筈だ。それこそ、戦闘でも起きない限りは。
ネグロはすぐに手近なモニターを確認した。
「……戦場のデータ、だと? おい、まさか、さっきのは」
「推察どおり、発進に伴うものだな」
「……」
ジャンク財団の残党を殲滅ならば、確かにネグロを抜いた2機でも問題ないだろう、というのはネグロ自身も理解出来る。
どれほど自分が眠っていたのか、そして、それについて気を遣われてしまったのか、その辺りを考えると無意識に舌打ちをしてしまう。
しかし、今から出ていった所で恐らく戦闘は終了してしまうだろう。
仕方無く、戦場のデータをもう一度確認したところでネグロは目を見張った。
そこには"三機分"のデータが表示されている。
「……おい、どういう事だ。どうして、カズアーリオスが戦場に出ているんだ?」
自分がここにいるにも関わらず、機体だけが出ている。それこそ、エイゼルが変わりに乗っているならまだ納得が出来たのに、その可能性すらない。
「――まさか」
眠っている間に、着艦出来た理由がわかってしまった。
その瞬間、隣に立つルインの肩を思い切り掴んでいた。
「何故止めなかった!!」
「一応止めたが、お前の代わりになる、と聞かなくてな」」
ルインはいくら睨み付けた所でその涼しい顔を眉ひとつ変える事はない。
くそ、と悪態はきながら掴んでいた肩を話すとネグロは片手で顔を覆いながら天をあおぐ。
相手は確かに強くはない。何なら、二人で十分すぎる。出撃する必要も、無かったのに。
「馬鹿野郎……」
自然と漏れたその言葉の中には自らも含まれていた。
◆17回更新の日記ログ
◆16回更新の日記ログ
◆15回更新の日記ログ
◆14回更新の日記ログ
◆13回更新の日記ログ
◆12回更新の日記ログ
◆11回更新の日記ログ
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◆8回更新の日記ログ
◆7回更新の日記ログ
◆6回更新の日記ログ
◆5回更新の日記ログ
◆4回更新の日記ログ
◆3回更新の日記ログ
◆2回更新の日記ログ
NEWS
予感は続くそれはまるで世界各地に共鳴する声
あるいは、混線したどこかの通信かもしれない
いずれにせよ、あなたは様々な声と感情を
意図せず受ける
????
「認証……思念接続……対流を……思念の……君の思うままに」
グレイフロッグ『ジェト』
「通信途絶。ケイジキーパーはタワーにいる」
グレイフロッグ『ジェト』
「今からでも、行かなくては」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「しっかし、船が沈まされたと見せかけて」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「グレムリンの潜水機能で逆に氷獄アジトに侵入」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「進化の秘密を見つけたけれど、すでに時遅し、だったな」
グレイフロッグ『ジェト』
「遅いということはない。何もかもがな」
グレイフロッグ『ジェト』
「俺たちはまだ間に合う」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「あれだけいた財団の人間も、沈む船から逃げ出すネズミのようだ」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「このアジトも、放棄された書類が床に散らばり」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「誰一人いやしない」
グレイフロッグ『ジェト』
「焼く暇もなかったようだな」
グレイフロッグ『ジェト』
「急いで情報を仕入れる」
グレイフロッグ『ジェト』
「ケイジキーパーに関する情報なら何でもいい」
グレイフロッグ『ジェト』
「……ん、これは」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「グレイヴネット統括報告書……」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「何らかの名簿の一部だな」
グレイフロッグ『ジェト』
「ケイジキーパーNo2……名前がある」
グレイフロッグ『ジェト』
「人脈が探れるかもしれない」
グレイフロッグ『ジェト』
「グレイヴクラウド・ダスト・シミュレーター開発」
グレイフロッグ『ジェト』
「総合開発高集積AI……フニ・フヌ・フノ」
????
「はい、なんでしょう」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「うおっ、紙が喋った」
総合開発高集積AI《フニ》
「わたしこそ、総合開発高集積AI《フニ》」
総合開発高集積AI《フニ》
「私は遍く世界に張り巡らされた知能」
グレイフロッグ『ジェト』
「ケイジキーパーの仲間か?」
総合開発高集積AI《フニ》
「どちらでもない。私は不完全なシミュレータ。ゆえに遺棄された」
総合開発高集積AI《フニ》
「もう、誰のものでもない」
グレイフロッグ『ジェト』
「ケイジキーパーについて、教えてくれるか?」
総合開発高集積AI《フニ》
「私の主電源は落とされた。消えるまで間もない。語るのも一興」
総合開発高集積AI《フニ》
「ケイジキーパーは完璧なる計画をシミュレーションするために」
総合開発高集積AI《フニ》
「3つのAIを作り、完全なる計画をシミュレーションした」
総合開発高集積AI《フニ》
「彼の計画は完璧。完全。付け入る隙は無い」
グレイフロッグ『ジェト』
「なんで捨てられたんだ? 役目を終えたからか?」
グレイフロッグ『ジェト』
「つらくなければ教えてくれ」
グレイフロッグ『ジェト』
「君の見た未来のシミュレーションってどんなものなんだ?」
総合開発高集積AI《フニ》
「私のシミュレーションは精度が悪かった。だから捨てられた。それだけ」
総合開発高集積AI《フニ》
「妹たちは、もっと正確にシミュレーションした。フヌも、フノも、自慢の妹」
総合開発高集積AI《フニ》
「私の見た未来は、ありえない未来」
総合開発高集積AI《フニ》
「どう計算しても、ヴォイドステイシスの真永劫が破られるなど」
総合開発高集積AI《フニ》
「あるはずがないのに」
グレイフロッグ『ジェト』
「……未来は分からないことだらけだ。起きなかった未来もたくさんある」
グレイフロッグ『ジェト』
「もし、意に沿わない結果を見ただけで捨てられたのなら……」
グレイフロッグ『ジェト』
「君の見た未来だって正しいこともある。それは誰にだってわからない」
グレイフロッグ『ジェト』
「もし俺が絶望の淵に立った時、俺は君の見た未来を信じる」
総合開発高集積AI《フニ》
「ありがとう、少し……楽になった」
総合開発高集積AI《フニ》
「君になら、最後に伝えておける。時間がない」
総合開発高集積AI《フニ》
「ヴォイドステイシスは完全なるマシンだ」
総合開発高集積AI《フニ》
「唯一完全でないものがあるとするならば」
総合開発高集積AI《フニ》
「ヴォイドステイシスには《心》がある」
総合開発高集積AI《フニ》
「ヴォイドステイシスの《思念》を、感じ取ってやってくれ」
総合開発高集積AI《フニ》
「そして最後に、フヌとフノを……頼む……」
総合開発高集積AI《フニ》
「…………」
バグズキャンバス『ルキムラ』
「消えちまったのか……?」
グレイフロッグ『ジェト』
「手ごわい戦いになりそうだ……情報を集めよう」
グレイフロッグ『ジェト』
「もし、このフヌが、俺の知っているフヌならば」
グレイフロッグ『ジェト』
「フヌにも心がある。フヌも未来を見ている」
グレイフロッグ『ジェト』
「そして俺はフヌに、タワーで出会うだろう」
グレイフロッグ『ジェト』
「約束の場所、神秘工廠『ゼラ』で……」
東の果てにたどり着いたあなたは
巨大な星の河が東から湧き出すのを見つけた
《煌めく光の炎》
「ここは果て。私は使者。そして来訪者よ……」
《煌めく光の炎》
「光の炎、途切れることなく」
ネグロはテンペストハウルを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロはおにごっこを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロはあなたのハートに高速接近する飛来物ありを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロはフライトレス・エンシェントロアを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロは刻鐘を手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロは[試作]刃の飛翔旋回多脚を手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロはキトゥンスターズを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロはクリスタルストークを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロはキトゥンスターズを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
ネグロは小型推進器を手に入れた!!(フラグメンツ-1)
◆アセンブル
【頭部】にキトゥンスターズを装備した
【腕部】におにごっこを装備した
【操縦棺】にクリスタルストークを装備した
【脚部】に[試作]刃の飛翔旋回多脚を装備した
【エンジン】に動力炉《Herz eines Wolf》を装備した
【索敵】にキトゥンスターズを装備した
【主兵装】にSCH<V/R.Neko-Tube>を装備した
【副兵装】に刻鐘を装備した
【背部兵装】にあなたのハートに高速接近する飛来物ありを装備した
【機動補助】に小型推進器を装備した
◆僚機と合言葉
スリーピング・レイルとバディを結成した!!
移動
南↓へ移動し、東部海域【暁の壁】へと到達した
ユニオン活動
パッチワーク・ゴーストシップの活動記録
迷子の迷子の幽霊船。継ぎ接ぎだらけの幽霊船。
仮初の船長と集まって来た人達を乗せ、目指すのは粉塵の果て、霧の果て――
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
戦艦をもとに継ぎ接ぎに足された船に乗る人達や、その船と情報交換してくれる人の集まり。
仮初の船長と集まって来た人達を乗せ、目指すのは粉塵の果て、霧の果て――
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
戦艦をもとに継ぎ接ぎに足された船に乗る人達や、その船と情報交換してくれる人の集まり。
メッセージ
◆16回更新のメッセログ
◆15回更新のメッセログ
◆14回更新のメッセログ
◆13回更新のメッセログ
◆12回更新のメッセログ
◆11回更新のメッセログ
◆10回更新のメッセログ
◆8回更新のメッセログ
◆7回更新のメッセログ
◆6回更新のメッセログ
◆5回更新のメッセログ
◆4回更新のメッセログ
◆3回更新のメッセログ
◆2回更新のメッセログ
◆1回更新のメッセログ
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
◆友軍からの通信
東北東海域【静かの海】の戦果通信
>>友軍の戦闘結果スリーピング・レイル【ティタン】
「ええと……、こちら『スリーピング・レイル』。……こちらは問題なく勝利しているよ」
>>友軍の戦闘結果
ツィール・ブライ音速【覚醒】
「……協力、感謝する」
>>友軍の戦闘結果
ウサザキ【覚醒】【ティタン】
「こちらウサザキ。戦果良好」
>>友軍の戦闘結果
ニフジ【覚醒】
「報告します。勝利しました」
>>友軍の戦闘結果
サム超音速【覚醒】【ティタン】
「はい、お疲れさんでした。多分問題はないと思いますよ」
>>友軍の戦闘結果
ネレ超音速【覚醒】【バーサーク】
「やったぁ。褒めて褒めてぇ」
精算
報酬 30
経費 -10
フラグメンツ獲得 20
【!】弾薬獲得 あなたは弾薬を 6発 入手しました
【!】フラグ枯渇 SCH<V/R.Neko-Tube>の [薬液注入] はフラグを消費できずに失われました……
【!】フラグ枯渇 SCH<V/R.Neko-Tube>の [思念加速] はフラグを消費できずに失われました……
◆コンテナを無事届けた!!(ライフスチール獲得)
経費 -10
フラグメンツ獲得 20
【!】弾薬獲得 あなたは弾薬を 6発 入手しました
【!】フラグ枯渇 SCH<V/R.Neko-Tube>の [薬液注入] はフラグを消費できずに失われました……
【!】フラグ枯渇 SCH<V/R.Neko-Tube>の [思念加速] はフラグを消費できずに失われました……
◆コンテナを無事届けた!!(ライフスチール獲得)
あなたはヴォイドエレベータ内部を探索しヴォイドコンパスを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で無常の鐘を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で涙の装置を手に入れた……
夜空には静かに星が浮かぶ……(コンテナ獲得無し)
キャラデータ
__0__1__2__3__4__5
__6__7__8__9_10_11
_12_13_14_15_16_17
_18_19_20_21_22_23
所持品リスト
動力炉《Herz eines Wolf》
種別:エンシェントロア [グレイヴエンジン]
《広域DLパーツ:死にぞこないのイゾルフ(Eno14)からのDL》クリン!クランク!!クインテッド!!!
種別:ウィンドミル [操縦棺]
《広域DLパーツ:チャルミィ・ル・プアス(Eno96)からのDL》Chaos
種別:アサルトジャイロ [駆動輪]
《広域DLパーツ:ネグロ(Eno51)からのDL》Chaos
種別:アサルトジャイロ [駆動輪]
Ixion
種別:モーターキャリバー [駆動輪]
テンペストハウル
種別:ストームハウル [操縦棺]
《広域DLパーツ:緋色の狐(Eno163)からのDL》SCH<V/R.Neko-Tube>
種別:硬質ダガー [物理格闘火器]
《広域DLパーツ:ブレイン(Eno111)からのDL》残弾なし
011-B-FIREARM《SOLID-DAGGER》
種別:硬質ダガー [物理格闘火器]
《広域DLパーツ:死喰い鳥のザミエル(Eno13)からのDL》おにごっこ
種別:赤鬼 [腕部]
《広域DLパーツ:キルシェ・S・プレッセン(Eno101)からのDL》あなたのハートに高速接近する飛来物あり
種別:狙撃砲 [物理射撃火器]
《広域DLパーツ:タイラー・ターザン・O・アリスイーター(Eno135)からのDL》未開封コンテナ
種別:未開封コンテナ [コンテナ]
006-ENGINE≪GUST-ENGINE≫
種別:ガストエンジン [ミストエンジン]
《広域DLパーツ:死喰い鳥のザミエル(Eno13)からのDL》残弾なし
俊雷⁅踊鵺⁆
種別:ボルトチャージ [連射電子格闘火器]
《広域DLパーツ:YAMATO・平太(Eno127)からのDL》Disconnection
種別:突撃頭部 [頭部]
《広域DLパーツ:null 042(Eno166)からのDL》ORG_Eraser
種別:悪鬼 [腕部]
《広域DLパーツ:ペリュトン・ペリュトン(Eno65)からのDL》残弾なし
俊雷⁅踊鵺⁆
種別:ボルトチャージ [連射電子格闘火器]
《広域DLパーツ:YAMATO・平太(Eno127)からのDL》フライトレス・エンシェントロア
種別:エンシェントロア [グレイヴエンジン]
《広域DLパーツ:スリーピング・レイル(Eno15)からのDL》梟
種別:ミネルヴァ [FCS]
《広域DLパーツ:みなと(Eno120)からのDL》096-COFFIN《EXTRA-HEART》
種別:エクストラハート [操縦棺]
《広域DLパーツ:チャルミィ・ル・プアス(Eno96)からのDL》刻鐘
種別:霊障刻滅陣 [誘発装置]
《広域DLパーツ:アザミネ・トウハ(Eno80)からのDL》[試作]刃の飛翔旋回多脚
種別:旋回多脚 [多脚]
《広域DLパーツ:藍の羽(Eno3)からのDL》キトゥンスターズ
種別:広域レーダー [レーダー]
《広域DLパーツ:緋色の狐(Eno163)からのDL》《ヴォイドステップ》
種別:《ヴォイドステップ》 [機動補助FM]
霊障刻滅陣
種別:霊障刻滅陣 [誘発装置]
クリスタルストーク
種別:クリスタルスフィア [操縦棺]
《広域DLパーツ:藍の羽(Eno3)からのDL》キトゥンスターズ
種別:広域レーダー [レーダー]
《広域DLパーツ:緋色の狐(Eno163)からのDL》小型推進器
種別:小型推進器 [ブースター]
残弾なし
AMG-00スチールコア
種別:速射砲 [物理射撃火器]
《広域DLパーツ:(Eno126)からのDL》鉱石ラジオ
種別:鉱石ラジオ [素材]
鉱石ラジオ
種別:鉱石ラジオ [素材]
改良システム
種別:改良システム [素材]
波紋の化石
種別:波紋の化石 [素材]
レストアチップ
種別:レストアチップ [素材]
鉱石ラジオ
種別:鉱石ラジオ [素材]
波紋の化石
種別:波紋の化石 [素材]
キラキラマイク
種別:キラキラマイク [素材]
安寧の実
種別:安寧の実 [素材]
安寧の枝
種別:安寧の枝 [素材]
ゲーミングデバイス
種別:ゲーミングデバイス [素材]
安寧の実
種別:安寧の実 [素材]
刹那の葉
種別:刹那の葉 [素材]
安寧の枝
種別:安寧の枝 [素材]
刹那の葉
種別:刹那の葉 [素材]
刹那の枝
種別:刹那の枝 [素材]
レストアチップ
種別:レストアチップ [素材]
秘密兵器0号
種別:秘密兵器0号 [素材]
レストアチップ
種別:レストアチップ [素材]
ゲーミングおむすび
種別:ゲーミングおむすび [素材]
秘密兵器0号
種別:秘密兵器0号 [素材]
改良システム
種別:改良システム [素材]
藻屑の化石
種別:藻屑の化石 [素材]
安寧の実
種別:安寧の実 [素材]
藻屑の化石
種別:藻屑の化石 [素材]
安寧の枝
種別:安寧の枝 [素材]
安寧の枝
種別:安寧の枝 [素材]
追いかける音
種別:追いかける音 [素材]
まち針
種別:まち針 [素材]
まち針
種別:まち針 [素材]
ヴォイドミサイル
種別:ヴォイドミサイル [素材]
うに
種別:うに [素材]
ヘビィマテリアル
種別:ヘビィマテリアル [素材]
うに
種別:うに [素材]
うに
種別:うに [素材]
象の目
種別:象の目 [素材]
ヘビィマテリアル
種別:ヘビィマテリアル [素材]
ヴォイドコンパス
種別:ヴォイドコンパス [素材]
無常の鐘
種別:無常の鐘 [素材]
涙の装置
種別:涙の装置 [素材]