第3回目 午前2時のS.Owen
プロフィール

名前
S.Owen
愛称
S.Owen
![]() | 経歴 鴉にも鷹にも成れなかったただの鳶。 頭部に大きな傷跡があり、肉体と脳の所有者が異なる。 時々ちぐはぐで噛み合わない挙動がみられる。 【脳: ■■■■■■■】 かつてC.C.という名の機体を駆っていた記憶がある。 肉体に振り回される頻度が上がった。口が悪い。 【肉体: S■■■n】 筋肉質な肉体。比較的温厚な性格で、食事が好きだった様子。 脳の持ち主とは■■■■■■の上官と部下の間柄で、■■■■■■■■■■ (以降の文字は読み取れない) |
◆日誌
未識別機動隊『シュヴァルベ・ドライ』を何とか退け、
けたたましく鳴り響いていたサイレンがようやく黙りこくった後。
いつの間にか、新たな機体が増えていた。先程の戦闘を見守っていたようだ。
渦巻き殻と色彩が目に鮮やかなロゴが刻まれた機体から、女性の声が響く。
カラフルスネイル隊のリスプ――――と名乗ったその女性は、
どうやらジェトとは知り合いだったらしく、何やら親しげに挨拶している。
対するジェトの口数は少ないようだが、男はさして興味を示さなかった。
(……他所の人間関係に首突っ込む趣味はねえな)
目を閉じて溜息を吐く。そのまま立ち去ろうとすると、女性の声が男に向けられた。
ちょっといいメシ、という言葉を聞いた瞬間。普段の冒涜的な食事に飽いていた男は、進行方向を180°変えた。
******
食事に釣られて、疑いもせず彼女について行こうとする肉体に逆らえず、
周囲に刺すような視線を向けながら、駐屯地にて振る舞われた「ちょっといいメシ」を平らげた男は、
普段よりほんの僅かに柔和な表情で戻ってくると、再び錆びた機体――――「C.C.」と名付けたグレムリンに乗り込んだ。
「…………フン。幾分マシな味だったんじゃねえの。
毒が盛られてなかったのは救いか?いや……わざわざメシに盛る必要もねえか」
反応を見るに、大いに口に合ったようだ。
「しっかし、マシなメシを食っちまったら、普段のメシが更に不味く感じて食えなくなるじゃねえか。
……連中、まさかこうなる事を見越してやがったのか?チッ、食事の度に士気を下げる罠かよ」
貴重な食糧をご馳走になっておきながら理不尽な言葉を口走った後、男が右手を操縦パネルにかざすと、
モニタに見覚えのない認証画面が表示された。
緑ベースの淡い光が点滅し、ピピッ、と小さな音を立てて「OK」の文字を映し出す。
――――認証に成功。思念接続を開始。
怪訝そうな顔でモニタを凝視していた男の耳に、やがて陽気な音声が飛び込む。
「――――対流域を確保。ようこそ、グレイヴネットへ!!」
次の瞬間、操縦棺内のモニタ一面に、網状のマップと思しき模様が表示される。
機体が自動的に情報集積システムに接続されたらしい、と気付くと、頭部がずきりと痛みを返した。
【Day 2】
……傷跡が、疼く。
情報や通信にはあまり良い思い出がない。
かつて「俺」の肉体で機体を駆っていた傭兵時代、通信機から聞こえてきたのは殆どが侮蔑や嘲笑。
素行の悪さで不興を買っていたせいか、雇い主から必要な情報まで遮断されることがあった。
金で動く、使い捨ての手駒。
――――傭兵というのは、何処でもそんな扱いを受けるものなのだろうが。
当然、傭兵側も雇い主を信用するケースなど稀だ。
別々の依頼主から二重に依頼を請け、自らの利益が最大となるよう動いたことも何度かあった……はずだ。
金さえ入手出来ればそれでいい。今日のメシにありついて、少しでも長く……『長く』?
ズキ、と脳が軋むような痛みを覚える。「俺」はかつて、何を考えていた?
そう考えていた理由を忘れてしまったのか、或いは……
思考が一度停止する。
ややあってから、聞き覚えのある男の声が脳内に響いた。
「■■■上長。ターゲットの移動経路を入手しました。
タワーに向かう部隊はダミーです。本隊は少数で南東を経由する模様。ここからの距離は――――」
言葉の意味を認識すると、思考は再び回り出した。
そうだ。泥沼のような傭兵稼業の中で――――信じるに値したものは、部下の通信だけだった。
あの男は……『俺』は、いつでも隠し立てすることなく「俺」に情報を寄越した。
相手の殲滅を得意とする「俺」と、情報収集や後方支援に長けた『俺』。かつては主に二人で依頼を請けていた――――そんな記憶が蘇る。
しかし、「俺」が『俺』の中にいる以上、当時と同じやり方は不可能だ。現在目の前にあるのは……
******
「……成程な。グレイヴネットとやらが生きてて、この機体が接続可能って事は……
昔よか得られる情報が多くて、雇い主が意図的に絞った狭域の情報に踊らされる可能性が低いってこった」
フヌと名乗るインターフェースの挨拶を話半分に聞き流しつつ、今後の方針を組み上げていく。
(まず……不明点が多すぎる)
「脳と肉体の持ち主が別」という現在の状態に至った経緯も、咄嗟に「C.C.」と名付けた錆び付いた機体についても、先程襲来した機体についても。
忘れているのか、知らないだけか、それとも。男には、あらゆる情報が不足していた。
(……チッ。コイツが『俺』の肉体である以上、現状を把握出来るまでは生きなきゃなんねえ。
面倒くせえな。だがよ……)
今の肉体は『俺』のもの、言動は仮初の「S.Owen」のものであり、かつての「俺」を知るものはいない。
「俺」の生存を知るや否や攻撃を仕掛けてくるような相手も、恐らくはいないだろう。
そう考えると、少しだけ気が楽になった。
「……過去に俺を陥れたロクデナシ共は、もうお陀仏だといいんだがな」
そう呟くと、食事で体内の熱量が上昇した影響か、はたまた別の要因か……肉体がじわりと熱を帯びた。
流れてきた通信に素直に耳を傾ける気になったのも、気の緩みの表れだろう。
…………北方の海域では、「うに」が獲れるらしい。
そう聞いた瞬間、腹がくうと鳴った。
涙声になっているグレイヴネット・インターフェースを余所に、モニタに現在の座標を表示させる。
必要な内容は操作マニュアルに載っている、という言葉は聞き取れたので、随時確認すればいいだろう。今はそれよりも。
「ったく、腹の虫をどうするかだな。仕方ねえ……食えるかは二の次として、進路は一先ず北、と」
特に行く宛もなかったためか、そのまま北に向けて飛び立とうとする。
と、操縦棺内に軽やかな電子音が響く。
どうやらメールの受信音だったらしい。メールは自動開封され、モニタの左下にメッセージが映し出される。
ちらと一瞥をくれて差出人を確認する。見知らぬ相手だ。続いて本文を…………
…………一秒と経たないうちに、メールを破棄する容赦ないブザー音が響いた。
けたたましく鳴り響いていたサイレンがようやく黙りこくった後。
いつの間にか、新たな機体が増えていた。先程の戦闘を見守っていたようだ。
渦巻き殻と色彩が目に鮮やかなロゴが刻まれた機体から、女性の声が響く。
カラフルスネイル隊のリスプ――――と名乗ったその女性は、
どうやらジェトとは知り合いだったらしく、何やら親しげに挨拶している。
対するジェトの口数は少ないようだが、男はさして興味を示さなかった。
(……他所の人間関係に首突っ込む趣味はねえな)
目を閉じて溜息を吐く。そのまま立ち去ろうとすると、女性の声が男に向けられた。
ちょっといいメシ、という言葉を聞いた瞬間。普段の冒涜的な食事に飽いていた男は、進行方向を180°変えた。
******
食事に釣られて、疑いもせず彼女について行こうとする肉体に逆らえず、
周囲に刺すような視線を向けながら、駐屯地にて振る舞われた「ちょっといいメシ」を平らげた男は、
普段よりほんの僅かに柔和な表情で戻ってくると、再び錆びた機体――――「C.C.」と名付けたグレムリンに乗り込んだ。
「…………フン。幾分マシな味だったんじゃねえの。
毒が盛られてなかったのは救いか?いや……わざわざメシに盛る必要もねえか」
反応を見るに、大いに口に合ったようだ。
「しっかし、マシなメシを食っちまったら、普段のメシが更に不味く感じて食えなくなるじゃねえか。
……連中、まさかこうなる事を見越してやがったのか?チッ、食事の度に士気を下げる罠かよ」
貴重な食糧をご馳走になっておきながら理不尽な言葉を口走った後、男が右手を操縦パネルにかざすと、
モニタに見覚えのない認証画面が表示された。
緑ベースの淡い光が点滅し、ピピッ、と小さな音を立てて「OK」の文字を映し出す。
――――認証に成功。思念接続を開始。
怪訝そうな顔でモニタを凝視していた男の耳に、やがて陽気な音声が飛び込む。
「――――対流域を確保。ようこそ、グレイヴネットへ!!」
次の瞬間、操縦棺内のモニタ一面に、網状のマップと思しき模様が表示される。
機体が自動的に情報集積システムに接続されたらしい、と気付くと、頭部がずきりと痛みを返した。
【Day 2】
……傷跡が、疼く。
情報や通信にはあまり良い思い出がない。
かつて「俺」の肉体で機体を駆っていた傭兵時代、通信機から聞こえてきたのは殆どが侮蔑や嘲笑。
素行の悪さで不興を買っていたせいか、雇い主から必要な情報まで遮断されることがあった。
金で動く、使い捨ての手駒。
――――傭兵というのは、何処でもそんな扱いを受けるものなのだろうが。
当然、傭兵側も雇い主を信用するケースなど稀だ。
別々の依頼主から二重に依頼を請け、自らの利益が最大となるよう動いたことも何度かあった……はずだ。
金さえ入手出来ればそれでいい。今日のメシにありついて、少しでも長く……『長く』?
ズキ、と脳が軋むような痛みを覚える。「俺」はかつて、何を考えていた?
そう考えていた理由を忘れてしまったのか、或いは……
思考が一度停止する。
ややあってから、聞き覚えのある男の声が脳内に響いた。
「■■■上長。ターゲットの移動経路を入手しました。
タワーに向かう部隊はダミーです。本隊は少数で南東を経由する模様。ここからの距離は――――」
言葉の意味を認識すると、思考は再び回り出した。
そうだ。泥沼のような傭兵稼業の中で――――信じるに値したものは、部下の通信だけだった。
あの男は……『俺』は、いつでも隠し立てすることなく「俺」に情報を寄越した。
相手の殲滅を得意とする「俺」と、情報収集や後方支援に長けた『俺』。かつては主に二人で依頼を請けていた――――そんな記憶が蘇る。
しかし、「俺」が『俺』の中にいる以上、当時と同じやり方は不可能だ。現在目の前にあるのは……
******
「……成程な。グレイヴネットとやらが生きてて、この機体が接続可能って事は……
昔よか得られる情報が多くて、雇い主が意図的に絞った狭域の情報に踊らされる可能性が低いってこった」
フヌと名乗るインターフェースの挨拶を話半分に聞き流しつつ、今後の方針を組み上げていく。
(まず……不明点が多すぎる)
「脳と肉体の持ち主が別」という現在の状態に至った経緯も、咄嗟に「C.C.」と名付けた錆び付いた機体についても、先程襲来した機体についても。
忘れているのか、知らないだけか、それとも。男には、あらゆる情報が不足していた。
(……チッ。コイツが『俺』の肉体である以上、現状を把握出来るまでは生きなきゃなんねえ。
面倒くせえな。だがよ……)
今の肉体は『俺』のもの、言動は仮初の「S.Owen」のものであり、かつての「俺」を知るものはいない。
「俺」の生存を知るや否や攻撃を仕掛けてくるような相手も、恐らくはいないだろう。
そう考えると、少しだけ気が楽になった。
「……過去に俺を陥れたロクデナシ共は、もうお陀仏だといいんだがな」
そう呟くと、食事で体内の熱量が上昇した影響か、はたまた別の要因か……肉体がじわりと熱を帯びた。
流れてきた通信に素直に耳を傾ける気になったのも、気の緩みの表れだろう。
…………北方の海域では、「うに」が獲れるらしい。
そう聞いた瞬間、腹がくうと鳴った。
涙声になっているグレイヴネット・インターフェースを余所に、モニタに現在の座標を表示させる。
必要な内容は操作マニュアルに載っている、という言葉は聞き取れたので、随時確認すればいいだろう。今はそれよりも。
「ったく、腹の虫をどうするかだな。仕方ねえ……食えるかは二の次として、進路は一先ず北、と」
特に行く宛もなかったためか、そのまま北に向けて飛び立とうとする。
と、操縦棺内に軽やかな電子音が響く。
どうやらメールの受信音だったらしい。メールは自動開封され、モニタの左下にメッセージが映し出される。
ちらと一瞥をくれて差出人を確認する。見知らぬ相手だ。続いて本文を…………
…………一秒と経たないうちに、メールを破棄する容赦ないブザー音が響いた。
◆2回更新の日記ログ
NEWS
あなたは必要な情報を得るため、あるいは他の理由か強制的にグレイヴネットにログインしますそこで、奇妙なうわさを目にします

「認証に成功。思念接続を開始……対流域を確保。ようこそ、グレイヴネットへ!!」

「なぁ、お前……聞いたことあるか? 例の噂だよ。みんな騒いでる」

「知らないのか? 死んだはずの傭兵を見た、って噂だよ」

「出所は分からない。誰が見たかも分からない。でも……」

「なに絡んでるの、スコルパピー。知らないひとは知らないでしょ」

「リスプ、お前だって……」

「はいはい、止め止め。おしまいおしまい。心霊現象なんて、なしなし」

「リスプ、お前……見ていないのか? 例の場所にアップされた例の画像」

「は? 例の場所って……もしかして、霊障研究所ブログ? アクセスしてみる」

「知らなかったのか、悪かった。でも、あの画像の機体は確かに、カラフルスネイル隊の……」

「…………ッ!!!」
カラフルスネイル『リスプ』がログアウトしました

「ああ、悪い。説明しよう。リスプの昔の戦友……というか元リーダーの機体が、最近どこかで撮影されたみたいなんだ」

「おかしい話だ。彼女は……リスプの師匠、『ルータ』は16年前、死んでいるはずなんだ」

「何かあったら教えてくれ。俺も僚機を亡くしている。もしあいつが……いや、何でもない。じゃあな」
システム動作不良。権限がリモートで操作されています
風の門サーバーにログインしました
未識別機動体との戦闘領域が発生しています。チャンネルに接続します

「こらっ、ジェト!😡なんだその射撃は!😡腰が入っていない!!😡😡😡」

「……なぁ、ホッっつあん。この前リスプに会ったよ」

「……」

「変わってないようだった。あの時のまま、戦い続けている」

「戦い続けている……ルータさんに囚われたまま」

「分かるのか?」

「変わらないエンブレム。それで十分わかったよ」

「俺は……リスプを、助けたかった」

「俺が戦えば、リスプを護れると思った
それは……幻想だったな」

「リスプは俺を拒絶してルータさんの影を追って、俺は無力感のままリスプの元を去った」

「……どうすればよかったのか、今でも分からない」

「リスプが何度許しても、リスプが囚われ続ける限り、俺は許されないんだ」

「ジェト、チャンネルに来客だよ😙ようこそ!🤗このオチャはサービスだから飲んでいってね😍ナンチャッテ😅」
チャンネルから退室しますか?(y/n)
ここは氷獄。どこまでも氷山が浮かんでいる

「おーーーーさむさむ。ここは氷獄、よく来たな!」

「幽霊も凍っちまうよ、こんな気温じゃよ!!」
モコモコの防寒具を来た男が釣りをしている
ブレスオブウインドは鉄板で強化された!!(素材消費)
◆アセンブル










◆僚機と合言葉
次回ハイドランジア・フリーランサーに協賛し、参戦します

「我らの領域を取り戻そう、共に。我々に力を」
移動
北↑へ移動し、北北東海域【氷獄】へと到達した
ユニオン活動
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
◆友軍からの通信
北東海域【雨音列島】の戦果通信
>>友軍の戦闘結果
「............v..」




>>友軍の戦闘結果

「アダム・ライソン、無事帰還しました。
友軍の皆さんは無事でしたか?」




>>友軍の戦闘結果

「はは、なんとか勝てましたが……。休暇は……ダメですか。ですよね」




>>友軍の戦闘結果

「やったぁ。褒めて褒めてぇ」




精算
キャラデータ
__0






__6






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_18





