第16回目 午前2時のS.Owen
プロフィール

名前
S.Owen
愛称
S.Owen
![]() | 経歴 鴉にも鷹にも成れなかったただの鳶。 頭部と左手の甲に大きな傷跡があり、肉体と脳の所有者が異なる。 時々ちぐはぐで噛み合わない挙動がみられる。 【脳: ■elijah】 記憶の欠落を自覚しているが、かつてC.C.という名の機体を駆っていた過去だけは忘れた事がない。 愛想がなく口が悪いが、唯一部下のことだけは信用している。 本人は認めたがらないが乗せられやすく、少しいいメシや健康温泉で釣られる。 肉体を制御出来ない事が増えた上、よく喋る整備士に出会って若干困惑中。 【肉体: Shawn】 灰色の短髪と目付きの悪さが特徴的で、若干筋肉質。くしゃみが豪快。 比較的温厚な性格で、食事が好きだった様子。 脳の持ち主を上長と呼び慕っていた。良く言えば献身的。 時々脳の命令を無視して勝手に動く。 一部のジャンクテイマーに素性を知られている。 脳から『C.C.』の制御権を奪い取れるだけの思念が残留しており、■■■■■■■■■■ (以降の文字は読み取れない) 【Sub: Nicolai】 東南東海域『南の島』第十二番工廠所属を名乗る整備士。 白髪に大きなゴーグルを着用している。 グレムリンとグレイヴネット・インターフェースが大好きで、両者について話す時は特に早口。 翡翠経典を「悠久の■■、希望の担い手」と称する。 |
◆日誌
【Day 15】
左腕に走った衝撃に男が目を見開いた瞬間、左手が不自然に強張った。
間髪入れずに操縦棺が揺さぶられ、鋭く響いたアラート音と赤く染まったモニタから、機体が攻撃を受けた事を認識する。
しかし前方の将軍機に動きはなく、今しがた攻撃を行ったようにも見えない。
男は怪訝そうに眉を顰めたが、程なくして大きく舌打ちをすると索敵範囲を後方に拡げた。
「チッ。油断したな……デカブツを囮に使いやがったか。
おい、『C.C.』。テメエ、仮にも重『探知』試作機だろうが。とっとと敵を見つけやがれ」
三基のレーダーが新たに齎す情報を睨み付けて呟くと、前方に警戒しつつ神経を研ぎ澄ませる。
初めて搭乗した際は呑み込まれる恐怖から遮断した感覚に、今度は自分から身を投じた。
モニタを通じて見えていた視界が拡大し、広々としたクリアな世界を意志が巡る。肉体からは視点固定以外の制約を受けず、透明なマスで区切られたように整然とした空間の中で、自身の座標を明確に認識する。
その感覚は『C.C.』内部からレーダーに導かれるように周囲に広がり、肉眼で視認出来ない位置に存在する物体をも知覚し、やがて後方に一機のグレムリンを捉えた。
「……フン。テメエだな。随分なご挨拶じゃねえか、今撃ち墜としてやる」
背部兵装を起動しようと意識を『C.C.』に戻したところで、機関砲の代わりにレーダーが積まれている事を思い出し溜息を吐く。仕方なく攻撃が届く範囲まで接近すべく機体の操作を試みた男は、左手に違和感を覚えた。
(……?)
強張っていた左手はいつの間にか脱力を越して弛緩しており、麻痺したように感覚を失っている。左肘から先が別の肉体として断絶したかのように、脳からの指令に応答しない。
訝しみながら操縦を右手操作に切り替え、ゆっくりと動き始めた将軍機と接近して行ったグレムリン達を一瞥する。任せて問題ないと判断したらしい男は、進路を反転して後方へ向かった。
******
攻撃を仕掛けてきたと思しき機体は、探すまでもなく行く手に現れた。
接近も攻撃もせず、迎撃態勢を取りもせず待ち受ける灰色の機体に微かな違和感を覚えたものの、『C.C.』は相手に吸い寄せられるように近付いていった。
操縦棺が位置していると思しき胸部を捉えようとした瞬間、相手機体から通信が入る。男は無意識のうちに視線を向け、一瞬動きを止めた。
モニタが映し出した相手の操縦席には誰も座っていなかった。未識別機動体が擁していた人型の靄さえ存在しない無人の操縦棺。けらけらと笑うような電子音声が幽かに響き、通話画面の端にノイズが走る。
(……コイツは何だ?)
霊障の類か――そう考えた男の耳がはっきりとした言葉を聞き取った。
『S.Owen、或いはElijah。抵抗せずについて来るように』
耳から飛び込んだ言葉は脳内で反響する。その音を最後に通信が途切れ、灰色の機体が移動を開始した。
「……何で「俺」の名前を知ってやがる。何か用かよ。ったく、得体の知れねえ相手の命令になんざ従う訳が――」
しかし、『C.C.』は武器を下ろし、相手機体の後を追い始める。
エリヤと呼ばれた脳はどこか疑問を感じながらも、それが行動に現れることはなく、攻撃も離脱もせずに機体の後に続いた。
******
灰色の機体は北方へ飛び続けていたが、やがて減速し、何もない海上で停止した。
周囲に小さな電子音が響いた瞬間、眼前の機体は粉塵に紛れて掻き消え、代わりに海中に半身を埋めた巨大な建造物が出現した。
(……随分と隠れるのが好きな奴みてえだな)
黒く開いた入り口は奥へと続いている。『C.C.』がぎりぎり通れる高さのゲートを潜ると、先程耳にしたものと同じトーンの音声が響く。
『グレムリンを降り、ガスマスクを装着したままで俺の居室まで来い』
後方では入り口が音もなく閉じ、薄暗い空間にグレムリン用の格納庫が浮かび上がる。
まるで『C.C.』のために誂えられたような空間に接近し、言われた通りグレムリンを停めると、操縦棺の入口付近に通路が現れた。
『C.C.』をその場に残し、頑丈な防壁に囲まれた通路に降り立つと、半透明の隔壁が男を出迎える。軽い音を立てて上方にスライドした扉を潜り抜けると、内部はしんと静まり返っていた。
粉塵は除去されているようだったが、ガスマスクを外すことなく、奥へ伸びた薄暗い通路へと歩を進める。僅かな照明を頼りに人の気配のない空間を歩いていくと、やがてうっすらと錆び付きかけた扉の前に辿り着いた。
「……、ここか?」
扉の内部は見えず、部屋の主を示す札も見当たらない。男は溜息を吐くと、扉を睨み付けて呼びかけた。
「おい。来てやったぞ。何処のどいつか知らねえが、とっとと出て来たらどうだ」
「…………入れ」
電子音声とは異なる、聞き覚えのない声を合図に扉が開く。警戒し身構える前に、男の足は室内へと向いていた。
******
部屋の内部は、外部同様に静けさに満ちていた。
通路より幾分明るいが、第十二番工廠は勿論、タワーの狭い居住区画と比較してさえ暗い部屋。その奥の椅子に、赤くくすんだ髪色の男が一人、祈るように両手を組んだ状態で腰掛けていた。
「……テメエか。俺を呼びつけやがったのは」
「そうだ」
赤髪の男は立ち上がり、部屋よりも昏い瞳でガスマスクの男を見つめる。
「テメエは誰だ。俺をここに来させた理由は何だ。何故俺の名を知っている」
「……」
相手は答える代わりに、眉根を寄せて口を引き結ぶ。目を閉じて何度か深呼吸をした後、ゆっくりと口を開いた。
「お前は、自分の名を認識しているか」
「ア?先刻テメエが呼んだだろうが。「俺」はエリヤだ、知ってんじゃねえのか」
「…………そうか、」
苦虫を噛み潰したような表情で答えた相手が、小さく呟く。
「その名を認識しているのなら――アーユス、の名に聞き覚えはあるか」
「ねえよ。何だそりゃ……、」
男はそう言いかけて、以前他の相手と同じ問答をした事を思い出す。
朧げに蘇る、未識別融合体との邂逅の記憶。『C.C.』を誘導し、仲間を餌とし、自ら機体に接近して触腕に貫かれた相手の名は――
「……アーロの死に様を見たな?」
「ああ、そんな名前で呼ばれてたな――訳の分からねえ行動をした末にデカブツに取り込まれてったが、テメエの仲間か」
「……そうだ、」
相手は何か言葉を飲み込んだように見えたがそのまま口を噤み、男の言葉を促すように視線を向ける。
「アーユス、の単語はソイツが口にしたのを聞いたきりだ。結局何なのか分かりゃしねえ」
「……」
相手は暫し沈黙した後、静かに語り始める。
「……我々は、元々『アーユス』と呼ばれる組織に属していた。
現在はジャンク財団と協力関係にあるが、それ以前は青花師団傘下の小組織として、錆び付いた世界からの脱却を……自由を求めて戦ってきた。しかし時を経るにつれ一人欠け、二人欠け、今では元の姿で残るのは俺だけだ。
俺がお前の名を知っているのは当然だ。かつてのお前はアーユスの一員だった――俺やアーロと同様に。……ここまで話しても、何も思い出さないのか」
******
男はガスマスクのレンズ越しに相手の目を見据える。嘘を言っている様子はないようだが、しかし男の持つ記憶には引っ掛からない。
「……全くピンと来やしねえ。別人じゃねえのか?」
「そうであればと、何度願ったか」
「そういやテメエの名前をまだ聞いてねえな。答えやがれ」
「…………アーユス、」
赤髪の男は躊躇した後、恐る恐るその名を口にする。
「アーユスの、アルフレッド」
「……フン。聞き覚えがねえ」
ぎり、と歯を噛みしめる音が聞こえた。
赤髪の男は目を閉じ、深呼吸をし、自分に言い聞かせるように単語を唱え始める。
「――青い空。マクガーデン印の合成ケーキ、ハニーポーション、炙り虚空魚のご馳走メシ」
「……何だと?」
「……かつてのお前が好んだものだ。聞き覚えはないか」
「ねえよ。ンなモン見た事も、食った事もねえ」
「本当に、覚えていないのか。それとも――忘れたふりをしているのか?」
赤髪の男の声が震え始め、やがて刺すような叫び声と化した。
「過去も、家族も、俺達の事も!
思い出せ……言ってみろ、お前はどうして此処にいる!」
男は一瞬の後、言われるがままに自身の持つ記憶を辿り始める。
「――俺は、」
部下の肉体で目覚めた日。それ以前の、本来の肉体を持っていた頃の部下との記憶。最初の依頼。部下と初めて言葉を交わした日。
欠落が随所にあるものの、視界が白く霞む事もなく、肉体が熱を帯びる事もなく、思い出すなと叫ぶ声も鳴りを潜め――やがて記憶の深部、部下と出会う日の朝に辿り着く。
――しかし。
(空白、だと…………?)
それより過去に意識を向けた脳は愕然とする。
そこにあったものは、ぽっかりと空いた虚無。
……まるで初めから存在していなかったかのように、或いは存在したはずの過去が高圧電流で焼き切られたように、記憶が断絶していた。
左腕に走った衝撃に男が目を見開いた瞬間、左手が不自然に強張った。
間髪入れずに操縦棺が揺さぶられ、鋭く響いたアラート音と赤く染まったモニタから、機体が攻撃を受けた事を認識する。
しかし前方の将軍機に動きはなく、今しがた攻撃を行ったようにも見えない。
男は怪訝そうに眉を顰めたが、程なくして大きく舌打ちをすると索敵範囲を後方に拡げた。
「チッ。油断したな……デカブツを囮に使いやがったか。
おい、『C.C.』。テメエ、仮にも重『探知』試作機だろうが。とっとと敵を見つけやがれ」
三基のレーダーが新たに齎す情報を睨み付けて呟くと、前方に警戒しつつ神経を研ぎ澄ませる。
初めて搭乗した際は呑み込まれる恐怖から遮断した感覚に、今度は自分から身を投じた。
モニタを通じて見えていた視界が拡大し、広々としたクリアな世界を意志が巡る。肉体からは視点固定以外の制約を受けず、透明なマスで区切られたように整然とした空間の中で、自身の座標を明確に認識する。
その感覚は『C.C.』内部からレーダーに導かれるように周囲に広がり、肉眼で視認出来ない位置に存在する物体をも知覚し、やがて後方に一機のグレムリンを捉えた。
「……フン。テメエだな。随分なご挨拶じゃねえか、今撃ち墜としてやる」
背部兵装を起動しようと意識を『C.C.』に戻したところで、機関砲の代わりにレーダーが積まれている事を思い出し溜息を吐く。仕方なく攻撃が届く範囲まで接近すべく機体の操作を試みた男は、左手に違和感を覚えた。
(……?)
強張っていた左手はいつの間にか脱力を越して弛緩しており、麻痺したように感覚を失っている。左肘から先が別の肉体として断絶したかのように、脳からの指令に応答しない。
訝しみながら操縦を右手操作に切り替え、ゆっくりと動き始めた将軍機と接近して行ったグレムリン達を一瞥する。任せて問題ないと判断したらしい男は、進路を反転して後方へ向かった。
******
攻撃を仕掛けてきたと思しき機体は、探すまでもなく行く手に現れた。
接近も攻撃もせず、迎撃態勢を取りもせず待ち受ける灰色の機体に微かな違和感を覚えたものの、『C.C.』は相手に吸い寄せられるように近付いていった。
操縦棺が位置していると思しき胸部を捉えようとした瞬間、相手機体から通信が入る。男は無意識のうちに視線を向け、一瞬動きを止めた。
モニタが映し出した相手の操縦席には誰も座っていなかった。未識別機動体が擁していた人型の靄さえ存在しない無人の操縦棺。けらけらと笑うような電子音声が幽かに響き、通話画面の端にノイズが走る。
(……コイツは何だ?)
霊障の類か――そう考えた男の耳がはっきりとした言葉を聞き取った。
『S.Owen、或いはElijah。抵抗せずについて来るように』
耳から飛び込んだ言葉は脳内で反響する。その音を最後に通信が途切れ、灰色の機体が移動を開始した。
「……何で「俺」の名前を知ってやがる。何か用かよ。ったく、得体の知れねえ相手の命令になんざ従う訳が――」
しかし、『C.C.』は武器を下ろし、相手機体の後を追い始める。
エリヤと呼ばれた脳はどこか疑問を感じながらも、それが行動に現れることはなく、攻撃も離脱もせずに機体の後に続いた。
******
灰色の機体は北方へ飛び続けていたが、やがて減速し、何もない海上で停止した。
周囲に小さな電子音が響いた瞬間、眼前の機体は粉塵に紛れて掻き消え、代わりに海中に半身を埋めた巨大な建造物が出現した。
(……随分と隠れるのが好きな奴みてえだな)
黒く開いた入り口は奥へと続いている。『C.C.』がぎりぎり通れる高さのゲートを潜ると、先程耳にしたものと同じトーンの音声が響く。
『グレムリンを降り、ガスマスクを装着したままで俺の居室まで来い』
後方では入り口が音もなく閉じ、薄暗い空間にグレムリン用の格納庫が浮かび上がる。
まるで『C.C.』のために誂えられたような空間に接近し、言われた通りグレムリンを停めると、操縦棺の入口付近に通路が現れた。
『C.C.』をその場に残し、頑丈な防壁に囲まれた通路に降り立つと、半透明の隔壁が男を出迎える。軽い音を立てて上方にスライドした扉を潜り抜けると、内部はしんと静まり返っていた。
粉塵は除去されているようだったが、ガスマスクを外すことなく、奥へ伸びた薄暗い通路へと歩を進める。僅かな照明を頼りに人の気配のない空間を歩いていくと、やがてうっすらと錆び付きかけた扉の前に辿り着いた。
「……、ここか?」
扉の内部は見えず、部屋の主を示す札も見当たらない。男は溜息を吐くと、扉を睨み付けて呼びかけた。
「おい。来てやったぞ。何処のどいつか知らねえが、とっとと出て来たらどうだ」
「…………入れ」
電子音声とは異なる、聞き覚えのない声を合図に扉が開く。警戒し身構える前に、男の足は室内へと向いていた。
******
部屋の内部は、外部同様に静けさに満ちていた。
通路より幾分明るいが、第十二番工廠は勿論、タワーの狭い居住区画と比較してさえ暗い部屋。その奥の椅子に、赤くくすんだ髪色の男が一人、祈るように両手を組んだ状態で腰掛けていた。
「……テメエか。俺を呼びつけやがったのは」
「そうだ」
赤髪の男は立ち上がり、部屋よりも昏い瞳でガスマスクの男を見つめる。
「テメエは誰だ。俺をここに来させた理由は何だ。何故俺の名を知っている」
「……」
相手は答える代わりに、眉根を寄せて口を引き結ぶ。目を閉じて何度か深呼吸をした後、ゆっくりと口を開いた。
「お前は、自分の名を認識しているか」
「ア?先刻テメエが呼んだだろうが。「俺」はエリヤだ、知ってんじゃねえのか」
「…………そうか、」
苦虫を噛み潰したような表情で答えた相手が、小さく呟く。
「その名を認識しているのなら――アーユス、の名に聞き覚えはあるか」
「ねえよ。何だそりゃ……、」
男はそう言いかけて、以前他の相手と同じ問答をした事を思い出す。
朧げに蘇る、未識別融合体との邂逅の記憶。『C.C.』を誘導し、仲間を餌とし、自ら機体に接近して触腕に貫かれた相手の名は――
「……アーロの死に様を見たな?」
「ああ、そんな名前で呼ばれてたな――訳の分からねえ行動をした末にデカブツに取り込まれてったが、テメエの仲間か」
「……そうだ、」
相手は何か言葉を飲み込んだように見えたがそのまま口を噤み、男の言葉を促すように視線を向ける。
「アーユス、の単語はソイツが口にしたのを聞いたきりだ。結局何なのか分かりゃしねえ」
「……」
相手は暫し沈黙した後、静かに語り始める。
「……我々は、元々『アーユス』と呼ばれる組織に属していた。
現在はジャンク財団と協力関係にあるが、それ以前は青花師団傘下の小組織として、錆び付いた世界からの脱却を……自由を求めて戦ってきた。しかし時を経るにつれ一人欠け、二人欠け、今では元の姿で残るのは俺だけだ。
俺がお前の名を知っているのは当然だ。かつてのお前はアーユスの一員だった――俺やアーロと同様に。……ここまで話しても、何も思い出さないのか」
******
男はガスマスクのレンズ越しに相手の目を見据える。嘘を言っている様子はないようだが、しかし男の持つ記憶には引っ掛からない。
「……全くピンと来やしねえ。別人じゃねえのか?」
「そうであればと、何度願ったか」
「そういやテメエの名前をまだ聞いてねえな。答えやがれ」
「…………アーユス、」
赤髪の男は躊躇した後、恐る恐るその名を口にする。
「アーユスの、アルフレッド」
「……フン。聞き覚えがねえ」
ぎり、と歯を噛みしめる音が聞こえた。
赤髪の男は目を閉じ、深呼吸をし、自分に言い聞かせるように単語を唱え始める。
「――青い空。マクガーデン印の合成ケーキ、ハニーポーション、炙り虚空魚のご馳走メシ」
「……何だと?」
「……かつてのお前が好んだものだ。聞き覚えはないか」
「ねえよ。ンなモン見た事も、食った事もねえ」
「本当に、覚えていないのか。それとも――忘れたふりをしているのか?」
赤髪の男の声が震え始め、やがて刺すような叫び声と化した。
「過去も、家族も、俺達の事も!
思い出せ……言ってみろ、お前はどうして此処にいる!」
男は一瞬の後、言われるがままに自身の持つ記憶を辿り始める。
「――俺は、」
部下の肉体で目覚めた日。それ以前の、本来の肉体を持っていた頃の部下との記憶。最初の依頼。部下と初めて言葉を交わした日。
欠落が随所にあるものの、視界が白く霞む事もなく、肉体が熱を帯びる事もなく、思い出すなと叫ぶ声も鳴りを潜め――やがて記憶の深部、部下と出会う日の朝に辿り着く。
――しかし。
(空白、だと…………?)
それより過去に意識を向けた脳は愕然とする。
そこにあったものは、ぽっかりと空いた虚無。
……まるで初めから存在していなかったかのように、或いは存在したはずの過去が高圧電流で焼き切られたように、記憶が断絶していた。
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NEWS
予感がする何か良くない予感が
「プルルルルル」
電話が鳴る。あなたは思わず通信を繋ぐ……
あるいは、強制的に通信が繋がる

「おはよう。目は覚めたかな?」

「相変わらず世界を救っているようだね」

「でも、もう遅いんだ」

「分かり切ったように世界は流れる。破滅へと」

「君が何をしようと、もう手遅れだからね」

「この世界はもう死んでいるんだ」

「だから、僕は時を押しとどめる」

「完全に死ぬ、その僅か手前で……
全ての時は止まり、世界は永劫となる」

「それが僕の目的。虚空領域永劫化計画」

「財団の消滅、領域の全覚醒ともに、タワー中層への道は開かれる」

「そういう仕組みさ、フェアに行こうじゃないか」

「僕をもし止めたいのなら、タワーで待っているよ」

「君たちの知らないところで全てが決まっていたら、フェアじゃないからね」

「もし君が《また》、僕の邪魔をするのなら、今回も僕が勝つよ」

「破滅の今際にて、停滞せよ、世界」

「世界はいまのままで十分、美しいのだから」
財団との戦いは続いている……
ここは巨人の島。あらゆる生き物が規格外にデカい

「やーーーん、小さなお客さんたち」

「強い敵が現れたっぽい~~~?」
山のように大きな少女が砂浜で足をちゃぷちゃぷしている
S.Owenは異錆呼びαを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
◆アセンブル










◆僚機と合言葉
移動
あなたはその場に留まった
ユニオン活動
ニコの南方工廠の活動記録

危機感知能力が高くていい事だ……いや、全然良くないけど!」


『南の島』海域にジャンクテイマー『死獣将軍』機が出現!無差別に破壊を行っており、本工廠も例外ではない!
即時防塵スーツおよび防塵マスクを着用の上、避難準備を整えてB24区画の輸送艇ドックへ!
各区画長は誘導を――乗員リストは今送信するから!総員の搭乗が確認出来次第、潜航ルートを検索!」

空路でもいいけど、将軍機は空中にいるから、海中を進んだ方が安全だと思うけど……
……違う?オレは残るのかって?」


もう、今冗談言ってる場合じゃ……分かったよ!
皆聞いてる?じゃあ行くよ!ご一緒に!」

明るい美声!健気な努力!可愛くて尊いオレ達の守り神!
ほうき星を我が手に、フヌちゃんの笑顔を我々に!
第十二番工廠より愛を込めて!天使とオレ達に幸運を!』

……もー、オレを励まそうとしてくれたのにはお礼言うからさ……

もう大丈夫だよ、フヌちゃんの事考えてる間は無敵だから。流石オレ達の大天使!」




起動して工廠を守れ。北から時計回りにA1、A2、B1、B2……
あれ?二箇所動力切れだな。最近そんなに大きなエネルギー使ったっけ?」


オレは消えてもいいけど、工廠は残さなくちゃいけない。
今壊れたら、これまで積み上げたものが全部消えてなくなっちゃう。それだけは、何としても避けなくちゃ」
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
◆友軍からの通信
南南東海域【巨人の島】の戦果通信
>>友軍の戦闘結果
「アダム・ライソン、無事帰還しました。
友軍の皆さんは無事でしたか?」




>>友軍の戦闘結果

「こちらENo.01…ザザッ…1、グラーベルだ。
将…ザザッ…機を含む敵部隊…ザーッ…撃破した。
各テイマーの作戦成功を祈る。生き残ってくれよ」



>>友軍の戦闘結果

「今回も俺とクレーエは大勝利を収めたのでした」



精算
報酬 43
売上 1
┗パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>54
経費 -1
フラグメンツ獲得 43
売上 1
┗パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>54
経費 -1
フラグメンツ獲得 43
あなたはヴォイドエレベータ内部を探索し鉄板を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換ではいっちゃだめを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換でバナナ鉱を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換でバナナ鉱を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換でバナナ鉱を手に入れた……
【物資援助】あなたは[反射遅延]が付与されたジャンクランページを入手した……
夜空には静かに星が浮かぶ……(コンテナ入手率 10%)
キャラデータ
__0






__6






_12






_18






所持品リスト

種別:モーンエンジン [ミストエンジン]
《広域DLパーツ:アト・クラウレイ(Eno172)からのDL》
種別:術導重機関砲 [連射聖魔射撃火器]

種別:未開封コンテナ [コンテナ]

種別:鉄面頭部 [頭部]
《広域DLパーツ:藍珠(Eno34)からのDL》
種別:誘導レーダー [レーダー]

種別:ゴリラ [腕部]
《広域DLパーツ:不退転の大盾ゴットハルト(Eno131)からのDL》
種別:巨大腕部 [腕部]

種別:圧壁操縦棺 [操縦棺]
《広域DLパーツ:レイジー・サム(Eno113)からのDL》
種別:広域レーダー [レーダー]
《広域DLパーツ:フランメル(Eno85)からのDL》
種別:ハイパレーダー [レーダー]

種別:誘導レーダー [レーダー]

種別:広域レーダー [レーダー]
《広域DLパーツ:レッカ・レイト(Eno73)からのDL》
種別:ヤマツミ [レーダー]
《広域DLパーツ:死喰い鳥のザミエル(Eno13)からのDL》
種別:未開封コンテナ [コンテナ]

種別:機密データ [FCS]

種別:急出力エンジン [ミストエンジン]
《広域DLパーツ:MEDICINE BAD DREAM(Eno107)からのDL》
種別:ジャンクランページ [誘発装置]

種別:リコンキトゥン [レーダー]
《広域DLパーツ:リト・Е・ドレエヴニエフ(Eno151)からのDL》
種別:誘導レーダー [レーダー]
《広域DLパーツ:S.Owen(Eno54)からのDL》
種別:レックス [逆関節]
《広域DLパーツ:死喰い鳥のザミエル(Eno13)からのDL》
種別:パンプキンヘッド [頭部]

種別:モーンエンジン [ミストエンジン]
《広域DLパーツ:アト・クラウレイ(Eno172)からのDL》
種別:ドレイクスカル [頭部]
《広域DLパーツ:ペリュトン・ペリュトン(Eno65)からのDL》
種別:パンツァークリンゲ [物理格闘火器]
《広域DLパーツ:ネーヴェ(Eno45)からのDL》
種別:セントラル [操縦棺]
《広域DLパーツ:ポストマン(Eno97)からのDL》
種別:未開封コンテナ [コンテナ]

種別:拡散火球砲 [連射火炎射撃火器]
《広域DLパーツ:オズワルド・エコール(Eno138)からのDL》
種別:広域レーダー [レーダー]
《広域DLパーツ:(Eno94)からのDL》
種別:クーラーボックス [素材]

種別:肉の缶詰 [素材]

種別:錆びた弾帯 [素材]

種別:肉の缶詰 [素材]

種別:象の目 [素材]

種別:冷えたビール [素材]

種別:髑髏のヘルメット [素材]

種別:うに [素材]

種別:象の目 [素材]

種別:冷えたビール [素材]

種別:ドラム缶 [素材]

種別:冷えたビール [素材]

種別:錆びた弾帯 [素材]

種別:肉の缶詰 [素材]

種別:髑髏のヘルメット [素材]

種別:錆びた弾帯 [素材]

種別:ドラム缶 [素材]

種別:葉巻 [素材]

種別:葉巻 [素材]

種別:ドラム缶 [素材]

種別:髑髏のヘルメット [素材]

種別:ドラム缶 [素材]

種別:獅子の咆哮 [素材]

種別:獅子の咆哮 [素材]

種別:死んだセミ [素材]

種別:突進するセミ [素材]

種別:獅子の咆哮 [素材]

種別:突進するセミ [素材]

種別:アイドル衣装 [素材]

種別:インドラの端子 [素材]

種別:落雷予報 [素材]

種別:落雷予報 [素材]

種別:落雷予報 [素材]

種別:インドラの端子 [素材]

種別:キラキラマイク [素材]

種別:今日のコーデ [素材]

種別:波紋の化石 [素材]

種別:今日のコーデ [素材]

種別:はいっちゃだめ [素材]

種別:はいっちゃだめ [素材]

種別:巨大獣カピモスの卵 [素材]

種別:鉄板 [素材]

種別:はいっちゃだめ [素材]

種別:バナナ鉱 [素材]

種別:バナナ鉱 [素材]

種別:バナナ鉱 [素材]