第5回目 午前2時のエムス・ブレイカー
プロフィール
経歴 身長3メートル弱の超巨漢。 短く刈り込まれた髪型は強面の外見をさらに強調し、ブラウンがかった髪の色味がかろうじてうかがえる程度。 その体格にして当然のごとく際立つ、屈強極まる筋骨隆々な肉体、それを除けば……風貌そのものに苛烈さは無く、例えて言うなら温和な恐竜を思わせる。 とはいえ、笑顔はおろか表情の変化自体が乏しく、そもそも寡黙なのも相まって、一見で彼とコミュニケーションを円滑に取るのは少々難しい。 遺棄されたと思しき錆びたフレームの中から「発見」された際には言語のやりとりも通じず、困難を極めた意思疎通の過程で……やがて判明したのは「彼はどうやら虚空領域生まれではないらしい」ということのみ。 名を問われた際に「──エム……(スゥッ)」と発したきり黙り込んでしまったことから、いつしかこの巨漢は「エムス」と呼ばれるようになった。当人も特に拒絶はせず受け入れている。 廃工場からフレーム共々「回収」されたのち、驚異的な学習速度でこの世界の言語を修得したエムスは、周囲に促されるままにヴォイドテイマーとして、未識別機動体との戦いに身を投じている。 駆るグレムリンの名を問われ、付けた名称は“破壊者”(ブレイカー)。 その規格外の体格と剛健無比な肉体強度、そして厄介なまでの寡黙さの他に……ひとつ、エムス特有の個性めいたものを挙げるならば。 今や世界を満たす粉塵、それへの妙な敵愾心と……それに伴う大言壮語である。 曰く── 「この粉塵さえ無ければな……グレムリンに乗るまでもない。 剣1本で、あんな鉄人形どもは片付けられるんだが」 《未識別機動体》が常識外の戦闘力を持ち、対抗し得る戦力が理論上グレムリンのみである──という『現況』を聞き知ってなお、その壮語を撤回する様子は見られない。 おそらく、エムスは本当に確信をもって述べているのだ。 ──粉塵さえなければ、生身でも《未識別機動体》を斃せる、と。 ++++++++++++++++++++++ 数度の戦いを経てから、エムスは自らをも“破壊するもの”(ブレイカー)、と自称するようになった。 詳細を問われても「そう名乗るべきだと思い出した」とだけ答え、あとは黙り込むのみである。 |
◆日誌
──一部の発掘兵器にアナグラムされた謎の文章。
各地で進められていた暗号解析は未識別機動体の襲撃以降、停滞中
本日のニュースです
ジャンク財団は各地からコンテナを回収、集積しているようです
これが何を意味するか、我々はまだ察知していません
一説によると、ジャンク財団の新型グレムリンの開発に
何かしら関わっているというものがあります
我々の未来は、いまだ闇の中です
戦いましょう、生き残りをかけて……
本日のニュースです
巨大未識別融合グレムリンに対し、各地で迎撃が始まっています
青花師団の遊撃隊によって、安全かつ優位な位置へと誘導しています
遊撃隊の損耗は大きく、傭兵と真紅連理軍の最終防衛ラインに全てを託しています
戦火の傷跡は大きく、我々はいま試されています
本日のニュースです
小群島では白い鳥の群れが見つかったと話題になっています
鳥類は粉塵によってほぼ絶滅しましたが、
一部の種は生きながらえ、粉塵に適応しました
戦火の世にも、人々の連環を。我々はまだ、戦えます
本日のニュースです
領域に存在する次元の歪みに侵入し
まだ見ぬパーツや素材を手に入れられる可能性が高まっています
ヴォイド・エレベータと呼ばれる侵入システムがいま思念研究所で提唱されています
希望がある限り……私たちは、生き残れるのです
本日のニュースです
昨日、巨人の島でラジオの収録が行われました
巨大粉塵獣を追う企画で、何かの死体を見つけたようです
持ち帰るには大きすぎ、探検隊は粉塵獣の卵を手にタワーへ帰還しました
戦う人々に祝福を……我々は、生き続けるのです
「──ジャンク財団、か。
急に傭兵達の敗走記録が増えた理由も……これで説明はつく」
グレイヴネットに流れてくる戦況情報を、(理解可能な範囲で)整理していたエムス。
そんな独り言を呟いたのは、あらかたの情報を網羅し終えた折だった。
《未識別機動体》の大量襲来以降、急激に勢力を拡大しているジャンクテイマー。
本来、指名手配された逃亡傭兵や海賊崩れといったならず者・はぐれ者の総称であったはずのジャンクテイマーが、海域各地で《未識別機動体》と交戦するヴォイドテイマー達の前に続々と現れ、同じグレムリンをもって数を頼みに襲撃、物資を強奪……。
本来なら、到底あり得ないことである。
有象無象のならず者をかき集められる(あるいは新規動員する)ような大規模組織の影、そして人類の脅威たる《未識別機動体》との抗戦戦力であるヴォイドテイマー(=グレムリン)をわざわざ狙う意志の徹底、いずれも──「ジャンクテイマー」という語の従来持っていたハイエナめいた定義からは、程遠い。
新勢力、ジャンク・ファウンデーション……通称「ジャンク財団」。
世界の三大勢力にさえ抗しようとするかに見える、その動きは──しかし、エムスの興味を殊更に引いたというわけでは、なかった。
「──単に、“敵”の種類と頭数が増えただけ。
選り好み不要、すべて“破壊”していけば、おのずと真の“敵”へと辿り着く。
──そうなのだろう? グレムリン・フレーム」
エムスにとって、この《虚空領域》で奇縁ともいうべき巡り合わせにより搭乗することとなった兵器・〈グレムリン〉の細かな性能は、さほど気に掛ける要素ではなかった。
(もしも噂が正しいなら、「因果律に干渉し得る」能力に人知の及ぶべくもなく、それこそ戦闘能力を問う意味すら無い)
フレームの換装に関する情報を元に真紅連理庇護下の工廠[スルト]を訪れたのも、性能への訴求ゆえではなく、単に「より強い威力で」「敵を斬れる」可能性について、前向きに検討した結果に過ぎない。
だから、というわけでもないが──
「──随分と、身軽になって帰ってきたものだ。
これでは、まともに武器も積めまいに」
先日までの錆びた外装を含め、すっかり見てくれは綺麗に(ついでに赤く)見違えたグレムリン。
〈ファイト・フレーム〉と呼ばれるその新しい姿に、しかしエムスは、いささか呆れたように眉を寄せた。
元の〈ラスト・フレーム〉との差異は、大きく括って2点。
エンジンの双発化、および兵装接続ポイントの大幅な撤去である。
軽量化かつ高出力を実現する代償に、固定武装を格納・装着するハードポイントが軒並みオミットされているのだ。
失われた各所の接続端子には、これでもかというくらいに出力系だけが張り巡らされており……
つまり、ブースターやそれに類する機動装置を代わりに積んで、とにかく速度と機動力を高めろ──というコンセプト。
もちろん、代価として失われるものは決して小さくない。
武装がほぼ積めないことによる攻撃手段の限定とそれに伴う攻撃機会の逸失、極端な軽量化指向による装甲性能の弱化、レーダー系装備の非標準化による索敵性能および零力確保能力の低下。
ありていに言って、この〈ファイト・フレーム〉は、攻撃的コンセプトの追求という理想のあまり、逆に攻撃能力を削られてしまっている……と評価されても致し方ないのではなかろうか。
「──まあ、よかろう。
武器の性能は、それを用いる者の力量次第で、いくらでも変わる。
お前が、今のおれの“剣”であるのなら…──」
エムスが、右の掌を目前に掲げ、あたかも虚空を握り潰すがごとくに拳を握る。
……すると、誰も乗っていない〈ファイト・フレーム〉が、音もなく、その右腕部を掲げ、マニピュレーターを拳のように固く握り込んだ。
まるで──エムスの仕草を、真似でもしたかのように。
「──存分に、敵を喰らわせてやるとも。“破壊者”(ブレイカー)よ」
◆6回更新の日記ログ
◆5回更新の日記ログ
◆4回更新の日記ログ
◆3回更新の日記ログ
NEWS
――あなたは夢を見ていました大きな光の河が夜空の東から昇り、西へと流れています
あなたは広い海の上で一人沈むことなく海面に立っていました
傍には……ノイズ交じりの幻影が……
フヌが立っていました
グレイヴキーパー『フヌ』
「夢へようこそ。目が覚めたら戦いの始まり」
グレイヴキーパー『フヌ』
「でも今は、ゆっくり夢を見て、ひとときの平穏を」
グレイヴキーパー『フヌ』
「まぁまぁ、私のことはどうでも良し。でも、聞きたいことはあるかもね」
グレイヴキーパー『フヌ』
「この戦いが何を意味するのかとか、私の存在理由とか」
グレイヴキーパー『フヌ』
「そうだね、私は……グレイヴキーパー。墓所の護り手」
グレイヴキーパー『フヌ』
「死にゆく世界に手向けた花」
グレイヴキーパー『フヌ』
「そう、この世界って、終わるんですよ」
グレイヴキーパー『フヌ』
「ま、終わり方にもいろいろあるんだけど」
グレイヴキーパー『フヌ』
「世界の不具合……聞いた通り、この世界は致命的な欠陥を持っている」
グレイヴキーパー『フヌ』
「だから、この世界を安全に『終わらせ』なくちゃいけない」
グレイヴキーパー『フヌ』
「それが私の目的であり、意味ってわけ。今考えたの。上等でしょ?」
グレイヴキーパー『フヌ』
「世界が終わっても、あなたの存在が消滅するわけじゃないから、そこは保証するよ」
グレイヴキーパー『フヌ』
「終わった後にも、世界って続くものだからね」
グレイヴキーパー『フヌ』
「そう、あなたには協力してほしい。世界を終わらせるためにね」
グレイヴキーパー『フヌ』
「協力……まぁ、戦い続けるだけでいいんだけど、迷いなく、ね」
グレイヴキーパー『フヌ』
「あなたの光は、全てを消す光になるかもしれない。あなたの存在が……」
グレイヴキーパー『フヌ』
「《浄化》に抗うすべての迷いを消し去る――」
グレイヴキーパー『フヌ』
「そう、私は信じている」
グレイヴキーパー『フヌ』
「それはその、グレムリン・フレームもね」
ゆっくりとあなたの背後に、あなたの機体が浮上する
グレイヴキーパー『フヌ』
「やがてあなたの機体は、最終到達へと至る。だから、待ってる。私は……」
グレイヴキーパー『フヌ』
「あのタワーの中で、神秘工廠『ゼラ』で、待ってる」
グレイヴキーパー『フヌ』
「待ってるからね、絶対、迎えに来てね」
グレイヴキーパー『フヌ』
「じゃあね、しばらく、お別れだよ。ちょっと、忙しくなるんだ」
グレイヴキーパー『フヌ』
「次会うときは、今度こそ、『迷わないでね』」
気が付けばフヌの姿はノイズに消え、そして――
あなたは、巨大未識別のニュースで揺れ動く見知った世界へと、意識を取り戻した
大防波堤、風の門には今日も風が吹き抜ける
風の門番《ミルクルェ》
「分かるのは、浄化の先にも物語はあるってこと」
風の門番《ミルクルェ》
「おかしいのは世界なんだから、私たちは胸を張って、未来の先へ進めばいい」
◆アセンブル
◆僚機と合言葉
次回ラビットホール・バイオテックに協賛し、参戦します
ラビットホール・バイオテック担当「さぁさぁ、生き急げ、若者よ! 君の命は限りある故に!!」
移動
ユニオン活動
メッセージ
◆戦闘結果
◆ダイジェスト結果
◆友軍からの通信
イレヴン【覚醒】
「――勝利。」
>>友軍の戦闘結果
スター・スターシア超速【覚醒】
「生き残ってしまったからには、次の戦いに備えよう。」
>>友軍の戦闘結果
アマリリス超速
「 ─ 一時の勝利に言祝ぎを ─ 」
精算
経費 -14
フラグメンツ獲得 38
あなたはフラグメンツと交換で風邪薬を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で胃薬を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で風邪薬を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で湿布を手に入れた……
【発掘】あなたは《アンフィスバエナ》を発掘した……
夜空には静かに星が浮かぶ……(コンテナ入手率 10%)
キャラデータ
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所持品リスト
《広域DLパーツ:藍珠(Eno34)からのDL》
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《広域DLパーツ:アザミネ・トウハ(Eno80)からのDL》
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《広域DLパーツ:死喰い鳥のザミエル(Eno13)からのDL》
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《広域DLパーツ:ポストマン(Eno97)からのDL》
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【装弾数】…… 1
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《広域DLパーツ:ブレイン(Eno111)からのDL》
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《広域DLパーツ:J.I.A(Eno23)からのDL》
▮▮▮▮ FULL ▮▮▮▮
【装弾数】…… 19
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《広域DLパーツ:YAMATO・平太(Eno127)からのDL》
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《広域DLパーツ:クラリッサ・マーシャンズ(Eno128)からのDL》
【装弾数】…… 1
[tips]
《広域DLパーツ:エストエール(Eno150)からのDL》
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《広域DLパーツ:藍珠(Eno34)からのDL》
[tips]
《広域DLパーツ:Lost Number(Eno16)からのDL》
[tips]
《広域DLパーツ:ベルゼリア(Eno92)からのDL》
[tips]
《広域DLパーツ:アザミネ・トウハ(Eno80)からのDL》
[tips]
《広域DLパーツ:藍の羽(Eno3)からのDL》
[tips]
《広域DLパーツ:イレヴン(Eno35)からのDL》
[tips]
[tips]
《広域DLパーツ:AIアシスタント『キャッツ・クレイドル』(Eno109)からのDL》
[tips]
《広域DLパーツ:なぎさ(Eno99)からのDL》
[tips]
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《広域DLパーツ:死にぞこないのイゾルフ(Eno14)からのDL》
[tips]
《広域DLパーツ:デュアルサンズ(Eno25)からのDL》
[tips]
《広域DLパーツ:セン・ノ・モルスシ(Eno63)からのDL》
[tips]