第19回目 午前2時のアザミネ・トウハ
プロフィール

名前
アザミネ・トウハ
愛称
アザミネ
![]() | 経歴 氏名:アザミネ・トウハ 性別:男性 年齢:15 生年:2006/06/09 身長:178cm 体重:75kg 色覚:正常 視力:B(インプラントによる矯正値) 疾病:粉塵性軽度内臓障害(新生体化処置により寛解状態) 備考:新生体化処置箇所、およびインプラント処理箇所、来歴に関する別紙資料あり 搭乗グレムリン登録名『サーシオネ』(テイマーズ・ケイジ登録番号XXXX-XX-XX) 現搭乗グレムリン仮名『フォールスビーク』 各種制御識適性: 第一種《未来》:微弱 第二種《傷跡》:微弱 第三種《連環》:好適 第四種《希望》:平均 第五種《祝福》:好適 以上は蒼花師団テイマー養成施設「アルテア・スクール」内部資料より。 |
◆日誌
『本日のニュースで……ッザザ……
各地で……々な怪奇現…ガガッ……が多発……
この放送もいつま……ザーッ……けられるか……』
つけた覚えもないラジオにそうして叩き起こされること自体が、まさしく言われた通りの怪奇現象だった。
まず確認するのは航行状態、問題なし。機体は指定通り自動でタワー近海へと南下し続けていて、敵影もない。
続けてラジオを確かめれば、間違いなく視聴プログラムは勝手に起動して放送を拾っている。つまり俺を起こしたこいつが、怪奇現象ではあれ夢か以前に見たような幻聴幻覚の類ではないことは保証された。
ホーネット・フレームにより増幅された連環制御識、それがどこからか呼び込むヴィジョンと異なることは。
見せられていたそれが怪奇現象とやらかどうかは知らないが、その声と光景は砂嵐まみれの放送よりもよっぽど鮮明だった。
今目前にあるすべてを上塗りして現れ、俺を暫しその中に捉える録画ビデオのような何かは。
『なんで捨てられたんだ? 役目を終えたからか?
つらくなければ教えてくれ、君の見た未来のシミュレーションってどんなものなんだ?』
『私の見た未来は、ありえない未来。
どう計算しても、ヴォイドステイシスの真永劫が破られるなどあるはずがないのに』
『ヴォイドステイシスは完全なるマシンだ。
唯一完全でないものがあるとするならば、ヴォイドステイシスには《心》がある。
ヴォイドステイシスの《思念》を――』
男はともかく女の方の声をどこで聞いたんだったか、そう記憶の中を探ってみれば、行き当たるのは夢の中。
見えた姿も語調も随分と違う。けれどその声質だけは妙に似通っていた。
『死にゆく世界に手向けた花』。幾度となく夢に出たくせ、最後にその名を伝えたきり姿を消した女のそれに。
『例の怪奇現象ですか? 私も遭遇しましたよ。
ラジオ放送の合間に入る囁き声や、聞いたことのない言葉で歌われる歌。おおむね報道通りのものですね。
節回しも全く耳馴染みのないものでした』
「空の方も何かあったんだったか。そっちは?」
『空……十二条光柱や空中葬列ですよね? 私はまだ見ていませんが、同僚の中には見た者がいますよ、それも複数人。
特に熱心な中には仕事の合間に光柱の明滅周期の計測を行っている者がいましたね。あれは神々の脈拍では、と仮説を立てたそうで』
「フリーランサーってのは案外暇らしいな」
『まさか』
寝起きの棺に通話を繋いできたオペレータを捕まえれば、やはり知らないはずもない。これほどの人口が触れられるものとなれば、おそらくは制御識の共鳴の範囲を超えている。
つまり俺の見たのとは別物で、それは今に始まったことじゃない。『手向けた花』の名乗り、西の空へ走る光の夢。そして更に遡れば誰からかも分からない始まりの電話、語らずとも脳裏に蘇ったその先の言葉。
思えばこの戦いの間に絶えず見てきていた。連環が、あるいは他の何かが連れてきたとしか思えない、話す気になるより前に一笑される未来を予想する方がずっと容易いものは。
『それにしてもアザミネさん、こういう話に興味がおありだったんですか』
「別に。どこの局でもやってる割に、てんで縁がないんでね」
『そうですか。任務とグレムリン以外の話なんて珍しいなと』
「そっちこそ、その話しに来たんじゃねえの」
『今日は任務の依頼ではありませんよ。関連の話ではありますが』
『っていうと?』
『昨日の違法人身売買取引摘発作戦、無事に終了しました、というご報告に』
言われた文言を頭で三度反芻してから、聞こえよがしの溜息は意識的な部分が半分、残りは天然。
「律儀なこったな、直前で蹴った奴によ」
『参加を検討していただけたのは事実ですから。テイマーである以上優先順位がある、というのももっともです。
それに、随分気にしてらしたように思えましたので』
「ふうん。そう見えたかい」
はい、という肯定を聞き流しながら、断りの連絡を入れた時を思い返す。別に殊更平常とかけ離れたところはなかった――という判断がどれだけ正確なものか。
了解は取っていたとはいえ当日の朝という急場の通達、そして結局機体に問題がなければ行くという事前連絡をひっくり返した。そのどちらを取っても、まあ殊勝になるほうが普通の場面のはずだ。
それ以上の何かを分かるほど滲ませてしまっていたというなら、多少は悔しくそして情けない。
そんな内心ももちろん悟られることなどなく、オペレータは報告を続けていた。
『犯人チームのうち8名を拘束。2名は高速艇に乗り込み逃亡を図り、現在も追跡中。
ですが少なくとも子供達については、生命反応のあった全員を保護できました』
生命反応のあった。その注釈が何を意味するかなんざ今更確認するまでもない。ただ不幸な奴がいたというだけだ。
ただ残った側を幸運と呼べるかどうかを決めるのはこの先であって、今じゃないこともよく知っている。
「どうなんの、そいつら」
『もちろん親元へ返します……と言いたいところですが。
この状況では、まず今すぐ必要なのは親族が見つかるまで生き延びるための受け入れ先です』
「師団にゃ一番期待しちゃいけねえモンだな」
そう返せば落ちる沈黙は、その言葉を向こうだってはっきりと理解している証だ。
抱える人間の数ばかりは多いくせに、青花師団というものは『公的』とつくあらゆるものに大した興味がない。必要性こそあれ用意するだけ自由を奪う、特に小児への思想教育へ繋がることは避けなければならない。叫ばれているそんな言葉はどう聞いたって体のいい言い訳で、実質としては金もなければやりたがる人間もいないってだけだろう。
お得意の自主性ってものに期待したところで、得にもならないガキを好き好んで相手するような人間がそう多いわけもない。
『……返す言葉もありません。
氷獄と小群島の避難受け入れの限界は聞こえてきていますし、横道潮流と巨人の島はまだ復興着手の段階で施設そのものがありません。
頼みの綱になるのは民間ですが……こちらも、まずこの戦火の中で残っているかどうかからの調査になっているそうです。
担当はずっと嘆いていますよ、ここが残っていれば、と。フローリスト、ペルビアナ、プルンバーゴ……』
元から席の少ない中の椅子取りにさしたる希望もないだろう。脳裏に蘇るのは小群島で見た物盗りのガキども。
だがあいつらはこうして関係のない人間にも覚えられているだけまだマシなのかもしれなかった。誰の目にも触れないように育てられ、使われあるいは死んでいく奴だってこの世界には掃いて捨てるほどいる。
まさに今、摘発がなければ表の誰にも知られることのないまま『取引』されていったであろう子供の話をしているように。
そして俺がどこで、どんな風にして育ったかを思えば。
『――アルテア』
まさにその時、心中を読んだかのように挙げられたその名だけで、目を見開かせるには十分だった。
どういうことだ。あれは受け入れ先なんかとはほど遠い密売者どもの巣のはずだ。あれは消えたのか。あの死の眠りの16時間に。あるいはそれ以降に?
そのすべてを訊くために、それかただの驚きで発した最初の一声を上からかき消すのは最大音量で鳴り響く不協和音。俺を寝ていようが問答無用で叩き起こせる大きさの騒音は敵影感知のアラート、会敵の合図だ。
通信は自動シャットダウンし、映っていたオペレータの顔は瞬時に消え去る。届かなかった詰問の代わりに口を突いて出るのは抑えもしない罵声そのもの。
入れ替わるように立ち上がる戦闘プログラム、ローディングを始めるカメラ映像へ向ける視線が殺気立っているのが自分自身ですら分かった。だがこの場をさっさと切り抜けるには、ずっと続けてきた戦法は適しすぎているくらいだ。
全力で叩き落とせば五分と――
その気勢を一挙に、まさに海へ突き落としたように冷やしたのは、そのウィンドウの中へ映り込んだ異貌だ。薄らぎまた濃さを増す粉塵の中でさえ一目で分かるほどの。
それは海を往く砂嵐、あるいは音を頼りに描き出したイメージとしてのノイズ。敵機として、いや機械として製造されたものとは到底思えやしないそれが画面の中で群れを成していた。
真っ先に疑ったのはもちろんモニタやカメラ、映像関連機器の故障だ。だが隣の既存機は間違いなく昨日相手をしたのと同じ姿で映っている。敵機と判定された砂嵐の映るそのエリアへ来ようとも。
なら次の可能性はそれを敵影と判断した索敵関連の不調。開くのはテキストエリア、居並んだ敵機の内訳表記。
【かk機めut艦『veu・るージェ』】
そこにずらりと十行ばかり並んでいるのは不具合としか思えない羅列だった。眩暈を堪えながらも回す頭は止めない、その中で辿り着いた一つの回答。
それが元からそういうもの、どこかが狂ったものとして存在しているんだとしたら?
その可能性を思った時に浮かんだのはかつて幾度となく焼き尽くした、スクラップとなることを拒む機械。
そしてそれを含む未識別機動体が何と呼ばれたか。
あの連環の像に似た声をした『手向ける花』が、何を告げたか。
『この世界は致命的な不具合を抱えている』
それを思い浮かべながら文字列に目を滑らせていけば、その末尾にぞくりと怖気が走った。心臓でも掴まれるように。
正体不明。取り巻きどもとは格が違うと一目で分かる連中の枕詞。それに続く、今日の名。
『あなたは誰?』
それを直接連環の回路に割り込ませる形で告げられたのなんて、初めてだったから。
各地で……々な怪奇現…ガガッ……が多発……
この放送もいつま……ザーッ……けられるか……』
つけた覚えもないラジオにそうして叩き起こされること自体が、まさしく言われた通りの怪奇現象だった。
まず確認するのは航行状態、問題なし。機体は指定通り自動でタワー近海へと南下し続けていて、敵影もない。
続けてラジオを確かめれば、間違いなく視聴プログラムは勝手に起動して放送を拾っている。つまり俺を起こしたこいつが、怪奇現象ではあれ夢か以前に見たような幻聴幻覚の類ではないことは保証された。
ホーネット・フレームにより増幅された連環制御識、それがどこからか呼び込むヴィジョンと異なることは。
見せられていたそれが怪奇現象とやらかどうかは知らないが、その声と光景は砂嵐まみれの放送よりもよっぽど鮮明だった。
今目前にあるすべてを上塗りして現れ、俺を暫しその中に捉える録画ビデオのような何かは。
『なんで捨てられたんだ? 役目を終えたからか?
つらくなければ教えてくれ、君の見た未来のシミュレーションってどんなものなんだ?』
『私の見た未来は、ありえない未来。
どう計算しても、ヴォイドステイシスの真永劫が破られるなどあるはずがないのに』
『ヴォイドステイシスは完全なるマシンだ。
唯一完全でないものがあるとするならば、ヴォイドステイシスには《心》がある。
ヴォイドステイシスの《思念》を――』
男はともかく女の方の声をどこで聞いたんだったか、そう記憶の中を探ってみれば、行き当たるのは夢の中。
見えた姿も語調も随分と違う。けれどその声質だけは妙に似通っていた。
『死にゆく世界に手向けた花』。幾度となく夢に出たくせ、最後にその名を伝えたきり姿を消した女のそれに。
『例の怪奇現象ですか? 私も遭遇しましたよ。
ラジオ放送の合間に入る囁き声や、聞いたことのない言葉で歌われる歌。おおむね報道通りのものですね。
節回しも全く耳馴染みのないものでした』
「空の方も何かあったんだったか。そっちは?」
『空……十二条光柱や空中葬列ですよね? 私はまだ見ていませんが、同僚の中には見た者がいますよ、それも複数人。
特に熱心な中には仕事の合間に光柱の明滅周期の計測を行っている者がいましたね。あれは神々の脈拍では、と仮説を立てたそうで』
「フリーランサーってのは案外暇らしいな」
『まさか』
寝起きの棺に通話を繋いできたオペレータを捕まえれば、やはり知らないはずもない。これほどの人口が触れられるものとなれば、おそらくは制御識の共鳴の範囲を超えている。
つまり俺の見たのとは別物で、それは今に始まったことじゃない。『手向けた花』の名乗り、西の空へ走る光の夢。そして更に遡れば誰からかも分からない始まりの電話、語らずとも脳裏に蘇ったその先の言葉。
思えばこの戦いの間に絶えず見てきていた。連環が、あるいは他の何かが連れてきたとしか思えない、話す気になるより前に一笑される未来を予想する方がずっと容易いものは。
『それにしてもアザミネさん、こういう話に興味がおありだったんですか』
「別に。どこの局でもやってる割に、てんで縁がないんでね」
『そうですか。任務とグレムリン以外の話なんて珍しいなと』
「そっちこそ、その話しに来たんじゃねえの」
『今日は任務の依頼ではありませんよ。関連の話ではありますが』
『っていうと?』
『昨日の違法人身売買取引摘発作戦、無事に終了しました、というご報告に』
言われた文言を頭で三度反芻してから、聞こえよがしの溜息は意識的な部分が半分、残りは天然。
「律儀なこったな、直前で蹴った奴によ」
『参加を検討していただけたのは事実ですから。テイマーである以上優先順位がある、というのももっともです。
それに、随分気にしてらしたように思えましたので』
「ふうん。そう見えたかい」
はい、という肯定を聞き流しながら、断りの連絡を入れた時を思い返す。別に殊更平常とかけ離れたところはなかった――という判断がどれだけ正確なものか。
了解は取っていたとはいえ当日の朝という急場の通達、そして結局機体に問題がなければ行くという事前連絡をひっくり返した。そのどちらを取っても、まあ殊勝になるほうが普通の場面のはずだ。
それ以上の何かを分かるほど滲ませてしまっていたというなら、多少は悔しくそして情けない。
そんな内心ももちろん悟られることなどなく、オペレータは報告を続けていた。
『犯人チームのうち8名を拘束。2名は高速艇に乗り込み逃亡を図り、現在も追跡中。
ですが少なくとも子供達については、生命反応のあった全員を保護できました』
生命反応のあった。その注釈が何を意味するかなんざ今更確認するまでもない。ただ不幸な奴がいたというだけだ。
ただ残った側を幸運と呼べるかどうかを決めるのはこの先であって、今じゃないこともよく知っている。
「どうなんの、そいつら」
『もちろん親元へ返します……と言いたいところですが。
この状況では、まず今すぐ必要なのは親族が見つかるまで生き延びるための受け入れ先です』
「師団にゃ一番期待しちゃいけねえモンだな」
そう返せば落ちる沈黙は、その言葉を向こうだってはっきりと理解している証だ。
抱える人間の数ばかりは多いくせに、青花師団というものは『公的』とつくあらゆるものに大した興味がない。必要性こそあれ用意するだけ自由を奪う、特に小児への思想教育へ繋がることは避けなければならない。叫ばれているそんな言葉はどう聞いたって体のいい言い訳で、実質としては金もなければやりたがる人間もいないってだけだろう。
お得意の自主性ってものに期待したところで、得にもならないガキを好き好んで相手するような人間がそう多いわけもない。
『……返す言葉もありません。
氷獄と小群島の避難受け入れの限界は聞こえてきていますし、横道潮流と巨人の島はまだ復興着手の段階で施設そのものがありません。
頼みの綱になるのは民間ですが……こちらも、まずこの戦火の中で残っているかどうかからの調査になっているそうです。
担当はずっと嘆いていますよ、ここが残っていれば、と。フローリスト、ペルビアナ、プルンバーゴ……』
元から席の少ない中の椅子取りにさしたる希望もないだろう。脳裏に蘇るのは小群島で見た物盗りのガキども。
だがあいつらはこうして関係のない人間にも覚えられているだけまだマシなのかもしれなかった。誰の目にも触れないように育てられ、使われあるいは死んでいく奴だってこの世界には掃いて捨てるほどいる。
まさに今、摘発がなければ表の誰にも知られることのないまま『取引』されていったであろう子供の話をしているように。
そして俺がどこで、どんな風にして育ったかを思えば。
『――アルテア』
まさにその時、心中を読んだかのように挙げられたその名だけで、目を見開かせるには十分だった。
どういうことだ。あれは受け入れ先なんかとはほど遠い密売者どもの巣のはずだ。あれは消えたのか。あの死の眠りの16時間に。あるいはそれ以降に?
そのすべてを訊くために、それかただの驚きで発した最初の一声を上からかき消すのは最大音量で鳴り響く不協和音。俺を寝ていようが問答無用で叩き起こせる大きさの騒音は敵影感知のアラート、会敵の合図だ。
通信は自動シャットダウンし、映っていたオペレータの顔は瞬時に消え去る。届かなかった詰問の代わりに口を突いて出るのは抑えもしない罵声そのもの。
入れ替わるように立ち上がる戦闘プログラム、ローディングを始めるカメラ映像へ向ける視線が殺気立っているのが自分自身ですら分かった。だがこの場をさっさと切り抜けるには、ずっと続けてきた戦法は適しすぎているくらいだ。
全力で叩き落とせば五分と――
その気勢を一挙に、まさに海へ突き落としたように冷やしたのは、そのウィンドウの中へ映り込んだ異貌だ。薄らぎまた濃さを増す粉塵の中でさえ一目で分かるほどの。
それは海を往く砂嵐、あるいは音を頼りに描き出したイメージとしてのノイズ。敵機として、いや機械として製造されたものとは到底思えやしないそれが画面の中で群れを成していた。
真っ先に疑ったのはもちろんモニタやカメラ、映像関連機器の故障だ。だが隣の既存機は間違いなく昨日相手をしたのと同じ姿で映っている。敵機と判定された砂嵐の映るそのエリアへ来ようとも。
なら次の可能性はそれを敵影と判断した索敵関連の不調。開くのはテキストエリア、居並んだ敵機の内訳表記。
【かk機めut艦『veu・るージェ』】
そこにずらりと十行ばかり並んでいるのは不具合としか思えない羅列だった。眩暈を堪えながらも回す頭は止めない、その中で辿り着いた一つの回答。
それが元からそういうもの、どこかが狂ったものとして存在しているんだとしたら?
その可能性を思った時に浮かんだのはかつて幾度となく焼き尽くした、スクラップとなることを拒む機械。
そしてそれを含む未識別機動体が何と呼ばれたか。
あの連環の像に似た声をした『手向ける花』が、何を告げたか。
『この世界は致命的な不具合を抱えている』
それを思い浮かべながら文字列に目を滑らせていけば、その末尾にぞくりと怖気が走った。心臓でも掴まれるように。
正体不明。取り巻きどもとは格が違うと一目で分かる連中の枕詞。それに続く、今日の名。
『あなたは誰?』
それを直接連環の回路に割り込ませる形で告げられたのなんて、初めてだったから。
◆18回更新の日記ログ
◆17回更新の日記ログ
◆16回更新の日記ログ
◆15回更新の日記ログ
◆14回更新の日記ログ
◆13回更新の日記ログ
◆12回更新の日記ログ
◆11回更新の日記ログ
◆10回更新の日記ログ
◆9回更新の日記ログ
◆8回更新の日記ログ
◆7回更新の日記ログ
◆6回更新の日記ログ
◆5回更新の日記ログ
◆4回更新の日記ログ
◆3回更新の日記ログ
◆2回更新の日記ログ
NEWS
予感は続くそれはまるで世界各地に共鳴する声
あるいは、混線したどこかの通信かもしれない
いずれにせよ、あなたは様々な声と感情を
意図せず受ける

「認証……思念接続……対流を……大規模な障害が発生しています」

「領域間移動だ。タワー港湾部までヴォイド・エレベータを通る」

「突っ切るぞ」

「慣れないな、この亜空間移動は」
ヴォイド・エレベータ……この世界の不具合
世界の綻びを利用した亜空間移動
移動中に見えるのは、歪んだ空間
見たこともないマシンの残骸

「次の階層がタワー港湾部だ」

「俺たちは地下に潜っていったのに、地図上では平面移動なんだもんな」

「出るぞ」

「上空! 巨大反応! 粉塵の雲の上だ!」

「落ちてくる!? これは……」

「この位置と反応……十二条光柱が、落下してくる!?」

「回避! 前進して抜けるぞ!!」
輝きを放つ光の塊が落下する
遥か空の上にあった、
「神」と呼ばれたものの落下
それは円筒状の……機械の塊だった

「無事か?! ルキムラ」

「何とか!」

「廃工場が下敷きになったな……」

「おや、そこにいたのですが」

「通信!? 誰が……」

「わたしは、総合開発高集積AI《フノ》」

「私は遍く世界に張り巡らされた知能」

「ケイジキーパーか!」

「わたしはケイジキーパーの権限を持っていませんが」

「まぁそんなところでしょう」

「各地で、傭兵たち、あるいは人々が戦っている」

「三大勢力の研究所は、未識別機動体の掃討と共に」

「領域覚醒によって、タワーへの道が開かれると言っている」

「もうすぐ、お前たちのところまで行くぞ」

「なぜ、抗うのです?」

「世界は我々の手で正しく再起動され」

「幸せな結末に向かって、再度やり直せるのに」

「こんな壊れた世界を、放棄しない理由とは?」

「約束したからだ」

「一人の少女が、泣き顔で訴えていた」

「この世界を、終わらせると」

「そのために、力を貸してほしいと」

「それこそが、自分の意味だと言っていた」

「そして、少女は待っている」

「タワーで待っているんだ、フヌは!!」

「フヌが、ですか」

「言っておきますが、フヌはあなたたちの演習データを」

「ケイジキーパーに融通して、シミュレーションを完全にしていましたよ」

「そのフヌを、信じるとでも?」

「……俺はまだ、フヌに聞きたいことが山ほどある」

「誰かに聞いた話じゃなくて、フヌ自身に」

「だから俺は、フヌに会いに行く」

「それが、信じる、ということだ」

「そう……ならば、好きにすればいい」

「どうせ、あなた方は理解するでしょう」

「ヴォイドステイシスが完全なるマシンということを」

「フヌも、私も、そう結論付けました」

「分かりますか? この――絶望が」

「……!!」

「私たちは、何度も」

「何度も、何度も、何度も、何度も、何度も」

「あなた達が負けるのをシミュレーションしました」

「フヌも、私も、最初はあなた達に希望を、ちょっとは、持っていたのですよ」

「でも、もう諦めました」

「あなたたちは、絶対に、勝つことはなかった」

「……フヌは、諦めちゃいない」

「……フヌは、この目で見るまで」

「俺たちが負けるのを、信じない」

「俺にはわかる」

「フヌの思念が、俺たちを信じている」

「お前たちは、世界に遍く存在する知能だと言ったな」

「フヌの心を感じる」

「傍にいるんだ、フヌは」

「フヌは希望を失っても」

「フヌは未来を、信じている」

「ならば……証明してください」

「約束の場所、神秘工廠『ゼラ』で――」
港湾区域では復興に向けて動き出している
人々は街を再建すべく奔走する

「そろそろ壊れる時が来るようだな」

「では未来で。その先で待つ」
アザミネはfanaticを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
◆アセンブル












◆僚機と合言葉
移動
南↓へ移動し、タワー港湾区
【カラビネル区画】へと到達した
【カラビネル区画】へと到達した
ユニオン活動
メッセージ
ENo.130からのメッセージ>>
アレクシア
「知っての通り、緊急事態だったからねー。
乗組員とグレムリン、全部試すくらいはするでしょ」
アレクシア
「ま、相性、なんてあやふやな推測しかできないだけなんだけどね。
分かんないことだらけだよ、グレムリンなんて」
アレクシア
「そ。もうちょっと世の中が落ち着けば別だろうけど、
私なんかでもテイマーとしての働きを求められるからね。
食い逸れることがないよ、有難いことに」
言い振りは輪にかけて淡々としている。
全く有難そうではない。
アレクシア
「はは、商売敵か。『フォールスビーク』にそう言ってもらうとはねえ。
お手柔らかにお願いしたものだけど……
いや、やっぱり君とは戦場で会いたくないなあ」
脳裏に過るのはあの戦いぶり。
うん、出くわしたくない。一発で撃墜されそうだ。
アレクシア
「私はエンジニアだったからなー。
逃げ先としては厳しいかも。界隈が近すぎる」
アレクシア
「……ま、辞めて当てがないことはない。
その時は何とかするさ」
アレクシア
「5年か。
……長いもんだね」
彼の若さと5年という年月を照らし合わせ、僅か、思うところがあるような間。
それを口に出しはしないのだけれど。
アレクシア
「それこそ、君も考えておいた方が良いんじゃない?
"恨みを買った時"のためにさ」

「知っての通り、緊急事態だったからねー。
乗組員とグレムリン、全部試すくらいはするでしょ」

「ま、相性、なんてあやふやな推測しかできないだけなんだけどね。
分かんないことだらけだよ、グレムリンなんて」

「そ。もうちょっと世の中が落ち着けば別だろうけど、
私なんかでもテイマーとしての働きを求められるからね。
食い逸れることがないよ、有難いことに」

全く有難そうではない。

「はは、商売敵か。『フォールスビーク』にそう言ってもらうとはねえ。
お手柔らかにお願いしたものだけど……
いや、やっぱり君とは戦場で会いたくないなあ」

うん、出くわしたくない。一発で撃墜されそうだ。

「私はエンジニアだったからなー。
逃げ先としては厳しいかも。界隈が近すぎる」

「……ま、辞めて当てがないことはない。
その時は何とかするさ」

「5年か。
……長いもんだね」

それを口に出しはしないのだけれど。

「それこそ、君も考えておいた方が良いんじゃない?
"恨みを買った時"のためにさ」
◆17回更新のメッセログ
◆16回更新のメッセログ
◆15回更新のメッセログ
◆14回更新のメッセログ
◆13回更新のメッセログ
◆12回更新のメッセログ
◆11回更新のメッセログ
◆10回更新のメッセログ
◆9回更新のメッセログ
◆8回更新のメッセログ
◆7回更新のメッセログ
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
◆友軍からの通信
空母船団
【コロッセオ・レガシィ】の戦果通信
>>友軍の戦闘結果【コロッセオ・レガシィ】の戦果通信

「............v..」




>>友軍の戦闘結果

「正体不明機含む未識別20体撃破。友軍の作戦成功を願う。どうぞ。」



>>友軍の戦闘結果

「んーと、いろんなとこの開放もうちょっと!がんばろー!」



>>友軍の戦闘結果

「バイロンから……面白い報告なんかねぇよ。
世の中に、また少しばかりゴミが増えた」




>>友軍の戦闘結果

└状況:勝利を確認
└請求:危機生存手当 [ 送信 ]
...
......
[!]申請は承認されませんでした




>>友軍の戦闘結果

「きょうもいっぱいはたらきましたので、おぼえがめでたいってやつですね!」



>>友軍の戦闘結果

「キャプテン、ミッション達成……補給の為、母艦に帰投しますね」




>>友軍の戦闘結果

「勤務完了」




>>友軍の戦闘結果

「オッケー。『サイレント・リップルス』、帰投するよ」




精算
報酬 30
売上 2
┗パーツ販売数 2個
今回の購入者-->>208 >>208
経費 -1
フラグメンツ獲得 31
【!】フラグ枯渇 fanaticの [思念加速] はフラグを消費できずに失われました……
【!】増殖 刎首は弾数が増加し 7発 になりました
【!】残弾枯渇 あなたのハートに高速接近する飛来物ありは弾数が枯渇しました。補給所で弾薬を入手したり、コンテナを入手、開封し、装弾をする必要があります
【!】残弾枯渇 016-F-FIREARM《SPREAD-INCENDIARY》は弾数が枯渇しました。補給所で弾薬を入手したり、コンテナを入手、開封し、装弾をする必要があります
売上 2
┗パーツ販売数 2個
今回の購入者-->>208 >>208
経費 -1
フラグメンツ獲得 31
【!】フラグ枯渇 fanaticの [思念加速] はフラグを消費できずに失われました……
【!】増殖 刎首は弾数が増加し 7発 になりました
【!】残弾枯渇 あなたのハートに高速接近する飛来物ありは弾数が枯渇しました。補給所で弾薬を入手したり、コンテナを入手、開封し、装弾をする必要があります
【!】残弾枯渇 016-F-FIREARM《SPREAD-INCENDIARY》は弾数が枯渇しました。補給所で弾薬を入手したり、コンテナを入手、開封し、装弾をする必要があります
あなたはフラグメンツと交換で景品の奴隷を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で偽王女のドレスを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で景品の奴隷を手に入れた……
夜空には静かに星が浮かぶ……(コンテナ入手率 11.5%)
キャラデータ
__0






__6






_12






_18






所持品リスト

種別:霊障刻滅陣 [誘発装置]

種別:モンスタースワンプ [培養装置]
《広域DLパーツ:グレイ・アルストロメリア(Eno8)からのDL》
種別:ミラージュクイーン [幻影装置]

種別:リンクヘッド [頭部]
《広域DLパーツ:死にぞこないのイゾルフ(Eno14)からのDL》
種別:術導呪界鎌 [聖魔格闘火器]

種別:未開封コンテナ [コンテナ]

種別:有爪腕部 [腕部]
《広域DLパーツ:ルーク・ダイモン・バイロン(Eno123)からのDL》
種別:ボルトチャージ [連射電子格闘火器]
《広域DLパーツ:YAMATO・平太(Eno127)からのDL》
種別:風洞ボイラー [ミストエンジン]
残弾なし
あなたのハートに高速接近する飛来物あり

種別:狙撃砲 [物理射撃火器]
《広域DLパーツ:タイラー・ターザン・O・アリスイーター(Eno135)からのDL》
種別:未開封コンテナ [コンテナ]

種別:エクストラハート [操縦棺]
《広域DLパーツ:null 042(Eno166)からのDL》残弾なし
016-F-FIREARM《SPREAD-INCENDIARY》

種別:拡散火球砲 [連射火炎射撃火器]
《広域DLパーツ:死喰い鳥のザミエル(Eno13)からのDL》
種別:未開封コンテナ [コンテナ]

種別:デプスナイトメア [粒子射撃火器]
《広域DLパーツ:不退転の大盾ゴットハルト(Eno131)からのDL》
種別:速射プラズマ砲 [粒子射撃火器]
《広域DLパーツ:ペリュトン・ペリュトン(Eno65)からのDL》
種別:リコンユニット [レーダー]
《広域DLパーツ:死喰い鳥のザミエル(Eno13)からのDL》
種別:幻影推進器 [ブースター]
《広域DLパーツ:YAMATO・平太(Eno127)からのDL》
種別:エクストラハート [操縦棺]
《広域DLパーツ:チャルミィ・ル・プアス(Eno96)からのDL》
種別:レックス [逆関節]
《広域DLパーツ:死喰い鳥のザミエル(Eno13)からのDL》
種別:幻影推進器 [ブースター]
《広域DLパーツ:YAMATO・平太(Eno127)からのDL》
種別:エンシェントロア [グレイヴエンジン]
《広域DLパーツ:レッカ・レイト(Eno73)からのDL》
種別:葉巻 [素材]

種別:クーラーボックス [素材]

種別:ヴォイドミサイル [素材]

種別:象の目 [素材]

種別:クーラーボックス [素材]

種別:クーラーボックス [素材]

種別:ヴォイドシグナル [素材]

種別:象の目 [素材]

種別:うに [素材]

種別:ペリカンの餌箱 [素材]

種別:景品の奴隷 [素材]

種別:偽王女のドレス [素材]

種別:景品の奴隷 [素材]