第14回目 午前2時のS.Owen
プロフィール

名前
S.Owen
愛称
S.Owen
![]() | 経歴 鴉にも鷹にも成れなかったただの鳶。 頭部と左手の甲に大きな傷跡があり、肉体と脳の所有者が異なる。 時々ちぐはぐで噛み合わない挙動がみられる。 【脳: ■eli■ah】 記憶の欠落を自覚しているが、かつてC.C.という名の機体を駆っていた過去だけは忘れた事がない。 愛想がなく口が悪いが、唯一部下のことだけは信用している。 本人は認めたがらないが乗せられやすく、少しいいメシや健康温泉で釣られる。 肉体を制御出来ない事が増えた上、よく喋る整備士に出会って若干困惑中。 【肉体: Shawn】 灰色の短髪と目付きの悪さが特徴的で、若干筋肉質。くしゃみが豪快。 比較的温厚な性格で、食事が好きだった様子。 脳の持ち主を上長と呼び慕っていた。良く言えば献身的。 時々脳の命令を無視して勝手に動く。 一部のジャンクテイマーに素性を知られている。 脳から『C.C.』の制御権を奪い取れるだけの思念が残留しており、■■■■■■■■■■ (以降の文字は読み取れない) 【Sub: Nicolai】 東南東海域『南の島』第十二番工廠所属を名乗る整備士。 白髪に大きなゴーグルを着用している。 グレムリンとグレイヴネット・インターフェースが大好きで、両者について話す時は特に早口。 翡翠経典を「悠久の連環、希望の担い手」と称する。 |
◆日誌
【Day 13】
少年が新しいグレムリンの図面を提示してから暫くの後。
第十二番工廠の一区画……少年曰く「オレの区画」に、何層もの架台と足場が組み上げられていた。
広域出品されたパーツデータをグレイヴネットよりダウンロードし、鋼材を変換出力すると、高さ約8メートル、重量約10トンを超える機体の一部として融合させる。重量を緻密に調節し、接合部や全体のフォルムを整え、壁を背にした体勢となるよう、要である脚部から順に上方へとパーツを繋げてゆく。
人間を遥かに上回るサイズの機体を組み立てるのは容易ではなく、天井付近から吊られた何台もの巨大なクレーンが絶え間なく稼働しては、資材置き場と区画を往復する。度々少年の鋭い声が飛ぶが、半分程度が轟音にかき消されていた。
男は工廠の壁に背をもたせかけ、少年の指示で新たなグレムリンが組み上がる様子を、少し離れた位置からさして興味がなさそうに眺めていた。
誰かがグレイヴネットへの接続を試みているのだろうか、工廠内にはうっすらとエラー音が響き続けているが、男の気を引くには至らなかった。
代わりに脳裏を過ぎるのは、図面と共に少年が突き付けた言葉。
(……グレムリンは相棒で、意志を持て……だと?)
男の表情は次第に険しくなり、気付けばぎりと歯を食いしばっていた。
(…………そういうモンじゃねえのか)
眼光が鋭さを増し、周囲の人々は目を合わせないよう距離を取っていたが、男は気に留める様子もない。
(雇い主にとって金で動く傭兵が手駒であるように、操縦者の思念を元に動くグレムリンだって。
他人の思惑に則って役割を果たすモノは、道具と呼ぶんじゃねえのかよ)
否応なく想起される、消えずに残ったかつての記憶。
傭兵と雇い主は互いの利益のために相手を利用する――少なくとも男の知る範囲では、協力関係とは名ばかりの冷徹なもの。その環境に身を置き続けた男の視点もまた、どこまでもドライだった。
(道具なら道具として必要な仕事をすりゃあいい。恥じる事なんざねえ、何が悪い)
先程と同様、「相棒」の言葉と共に部下の姿が浮かぶが、どちらも振り払うように首を振る。
(……ショーンだって変わらねえ。俺には部下で仕事相手でも、雇い主にとっちゃ俺と同じく道具、で、)
思考が最後まで辿り着く前に、脳がぎしりと軋んだ。傷跡の痛みとは異なる強烈な違和感に目を見開くが、嗚咽を漏らす寸前で堪える。深呼吸を何度か繰り返せば若干落ち着いたものの、代わりに倦怠感に襲われ、気付けば瞼が落ちていた。
(……何だ?『道具』に反応したのか?何を今更。言われ慣れて……、
いや待て。今のは傷の痛みじゃねえ……となると俺の脳か?どうなってやがる――)
肉体は応答せず、思考は纏まる前に解け、意識は徐々に沈み――
******
「――おーい、ちょっと!大丈夫?」
呼び声に瞼を開くと、少年の怪訝そうな表情が目の前にあった。
「うたた寝するなら部屋に戻っててよかったのに。
何だかんだまだ疲れが取れてないんだろ。組み上がったから呼びに来たけど、後にする?」
「…………いや。問題ねえ」
「本当?ならまあ、無理しない程度についてきて」
立ったまま眠っていたらしい、と判断した男は、軽く首を回して息を吐くと、架台と足場に囲まれたままのグレムリンを見上げた。
黒を基調とした装甲は重量機らしく武骨で、近寄り難い威圧感を放っている。
瞬く間に足場を登り、腹部付近に到達した少年は、男に向かって大声で呼びかけた。
「こっちこっち。あ、ゆっくりでいいからね。寝ぼけて転落したら大変だ」
余計なお世話だ、と呟いて階段に足を掛けた時には、覚えた違和感は存在ごと霧散していた。
程なくして、男の前にはぽかりと開いた入り口が現れた。
「ここが搭乗口だ。操縦棺に到達したらこの子に挨拶――搭乗者認証を行って。そうすれば次回から呼べば転送してくれるようになるよ。
それから、シートと操縦桿の調整も必要だな。多分今までの機体とは心身にかかる負担が段違いだから、十分に慣らしておいた方がいい」
ところで、と少年が口籠る様子を見せた。
「……名前、本当に『C.C.』でいいの?
今まで乗って来た機体に愛着がある――ようには見えないけど、同じ名前じゃこの子が困惑しちゃうかもよ」
「グレムリンに困惑もへったくれもねえだろ」
「機体の機微を介さない奴!まあ乗るのはアンタだし、呼び間違えるリスクは低い方がいいか……」
気の抜けたような溜息が聞こえたのを合図に、男は操縦棺に足を踏み入れた。
******
操縦棺内は足元に僅かに光が灯る程度。躓きかけながら操縦席の正面に回って腰掛けると、以前の機体より僅かに柔らかなシートが男を出迎えた。
暗闇に沈んだモニタの前には、少年が預かっていた筈のガスマスクが置かれていた。鼻を鳴らして慣れた手付きで装着すると、深く息を吸い込み、操縦パネルに触れる。
工廠の喧騒から隔絶された静かな空間に、柔らかな音と共に青白い光が灯る。
――今まで乗っていた『C.C.』のコクピットに灯る光は何色だったろうか?
男が答えに思い至る前に、電子音声が響いた。
『――System: all green. 初回起動に成功しました。
搭乗者認証――履歴なし。搭乗者登録を行います。搭乗者名と、機体名を』
「……俺はS.Owen。お前の名は、『C.C.』だ」
文字を入力しながら音声認証を行う。「OK」の文字が表示された事を確認すると、男の右手は操作パネルから離れ、自然に操縦桿を握っていた。
『搭乗者: S.Owen。グレムリン: 『C.C.』――登録成功。あなたの搭乗を歓迎します――』
次の瞬間、視界が白く染まった。
モニタが工廠内を映し出し、ランプが操縦棺全体を照らしていたが、原因はそれだけではなさそうだった。
かつて視点だけの存在となった時のように、肉体の制約がない視界が広がっているだけではなく――脳神経の細部に至るまで全てがクリアに映し出され、体細胞の一つに至るまでグレムリンに見透かされ、共有しているような感覚に陥る。
そして思念が巡り始める。青白いプラズマに似た光は肉体がある筈の位置を貫いて迸り、機体の外殻と思しき部位を包んでは視界の広域で爆ぜ、目を閉じることもままならない男の脳裏に焼き付く。
――呑み込まれる。
そう感じるや否や、反射的に右手を操縦桿から離した。
と、爛々と輝いているように感じた光が弱まり、男と機体を巡っていた思念の奔流が止まる。
気付けばモニタの片隅に、にやりと笑った少年の顔が映し出されていた。
「どう?なかなか新鮮でしょ。驚いて言葉も出ないかな」
光の残像を消すべく目を瞬かせる男は、無言でその声に応える。
「まあ、フル出力だとアンタの心身がもたないだろうから制限はかけとくよ。この子を怒らせると痛い目見るって事だけ覚えといて。
そうそう、グレイヴネットはご覧の通りだから機体認証は後回しだけど、オレとの通信は可能にしておいたから。暫くはサポートしてあげようか、アンタじゃなくてグレムリンのだけどさ」
「……」
男がモニタを睨み付けると、少年は満面の笑みを向けた。
******
「さて。これからどうする?」
訓練を重ね、男がある程度機体を操れるようになった段階で少年が問い掛けた。
「……気になる事がある。タワーに向かう……と言いてえとこだが、ジャンク共の動きがきな臭えのが厄介だ。
大々的に宣戦布告しやがったって事は、何かしら無差別に仕掛けて来やがんだろ。後ろから撃たれちゃたまったもんじゃねえ」
「襲ってくるのは予想に難くないね。当てはあるの?」
「いや」
「だと思った。そうだな……『大とびうお座星雲を西へ』。翡翠経典に伝わる文言ではない筈だけど、最近時々耳にする言葉だ。
西は光の河が流れ着く地だって噂もある。何を意味するか分からないけど、行ってみてもいいかもよ」
「西……は、タワー周辺以外は行ったことねえな。向かってみるか」
「ああ、可能なら定期的に連絡は寄越してよ。で、こっちから連絡した時は即応答して。オレの可愛いグレムリンの様子はいつだって知りたいからさ」
「過保護な父親か?」
「情がないよりマシだろ?」
******
慌ただしく南の島を発った男は、レーダーの齎す周辺情報を睨みながら、進路を西に取り『C.C.』を駆る。
自動的に接続されたグレイヴネットからは、依然として思念接続汚染のアナウンスと、投降を促す音声が繰り返し垂れ流されている。内容には一向に変化がみられず、聞き流していた男の眉間に皺が寄り始める。
「……チッ。勢力でもジャンク共でも、プロパガンダが鬱陶しい事にゃ変わりねえな。
ちったあ有益な情報が入るかと思ったが、聞き続けりゃその前に洗脳でもされんのが関の山だ」
耐えかねたらしい男が舌打ちをし、顔をしかめて音量を落とし切る直前。
放送に不自然なノイズが混じったかと思うと、若干畏まった声が流れ始めた。
『――ごきげんよう。本日は生放送だ。諸君らに、我々の真の力をお見せしよう――』
少年が新しいグレムリンの図面を提示してから暫くの後。
第十二番工廠の一区画……少年曰く「オレの区画」に、何層もの架台と足場が組み上げられていた。
広域出品されたパーツデータをグレイヴネットよりダウンロードし、鋼材を変換出力すると、高さ約8メートル、重量約10トンを超える機体の一部として融合させる。重量を緻密に調節し、接合部や全体のフォルムを整え、壁を背にした体勢となるよう、要である脚部から順に上方へとパーツを繋げてゆく。
人間を遥かに上回るサイズの機体を組み立てるのは容易ではなく、天井付近から吊られた何台もの巨大なクレーンが絶え間なく稼働しては、資材置き場と区画を往復する。度々少年の鋭い声が飛ぶが、半分程度が轟音にかき消されていた。
男は工廠の壁に背をもたせかけ、少年の指示で新たなグレムリンが組み上がる様子を、少し離れた位置からさして興味がなさそうに眺めていた。
誰かがグレイヴネットへの接続を試みているのだろうか、工廠内にはうっすらとエラー音が響き続けているが、男の気を引くには至らなかった。
代わりに脳裏を過ぎるのは、図面と共に少年が突き付けた言葉。
(……グレムリンは相棒で、意志を持て……だと?)
男の表情は次第に険しくなり、気付けばぎりと歯を食いしばっていた。
(…………そういうモンじゃねえのか)
眼光が鋭さを増し、周囲の人々は目を合わせないよう距離を取っていたが、男は気に留める様子もない。
(雇い主にとって金で動く傭兵が手駒であるように、操縦者の思念を元に動くグレムリンだって。
他人の思惑に則って役割を果たすモノは、道具と呼ぶんじゃねえのかよ)
否応なく想起される、消えずに残ったかつての記憶。
傭兵と雇い主は互いの利益のために相手を利用する――少なくとも男の知る範囲では、協力関係とは名ばかりの冷徹なもの。その環境に身を置き続けた男の視点もまた、どこまでもドライだった。
(道具なら道具として必要な仕事をすりゃあいい。恥じる事なんざねえ、何が悪い)
先程と同様、「相棒」の言葉と共に部下の姿が浮かぶが、どちらも振り払うように首を振る。
(……ショーンだって変わらねえ。俺には部下で仕事相手でも、雇い主にとっちゃ俺と同じく道具、で、)
思考が最後まで辿り着く前に、脳がぎしりと軋んだ。傷跡の痛みとは異なる強烈な違和感に目を見開くが、嗚咽を漏らす寸前で堪える。深呼吸を何度か繰り返せば若干落ち着いたものの、代わりに倦怠感に襲われ、気付けば瞼が落ちていた。
(……何だ?『道具』に反応したのか?何を今更。言われ慣れて……、
いや待て。今のは傷の痛みじゃねえ……となると俺の脳か?どうなってやがる――)
肉体は応答せず、思考は纏まる前に解け、意識は徐々に沈み――
******
「――おーい、ちょっと!大丈夫?」
呼び声に瞼を開くと、少年の怪訝そうな表情が目の前にあった。
「うたた寝するなら部屋に戻っててよかったのに。
何だかんだまだ疲れが取れてないんだろ。組み上がったから呼びに来たけど、後にする?」
「…………いや。問題ねえ」
「本当?ならまあ、無理しない程度についてきて」
立ったまま眠っていたらしい、と判断した男は、軽く首を回して息を吐くと、架台と足場に囲まれたままのグレムリンを見上げた。
黒を基調とした装甲は重量機らしく武骨で、近寄り難い威圧感を放っている。
瞬く間に足場を登り、腹部付近に到達した少年は、男に向かって大声で呼びかけた。
「こっちこっち。あ、ゆっくりでいいからね。寝ぼけて転落したら大変だ」
余計なお世話だ、と呟いて階段に足を掛けた時には、覚えた違和感は存在ごと霧散していた。
程なくして、男の前にはぽかりと開いた入り口が現れた。
「ここが搭乗口だ。操縦棺に到達したらこの子に挨拶――搭乗者認証を行って。そうすれば次回から呼べば転送してくれるようになるよ。
それから、シートと操縦桿の調整も必要だな。多分今までの機体とは心身にかかる負担が段違いだから、十分に慣らしておいた方がいい」
ところで、と少年が口籠る様子を見せた。
「……名前、本当に『C.C.』でいいの?
今まで乗って来た機体に愛着がある――ようには見えないけど、同じ名前じゃこの子が困惑しちゃうかもよ」
「グレムリンに困惑もへったくれもねえだろ」
「機体の機微を介さない奴!まあ乗るのはアンタだし、呼び間違えるリスクは低い方がいいか……」
気の抜けたような溜息が聞こえたのを合図に、男は操縦棺に足を踏み入れた。
******
操縦棺内は足元に僅かに光が灯る程度。躓きかけながら操縦席の正面に回って腰掛けると、以前の機体より僅かに柔らかなシートが男を出迎えた。
暗闇に沈んだモニタの前には、少年が預かっていた筈のガスマスクが置かれていた。鼻を鳴らして慣れた手付きで装着すると、深く息を吸い込み、操縦パネルに触れる。
工廠の喧騒から隔絶された静かな空間に、柔らかな音と共に青白い光が灯る。
――今まで乗っていた『C.C.』のコクピットに灯る光は何色だったろうか?
男が答えに思い至る前に、電子音声が響いた。
『――System: all green. 初回起動に成功しました。
搭乗者認証――履歴なし。搭乗者登録を行います。搭乗者名と、機体名を』
「……俺はS.Owen。お前の名は、『C.C.』だ」
文字を入力しながら音声認証を行う。「OK」の文字が表示された事を確認すると、男の右手は操作パネルから離れ、自然に操縦桿を握っていた。
『搭乗者: S.Owen。グレムリン: 『C.C.』――登録成功。あなたの搭乗を歓迎します――』
次の瞬間、視界が白く染まった。
モニタが工廠内を映し出し、ランプが操縦棺全体を照らしていたが、原因はそれだけではなさそうだった。
かつて視点だけの存在となった時のように、肉体の制約がない視界が広がっているだけではなく――脳神経の細部に至るまで全てがクリアに映し出され、体細胞の一つに至るまでグレムリンに見透かされ、共有しているような感覚に陥る。
そして思念が巡り始める。青白いプラズマに似た光は肉体がある筈の位置を貫いて迸り、機体の外殻と思しき部位を包んでは視界の広域で爆ぜ、目を閉じることもままならない男の脳裏に焼き付く。
――呑み込まれる。
そう感じるや否や、反射的に右手を操縦桿から離した。
と、爛々と輝いているように感じた光が弱まり、男と機体を巡っていた思念の奔流が止まる。
気付けばモニタの片隅に、にやりと笑った少年の顔が映し出されていた。
「どう?なかなか新鮮でしょ。驚いて言葉も出ないかな」
光の残像を消すべく目を瞬かせる男は、無言でその声に応える。
「まあ、フル出力だとアンタの心身がもたないだろうから制限はかけとくよ。この子を怒らせると痛い目見るって事だけ覚えといて。
そうそう、グレイヴネットはご覧の通りだから機体認証は後回しだけど、オレとの通信は可能にしておいたから。暫くはサポートしてあげようか、アンタじゃなくてグレムリンのだけどさ」
「……」
男がモニタを睨み付けると、少年は満面の笑みを向けた。
******
「さて。これからどうする?」
訓練を重ね、男がある程度機体を操れるようになった段階で少年が問い掛けた。
「……気になる事がある。タワーに向かう……と言いてえとこだが、ジャンク共の動きがきな臭えのが厄介だ。
大々的に宣戦布告しやがったって事は、何かしら無差別に仕掛けて来やがんだろ。後ろから撃たれちゃたまったもんじゃねえ」
「襲ってくるのは予想に難くないね。当てはあるの?」
「いや」
「だと思った。そうだな……『大とびうお座星雲を西へ』。翡翠経典に伝わる文言ではない筈だけど、最近時々耳にする言葉だ。
西は光の河が流れ着く地だって噂もある。何を意味するか分からないけど、行ってみてもいいかもよ」
「西……は、タワー周辺以外は行ったことねえな。向かってみるか」
「ああ、可能なら定期的に連絡は寄越してよ。で、こっちから連絡した時は即応答して。オレの可愛いグレムリンの様子はいつだって知りたいからさ」
「過保護な父親か?」
「情がないよりマシだろ?」
******
慌ただしく南の島を発った男は、レーダーの齎す周辺情報を睨みながら、進路を西に取り『C.C.』を駆る。
自動的に接続されたグレイヴネットからは、依然として思念接続汚染のアナウンスと、投降を促す音声が繰り返し垂れ流されている。内容には一向に変化がみられず、聞き流していた男の眉間に皺が寄り始める。
「……チッ。勢力でもジャンク共でも、プロパガンダが鬱陶しい事にゃ変わりねえな。
ちったあ有益な情報が入るかと思ったが、聞き続けりゃその前に洗脳でもされんのが関の山だ」
耐えかねたらしい男が舌打ちをし、顔をしかめて音量を落とし切る直前。
放送に不自然なノイズが混じったかと思うと、若干畏まった声が流れ始めた。
『――ごきげんよう。本日は生放送だ。諸君らに、我々の真の力をお見せしよう――』
◆13回更新の日記ログ
◆12回更新の日記ログ
◆11回更新の日記ログ
◆10回更新の日記ログ
◆9回更新の日記ログ
◆8回更新の日記ログ
◆7回更新の日記ログ
◆6回更新の日記ログ
◆5回更新の日記ログ
◆4回更新の日記ログ
◆3回更新の日記ログ
◆2回更新の日記ログ
NEWS
グレイヴネットでは依然として財団代表の演説が続いている

「認証に失敗。思念接続が汚染されています。システム再起動。認証を試みます……思念接続を確認。ようこそ、ようそこそ、よ」

「ごきげんよう。ご機嫌いかがかね? 諸君らに、我々の真の力をお見せしよう」

「ここは虚ろの海だ。挨拶をしろ、グリード=アビス」

「ああ……! 死が視える……!!」
巨大な目を持ったグレムリンが静かに浮かんでいる
迎撃に集まる、無数のドローン、そしてミサイル!!

「おおお……!!! 視える、視えるよぉ……!!」
次の瞬間、すさまじい圧が放たれ、迎撃機は全滅する!!

「分かったでしょ……!! わたしには視える……!!」

「さぁ、次は赤渦だ。挨拶をしろ、ドラゴン=チェイン」

「オオオオッ!! 我が拳、流星のごとく!!」
龍のごときグレムリンが、その細長い機体を翻す!!
海上要塞は対空砲火を浴びせる!

「縛鎖拳!! 三十六式!!」
赤い鎖が龍型グレムリンの尻尾から投げられ、海上要塞を打ちのめし、爆散!!

「はああああっ!! これが、縛鎖拳の力よ!!」

「次は静かの海だ。挨拶をしろ、ザゼン=フォートレス」

「…… ……」
まるで岩の塊のようなグレムリン!!
市街地へ侵入する巨岩を、防衛隊は誰も止められない!

「…… …… ゼン!!」
次の瞬間、市街地全域が瓦礫と塵に変わる!!

「…… …… サトリ、いまだ遠く……」

「最後は氷獄だ。挨拶をしろ、ベルコウル」

「抵抗は無意味だ。おとなしく消えろ」
悪魔のごときすがたのグレムリン!!
弾幕の中悠々と歩き、速射砲を構える!

「進化トリガー、通常解放」
次々と撃ち抜かれる砲撃隊!!

「抵抗は無意味だ……苦しむだけだからな」

「……」
リスプはヴァーチャルモニターを叩き割る
ヴァーチャルモニターは光の粒になって消える……

「……どこ行っちゃったんだよ、ジェト」
ここは巨人の島。あらゆる生き物が規格外にデカい

「やーーーん、小さなお客さんたち」

「恐竜狩りよ~~~」
山のように大きな少女が砂浜で足をちゃぷちゃぷしている
◆アセンブル










◆僚機と合言葉
移動
南↓へ移動し、南南東海域【巨人の島】へと到達した
ユニオン活動
ニコの南方工廠の活動記録









いや、礼節を欠いた傭兵は今時珍しくないよ……悲しい事にね。とは言え、よく後ろから刺されずにここまで辿り着けたな!?って驚いたくらい酷かったな。それに――」







思考停止とも取れるけど、本当に何も考えてないなら自分の過去にも興味が持てないはず……興味範囲がアイツ自身に留まっているのは、肉体がコントロールしてるのかもね。まあ、脳自体の性格も大きそうだけど」













メッセージ
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
◆友軍からの通信
南東海域【雨の海】の戦果通信
>>友軍の戦闘結果
「良い知らせだ。そちらはどうだ?」




>>友軍の戦闘結果

「あ”ー、なんか少人数戦久々だったわー
手応え無ぇ~」



>>友軍の戦闘結果

「私は勝ちました。皆さんはどうですか?」



精算
報酬 50
経費 0
フラグメンツ獲得 50
【!】弾薬獲得 あなたは弾薬を 6発 入手しました
経費 0
フラグメンツ獲得 50
【!】弾薬獲得 あなたは弾薬を 6発 入手しました
あなたはフラグメンツと交換でアイドル衣装を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換でキラキラマイクを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で今日のコーデを手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で波紋の化石を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で今日のコーデを手に入れた……
【物資援助】あなたは[夢幻変身]が付与されたアサルトダガーを入手した……
夜空には静かに星が浮かぶ……(コンテナ入手率 20.18%)
キャラデータ
__0






__6






_12






_18





