第13回目 午前2時のチトラ・ス・ヴォーロ
プロフィール
名前
チトラ・ス・ヴォーロ
愛称
茶虎
 |  |
| 経歴 ◇チトラ・ス・ヴォーロ レジスタンスのグレムリンテイマー。 気の強い少女。蒸すので厚着が嫌い。 必然的に操縦棺の中は好きではない。 前線指揮官であるバンデーラ「将軍」とは衝突が絶えない。 が、傍目には仲の良い祖父と孫に見える。 チトラ、の発音が虚空領域標準語では難しいため、 茶虎と呼ばれることが多いが、本人は気に入っている。 曰く、「獰猛な肉食獣だからでしょ！」 ◇Do-S1S イグナイター 零錆戦線第二話より登場。 本来の乗騎・悪鬼神像アグネヤが失われたことから、 謎のグレムリンフレームをベースに急遽組み立てられた機体。 精神遊離巨大腕・ドルニエクローが特徴。 実は機首後方に頭部がある。 Illustration：@camataco Character Design：@maromech | |
僚機プロフィール
名前
オズワルド・エコール
愛称
オズ
 |  |
| 経歴 名前：オズワルド・エコール コード：オスカー・エコー 愛称：オズ 年齢：１４歳 １５５ｃｍ 性別：男性 レジスタンス組織アイリス・ヴァンガードの若きグレムリン・テイマーでありパイロット。 この世界に転移してきてから白連天則と戦うレジスタンスとして活動することとなった。 名前：P.D オズの戦闘サポート自律機械。自動人形。 オズの父親のお手製らしい。 ドルオタ。 機体：セイバー・シルフ改 グレイブネットのデータを倉庫で入手した赤錆たフレームを再構築再整備したグレムリン。 セイバー・シルフと呼ばれているマシーン・プランをモデルにしているオズの二代目グレムリン。 元は抵抗運動の象徴としてデザインされた多目的人型戦闘機動兵器計画のものである。 【僚機詳細】 | |
◆日誌
連環希望祝福
◆12回更新の日記ログ
◆11回更新の日記ログ
◆10回更新の日記ログ
◆9回更新の日記ログ
本日のニュースです
未識別融合体撃破の喜びの花火が上がっています
粉塵でも透過するチャフの炎はモニター越しに七色に輝きます
これから復興に向けて動き出す祝いの炎です
戦火の世にも、人々の連環を。我々はまだ、戦えます
「今回のチトラチャンはゴステプトの悪趣味野郎の手下の悪趣味制服の悪趣味女たちが乗った悪趣味マシーンを千切っては投げている予定だったんだけど諸般の事情でカットされたわ」
「筒！それとオズ！あとはあんたの方でやっときなさいよ！」◆8回更新の日記ログ
◆7回更新の日記ログ
◆6回更新の日記ログ
第六話
ラジオの音が途切れる。
この虚空領域に似つかわしくない庭園に流れるのは、小鳥の囀りと小川のせせらぎのみとなる。
「では、報告を聞きましょう。将軍」
庭園の主である総帥が口を開く。
ここは庭園船団「ガーデン」、総帥執務室。
兼、無限持続環境先端実験エリア―即ち、レジスタンス・アイリス・ヴァンガードの中枢である。
「儂は見た！奴等の悪行のすべてを！この身に迫る危機を、そして人々の安寧を脅かす陰謀を！」
白蓮天則による処刑を、オズ・チトラ両名の活躍によりからくも脱した直後のバンデーラ将軍は口角泡を飛ばす勢いだ。
次から次へと、巡礼船団内部で見た非道なる儀式、熱狂する人々の様子、組織上層部が企むであろう陰謀に至るまで捲し立てる。
「ウス。爺が勝手に捕まって囮になってくれたんでこれ幸いと白蓮のトップの首取りに行って失敗しました」
あくまで自分の目的はそれだ、と言わんばかりの虚偽報告をするチトラ・ス・ヴォーロ。
「将軍。貴方の主張の一部が裏付けられた、と判断いたします。内容に対する精査は別途専門の担当官と共に。」
なおも止まらず話し続ける将軍を横目に、少女に目を向ける。
「そしてチトラ。将軍の奪還、ご苦労様でした。貴方の力、頼りにしています。」
少女の言葉に照れ隠しが入っていることなど、総帥に理解できないはずもない。
だからこそ、欲しい言葉のみを繋げる。
「失敗したついでに助けただけだから。…スポンサー様の意向には出来るだけ沿わせていただきますよ…」
見透かされている、というのは、理解してもらっているということだ。
それは、少女にとってこれまで多くない体験である。
心に寄り添う。それが出来るからこそ、総帥は虚空領域で人望を得て、この船団を率いている。
まあ、こうして庭園でお茶会というのも趣味には合うし、もう少し居てもいいかな、等と考えるには邪魔者がいるが。
「というわけで奴等へ対抗するためには現有のグレムリン・フレームにAGMだけではとても追いつけぬゆえ、戦力の増強を具申」
「いい加減うっさいわ！いつまで喋ってんのよ将軍！」
「アア？！小娘が、儂は今総帥に大事な報告をしとるんじゃ！玩具を待つ子供のように座して待て！」
「要らないわよアンタに押し付けられる新兵器とか！どうせまた空中分解するポンコツなんでしょ！」
「ありゃあお前が無茶なマニューバで耐G限界超えたせいじゃい！」
「ハー実戦であれくらいのGに耐えられない回転衝角なんて使い物になんないわよ耄碌したかしら！」
「要所まで待つ忍耐力も繊細に扱う腕も無しでよぅ吼えるな小娘ェ！儂が現役の頃は」
「何よ！」
「何じゃと！」
「…お話、よろしいかしら？」
闘犬のように睨み合う二名が、レジスタンスの戦術指揮官とエース・テイマーであることは奇妙な事のように思える。
総帥が「それでよし」としている以上、そしてこのような口喧嘩以外にトラブルもない以上、問題はないとも言える。
「両名に本船での48時間の準待機を命じます。療養パスを発行したから、充分疲れを癒すこと」
今すぐにでも戦線復帰を、と息巻く将軍と、お風呂！と喜色ばむチトラ。
「では退出して良し。…この後、オズワルド・エコールにも話を聞きます」
「それがどういうものであっても…私たちが強要してはいけないということ、忘れぬように」
***
総帥はこういう時褒めてくれる。
私の働きに見合った、私を見て決めたことをしてくれる。
私は（滅多に入れるものじゃないし）お風呂が好きだ。その中でもガーデンの入浴施設は特に好き。
今回は将軍がくっついてくるのが若干嫌だけど、まあそれを打ち消すくらいには好き。
オズの奴も、報告が終わればきっとこの船団にしばらく待機でしょ。
なんか元気も無かったし、背中くらい流してやろうかしら！
そんで上がったら新鮮なフルーツね！贅沢しすぎな気もするけど、アイツも一応ウチの貴重なテイマーだし。
気分よくいてもらうのに、それくらい奢ってあげちゃおっと。
これは…感謝されてしまうのでは～～？
***
その後、散々連れ回した上で大して元気が戻らなかったオズに、チトラは首を傾げていたという。
「パフェの方が良かったか…？」
本日のニュースです
氷獄ではいま絵本の読み聞かせが人気です
書籍行商船では絵本の人気が高まっているようです
霧の伝説の絵本は、いまでも人気の話です
戦火の世にも、人々の連環を。我々はまだ、戦えます
ラジオの音が途切れる。
この虚空領域に似つかわしくない庭園に流れるのは、小鳥の囀りと小川のせせらぎのみとなる。
「では、報告を聞きましょう。将軍」庭園の主である総帥が口を開く。
ここは庭園船団「ガーデン」、総帥執務室。
兼、無限持続環境先端実験エリア―即ち、レジスタンス・アイリス・ヴァンガードの中枢である。
「儂は見た！奴等の悪行のすべてを！この身に迫る危機を、そして人々の安寧を脅かす陰謀を！」白蓮天則による処刑を、オズ・チトラ両名の活躍によりからくも脱した直後のバンデーラ将軍は口角泡を飛ばす勢いだ。
次から次へと、巡礼船団内部で見た非道なる儀式、熱狂する人々の様子、組織上層部が企むであろう陰謀に至るまで捲し立てる。
「ウス。爺が勝手に捕まって囮になってくれたんでこれ幸いと白蓮のトップの首取りに行って失敗しました」あくまで自分の目的はそれだ、と言わんばかりの虚偽報告をするチトラ・ス・ヴォーロ。
「将軍。貴方の主張の一部が裏付けられた、と判断いたします。内容に対する精査は別途専門の担当官と共に。」なおも止まらず話し続ける将軍を横目に、少女に目を向ける。
「そしてチトラ。将軍の奪還、ご苦労様でした。貴方の力、頼りにしています。」少女の言葉に照れ隠しが入っていることなど、総帥に理解できないはずもない。
だからこそ、欲しい言葉のみを繋げる。
「失敗したついでに助けただけだから。…スポンサー様の意向には出来るだけ沿わせていただきますよ…」見透かされている、というのは、理解してもらっているということだ。
それは、少女にとってこれまで多くない体験である。
心に寄り添う。それが出来るからこそ、総帥は虚空領域で人望を得て、この船団を率いている。
まあ、こうして庭園でお茶会というのも趣味には合うし、もう少し居てもいいかな、等と考えるには邪魔者がいるが。
「というわけで奴等へ対抗するためには現有のグレムリン・フレームにAGMだけではとても追いつけぬゆえ、戦力の増強を具申」「いい加減うっさいわ！いつまで喋ってんのよ将軍！」「アア？！小娘が、儂は今総帥に大事な報告をしとるんじゃ！玩具を待つ子供のように座して待て！」「要らないわよアンタに押し付けられる新兵器とか！どうせまた空中分解するポンコツなんでしょ！」「ありゃあお前が無茶なマニューバで耐G限界超えたせいじゃい！」「ハー実戦であれくらいのGに耐えられない回転衝角なんて使い物になんないわよ耄碌したかしら！」「要所まで待つ忍耐力も繊細に扱う腕も無しでよぅ吼えるな小娘ェ！儂が現役の頃は」「何よ！」「何じゃと！」「…お話、よろしいかしら？」闘犬のように睨み合う二名が、レジスタンスの戦術指揮官とエース・テイマーであることは奇妙な事のように思える。
総帥が「それでよし」としている以上、そしてこのような口喧嘩以外にトラブルもない以上、問題はないとも言える。
「両名に本船での48時間の準待機を命じます。療養パスを発行したから、充分疲れを癒すこと」今すぐにでも戦線復帰を、と息巻く将軍と、お風呂！と喜色ばむチトラ。
「では退出して良し。…この後、オズワルド・エコールにも話を聞きます」「それがどういうものであっても…私たちが強要してはいけないということ、忘れぬように」***
総帥はこういう時褒めてくれる。
私の働きに見合った、私を見て決めたことをしてくれる。
私は（滅多に入れるものじゃないし）お風呂が好きだ。その中でもガーデンの入浴施設は特に好き。
今回は将軍がくっついてくるのが若干嫌だけど、まあそれを打ち消すくらいには好き。
オズの奴も、報告が終わればきっとこの船団にしばらく待機でしょ。
なんか元気も無かったし、背中くらい流してやろうかしら！
そんで上がったら新鮮なフルーツね！贅沢しすぎな気もするけど、アイツも一応ウチの貴重なテイマーだし。
気分よくいてもらうのに、それくらい奢ってあげちゃおっと。
これは…感謝されてしまうのでは～～？
***
その後、散々連れ回した上で大して元気が戻らなかったオズに、チトラは首を傾げていたという。
「パフェの方が良かったか…？」◆5回更新の日記ログ
第五話
筒ーーーーーッ！！！！
ごめんちょっと予定狂ったわ！
十二神将来てる！今！そう、白蓮の中でもトップの戦力！
僧正の重機動坐像、長いことブラックボックスになってる部品が足りずに稼働までいけなかったはずなのに…！
アーわかってる！わかってるから！
チトラさんも元十二神将でしょって？そうだけどね！
私のアグネヤ、じゃなかったイグナイターの戦闘教義、元を正せば概ね僧正が受け継いできたモンからなの！
でもってそれは元々、世界が水に沈む前の大昔に重機動坐像ミラリアルを運用してた連中の残した物！
つまりね、あっちがマザーマシンなんだよ！
手の内は全部知られてると思っていい！
よりにもよって…！
***
白蓮の護法巡礼艦からは宗主のありがたい言葉が流れ続ける。
襲撃により台無しにされたはずの祝祭は、今や何事も無かったかのようにつつがなく執り行われている。
そう、重機動坐像の自律飛行式マントラ・ハンドがイグナイターの精神遊離巨大腕の尽くを抑え込んでいるからだ。
「変わりない。我等をいくら拒もうとも、君の心は泣いている…」
僧正の声は揺れない。自在に飛ぶアームによる全方位攻撃、敵の死角を突くマニューバ、隙を付くための誘い込みかた…
全てにおいて有利。負ける道理が無いのだ。
だが、決めきれていないのも事実。
ミラリアルが接敵時に算出した戦闘継続予測時間は5分。
それだけの時間があれば間違いなく詰め切れる、がそれはあくまで最悪の場合だ。
僧正自身の見立てでは60秒で終わると見ていたが…
「既に126秒…悔やみ、逃げて先延ばす、それも君の苦しみか…」
（抵抗勢力たちの目的は、捕らえられた「将軍」を逆に餌とし、玉体をお見せになった宗主様を害することであろう。）
（であれば、元より「将軍」は見捨てられている。考慮する必要はない。）
（儂がアグネヤもどきを抑え込んでいる以上、作戦遂行は不可能…即座に離脱するべきだが）
（ここまで粘る理由は何だ…？増援を警戒すべきか）
膨らむ違和感。だが、どちらにせよ残り2分弱。それだけあれば、終わる。
***
筒！聞いてる筒！やっぱり形勢不利！
思考通信のおかげで舌嚙まないで済んでるけど今もぐるんぐるん機体ぶん回して何とか回避してるわ！
私のドルニエクローのが重い分威力は強いんだけど小回りで負けてるし大体のマニューバがバレてるし！
ん？ああそうよ、戦術が同じと言っても完全にコピーマシンってわけじゃないからね。
そりゃ細かい違いはあるし、機体サイズはウチのが小型されてる。
っても機動力は同等だし、易々と逃げ切れるわけでも…
違いに拘るじゃない。まあ、後大きな違いと言ったら…
脚の有無…くらい…あっ
…
一回だけならいけるかも。
筒、タイミング任せた。あんたがそう言うってコトは、他の用事は片付いたんでしょ。
***
残り10秒、万策尽きたと見えるイグナイターがミラリアルにまっすぐ突っ込む。
「おお！ついに我等のもとへ戻ろうか！」
クローは互いに空中で掴み合い、動けない！
ミラリアルの本体は近接防御用に火器が満載されている。
火線が正面のイグナイターに集中し…しかし、紙一重で躱されていく。
イグナイターの本体にも機銃程度は搭載されているが、恐れるものでは無い。
ミラリアルを押し切って宗主への自爆特攻程度しか出来ることはないはずだ。
残り0秒。二機は交錯し、チトラの目論見はもろくも崩れ去る―はずだった。
「脚があるんだよ、こっちにはね！」
ミラリアルの最終近接防御兵装であるヘッド・ブレードをすんでのところで躱し、胸部装甲に着地。
しかし非力な逆関節脚部は装甲を破ることはかなわない。
出来ることと言えば、思いっきり蹴り飛ばすことだけだ！
僧正の戦闘教義には無い機動。
虚を突き、敵機の姿勢を崩すと共に一気に距離を離す曲芸だ。
「？？！何、今更離脱だと！」
追撃の火線は、海中から射出された緊急離脱ブースターに掴まりぐんぐん加速するイグナイターには届かない。
つまるところ。
僧正は、彼女の作戦目的を見誤っていた。
レジスタンスは、「将軍」を諦め宗主を獲りに来たわけでは無かったのだ。
同時に、儀式艦の天井に内部から大穴が開く。
別動隊が「将軍」を確保し、離脱していく。
正気の沙汰ではない。たった一機の陽動戦力と、たった一機の奪回戦力。
白蓮天則は、その正気ではない敵と戦っているのだ。
***
「ったく。ギリギリ何とかなったけど、二度はごめんよ。労いなさい、オズ。」
帰還の途上。いつの間にか、流れるラジオの話題は切り替わっていた。
筒ーーーーーッ！！！！
ごめんちょっと予定狂ったわ！
十二神将来てる！今！そう、白蓮の中でもトップの戦力！
僧正の重機動坐像、長いことブラックボックスになってる部品が足りずに稼働までいけなかったはずなのに…！
アーわかってる！わかってるから！
チトラさんも元十二神将でしょって？そうだけどね！
私のアグネヤ、じゃなかったイグナイターの戦闘教義、元を正せば概ね僧正が受け継いできたモンからなの！
でもってそれは元々、世界が水に沈む前の大昔に重機動坐像ミラリアルを運用してた連中の残した物！
つまりね、あっちがマザーマシンなんだよ！
手の内は全部知られてると思っていい！
よりにもよって…！
***
白蓮の護法巡礼艦からは宗主のありがたい言葉が流れ続ける。
襲撃により台無しにされたはずの祝祭は、今や何事も無かったかのようにつつがなく執り行われている。
そう、重機動坐像の自律飛行式マントラ・ハンドがイグナイターの精神遊離巨大腕の尽くを抑え込んでいるからだ。
「変わりない。我等をいくら拒もうとも、君の心は泣いている…」僧正の声は揺れない。自在に飛ぶアームによる全方位攻撃、敵の死角を突くマニューバ、隙を付くための誘い込みかた…
全てにおいて有利。負ける道理が無いのだ。
だが、決めきれていないのも事実。
ミラリアルが接敵時に算出した戦闘継続予測時間は5分。
それだけの時間があれば間違いなく詰め切れる、がそれはあくまで最悪の場合だ。
僧正自身の見立てでは60秒で終わると見ていたが…
「既に126秒…悔やみ、逃げて先延ばす、それも君の苦しみか…」（抵抗勢力たちの目的は、捕らえられた「将軍」を逆に餌とし、玉体をお見せになった宗主様を害することであろう。）（であれば、元より「将軍」は見捨てられている。考慮する必要はない。）
（儂がアグネヤもどきを抑え込んでいる以上、作戦遂行は不可能…即座に離脱するべきだが）
（ここまで粘る理由は何だ…？増援を警戒すべきか）
膨らむ違和感。だが、どちらにせよ残り2分弱。それだけあれば、終わる。
***
筒！聞いてる筒！やっぱり形勢不利！
思考通信のおかげで舌嚙まないで済んでるけど今もぐるんぐるん機体ぶん回して何とか回避してるわ！
私のドルニエクローのが重い分威力は強いんだけど小回りで負けてるし大体のマニューバがバレてるし！
ん？ああそうよ、戦術が同じと言っても完全にコピーマシンってわけじゃないからね。
そりゃ細かい違いはあるし、機体サイズはウチのが小型されてる。
っても機動力は同等だし、易々と逃げ切れるわけでも…
違いに拘るじゃない。まあ、後大きな違いと言ったら…
脚の有無…くらい…あっ
…
一回だけならいけるかも。
筒、タイミング任せた。あんたがそう言うってコトは、他の用事は片付いたんでしょ。
***
残り10秒、万策尽きたと見えるイグナイターがミラリアルにまっすぐ突っ込む。
「おお！ついに我等のもとへ戻ろうか！」クローは互いに空中で掴み合い、動けない！
ミラリアルの本体は近接防御用に火器が満載されている。
火線が正面のイグナイターに集中し…しかし、紙一重で躱されていく。
イグナイターの本体にも機銃程度は搭載されているが、恐れるものでは無い。
ミラリアルを押し切って宗主への自爆特攻程度しか出来ることはないはずだ。
残り0秒。二機は交錯し、チトラの目論見はもろくも崩れ去る―はずだった。
「脚があるんだよ、こっちにはね！」ミラリアルの最終近接防御兵装であるヘッド・ブレードをすんでのところで躱し、胸部装甲に着地。
しかし非力な逆関節脚部は装甲を破ることはかなわない。
出来ることと言えば、思いっきり蹴り飛ばすことだけだ！
僧正の戦闘教義には無い機動。
虚を突き、敵機の姿勢を崩すと共に一気に距離を離す曲芸だ。
「？？！何、今更離脱だと！」追撃の火線は、海中から射出された緊急離脱ブースターに掴まりぐんぐん加速するイグナイターには届かない。
つまるところ。
僧正は、彼女の作戦目的を見誤っていた。
レジスタンスは、「将軍」を諦め宗主を獲りに来たわけでは無かったのだ。
同時に、儀式艦の天井に内部から大穴が開く。
別動隊が「将軍」を確保し、離脱していく。
正気の沙汰ではない。たった一機の陽動戦力と、たった一機の奪回戦力。
白蓮天則は、その正気ではない敵と戦っているのだ。
***
「ったく。ギリギリ何とかなったけど、二度はごめんよ。労いなさい、オズ。」帰還の途上。いつの間にか、流れるラジオの話題は切り替わっていた。
本日のニュースです
領域の1/4を奪還に成功しました
この短期間の戦果としては驚異的です
この戦いも、終わりがあるのです
希望がある限り……私たちは、生き残れるのです
◆4回更新の日記ログ
第四話
アア？ラジオが聞こえないじゃない。この忙しいときに通信？
ハイハイハイわかってますよ、なんで一人で突撃してんの？
ってコトでしょ、うっさいわアイドルオタクの筒野郎めが。
っていうか無線封鎖中でしょ、慎重なアンタがわざわざリスクを冒すはずないし、どうやってんの？
拡張思念領域経由のサイコ・DS・ドライブ？まあそりゃ私にしか繋がらないやね。
すっごい長い糸電話を目隠しダーツで繋げたみたいなもんだし。そんな曲芸、筒ごときがよくやるわ。
じゃああんたにわかるように説明してあげる。
まず一つ、私は潜入作戦とかそういうのすっごい苦手。
次に会いたくない顔が多いこと。ハイハイ変装して行けって言うんでしょ絶対嫌だわ。
私は私で居るためにあんたらに力を貸してる、その自覚が足りない。わかった？よろしい。
我儘？まあそうね。じゃあついでの理由も教えてあげるわ。
一つ！護法巡礼艦隊の戦力が予想以上に多い！
陽動戦力がウチのAGM部隊じゃすぐに磨り潰されて終わり！
まったく、この対空機銃密度とAGM数じゃあ無理無理。私と「イグナイター」じゃなけりゃね。
一つ！祝祭の時期よ、あいつらは絶対に儀式の刻限を守る。
覚醒歴九〇九〇年双月〇一日〇九時三〇分…今年ならそこ。
予定外の収穫であろうとも、襲撃にビビって処刑を早めるなんてことはない。
「あの女」はそうしたいだろうけどね。宗主が許さないよ、間違いなく。
一つ！こうして信徒どもをお膝元で潰してれば…出て来るんだよ、慈悲深い「宗主」（アイツ）はね！
その首、貰いに来たんだよ！
***
白蓮の艦隊を相手に戦闘を繰り広げるイグナイターは、その巨大かつ奇怪な腕部を旋回させ、近付くマシーンから順々に血祭りにあげていく。
その戦いぶりはかつての白蓮天則十二神将のひとつ、悪鬼神像アグネヤと極めて近い。
故に、白蓮天則の信徒たちには迷いと畏れが生まれる。
融和と平和、この乱れた世に何よりも尊い我等が宗主様の教えが、掻き乱される。
あの姿は、あの機体に乗っている方は、まさか我等を罰しに―
「皆様。愛しき皆様。」
戦場に、透き通る声。
「嵐に迷わば、心は錆び付いてしまいます。」
オープンチャンネルで、全ての者へと救いを与えようとするような声。
「迷うなとは申しません。」
護法巡礼艦の天守艦橋から発せられるその声は、あろうことかその玉体をも伴う。
「我等が祖は、霧に迷うも惑わされず、終にはその眼を啓いたのです…」
その宗主の姿は―チトラ・ス・ヴォーロと名乗る娘とよく似ていた。
***
「その首、貰いに来たんだよ！」
イグナイターの腕は沸き立つ信徒たちを一切振り切り、宗主の居る艦橋に一直線に飛ぶ。
だが。
「君はいつも、直情的に過ぎるな…哀れな迷い子よ」
「十二神将…重機動坐像、僧正のミラリアルか！」
脚の無い巨大な神像がその行く手を阻む。
「いかにも。我等が祝祭の日に、華を添えに来たか？」
「アア？！なわけないでしょう、アンタたち―」
僧正が戦場を見渡した。そして、それ以上の言葉は不要と遮る。
「…AGM12機に巡礼艦隊の対空砲座多数…それだけの信徒が、浄土へと導かれた。
君の苦悩はそれほどまでに深いと言うのだな…おお…その懊悩は、やがて光り輝く道とならん…」
彼等の信ずる姿と、目の前のチトラの心は大きく乖離しているからだ。
白蓮の愛に、その執着は無用。
「アンタたちの、その「救ってやろう」って思い上がりをぶちのめしに来たんだよ！」
（十二神将は、出払っていたはずなのに！オズ…上手くやんなさいよ…）
激昂する声には、その実焦りも含まれていた。
本日のニュースです
各企業に物資が行き渡り、活動が再開されています
傭兵に提供する物資も種類が増えています
やがて支配域が拡大するにつれ、その種類、質ともに向上していくでしょう
我々の未来を取り戻す兆しとなっています
戦いましょう、生き残りをかけて……
アア？ラジオが聞こえないじゃない。この忙しいときに通信？
ハイハイハイわかってますよ、なんで一人で突撃してんの？
ってコトでしょ、うっさいわアイドルオタクの筒野郎めが。
っていうか無線封鎖中でしょ、慎重なアンタがわざわざリスクを冒すはずないし、どうやってんの？
拡張思念領域経由のサイコ・DS・ドライブ？まあそりゃ私にしか繋がらないやね。
すっごい長い糸電話を目隠しダーツで繋げたみたいなもんだし。そんな曲芸、筒ごときがよくやるわ。
じゃああんたにわかるように説明してあげる。
まず一つ、私は潜入作戦とかそういうのすっごい苦手。
次に会いたくない顔が多いこと。ハイハイ変装して行けって言うんでしょ絶対嫌だわ。
私は私で居るためにあんたらに力を貸してる、その自覚が足りない。わかった？よろしい。
我儘？まあそうね。じゃあついでの理由も教えてあげるわ。
一つ！護法巡礼艦隊の戦力が予想以上に多い！
陽動戦力がウチのAGM部隊じゃすぐに磨り潰されて終わり！
まったく、この対空機銃密度とAGM数じゃあ無理無理。私と「イグナイター」じゃなけりゃね。
一つ！祝祭の時期よ、あいつらは絶対に儀式の刻限を守る。
覚醒歴九〇九〇年双月〇一日〇九時三〇分…今年ならそこ。
予定外の収穫であろうとも、襲撃にビビって処刑を早めるなんてことはない。
「あの女」はそうしたいだろうけどね。宗主が許さないよ、間違いなく。
一つ！こうして信徒どもをお膝元で潰してれば…出て来るんだよ、慈悲深い「宗主」（アイツ）はね！
その首、貰いに来たんだよ！
***
白蓮の艦隊を相手に戦闘を繰り広げるイグナイターは、その巨大かつ奇怪な腕部を旋回させ、近付くマシーンから順々に血祭りにあげていく。
その戦いぶりはかつての白蓮天則十二神将のひとつ、悪鬼神像アグネヤと極めて近い。
故に、白蓮天則の信徒たちには迷いと畏れが生まれる。
融和と平和、この乱れた世に何よりも尊い我等が宗主様の教えが、掻き乱される。
あの姿は、あの機体に乗っている方は、まさか我等を罰しに―
「皆様。愛しき皆様。」戦場に、透き通る声。
「嵐に迷わば、心は錆び付いてしまいます。」オープンチャンネルで、全ての者へと救いを与えようとするような声。
「迷うなとは申しません。」護法巡礼艦の天守艦橋から発せられるその声は、あろうことかその玉体をも伴う。
「我等が祖は、霧に迷うも惑わされず、終にはその眼を啓いたのです…」その宗主の姿は―チトラ・ス・ヴォーロと名乗る娘とよく似ていた。
***
「その首、貰いに来たんだよ！」イグナイターの腕は沸き立つ信徒たちを一切振り切り、宗主の居る艦橋に一直線に飛ぶ。
だが。
「君はいつも、直情的に過ぎるな…哀れな迷い子よ」「十二神将…重機動坐像、僧正のミラリアルか！」脚の無い巨大な神像がその行く手を阻む。
「いかにも。我等が祝祭の日に、華を添えに来たか？」「アア？！なわけないでしょう、アンタたち―」僧正が戦場を見渡した。そして、それ以上の言葉は不要と遮る。
「…AGM12機に巡礼艦隊の対空砲座多数…それだけの信徒が、浄土へと導かれた。君の苦悩はそれほどまでに深いと言うのだな…おお…その懊悩は、やがて光り輝く道とならん…」
彼等の信ずる姿と、目の前のチトラの心は大きく乖離しているからだ。
白蓮の愛に、その執着は無用。
「アンタたちの、その「救ってやろう」って思い上がりをぶちのめしに来たんだよ！」（十二神将は、出払っていたはずなのに！オズ…上手くやんなさいよ…）激昂する声には、その実焦りも含まれていた。
◆3回更新の日記ログ
本日のニュースです
ジャンクテイマーによる大規模な略奪が横道潮流で発生
53人の死亡が確認され、多数の物資が奪われました
我々はこのような暴挙を決して許すわけにはいきません
戦火の傷跡は大きく、我々はいま試されています
サイコ・グレムリン・イグナイターは捕らわれた「将軍」を救うべく、粉塵の空を飛ぶ。
「白蓮の奴等…！」今、飛翔する先に居る敵を思い返す。
チトラ・ス・ヴォーロにとって、それは敵であり、またかつての居場所でもあった。
白蓮天則。その中枢に近い所に居た彼女だからこそ、その危険性は理解している。
人々の心を一つにまとめ、恣にした先の目的とは？
巨大な陰謀のすべてを掴むことは出来なくとも、今その内部で看過されている犠牲。
反抗するには十分な理由であり、アイリス・ヴァンガードとはそうした人々の集まりだ。
だが、彼女が身を寄せるに至った経緯は、義侠心によるものだけではない。
錆の風、曇る空。思い出す。
「※※※。貴方は、宗主様をお守りするのですよ。」「※※※。貴方は、宗主様の分け身なのだから。」「※※※。貴方の、救いとなるのは。」「※※※。貴方が、神将としての力を強化されたのは―」「※※※。貴方が、この俗世ですべきこと。わかっていますね」
「わかってる……！だから、だけど！」わかっていた。自分の役割など。
「納得出来たら、私じゃないんだ！」警告音が、精神を現在に引き戻す。
白蓮の悪鬼強襲揚陸艦を、索敵モニター上の最外縁に捉える。
「さっさと追いつきなさいよ、オズ…！」ここで待機するほど、チトラ・ス・ヴォーロは落ち着きのある性格ではないのだ。
◆2回更新の日記ログ
◇第二話
チトラ・ス・ヴォーロが「将軍」捕らわる、の報を聞いたのは第七仮設駐屯地でのことだった。
混迷を極める状況で、そんなニュースは珍しいモノではない。
あいつが居ない、どこそこで見かけた、略奪が起きているらしい、今動く兵器をかき集めている奴等がいる―
等、穏やかでない話がそこかしこで人々の心を乱す中。ラジオは場違いなニュースを流していた。
「いいじゃない。そういう話を聞きたい気分よ、今」
古巣であり今の敵である白蓮のやり方を、チトラはよく知っている。
レジスタンスの指導的立場にある「将軍」を、最も効果的に消費する場を用意するはずだ。
当然、そんな事は看過できない。穏やかでない話と仕事になる。
「私のマシン。」
「…全然間に合ってないし気に入らないし美しさはまだ足りないあり合わせだけど、急ぎだから仕方ない！」
第七仮設駐屯地に、元の乗騎であるアグネアのパーツがいくらか漂着していたのは幸いだった。
錆だらけのフレームに、大急ぎでその思念誘導装置一式と巨大な腕部を組付けた不格好なマシン。
操縦棺の中で、彼女は意志を通す力の名を呟く。
「イグナイター、テイクオフ」
チトラ・ス・ヴォーロが「将軍」捕らわる、の報を聞いたのは第七仮設駐屯地でのことだった。
混迷を極める状況で、そんなニュースは珍しいモノではない。
あいつが居ない、どこそこで見かけた、略奪が起きているらしい、今動く兵器をかき集めている奴等がいる―
等、穏やかでない話がそこかしこで人々の心を乱す中。ラジオは場違いなニュースを流していた。
本日のニュースです
南の島では今、謎の珍獣「カビャプ」が多数目撃されています
人々の気配が消えた町などを横切る姿が確認されています
ピンク色でもふもふしていてかわいいですね。血を吸うそうです
戦火の世にも、人々の連環を。我々はまだ、戦えます
「いいじゃない。そういう話を聞きたい気分よ、今」古巣であり今の敵である白蓮のやり方を、チトラはよく知っている。
レジスタンスの指導的立場にある「将軍」を、最も効果的に消費する場を用意するはずだ。
当然、そんな事は看過できない。穏やかでない話と仕事になる。
本日のニュースです
南の島では今、謎の珍獣「カビャプ」が多数目撃されています
人々の気配が消えた町などを横切る姿が確認されています
ピンク色でもふもふしていてかわいいですね。血を吸うそうです
戦火の世にも、人々の連環を。我々はまだ、戦えます
「私のマシン。」「…全然間に合ってないし気に入らないし美しさはまだ足りないあり合わせだけど、急ぎだから仕方ない！」第七仮設駐屯地に、元の乗騎であるアグネアのパーツがいくらか漂着していたのは幸いだった。
錆だらけのフレームに、大急ぎでその思念誘導装置一式と巨大な腕部を組付けた不格好なマシン。
操縦棺の中で、彼女は意志を通す力の名を呟く。
「イグナイター、テイクオフ」ＮＥＷＳ
グレイヴネットは依然として大部分が機能不全に陥っていたあちこちの広告やニュース、画像は変わらず
ボロボロの帆船をイメージしたエンブレムが表示されている
あなたは情報を求めて、あるいは他の理由で、あるいは強制的に
グレイヴネットに接続します
グレイヴネット・インターフェース「認証に失敗。思念接続が汚染されています。システム再起動。認証を試みます……思念接続を確認。ようこそ、ようそこそ、よ」
傭兵『フレッシュメイデン』「全く、不便ったらありゃしない」
ジャンク財団代表「我々は、世界に対し、宣戦を布告する」
ジャンク財団代表「抵抗は無意味だ。いずれ、全ては我が手中に落ちる」
ジャンク財団代表「投降せよ。待遇は悪くはない。抵抗しなければ……だが」
ジャンク財団代表「我々は、世界に対し、宣戦を布告する」
ジャンク財団代表「抵抗は無意味だ。いずれ、全ては我が手中に落ちる」
ジャンク財団代表「投降せよ。待遇は悪くはない。抵抗しなければ……だが」
カラフルスネイル『リスプ』「ずっとこれの繰り返し。飽きてくるね」
そのとき、画面が急に、一斉に切り替わる
ジャンク財団代表「ごきげんよう。本日は生放送だ。諸君らに、我々の真の力をお見せしよう」
ジャンク財団代表「ここは横道潮流だ。挨拶をしろ、エアリアル＝タイド」
死空将軍『エアリアル＝タイド』「ひゃっはーーーーー！！！ エンゲーーーーージ！！！」
流線形のグレムリンが空中を高速移動している！
目指す先には……真紅連理量産グレムリン！
死空将軍『エアリアル＝タイド』「どけどけえーーーーー！！！ 貫くぜぇ！！！」
突撃を受けた量産グレムリンはバラバラになり、横道潮流の激しい波間に消える！！
死空将軍『エアリアル＝タイド』「俺を遮るなど不可能！！！ エアリアル＝タイドは不退転の潮流を貫く！！」
ジャンク財団代表「さぁ、次は赤の海だ。挨拶をしろ、クリムゾン＝フィアー」
死血将軍『クリムゾン＝フィアー』「死山血河、鎧袖一触……撃！！」
真紅のグレムリン……まさに、地獄の悪魔のシルエット！！
目指す先には……赤の海要塞島！
死血将軍『クリムゾン＝フィアー』「天網恢恢、会敵殲滅……斬！！」
抜かれた真紅のブレードが振るわれると、島ごと叩き切られる要塞！！
死血将軍『クリムゾン＝フィアー』「生老病死、悔恨無用……了！！」
ジャンク財団代表「まだまだ、次は巨人の島だ。挨拶をしろ、レックス＝ロイヤルファング」
死竜将軍『レックス＝ロイヤルファング』「恐れは屍、死に目覚める……前の夢」
巨大な肉食恐竜を象った山のようなグレムリン！！
対するは……巨人の島防衛砲兵隊！
死竜将軍『レックス＝ロイヤルファング』「夢なら覚めよと人は言う……ならば覚ますが、わらわの牙」
巨大なあぎとから放たれる火球は一瞬して砲兵隊を灰に変える！！
死竜将軍『レックス＝ロイヤルファング』「いい夢見れましたぁ……？ あははっ」
ジャンク財団代表「そして、次は南の島だ。挨拶をしろ、ハーミット＝ビースト」
死獣将軍『ハーミット＝ビースト』「ぐるるるああああああああっ！！」
地を走る獣のような四つ足のグレムリン！！
南の島沿岸を航行する警備艇を追いかける！
死獣将軍『ハーミット＝ビースト』「おおおおおおおっ！！」
追いつかれ、バラバラに引き裂かれる警備艇！！
死獣将軍『ハーミット＝ビースト』「があああああああっ！！！ ぐおおおおおおおああああああッ！！！」
カラフルスネイル『リスプ』「……！！」
ジャンク財団代表「見たこともない機体、そして力」
ジャンク財団代表「我々の力の、ほんの片鱗だ」
ジャンク財団代表「降伏はいつでも受け付けている」
ジャンク財団代表「恐れ、震え、待つがいい」
――静まり返ったグレイヴネットの大通り
――恐ろしき戦いは、まだその牙を研ぐ……
ここは赤の海。静かで透き通った海に、赤い城がそびえたっている
赤の姫騎士『ネオシンシア』「我が国家の要塞が一つ沈みました」
赤の姫騎士『ネオシンシア』「恐ろしい力……です」
赤いバルコニーから赤いドレスを着た姫が語り掛ける
◆アセンブル
【頭部】にブルーブリンクを装備した
【腕部】にexhaustedを装備した
【操縦棺】にエックス！エクスター！！エクストラ！！！を装備した
【脚部】に脚部《Wolfsferse》を装備した
【エンジン】にNarcissusを装備した
【索敵】にキャトラテジーを装備した
【主兵装】にメガ・ビームキャノンを装備した【副兵装】に俊雷⁅踊鵺⁆を装備した【背部兵装】にHydrangeaを装備した
【機動補助】に「EVコンヴィニエント」共鳴加速輪を装備した◆僚機と合言葉
オズワルド・エコールとバディを結成した!!
移動
あなたはその場に留まった
ユニオン活動
悪鬼潜水母艦【ガラヴァーン】の活動記録
グレムリンを収容、運用することができる超巨大潜水艦”グレムリン・ダイバーキャリア”
その中の一角でアイリスの刺繍……アイリス・ヴァンガードのエンブレム。
抵抗と希望の証が胸に入った作業員がせわしなく働いている……
その中の一角でアイリスの刺繍……アイリス・ヴァンガードのエンブレム。
抵抗と希望の証が胸に入った作業員がせわしなく働いている……
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
◆友軍からの通信
南南西海域【赤の海】の戦果通信
＞＞友軍の戦闘結果リア超音速【覚醒】「............v..」
＞＞友軍の戦闘結果
メギーラ低速【覚醒】【バーサーク】「ハッハッハ、調子がいいな！」
＞＞友軍の戦闘結果
セイバーシルフ【ティタン】「♪～」
精算
報酬 30
経費 0
フラグメンツ獲得 30
経費 0
フラグメンツ獲得 30
あなたはフラグメンツと交換で赤いびっくり箱を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で赤いびっくり箱を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換でターボブーストを手に入れた……
【物資援助】あなたは[反射加圧]が付与された広域レーダーを入手した……
夜空には静かに星が浮かぶ……(コンテナ獲得無し)
キャラデータ
__0
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_19_20_21_22_23所持品リスト
中俊雷⁅踊鵺⁆種別：ボルトチャージ [連射電子格闘火器]
零8耐《広域DLパーツ:YAMATO・平太(Eno127)からのDL》
▮▮▮▮ FULL ▮▮▮▮
【装弾数】…… 40
[高耐久]
[軽量化]
[超高質化]
[高零力]
[高耐久]
[重放射光]
[破壊撃]
[軽放射光]
[中放射光][高消費]
【捕捉時】自機：加速(+6)→自機：加速(+6)→敵機：攻撃(300dmg)
[tips][軽量化]
[超高質化]
[高零力]
[高耐久]
[重放射光]
[破壊撃]
[軽放射光]
[中放射光][高消費]
【捕捉時】自機：加速(+6)→自機：加速(+6)→敵機：攻撃(300dmg)
中メガ・ビームキャノン種別：プリズムウェイブ [連射粒子射撃火器]
零1耐4《広域DLパーツ:クラリッサ・マーシャンズ(Eno128)からのDL》
▮▮▮▮ FULL ▮▮▮▮
【装弾数】…… 40
[高耐久]
[高消費]
【粒子累積時】【捕捉時】充填条件→敵機：攻撃(1200dmg)
[tips][高消費]
【粒子累積時】【捕捉時】充填条件→敵機：攻撃(1200dmg)
軽エックス！エクスター！！エクストラ！！！種別：エクストラハート [操縦棺]
零1耐1《広域DLパーツ:チャルミィ・ル・プアス(Eno96)からのDL》
[低質化]
[高耐久]
[準備加圧]
[起爆]
[高出力]
【必殺覚醒時】自機：加圧(+15)
[tips][高耐久]
[準備加圧]
[起爆]
[高出力]
【必殺覚醒時】自機：加圧(+15)
中脚部《Wolfsferse》種別：イージスタンク [タンク]
零3耐3《広域DLパーツ:死にぞこないのイゾルフ(Eno14)からのDL》
[加圧力場]
[連動]
【被攻撃時】連動条件→自機：加圧(+4)→自機：耐久(+4)
[tips][連動]
【被攻撃時】連動条件→自機：加圧(+4)→自機：耐久(+4)
中Hydrangea種別：狙撃砲 [物理射撃火器]
零2耐5《広域DLパーツ:グレイ・アルストロメリア(Eno8)からのDL》
▮▮▮▮ FULL ▮▮▮▮
【装弾数】…… 40
[中幻想]
[高耐久]
[特殊弾頭]
[先制攻撃]
【捕捉時】2分以内条件→敵機：破壊(-25)→敵機：必中攻撃(2500dmg)
[tips][高耐久]
[特殊弾頭]
[先制攻撃]
【捕捉時】2分以内条件→敵機：破壊(-25)→敵機：必中攻撃(2500dmg)
軽「EVコンヴィニエント」共鳴加速輪種別：ジャイロスケート [駆動輪]
零2耐1《広域DLパーツ:ポストマン(Eno97)からのDL》
[高零力][速攻]
[高耐久]
【共鳴時】充填条件→自機：加速(+2)→自機：加圧(+2)
[tips][高耐久]
【共鳴時】充填条件→自機：加速(+2)→自機：加圧(+2)
中Narcissus種別：ファントムハート [グレイヴエンジン]
零2耐1《広域DLパーツ:グレイ・アルストロメリア(Eno8)からのDL》
[中幻想]
【敵撃墜時】自機：加圧(+11)→自機：加速(+11)→自機：追加捕捉→自機：遅延(-10)→自機：直撃上限(+1)
[tips]【敵撃墜時】自機：加圧(+11)→自機：加速(+11)→自機：追加捕捉→自機：遅延(-10)→自機：直撃上限(+1)
中113-RADAR《RECON-KITTEN》種別：リコンキトゥン [レーダー]
零2耐3《広域DLパーツ:レイジー・サム(Eno113)からのDL》
[高耐久]
【共鳴時】敵機：破壊(-3)
[tips]【共鳴時】敵機：破壊(-3)
中ラスティアーマー種別：耐衝撃逆関節 [逆関節]
零1耐4《広域DLパーツ:ウサザキ(Eno67)からのDL》
[高耐久]
【敵撃墜時】自機：遅延(-11)→自機：耐久(+11)→自機：追加捕捉→自機：遅延(-10)→自機：直撃上限(+1)
[tips]【敵撃墜時】自機：遅延(-11)→自機：耐久(+11)→自機：追加捕捉→自機：遅延(-10)→自機：直撃上限(+1)