第6回目 午前2時のS.Owen
プロフィール

名前
S.Owen
愛称
S.Owen
![]() | 経歴 鴉にも鷹にも成れなかったただの鳶。 頭部に大きな傷跡があり、肉体と脳の所有者が異なる。 時々ちぐはぐで噛み合わない挙動がみられる。 【脳: ■e■■■■■】 かつてC.C.という名の機体を駆っていた記憶がある。 肉体に振り回される頻度が上がった。愛想がなく、口が悪い。 唯一部下のことだけは信用している。健康温泉は少し気に入った。 【肉体: Sh■wn】 若干筋肉質な肉体。くしゃみが豪快。 比較的温厚な性格で、食事が好きだった様子。 脳の持ち主を上長と呼び慕っていた。 脳が思い出せない過去について何か知っているようだが、■■■■■■■■■■ (以降の文字は読み取れない) |
◆日誌
グレムリン『C.C.』が、北部海域【ペンギン諸島】へ向けて飛ぶ途中。
操縦棺から外部を窺う男の視界に、白い靄が混ざり始めた。
「ンだよ、寒さでイカれちまったのか?……いや待て、コイツは」
モニタに向けて悪態を吐くが、目を凝らす間もなく視界全体が白く染まってゆく。
機体ではなく自身の異常だと気付いた時には、自力で瞼を動かすことも出来なくなっていた。
(クソ、白昼夢か、それとも認識阻害でも仕掛けられてンのか!?今意識が途切れちまえば、グレムリンが墜ち――)
必死で抵抗する男を乗せた機体の上空を、白い光の河が渡って行った。
******
……聞き覚えのある声がする。
白い靄の海の中、肉体を離れた視点が、ゆっくりと下降していく。
下方には、先日耳にした音声データを再現したような光景が広がっていた。
ジェトと名乗った傭兵の機体が、相対する機体の操縦棺をこじ開け、「幽霊」の正体を視認する。
男は――否、男の肉体に入った脳は「見た」。
内部にいたのは生身ないし義体の人間ではなく、ヒトの形を取った靄。
何処からか発せられるノイズ交じりの音声が、機械的に繰り返されている。
その様子を視界に収めると同時に、音声データを聞いた時とは異なる、強烈な違和感に襲われる。
『これに酷似した光景を見たことがある』
そう理解した瞬間、見えていたはずの世界が電源を落としたように掻き消えた。
【Day 5】
……傷跡が、疼く。
現在認識出来ないはずの頭部が、視界の明滅を伴って。
――見たことがある、だと?こんな光景を?いつ。どこで。
視界が正常に戻ると、いつの間にか目の前には暗い廊下が伸びていた。
人が二人並んで歩ける程度の幅。灯りはなかったが、何故か空間の輪郭は見えていた。
相変わらず肉体の感覚はなく、視界だけの状態ではあったが、記憶を辿るべく意識を奥に向けて進もうとする。
と、意識が突然不可視のシャッターに阻まれた。
ざらついたノイズが聴覚を支配する。警告めいた緊迫感を伴ったその音は、次第に言葉を形作り、聞き取れるようになっていった。
『――検■■■番ニよる無■■領域へノ思■侵入を確認。排除シます』
次の瞬間、視界が弾かれるように後退した。
すぐ目の前にあったはずの廊下は奥に逃げ、下方の床が淡く霞む。
上方から高圧の電流が迫るのを感じたが、能動的に視点を動かせない以上、避ける術がない。
焼かれる――そう確信し、観念して閉じられない瞼を閉じようとすると、視界全体が保護膜のような思念体に包み込まれるのを感じた。
そのまま器用に電流を避けると、下降時の数倍の速度で視界が浮上し始める。
思念体に敵意はないようだが、しきりに何かを訴え続けているらしく、微弱な振動が伝わってくる。
下方の空間が遠のき、夢からの覚醒時のように意識が白く霞み始める。
振動は激しさを増し、その隙間から悲鳴に似た声が聴こえ始め――
『■■■上長!ここへ落■■■てはいけません』
『■■を見れば、■■■はきっと思い出してしまう。まだ■■が足りません。お願いです、どうか――』
******
「――そう、天使。名前は……」
聞き慣れない傭兵の声に、はっと我に返る。
ルキムラ、と呼ばれたその男は、こちらからの返答がないことを意にも介さず話し続けていたようだ。
中空を飛んでいたはずの機体は氷上で停止していた。若干外部の景色が傾いているが、墜落は免れたらしい。
左のモニタに視線を移すと、文字に起こされた音声ログが整然と表示されていた。
「天使」と「フヌ」の文字が強調されて光っている様子から察するに、十中八九本人のお節介だろう。
「なりきりでも本人でもどっちでも構わねェが、光の河……天国……ジェトを探せ?」
ログに軽く目を走らせて概要を拾うと、先程見た光景を思い起こす。
「アイツならさっき……いや。アレは現実じゃねェ、」
夢だ、と言おうとして言葉が詰まる。夢にしては鮮明な感覚を伴った記憶が、男を困惑させる。
脳に響くような違和感も、光景を思い返せばまざまざと蘇る。
「今聞いた話とも関連があンのか?とすりゃ……俺が見たのは一体何だったんだ?」
僅かに疼く左手を、手袋を付けた状態でも爪跡がつく程の力を込めて握りしめる。
「なあ、おい。お前、何か知ってんじゃねェのか。
さっきの夢――夢じゃねェのかもしれねえけどよ、あの空間から「俺」を引き上げたの、お前だろうが」
――当然の如く、返答はない。左手の傷跡が軋み、依然として熱を帯びていることを除けば。
******
一面に広がる氷原に、見慣れないオブジェが佇んでいる。
どうやら氷で作られた玉座らしい――と気付くと同時に、玉座に悠然と腰掛けた生物から凛と澄んだ声が響いた。
自らをペングイン大帝と名乗ったその「ペンギン」は、まずは最強の我の領域にて至高の温泉を堪能せよ、とばかりに、
男を「健康温泉」の看板が掲げられた施設へ向かうよう促した。
温泉併設の格納庫に『C.C.』を停めてロックを掛け、
「あの伝説の傭兵も絶賛!」との謳い文句が電光掲示板に点滅する受付で、最低限の入浴料を支払い、
脱衣所で薄汚れた衣類を剥いでまとめる。
浴室へ続く扉を開けると、タワー居住区域のシャワールームとは比較にならない程、広々として暖かな空間が待ち受けていた。
無防備な姿を晒すことへの抵抗はあったが、幸いなことに他の人影はなさそうだった。
ふと、今まで注意して見たことがなかった、「部下の肉体」を見下ろす。
肩、胸部、腹部、脚部。それから。手先足先に至るまで眺め回した後――
「……フン。鍛え方が足りねェんじゃねえの」
小さく鼻を鳴らすと適当な場所に陣取り、がしがしと大雑把に洗い始める。及第点ではあったようだ。
「にしても……天国にゃ興味ねェけどよ」
なみなみと湯の張られた浴槽に慎重に身を滑り込ませると、端に背をもたせかけてふうっと大きく息を吐く。
「この温泉とやらの入り心地は、まあ……悪かねェかもな」
操縦棺から外部を窺う男の視界に、白い靄が混ざり始めた。
「ンだよ、寒さでイカれちまったのか?……いや待て、コイツは」
モニタに向けて悪態を吐くが、目を凝らす間もなく視界全体が白く染まってゆく。
機体ではなく自身の異常だと気付いた時には、自力で瞼を動かすことも出来なくなっていた。
(クソ、白昼夢か、それとも認識阻害でも仕掛けられてンのか!?今意識が途切れちまえば、グレムリンが墜ち――)
必死で抵抗する男を乗せた機体の上空を、白い光の河が渡って行った。
******
……聞き覚えのある声がする。
白い靄の海の中、肉体を離れた視点が、ゆっくりと下降していく。
下方には、先日耳にした音声データを再現したような光景が広がっていた。
ジェトと名乗った傭兵の機体が、相対する機体の操縦棺をこじ開け、「幽霊」の正体を視認する。
男は――否、男の肉体に入った脳は「見た」。
内部にいたのは生身ないし義体の人間ではなく、ヒトの形を取った靄。
何処からか発せられるノイズ交じりの音声が、機械的に繰り返されている。
その様子を視界に収めると同時に、音声データを聞いた時とは異なる、強烈な違和感に襲われる。
『これに酷似した光景を見たことがある』
そう理解した瞬間、見えていたはずの世界が電源を落としたように掻き消えた。
【Day 5】
……傷跡が、疼く。
現在認識出来ないはずの頭部が、視界の明滅を伴って。
――見たことがある、だと?こんな光景を?いつ。どこで。
視界が正常に戻ると、いつの間にか目の前には暗い廊下が伸びていた。
人が二人並んで歩ける程度の幅。灯りはなかったが、何故か空間の輪郭は見えていた。
相変わらず肉体の感覚はなく、視界だけの状態ではあったが、記憶を辿るべく意識を奥に向けて進もうとする。
と、意識が突然不可視のシャッターに阻まれた。
ざらついたノイズが聴覚を支配する。警告めいた緊迫感を伴ったその音は、次第に言葉を形作り、聞き取れるようになっていった。
『――検■■■番ニよる無■■領域へノ思■侵入を確認。排除シます』
次の瞬間、視界が弾かれるように後退した。
すぐ目の前にあったはずの廊下は奥に逃げ、下方の床が淡く霞む。
上方から高圧の電流が迫るのを感じたが、能動的に視点を動かせない以上、避ける術がない。
焼かれる――そう確信し、観念して閉じられない瞼を閉じようとすると、視界全体が保護膜のような思念体に包み込まれるのを感じた。
そのまま器用に電流を避けると、下降時の数倍の速度で視界が浮上し始める。
思念体に敵意はないようだが、しきりに何かを訴え続けているらしく、微弱な振動が伝わってくる。
下方の空間が遠のき、夢からの覚醒時のように意識が白く霞み始める。
振動は激しさを増し、その隙間から悲鳴に似た声が聴こえ始め――
『■■■上長!ここへ落■■■てはいけません』
『■■を見れば、■■■はきっと思い出してしまう。まだ■■が足りません。お願いです、どうか――』
******
「――そう、天使。名前は……」
聞き慣れない傭兵の声に、はっと我に返る。
ルキムラ、と呼ばれたその男は、こちらからの返答がないことを意にも介さず話し続けていたようだ。
中空を飛んでいたはずの機体は氷上で停止していた。若干外部の景色が傾いているが、墜落は免れたらしい。
左のモニタに視線を移すと、文字に起こされた音声ログが整然と表示されていた。
「天使」と「フヌ」の文字が強調されて光っている様子から察するに、十中八九本人のお節介だろう。
「なりきりでも本人でもどっちでも構わねェが、光の河……天国……ジェトを探せ?」
ログに軽く目を走らせて概要を拾うと、先程見た光景を思い起こす。
「アイツならさっき……いや。アレは現実じゃねェ、」
夢だ、と言おうとして言葉が詰まる。夢にしては鮮明な感覚を伴った記憶が、男を困惑させる。
脳に響くような違和感も、光景を思い返せばまざまざと蘇る。
「今聞いた話とも関連があンのか?とすりゃ……俺が見たのは一体何だったんだ?」
僅かに疼く左手を、手袋を付けた状態でも爪跡がつく程の力を込めて握りしめる。
「なあ、おい。お前、何か知ってんじゃねェのか。
さっきの夢――夢じゃねェのかもしれねえけどよ、あの空間から「俺」を引き上げたの、お前だろうが」
――当然の如く、返答はない。左手の傷跡が軋み、依然として熱を帯びていることを除けば。
******
一面に広がる氷原に、見慣れないオブジェが佇んでいる。
どうやら氷で作られた玉座らしい――と気付くと同時に、玉座に悠然と腰掛けた生物から凛と澄んだ声が響いた。
自らをペングイン大帝と名乗ったその「ペンギン」は、まずは最強の我の領域にて至高の温泉を堪能せよ、とばかりに、
男を「健康温泉」の看板が掲げられた施設へ向かうよう促した。
温泉併設の格納庫に『C.C.』を停めてロックを掛け、
「あの伝説の傭兵も絶賛!」との謳い文句が電光掲示板に点滅する受付で、最低限の入浴料を支払い、
脱衣所で薄汚れた衣類を剥いでまとめる。
浴室へ続く扉を開けると、タワー居住区域のシャワールームとは比較にならない程、広々として暖かな空間が待ち受けていた。
無防備な姿を晒すことへの抵抗はあったが、幸いなことに他の人影はなさそうだった。
ふと、今まで注意して見たことがなかった、「部下の肉体」を見下ろす。
肩、胸部、腹部、脚部。それから。手先足先に至るまで眺め回した後――
「……フン。鍛え方が足りねェんじゃねえの」
小さく鼻を鳴らすと適当な場所に陣取り、がしがしと大雑把に洗い始める。及第点ではあったようだ。
「にしても……天国にゃ興味ねェけどよ」
なみなみと湯の張られた浴槽に慎重に身を滑り込ませると、端に背をもたせかけてふうっと大きく息を吐く。
「この温泉とやらの入り心地は、まあ……悪かねェかもな」
◆5回更新の日記ログ
◆4回更新の日記ログ
◆3回更新の日記ログ
◆2回更新の日記ログ
NEWS
――強化研究所からのレポート未識別グレムリンは……いや、未識別機動体を含めて
死によって存在が消滅するはずが、何らかの理由で
「一部消去されずにデータが残っている」だけの存在になって
魂無きまま生前の行動をなぞるだけの……世界の不具合だという

「認証に成功。思念接続を開始……対流域を確保。ようこそ、グレイヴネットへ!!」

「……よう、ジェトは助けられ、未識別機動体の正体も分かりつつあるな」

「なんだい、ルキムラのなりきりアカウントかい」

「……強化研究所からの報告を見たか? 重要な情報が先ほどリリースされた」

「つまりは、未識別機動体というのは、世界に残された暴走中の空データということだ」

「ということは、それを完全に消去すれば、未識別機動体の増殖は止まる」

「それを突き止めるには、まだ知識が足りない」

「遺産知識と対流思念知識が必要なようだ」

「これを集めることで……ん、サイレンが……スクランブルのようだ」

「な、索敵データを……確認するんだよ! 早く! こいつは……」

「デカいぞ……何だコイツは」

「……何機ものグレムリンが、融合している……?」

「こちら雨音列島、搭乗フレーム・ティアダウナーは”巨大未識別”を確認しました」

「おおお~~~~!!? こちら南の島ァ!! デカいのがキテルぜぇ~~~~!!!??」

「アロン・グリッターバル、氷獄にて巨大未識別を確認! へへっ、震えちゃいねぇぜ!」

「…………
(カラカラと何かが回る音がする。小動物の鳴き声。座標は静かの海を指している)」

「対象の巨大未識別機動体を確認。解析を開始します」

「……完全に消す方法。過去の記憶、悲しみを……」

「かつて、グレムリン大隊は世界を護るために戦った。救うために」

「多くの命が理想のために散って、そして……世界は」

「変わらなかった。何も、変わっちゃいない」

「理想は、夢は、間違っていない。それに殉じることも、無駄じゃない」

「その結果が、その行く先が、こんな……混ぜこぜの壊れたデータだとしたら」

「許せないよ、世界を……私は」

「私は戦う。何もかもを終着させるために」
ここは氷獄。どこまでも氷山が浮かんでいる

「おーーーーさむさむ。ここは氷獄、よく来たな!」

「世界の不具合か! よくあることだ!! この世界は不完全だからな」

「なんで不完全かって!? そりゃあ、当然の結果だ! 夢を見たからだよ!」
モコモコの防寒具を来た男が釣りをしている
S.Owenは005-LEG《REX》を手に入れた!!(フラグメンツ-1)
S.Owenはおおば(広域レーダー電波撃高耐久)を手に入れた!!(フラグメンツ-1)
S.Owenはマッチボックスを手に入れた!!(フラグメンツ-1)
レジスタントアームは対異常腕部素材で強化された!!(素材消費)
レジスタントアームは鉄板で強化された!!(素材消費)
◆アセンブル










◆僚機と合言葉
次回ハイドランジア・フリーランサーに協賛し、参戦します

「我らの領域を取り戻そう、共に。我々に力を」
移動
東→へ移動し、北北東海域【氷獄】へと到達した
ユニオン活動
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
◆友軍からの通信
北部海域【ペンギン諸島】の戦果通信
>>友軍の戦闘結果
「後何回、強盗退治すれば良いんだろうね。
いっそ皆で、大規模掃討戦でもしてみない?」




>>友軍の戦闘結果

「コチラ 906
敵機 ノ 排除 ヲ 確認 シマシタ
人類 ノ 皆様 オツカレサマデシタ」




>>友軍の戦闘結果

「新フレームもなかなか悪くないな。まあちと脆いか」




精算
キャラデータ
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_18





