第22回目 午前2時のミト・クローダインス
プロフィール
名前
ミト・クローダインス
愛称
ミト
 |  |
| 経歴 翡翠経典の有力者であり、バイオビーンズの開発・普及によって大きな財産を築いた資産家『タンバー・クローダインス』の娘。 環境の良い都市区画で学生として何不自由なく暮らしていた彼女の生活は、ジャンクテイマーの襲撃により妹『アマナ』がさらわれたことで一変する。 今、少女は、彼女にだけに感じられるわずかな妹の思念をたよりに、ジャンクテイマーを追いかけるジャンク狩りとして戦い始める――。 翡翠経典の教えと生来の人をあまり疑わない穏やかな性格により、ジャンク狩りとしてはツメが甘く二流も良いところだが、 目覚めた制御識によりカンが良く、経験が少ない割りにはグレムリンの操縦はそこそこできる。 正義感が強く、誰にでも丁寧に対応するので堅物な印象を与える。 いつもどこか少し悲しげな顔をしている。 おやつには目がない。 「マオ、言っておきますけど、ジャンクテイマー同士の仲間割れだって先に分かっていたら、絶対に助けませんでした」 | |
僚機プロフィール
名前
悪猫のマオ
愛称
マオ
| 経歴 元ジャンクテイマーの少女。 コンテナ生まれの掃き溜め育ち。 馴れ馴れしくも自信家であり、また現実主義者で利己的。 警戒心が強く、柔軟で切り替えが早く、判断も手早い。 良くも悪くも傭兵らしく、そして名前の通りどこか猫っぽい。 そんな人物として振る舞っている。 本当の彼女には何もない。 育ての親が死んで、仲間に裏切られたその時から、彼女の中には何も残されていなかった。 「もうどうでもいい。何もかも、バカバカしい」 それなのに、生き残ってしまった。 アイツが余計な事をしたせいで。 何も残されていない彼女は、それでもその生き方しか知らなかったから、そう生きた。 「事情も知らずにミトが勝手に突っ込んだだけだろ。 私は、助けてなんて、頼んで、ない！」 それでも交流を重ね、そして気付いた。 何も残されていないはずの自分が戦い続けた本当の理由。 自分の人生の中で、育ての親を除いて唯一、手を差し伸べてくれたこの少女の幸せのため。 自分は壊し、奪い、傷つける事しかできないから。 せめて彼女の幸福を阻むすべてをそうしてやる。 ――幸福を阻むもの。それには、自分自身も含まれる 【画像はPicrewの「少年少女好き?」（https://picrew.me/share?cd=li5njBA30e）で作製しました】【僚機詳細】 |  |
◆日誌
「ミト、ここで間違いないね？」
「間違いないです。感じるんです……たしかに、この建物の奥に妹が……アマナがいます」
マオの問いかけに、私は祈るように胸の前で両手を握りしめながら答えた。
――世界を救うための戦いは佳境を迎えていた。
全ての領域が覚醒し、ケイジキーパー『リヴ』を倒す為、生き残ったグレムリンテイマー達はタワー中層に続々と集結して
すぐ間近に迫った決戦の日にむけて準備をしている。
けれど、私達はタワーの近海、戦略的に何の意味もない領域にグレムリンを飛ばしていた。
ずっと探していた妹が、この付近のジャンクテイマーのアジトに囚われている可能性が高いという有力な手掛かりを手に入れたからだ。
ジャンク財団が壊滅したことでジャンクテイマーの組織的な活動はほとんどなくなった。
と、同時にいままで完全にコントロールされていたジャンクテイマー達の情報統制もうまく機能しなくなり、捕獲した残党からマオがアジトの座標や
誘拐した人間の情報等を記載したリストを手に入れたのだ。
私はジャンクテイマーを問いただす場面に立ち会わせてもらえなかったのでどうやって判断したのかはわからないけれど、マオに言わせるとこの情報は「かなり信頼していい」らしい。
そして、それは正しかった。
囚われている人物の身体的特徴や年齢性別のデータから、アマナに近いものに目星をつけてひとつづつ領域を探索しているうちに、とうとうこのタワー近海のジャンクテイマーのアジトにたどり着いたのだった。
「もうちょっと位置は絞れる？」
「もっと下のほう……地下、だと思います」
「あいよ。じゃあ、私が行ってくる。皆逃げた後だとは思うけど、残ったり戻ってくるヤツがいないとも限らないから、見張っといて。何かあれば呼べよ」
「わ、私も一緒に…！」
「ダメだ。私が呼ぶまで来んな。…私一人の方が動きやすいし、逃げ道封じられたらお終いなんだ。頼むよ。見つけたらちゃんと呼ぶからさ」
「……わかりました。気を付けてくださいね、マオ」
マオは返事の代わりに肩越しにひらひら手を振ると、猫のように身を低くして素早く建物の中に消えた。
――2，30分くらい経った頃だろうか（私には何時間にも感じられたが）いつの間にか入り口に立っていたマオが私を呼んでいた。
「――敵の気配なし。もぬけの殻だ。ここにいるのは私達と、降りたとこにいる、あんたの妹だけだよ」
「会ったんですか？！アマナがいたんですね！！！」
マオがそれに答える前に私は駆けだしていた。
********************************************
つまづきそうになりながらも、私は迷いなく建物の中を進んでいく。
さっきまでぼんやりと存在を感じられるだけだった妹の存在が、連環の力で私を呼んでいるのが今は手に取るようにわかったから。
そして辿り着いた扉の前で、私は息を整える。音のない呼び声は、間違いなく壁を一枚隔てたそこから発信されていた。
何度深呼吸しても心臓は早鐘のように鳴り止まず、今にも破裂してしまいそうだった。
ふーっともう一度を息を大きく吸うと、震える手をにぎりしめ、私は恐る恐る部屋の中に入った。
「おねえちゃん……そんなに目をつぶって歩いてたら、転んじゃうよ？」
ゆっくり目を開くと、首をかしげて困ったように妹がそこで笑っていた。
「ア…アマナ…！」
ぐったりとベッドに横たわり、すっかり疲れ果てた様子だけれど、見間違いようもなかった。
「ああ、アマナ…！」
駆け寄って抱きしめると、妹もよわよわしく抱きしめ返してくれた。
「大丈夫だった？ひどいことされなかった？どこか痛くない？？」
「……うん、大丈夫だよ。今、お姉ちゃんにぎゅっとされてるのがちょっと痛いだけ……」
「あっ、ごめんね！」
慌てて離す。
「よかった……また会えて本当によかった……」
緊張の糸が切れ、安堵の涙があふれる。
子どものように泣きじゃくる私を、今度は妹がそっと抱いてくれた。
「アマナ、ねえ、アマナの力なら、もっと私を遠くから呼ぶことができたでしょ…？
それとも、ずっと呼んでいたの？私が……うまく感じられなかった？」
「ううん、そうじゃないよ……お姉ちゃんは悪くないよ。だって、怖かったから……」
「怖い……？」
「お姉ちゃんを呼んで、そのせいでお姉ちゃんが捕まっちゃったら……」
「……」
「お姉ちゃんが、私のせいであの人達にひどいことされたらって……そう思ったら怖くて、できなかった……
だって、そんなの、私には死ぬよりもつらいことだもん」
震えた声で言いながらわんわん泣き出すアマナを、私も泣きながら抱きしめた。
「ごめんね…もっと早く見つけてあげられなくてごめんね……！」
本日のニュースです
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ……ｻﾞｻﾞｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ……ｻﾞｻﾞｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ……ｻﾞｻﾞｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ……ｻﾞｻﾞｯ
未来を、我が手に
本日のニュースです
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
傷跡を、我が手に
本日のニュースです
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
連環を、我が手に
本日のニュースです
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｰｯ
希望を、我が手に
本日のニュースです
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
ｻﾞｻﾞｯ……ｻﾞｰｰｰｰｯ
祝福を、我が手に
◆21回更新の日記ログ
◆20回更新の日記ログ
◆19回更新の日記ログ
◆18回更新の日記ログ
◆17回更新の日記ログ
◆16回更新の日記ログ
◆15回更新の日記ログ
◆14回更新の日記ログ
◆13回更新の日記ログ
◆12回更新の日記ログ
◆11回更新の日記ログ
◆10回更新の日記ログ
「おら、行くんだよっ」
ジャンクテイマーの男に背中を押されて、ミトは暗がりからステージの中央によろめきながら出ていく。
両手を後ろ手に拘束されているのでバランスが取れず、危うく転ぶところだったがなんとかこらえた。
スポットライトが眩しくて顔を伏せていると、さっきの男に髪をつかまれ、無理やり前を向けさせられた。
「ッ…！」
「お客様方にちゃんと挨拶しないとダメじゃねえか」
光に目が少しづつ慣れてくると、暗闇の中に真っ白な顔が何十と浮かんでいて、その全てがミトに熱っぽい視線を向けていた。
その異様な光景にミトは背筋がゾっとする。
「本日のサプライズ商品です！こちらは我々が先ほど捕まえたばかりの新鮮なジャンク狩りのネズミ……もとい、ウサギです」
「ジャンク狩りのウサギと言えば、ピンとくる方もおられるでしょう……そう、なんとあのウサザキを捕まえることに成功しました！」
おおお、と歓声が挙がる。
「んんっ！」
猿ぐつわで声が出せないため、ミトは首をブンブン振って否定するも気に留めるものは誰もいない。
「このウサザキには本当は何度も煮え湯を飲まされてきた恨みを晴らしたかったのですが……
特別に皆様にご提供するため、一切手をつけてません。品質は保証しますよ！」
会場は異様な熱気に包まれた。
白い顔同士が顔を近づけて何か熱心に話していたり、ミトを指さしたり、値踏みするような視線を送ったりしている。
そう、ここは奴隷オークションの会場で、白い顔は個人の特定を避けるために仮面を身につけた客たちなのだった。
ミトは……今まさに商品として売られようとしていた。
***
妹の手がかりをつかむための潜入調査は、当初はミトの考えていた通りにうまく進んだ。
事前に下調べしておいた、当日出勤するカジノのバニーガールに大金を渡して代わりに潜り込み、あやしい動きがないかをチェックする。
そのうちに黒服がカジノの客何人かに声をかけて裏手に案内しているのを見つけ、こっそり後をつけてゆき、このオークション会場に通じるエレベータにたどり着いたのだ。
実にうまく行った。「うまく行きすぎ」ていた。
エレベーターを出た瞬間に、待ち構えていたジャンクテイマーに電磁ロッドのようなもので気絶させられ、目が覚めたら拘束されていた。
「バニースーツのジャンク狩り……こいつウサザキか？！」
「そんな大物が釣れるわけないだろ。こいつは一度放流して、もっと大物を釣るための餌……のつもりだったんだが」
「へへへ、高く売れそうじゃねえか」
「ああ、ウサザキとして変態共に売ったほうが面白そうだ。資金も必要だしな」
運ばれている最中にぼんやり聞こえてきたジャンクテイマー達の会話からすると、最初から泳がされていたのだ。
そもそも最初のメールがミトを誘い出す為の罠だったのだろう。
（なんてバカなんだ、私は）
（ハァ～……だーから言っただろ、このド素人！バーカ！）
想像の中のマオがミトを罵倒する。
何も言い返す言葉がない。
（……でも、気付かないでジャンクテイマーに尾けられて、マオやウサザキさんを危険に晒すことにならなくてよかったわ……）
***
「では、100から開始します！」
司会がそう宣言すると、「110！」「125！」等と仮面の客たちがミトに勝手に値段をつけてゆく。
「よかったな、この分だといい値で売れそうだ。かわいがってもらえよ」
ジャンクテイマーがニヤニヤしながら耳元でささやく。
屈辱、あるいは絶望の為か、ミトの目から大粒の涙がこぼれ落ちた。
ジャンクテイマーの男に背中を押されて、ミトは暗がりからステージの中央によろめきながら出ていく。
両手を後ろ手に拘束されているのでバランスが取れず、危うく転ぶところだったがなんとかこらえた。
スポットライトが眩しくて顔を伏せていると、さっきの男に髪をつかまれ、無理やり前を向けさせられた。
「ッ…！」
「お客様方にちゃんと挨拶しないとダメじゃねえか」
光に目が少しづつ慣れてくると、暗闇の中に真っ白な顔が何十と浮かんでいて、その全てがミトに熱っぽい視線を向けていた。
その異様な光景にミトは背筋がゾっとする。
「本日のサプライズ商品です！こちらは我々が先ほど捕まえたばかりの新鮮なジャンク狩りのネズミ……もとい、ウサギです」
「ジャンク狩りのウサギと言えば、ピンとくる方もおられるでしょう……そう、なんとあのウサザキを捕まえることに成功しました！」
おおお、と歓声が挙がる。
「んんっ！」
猿ぐつわで声が出せないため、ミトは首をブンブン振って否定するも気に留めるものは誰もいない。
「このウサザキには本当は何度も煮え湯を飲まされてきた恨みを晴らしたかったのですが……
特別に皆様にご提供するため、一切手をつけてません。品質は保証しますよ！」
会場は異様な熱気に包まれた。
白い顔同士が顔を近づけて何か熱心に話していたり、ミトを指さしたり、値踏みするような視線を送ったりしている。
そう、ここは奴隷オークションの会場で、白い顔は個人の特定を避けるために仮面を身につけた客たちなのだった。
ミトは……今まさに商品として売られようとしていた。
***
妹の手がかりをつかむための潜入調査は、当初はミトの考えていた通りにうまく進んだ。
事前に下調べしておいた、当日出勤するカジノのバニーガールに大金を渡して代わりに潜り込み、あやしい動きがないかをチェックする。
そのうちに黒服がカジノの客何人かに声をかけて裏手に案内しているのを見つけ、こっそり後をつけてゆき、このオークション会場に通じるエレベータにたどり着いたのだ。
実にうまく行った。「うまく行きすぎ」ていた。
エレベーターを出た瞬間に、待ち構えていたジャンクテイマーに電磁ロッドのようなもので気絶させられ、目が覚めたら拘束されていた。
「バニースーツのジャンク狩り……こいつウサザキか？！」
「そんな大物が釣れるわけないだろ。こいつは一度放流して、もっと大物を釣るための餌……のつもりだったんだが」
「へへへ、高く売れそうじゃねえか」
「ああ、ウサザキとして変態共に売ったほうが面白そうだ。資金も必要だしな」
運ばれている最中にぼんやり聞こえてきたジャンクテイマー達の会話からすると、最初から泳がされていたのだ。
そもそも最初のメールがミトを誘い出す為の罠だったのだろう。
（なんてバカなんだ、私は）
（ハァ～……だーから言っただろ、このド素人！バーカ！）
想像の中のマオがミトを罵倒する。
何も言い返す言葉がない。
（……でも、気付かないでジャンクテイマーに尾けられて、マオやウサザキさんを危険に晒すことにならなくてよかったわ……）
***
「では、100から開始します！」
司会がそう宣言すると、「110！」「125！」等と仮面の客たちがミトに勝手に値段をつけてゆく。
「よかったな、この分だといい値で売れそうだ。かわいがってもらえよ」
ジャンクテイマーがニヤニヤしながら耳元でささやく。
屈辱、あるいは絶望の為か、ミトの目から大粒の涙がこぼれ落ちた。
本日のニュースです
犠牲は大きく、多くの都市や船が焼かれました
その損害は計り知れません
復興には100年とも1000年とも言われています
戦火の傷跡は大きく、我々はいま試されています
本日のニュースです
ジャンク財団について続報です
財団は各25領域全てに影響力を持っています
それゆえに、拠点の場所を割り出すことが難しいのです
我々の未来は、動き出したばかりです
戦いましょう、生き残りをかけて……
本日のニュースです
バイオ研究所の協力で、失われた人命の補填が計画されています
高知性バイオ兵器による労働力の強化です
バイオ・ワーカーはこれからの新しい常識になるかもしれません
希望がある限り……私たちは、生き残れるのです
◆9回更新の日記ログ
◆8回更新の日記ログ
◆7回更新の日記ログ
◆6回更新の日記ログ
「……ッ！」ミトはその戦闘開始直後、先制攻撃のチャンスでトリガーを引く手をためらってしまった。
それで生じた一瞬の間は敵機が回避行動をするには十分過ぎるもので、ミトは虎の子のツインセロシアを2発とも無駄にしてしまう。
『アマナを取り戻す』と決めてジャンク狩りになった時から、覚悟はしているいたつもりだった。
けれど撃つ瞬間に、今日の相手はいつもの未確認機ではなく人間が乗っているのだと頭によぎってしまったのだ。
初撃のミスで自動追撃プログラムが敵対象を見失い、うまく連動できずにミトの機体は棒立ちのようになってしまう。
シミュレーションでは７：３でほぼ完封できた相手だったが、こうなってしまうと一気にピンチに陥ることもわかっていた。
（反撃が来る…！）衝撃を予想して身体がこわばり、それが余計に機体の回避行動を鈍くする。
しかし、予想していた反撃が来ることはなかった。
ミトがもたついている間に、僚機が横から敵機を牽制し、ビームで一気に押し込んでゆくのが見える。
「マオさん、すごい…！」まるで前もってどう動くかわかっているように、次々に敵を撃墜する僚機マオの腕前にミトは舌を巻く。
ミトが体勢を立て直した頃には、趨勢はほぼ決していた。
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すっかりマオに助けられる形になってしまった。
以前に「最初の攻撃で仕留められなかった時はどうするのか？」という指摘をしてもらっていたのに、その言われた通りのパターンで失敗してしまったことをミトは悔やんだ。
いや、それよりももっと根本的なこと。人が相手だからと撃つのを躊躇してしまった、自分の覚悟のなさが情けなかった。
アマナを助けるためなら、どんなこともいとわないと心に決めていたのに。
ジャンクテイマーなんていうのは、みんな人でなしで、人間じゃないのだから……別に人を殺すわけじゃないし、翡翠経典の教義に反することもない。
非道なジャンクテイマー相手に、甘さは命とりになるのだ。
二度とためらったりなんてしない。
そう自分に言い聞かせる。
その時ピコン、とディスプレイに着信アリの表示が浮かぶ。
僚機からだと思い、謝罪の言葉を言うつもりで画面を触れかけた手がふと止まる。
未登録の送り主。
これは……今しがたマオに撃墜された敵の機体からのようだった。
恨み言でも送られてきたのだろうか。
機体の中にいるジャンクテイマーの存在をまた余計に意識してしまいそうだし、見ないで消去してしまおうかとも思ったが……少しでも妹の手がかりが何かわかるかもしれない。
そう思い直し、ミトは意を決して通信を受け取る。
（これ……ジャンクテイマーと……マオさんとの通信記録？時刻は0112…戦闘前ね）…
……
………
「う、うそでしょう……？そんな…そんなことって…！」その通信記録は、マオが元ジャンクテイマーであり、さっき戦ったジャンクテイマー達にミトを売り渡す計画を伝えている内容だったのだ。
-----------------------------------------
本日のニュースです
昨日、星の海にて海上映画祭が開かれました
戦火の中でも、愛の物語は人気です
人々は涙を流し、戦い疲れた体を癒しました
戦う人々に祝福を……我々は、生き続けるのです
◆5回更新の日記ログ
◆4回更新の日記ログ
◆3回更新の日記ログ
◆2回更新の日記ログ
ＮＥＷＳ
予感は続くそれはまるで世界各地に共鳴する声
あるいは、混線したどこかの通信かもしれない
いずれにせよ、あなたは様々な声と感情を
意図せず受ける
ベルコ将軍の残骸を倒し、
闇の奥へと突撃する傭兵たち
グレイフロッグ『ジェト』「どこだ、ケイジキーパー！！」
グレイフロッグ『ジェト』「フヌ……」
グレイヴキーパー『フヌ』「……全てが思うまま、か」
グレイフロッグ『ジェト』「フヌ！！」
グレイヴキーパー『フヌ』「私の主電源が落とされました」
グレイヴキーパー『フヌ』「内部電源の喪失まで……あと数分」
グレイヴキーパー『フヌ』「そして、永久に、私という存在は消える」
グレイヴキーパー『フヌ』「もう、必要ない、ということです」
グレイフロッグ『ジェト』「フヌ！！」
グレイフロッグ『ジェト』「そんなこと、俺のグレムリンで何とでもしてやる！！」
グレイヴキーパー『フヌ』「数分あれば、私の持っているデータを送れます」
グレイヴキーパー『フヌ』「《ヴォイドステイシス》の演習データです」
グレイヴキーパー『フヌ』「……私はとうとう、あなた達の勝利を
導き出すことができませんでした」
グレイフロッグ『ジェト』「フヌ！！ 頼む、グレムリン……
フヌを、フヌを……」
グレイヴキーパー『フヌ』「私って、最後までポンコツＡＩでした」
グレイヴキーパー『フヌ』「あなたたちが絶対に勝つ」
グレイヴキーパー『フヌ』「こんな簡単な答えも、出せなかった」
グレイフロッグ『ジェト』「頼む、グレムリン……
どうして……」
グレイヴキーパー『フヌ』「……全ては、思いのままに」
グレイヴキーパー『フヌ』「……いい言葉です」
グレイヴキーパー『フヌ』「もし、最後に、願いが叶うのなら」
グレイヴキーパー『フヌ』「ジェト、そして、傭兵の皆さん」
グレイヴキーパー『フヌ』「あなたたちと一緒に戦場で、戦いたかった」
グレイヴキーパー『フヌ』「こんな、シミュレーションの机上ではなくて」
グレイヴキーパー『フヌ』「あなたたちと一緒に……肩を並べて……」
グレイヴキーパー『フヌ』「出過ぎた願い……でした……ね……」
グレイフロッグ『ジェト』「…………」
グレイフロッグ『ジェト』「……俺の、思いが、足りなかったのか？」
グレイフロッグ『ジェト』「……応えてくれ、グレムリン……」
バグズキャンバス『ルキムラ』「…………」
カラフルスネイル『リスプ』「…………」
スネイクパレット『ホーレツァー』「……ジェト
お前にとって、思いってのは強いとか、弱いなのか？」
カラフルスネイル『リスプ』「おっさん！！」
スネイクパレット『ホーレツァー』「弱い思いだから、無意味なのか？
強い思いじゃないと、ダメなのか？」
スネイクパレット『ホーレツァー』「お前の思いは、無意味なんかじゃない」
スネイクパレット『ホーレツァー』「少なくとも、俺は……まだ、信じているぜ
お前の思いってやつをよ」
グレイフロッグ『ジェト』「…………」
グレイフロッグ『ジェト』「……俺は、泣き顔の少女一人、救えなかった」
スネイクパレット『ホーレツァー』「本当に、そうなのか？」
グレイフロッグ『ジェト』「……見ただろう、フヌは、もう……」
スネイクパレット『ホーレツァー』「何が起こるか分からない」
スネイクパレット『ホーレツァー』「そういうマシンなんだろ？
このグレムリンは」
スネイクパレット『ホーレツァー』「だったら、お前が戦う限り……何かが起こり続けるんだ」
スネイクパレット『ホーレツァー』「そういうマシンなんだ！！
このグレムリンは！！」
カラフルスネイル『リスプ』「おっさん……！！」
スネイクパレット『ホーレツァー』「ジェト！！」
スネイクパレット『ホーレツァー』「マシンを信じろ！！
戦い続けろ！！」
スネイクパレット『ホーレツァー』「戦いこそが、未来を証明する！！ ならば……」
スネイクパレット『ホーレツァー』「スネイクパレット隊！！ 全機、全速突撃！！
戦果良好ォ！！」
グレイフロッグ『ジェト』「……ごめんな、グレムリン
俺は少し、迷ってしまったようだ」
グレイフロッグ『ジェト』「……わがまま言ってごめんな
でも、最後に……大きなわがままを」
グレイフロッグ『ジェト』「グレイフロッグ隊！！ 全速突撃！！
この戦いは、全てを取り戻す戦いだ！！」
グレイフロッグ『ジェト』「俺は最後まで戦う！！
全てを取り戻すまで戦うんだ！！」
グレイフロッグ『ジェト』「それが俺のわがままだ！！
最後に応えてくれればいい！！」
グレイフロッグ『ジェト』「俺と共に行こう！！ グレムリン！！」
カラフルスネイル『リスプ』「乗り遅れるな！！ カラフルスネイル隊はここだ！！」
バグズキャンバス『ルキムラ』「バグズキャンバス隊、ついていくぜ！」
闇の奥に、冷たい光
ひどく寒々しい、光
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「ようやく来たか、まぁ……シミュレーション通りかな」
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「フェアに行こうじゃないか」
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「シミュレーションはどうだ？」
総合開発高集積AI《フノ》「……一万七千回の試行の結果」
総合開発高集積AI《フノ》「リヴ……あなたの勝利が100.000%です」
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「ふ、いいじゃないか」
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「やはり君が、最高の計算機だったな」
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「3個作ってよかった
不良品というものは出るものだからね」
総合開発高集積AI《フノ》「…………」
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「君の計算は絶対に外れない」
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「君の予測は一度たりとも外したことはない」
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「さぁ、当然の結果というものを確認するか」
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「破滅の今際にて、停滞せよ、世界」
ケイジキーパーNo.2《リヴ》「世界はいまのままで十分、美しいのだから」
タワー中層区
【ヒヨコ立像領域】は不気味に静まり返っている
オフプライスシャワーを破棄した
三次元機動多脚肢《フェンリス》を破棄した
ゴリラを破棄した
マンティスを破棄した
アイアイソウルを破棄した
クリスタルスカルを破棄した
マンティスを破棄した
境越〚霞隼〛を破棄した
ミトは「マルチシュレッダー」高速戦闘腕を手に入れた!!（フラグメンツ-1）
◆アセンブル
【頭部】に頭部《Wolf singt》を装備した
【腕部】に「マルチシュレッダー」高速戦闘腕を装備した
【操縦棺】にエックス！エクスター！！エクストラ！！！を装備した
【脚部】にミリオンスロートを装備した
【エンジン】に空冷式20000馬力級ミストエンジンを装備した
【主兵装】に俊雷⁅踊鵺⁆を装備した【副兵装】に貫通狙撃砲を装備した【副兵装】にショルダーシールドを装備した【背部兵装】にハイパーパワーボムを装備した
【機動補助】に風のエオリアを装備した◆僚機と合言葉
悪猫のマオとバディを結成した!!
移動
あなたはさらに闇の奥へと進んでいく……
ユニオン活動
メッセージ
受信ログ
ENo.102からのメッセージ>>
マオ
「脅迫された時の解決方法、知ってる？ 殺すんだよ。脅迫なんて後ろ暗い事してる奴が、他に漏らしてる可能性は低いし、いつまで従う事になるか分かったモンじゃないしね」
冷たい言い方には警告の響きがあった。
マオ
「ヘタクソが腕も覚悟もなく、半端にそんなコトに手を出してんじゃないよ。二度とやんなよ」
マオ
「…アンタのダメな事、まずは１つ挙げとくよ。後は…そうだね…」
マオ
「言動が素人臭いからナメられる。善意を信じすぎて良いカモにしか見えない。妹を探したいなら後先考えなさすぎだし目立ちすぎ。妹人質に取られたり、妹の手首送りつけられてアンタ戦えんの？」
マオ
「そういうとこがバカなんだよ。バカ。間抜け。考えたらず。無鉄砲。アンタの妹を探してるって悟られないように動かないと、痛い目見るのはアンタの妹なんだってわかってんの？ わかってないか。バカだし。バカ。バーカバーカ」
送信ログ
ENo.102からのメッセージ>>
マオ「脅迫された時の解決方法、知ってる？ 殺すんだよ。脅迫なんて後ろ暗い事してる奴が、他に漏らしてる可能性は低いし、いつまで従う事になるか分かったモンじゃないしね」
冷たい言い方には警告の響きがあった。マオ「ヘタクソが腕も覚悟もなく、半端にそんなコトに手を出してんじゃないよ。二度とやんなよ」
マオ「…アンタのダメな事、まずは１つ挙げとくよ。後は…そうだね…」
マオ「言動が素人臭いからナメられる。善意を信じすぎて良いカモにしか見えない。妹を探したいなら後先考えなさすぎだし目立ちすぎ。妹人質に取られたり、妹の手首送りつけられてアンタ戦えんの？」
マオ「そういうとこがバカなんだよ。バカ。間抜け。考えたらず。無鉄砲。アンタの妹を探してるって悟られないように動かないと、痛い目見るのはアンタの妹なんだってわかってんの？ わかってないか。バカだし。バカ。バーカバーカ」
送信ログ
◆8回更新のメッセログ
受信ログ
ENo.116からのメッセージ>>
クロウラー
「またか…奇遇だな。次は例の融合機との戦いになる。
データを見た所相手取るのはなかなか難しく感じるな…」
クロウラー
「………お前達の機体は強襲機か」
クロウラー
「私は支援に徹する。
少しばかりお前達の邪魔をしてしまうかもしれないが、
すぐに相手の数を減らす必要がある。安全策で行こう」
送信ログ
>>Eno.102ミト
「脅し……のつもりだったんですけど、やっぱりダメでした？
しょうがないでしょう、私、ジャンクテイマーと違って「脅迫」なんてしたことないんですから。
別にうまくできなくても恥ずかしくないです」
ミト
「……でも、そんなことは言ってられない。綺麗ごとだけじゃ、私の「目的」には近づけない。
マオは自分の情報はもう何も役に立たないと言ったけど、私のどこがダメか教えてくれるだけでもいいです。
教えて、マオのやり方を。ジャンクテイマーとの戦い方を」
ミト
「これは「取引」です、マオ。
私は誰にもマオの過去を喋らない、マオは私に協力する……」
ミト
「帰る場所がないから傭兵をやってるのなら、あの時帰る機会があったのに…
ジャンクテイマーじゃなくて何で私を助けたんですか？
傭兵を続けられたほうが、マオにとってもそのほうがいいからじゃないですか？
この「取引」は成立するハズです」
ミト
「……でも、マオ！
さっきからバカって言い過ぎです！
マオから見たらバカに見えるかもしれないけど、そんなにバカバカ言うことないでしょ！」
>>Eno.116ミト
「クロウラーさん、またお会いしましたね。
ご無事でなによりです。
……索敵、今回は忘れませんでした、ふふ。
操縦も前よりマシになったところを見せられるといいです。頑張りましょう」
ENo.116からのメッセージ>>
クロウラー「またか…奇遇だな。次は例の融合機との戦いになる。
データを見た所相手取るのはなかなか難しく感じるな…」
クロウラー「………お前達の機体は強襲機か」
クロウラー「私は支援に徹する。
少しばかりお前達の邪魔をしてしまうかもしれないが、
すぐに相手の数を減らす必要がある。安全策で行こう」
送信ログ
>>Eno.102
ミト「脅し……のつもりだったんですけど、やっぱりダメでした？
しょうがないでしょう、私、ジャンクテイマーと違って「脅迫」なんてしたことないんですから。
別にうまくできなくても恥ずかしくないです」
ミト「……でも、そんなことは言ってられない。綺麗ごとだけじゃ、私の「目的」には近づけない。
マオは自分の情報はもう何も役に立たないと言ったけど、私のどこがダメか教えてくれるだけでもいいです。
教えて、マオのやり方を。ジャンクテイマーとの戦い方を」
ミト「これは「取引」です、マオ。
私は誰にもマオの過去を喋らない、マオは私に協力する……」
ミト「帰る場所がないから傭兵をやってるのなら、あの時帰る機会があったのに…
ジャンクテイマーじゃなくて何で私を助けたんですか？
傭兵を続けられたほうが、マオにとってもそのほうがいいからじゃないですか？
この「取引」は成立するハズです」
ミト「……でも、マオ！
さっきからバカって言い過ぎです！
マオから見たらバカに見えるかもしれないけど、そんなにバカバカ言うことないでしょ！」
>>Eno.116
ミト「クロウラーさん、またお会いしましたね。
ご無事でなによりです。
……索敵、今回は忘れませんでした、ふふ。
操縦も前よりマシになったところを見せられるといいです。頑張りましょう」
◆7回更新のメッセログ
受信ログ
ENo.102からのメッセージ>>
侮蔑交じりの声など聞き慣れているのか、ミトにそう話しかけられてもマオは表情を揺らがせなかった。まるで鉄屑を見るかのような冷たい目をミトに向ける。
マオ
「……まあ、そうなるね。で、それがどうかした？」
マオ
「証拠なんてありゃしない。誰もアンタの言う事なんて信じちゃくれないさ。逆にアンタを、ジャンクテイマーの嫌がらせを真に受けた世間知らずの大馬鹿娘って笑い者にしてやるよ」
マオ
「妹さんが連れ去られた？ あらまあ、それはお気の毒様。アンタの妹は知らないけど、似たようなヤツなら『ベッドルーム』で何人か見たよ～。やりたい放題やっておいて『ゴミ』になったら棄てるのはあたしの役目でさー。ヤになっちゃうよ、まったくさ」
挑発するような言動を繰り返す。それは今まで僚機だった頃と同じようでいて、明確な悪意が込められているという点で違っていた。
マオ
「嫌い？ そりゃどうも。私もアンタの事は嫌いだったよ。最初からね。これで両想いってワケだ。喜べよミト」
ここまではマオの予想通りだった。それでもミトは誰かに訴えて、自分を法の手に引き渡して処理しようとするだろうと。
言い訳する手段は山とあったし、最悪逃げてしまえば良い。
別に大きな被害を出したわけでもないいちグレムリンテイマーを誰も追ったりはしないのだから。
――だから、ミトの次の言葉は完全に予想外だった。
マオ
「……はあ？ 二重スパイ？ バカじゃねーの？」
あまりの発想に、取り繕うのも忘れて完全に素の言動が飛び出した。
マオ
「あのね。私はスパイ目的で来たわけじゃないの。仲間割れしたから帰る場所もないんで傭兵やってるだけ。
あっちにしてみりゃ、私はもう裏切り者だし、私もあんな連中に義理ないから情報なんていくらでもくれてやるよ。私の知ってる情報、もう何の役にも立たないだろうけど」
マオ
「わかんねーだろうから教えてやるけど、あんなお手紙送っておいて、私が予定通りに裏切らずにジャンクテイマーぶっ殺したワケじゃん？
その時点で私が情報全部ゲロった前提で行動するに決まってるでしょ。拠点は引っ越してるし、暗号は変えてるんだよバーカ」
マオ
「…っていうかそれ、脅しのつもり？ おいおいおいおいミトちゃんよ～。バカだバカだと思ってたけど、マジでバカなんだな～。私がそれでなんでもするから許して下さいとか言うと思ってたワケ～？ 勘弁してよ人類皆、アンタみたいにお花畑じゃないんだからさ～」
徹底的にバカにした口調と態度。何なら頭をべしべしと叩こうとさえするだろう。
送信ログ
>>Eno.67ミト
「はい、私もウサザキさんみたいになれるよう、がんばります…！」
ミト
「大切な……ええ……妹なんです。
こういう誘拐はそんなによくあることなんですか……。妹以外の子も、ひとりでも多く助けてあげたいです」
ミト
「いえ、気にしないで下さい。ありがとうございます。
とても素敵な聖句。ウサザキさん、あなたの旅にも、出会いがあらんことを……
」
ミト
「缶詰、それではお言葉に甘えさせていただきますね
これ、妹の好きだった甘い煮豆が入っているんですよ。きっと喜ぶわ」
ミト
「……」
ミト
「ウサザキさん、あの、変なことを聞いてもいいですか？
ジャンクテイマーの中にも、すごく悪いジャンクテイマーと、そうでもないジャンクテイマーがいるなんてこと……あります？
ちょっと気になっただけで、いたからどうっていうわけではないのですが…」
ENo.102からのメッセージ>>
侮蔑交じりの声など聞き慣れているのか、ミトにそう話しかけられてもマオは表情を揺らがせなかった。まるで鉄屑を見るかのような冷たい目をミトに向ける。マオ「……まあ、そうなるね。で、それがどうかした？」
マオ「証拠なんてありゃしない。誰もアンタの言う事なんて信じちゃくれないさ。逆にアンタを、ジャンクテイマーの嫌がらせを真に受けた世間知らずの大馬鹿娘って笑い者にしてやるよ」
マオ「妹さんが連れ去られた？ あらまあ、それはお気の毒様。アンタの妹は知らないけど、似たようなヤツなら『ベッドルーム』で何人か見たよ～。やりたい放題やっておいて『ゴミ』になったら棄てるのはあたしの役目でさー。ヤになっちゃうよ、まったくさ」
挑発するような言動を繰り返す。それは今まで僚機だった頃と同じようでいて、明確な悪意が込められているという点で違っていた。マオ「嫌い？ そりゃどうも。私もアンタの事は嫌いだったよ。最初からね。これで両想いってワケだ。喜べよミト」
ここまではマオの予想通りだった。それでもミトは誰かに訴えて、自分を法の手に引き渡して処理しようとするだろうと。言い訳する手段は山とあったし、最悪逃げてしまえば良い。
別に大きな被害を出したわけでもないいちグレムリンテイマーを誰も追ったりはしないのだから。
――だから、ミトの次の言葉は完全に予想外だった。
マオ「……はあ？ 二重スパイ？ バカじゃねーの？」
あまりの発想に、取り繕うのも忘れて完全に素の言動が飛び出した。マオ「あのね。私はスパイ目的で来たわけじゃないの。仲間割れしたから帰る場所もないんで傭兵やってるだけ。
あっちにしてみりゃ、私はもう裏切り者だし、私もあんな連中に義理ないから情報なんていくらでもくれてやるよ。私の知ってる情報、もう何の役にも立たないだろうけど」
マオ「わかんねーだろうから教えてやるけど、あんなお手紙送っておいて、私が予定通りに裏切らずにジャンクテイマーぶっ殺したワケじゃん？
その時点で私が情報全部ゲロった前提で行動するに決まってるでしょ。拠点は引っ越してるし、暗号は変えてるんだよバーカ」
マオ「…っていうかそれ、脅しのつもり？ おいおいおいおいミトちゃんよ～。バカだバカだと思ってたけど、マジでバカなんだな～。私がそれでなんでもするから許して下さいとか言うと思ってたワケ～？ 勘弁してよ人類皆、アンタみたいにお花畑じゃないんだからさ～」
徹底的にバカにした口調と態度。何なら頭をべしべしと叩こうとさえするだろう。送信ログ
>>Eno.67
ミト「はい、私もウサザキさんみたいになれるよう、がんばります…！」
ミト「大切な……ええ……妹なんです。
こういう誘拐はそんなによくあることなんですか……。妹以外の子も、ひとりでも多く助けてあげたいです」
ミト「いえ、気にしないで下さい。ありがとうございます。
とても素敵な聖句。ウサザキさん、あなたの旅にも、出会いがあらんことを……
」
ミト「缶詰、それではお言葉に甘えさせていただきますね
これ、妹の好きだった甘い煮豆が入っているんですよ。きっと喜ぶわ」
ミト「……」
ミト「ウサザキさん、あの、変なことを聞いてもいいですか？
ジャンクテイマーの中にも、すごく悪いジャンクテイマーと、そうでもないジャンクテイマーがいるなんてこと……あります？
ちょっと気になっただけで、いたからどうっていうわけではないのですが…」
◆6回更新のメッセログ
受信ログ
ENo.67からのメッセージ>>
ウサザキ
「へぇ、もう自分でパーツ選んでるんだ。すごいじゃない
ジャンク狩りはそうじゃなくちゃね。
使えるものは何だって使うのよ」
ウサザキ
「女の子をさらった……ね。ありすぎてよく分からないけど
写真の女の子は見たことはないわ。ごめんなさい
きっと大切なひとなのね」
ウサザキ
「あなたの旅に、出会いがあらんことを
今考えた聖句。何か、手掛かりがあるといいね」
ウサザキ
「その缶詰は、探し人の女の子と出会ったときのために、とっておきなさい」
送信ログ
>>Eno.102ミト
「……私を騙していたんですね、マオ。あの時、ジャンクテイマー同士の仲間割れだとわかっていたら、あなたを助けたりなんてしなかった…！」
「ジャンク」という言葉には、普段の彼女らしからぬ侮蔑の響きがあった。
ミト
「少し前に、私の妹は街を襲ったジャンクテイマーに連れていかれました。
妹は足が悪くて……歩くことさえできなかったのに……
ジャンクテイマーは、許せない……絶対……絶対に…！」
ミト
「私は、あなた達なんて…！
あなたなんて……大嫌いです……
マオ……」
>>Eno.116ミト
「索敵……！？そういうのもあるんですね。
私、まだあまりグレムリンを使った戦闘のやり方に慣れてなくて、気付きませんでした……次は、その、注意します」
（マオは何も言わなかったけど……多分知っててわざとやらなかったんだわ……）
ミト
「そうですか……私たちもこれから西に向かいますので、戦場でお会いする機会はあまりないかもしれませんね。
あなたも、どうかご無事で……」
「ジェス・エスト・レム・メシエール。」
古いお祈りの言葉をあなたに送ると、少女からの通信は切れた。
>>Eno.102
ミト
「……でも、あなたをジャンクテイマーとして今ここで捕まえたりするつもりはありません。
ニュースでは、ジャンクテイマーが集結して力を付けてきていると言っていました。
戦闘が続けば、あなたにまた接触してくる可能性もあるからです……」
ミト
「だから、マオ、あなたが私を利用したように、私もあなたを利用します。
「二重スパイ」として、ジャンクテイマー達の情報をこちらに流してください。
あなたが知ってることも全部話して。嫌だと言うなら……」
ミト
「嫌だと言うなら、そうですね……………
そう……
ええと……
後でひどいですよ！」
どうやら、脅迫しているつもりのようだ。
ENo.67からのメッセージ>>
ウサザキ「へぇ、もう自分でパーツ選んでるんだ。すごいじゃない
ジャンク狩りはそうじゃなくちゃね。
使えるものは何だって使うのよ」
ウサザキ「女の子をさらった……ね。ありすぎてよく分からないけど
写真の女の子は見たことはないわ。ごめんなさい
きっと大切なひとなのね」
ウサザキ「あなたの旅に、出会いがあらんことを
今考えた聖句。何か、手掛かりがあるといいね」
ウサザキ「その缶詰は、探し人の女の子と出会ったときのために、とっておきなさい」
送信ログ
>>Eno.102
ミト「……私を騙していたんですね、マオ。あの時、ジャンクテイマー同士の仲間割れだとわかっていたら、あなたを助けたりなんてしなかった…！」
「ジャンク」という言葉には、普段の彼女らしからぬ侮蔑の響きがあった。
ミト「少し前に、私の妹は街を襲ったジャンクテイマーに連れていかれました。
妹は足が悪くて……歩くことさえできなかったのに……
ジャンクテイマーは、許せない……絶対……絶対に…！」
ミト「私は、あなた達なんて…！
あなたなんて……大嫌いです……
マオ……」
>>Eno.116
ミト「索敵……！？そういうのもあるんですね。
私、まだあまりグレムリンを使った戦闘のやり方に慣れてなくて、気付きませんでした……次は、その、注意します」
（マオは何も言わなかったけど……多分知っててわざとやらなかったんだわ……）ミト「そうですか……私たちもこれから西に向かいますので、戦場でお会いする機会はあまりないかもしれませんね。
あなたも、どうかご無事で……」
「ジェス・エスト・レム・メシエール。」古いお祈りの言葉をあなたに送ると、少女からの通信は切れた。
>>Eno.102
ミト「……でも、あなたをジャンクテイマーとして今ここで捕まえたりするつもりはありません。
ニュースでは、ジャンクテイマーが集結して力を付けてきていると言っていました。
戦闘が続けば、あなたにまた接触してくる可能性もあるからです……」
ミト「だから、マオ、あなたが私を利用したように、私もあなたを利用します。
「二重スパイ」として、ジャンクテイマー達の情報をこちらに流してください。
あなたが知ってることも全部話して。嫌だと言うなら……」
ミト「嫌だと言うなら、そうですね……………
そう……
ええと……
後でひどいですよ！」
どうやら、脅迫しているつもりのようだ。◆5回更新のメッセログ
受信ログ
ENo.102からのメッセージ>>
マオ
「…は？」
被ってた猫が取れて、思わず素の反応を返す。苛立ちと理解不能と呆れが混在してる声。
マオ
「いや、文句があるわけじゃないけど…。やられる前にやるのは戦略としてアリだし…」
ごにょごにょ言っていたが、続く祈りの言葉に完全に続ける気を失せてしまった。マオが見たかったのは、問いかけに困惑し、思い悩む姿である。まっとうな善意からの忠言などでは断じてない。無いのだが、それをわざわざ否定する理由はまったくない。そうだ。利用するべきなのだ。ちょっとした悪意を、善意と思い違っているこのおめでたいお嬢様を。そうするべきだし、それが合理的だ。自分にそう言い聞かせる。
マオ
「……あー、うん。良いんじゃない？ 色々やってみるといいよ。私がカバーしとくから」
自分では上手くできると思っていた「頼れる先輩」の演技は、いつもと違っていやに下手糞だった。
（…ああ、そもそも、なんで私。あんな無意味な質問、したんだろうな――）
撃破したジャンクテイマーから、最後に情報がミトの機体に送られる。
そこに表示されていたのは、マオとジャンクテイマーによる通信記録であり、そこにはミトと、ミトの機体をジャンクテイマーに売り渡す代わりに仲間を撃破した裏切りを許し、また仲間として迎える――というものだった。
マオはそれを了承し、ミトとジャンクテイマーが戦闘している間に、もう1機のジャンクテイマーとマオが奇襲を仕掛けて制圧するという、作戦まで立案していた。
事実としてミトは始終ジャンクテイマーを攻撃をしていたが、ジャンクテイマーが時折、不審な動きをしていたのもまた事実である。
ミトが冷静であれば通信文にはミトの機体について『実力を発揮するのに時間がかかる』『複数人相手に弱い』と明らかに誤情報を伝えている。最初からジャンクテイマーの方を裏切るつもりで行動していたのだろう、と察する事ができるかもしれない。
もっとも、それでも元ジャンクテイマーだったという出自は確実になってしまうが…。
ENo.116からのメッセージ>>
クロウラー
「いや、腕の方は相棒共々申し分なかった。
だが…今度から索敵の事も頭に入れておいてくれ」
クロウラー
「私はしばらく横道潮流に留まる。
協賛からも手を引くのでお別れだ」
クロウラー
「ではな…達者でやってくれ」
送信ログ
>>Eno.67
ミト
「あなたのような有名なジャンク狩りに声をかけていただいて光栄です。ブログ、いつも見てます」
ミト
「プロデュースしていただいた機体、使いこなすのは私の腕ではまだ難しかったかもしれません。
でも、アセンブルのコツのようなもの……マーケットでのパーツの選び方、色々と参考になりました。ありがとうございます！
今度の出撃では、はじめてジャンクテイマーと戦うことになるのですが……きっと勝利してみせます。
ジェス・エスト・レム・メシエール。ほうき星を我が手に」
ミト
「あの、ところでウサザキさん、ジャンクテイマーが最近女の子をさらった……というような情報はありませんか？
もし何か知っていたら教えて下さい……もちろん報酬はお支払いします。豆の缶詰くらいしかありませんが……」
「この女の子なんですけど」と、一枚の写真をあなたに見せる。
ENo.102からのメッセージ>>
マオ「…は？」
被ってた猫が取れて、思わず素の反応を返す。苛立ちと理解不能と呆れが混在してる声。マオ「いや、文句があるわけじゃないけど…。やられる前にやるのは戦略としてアリだし…」
ごにょごにょ言っていたが、続く祈りの言葉に完全に続ける気を失せてしまった。マオが見たかったのは、問いかけに困惑し、思い悩む姿である。まっとうな善意からの忠言などでは断じてない。無いのだが、それをわざわざ否定する理由はまったくない。そうだ。利用するべきなのだ。ちょっとした悪意を、善意と思い違っているこのおめでたいお嬢様を。そうするべきだし、それが合理的だ。自分にそう言い聞かせる。マオ「……あー、うん。良いんじゃない？ 色々やってみるといいよ。私がカバーしとくから」
自分では上手くできると思っていた「頼れる先輩」の演技は、いつもと違っていやに下手糞だった。（…ああ、そもそも、なんで私。あんな無意味な質問、したんだろうな――）撃破したジャンクテイマーから、最後に情報がミトの機体に送られる。そこに表示されていたのは、マオとジャンクテイマーによる通信記録であり、そこにはミトと、ミトの機体をジャンクテイマーに売り渡す代わりに仲間を撃破した裏切りを許し、また仲間として迎える――というものだった。
マオはそれを了承し、ミトとジャンクテイマーが戦闘している間に、もう1機のジャンクテイマーとマオが奇襲を仕掛けて制圧するという、作戦まで立案していた。
事実としてミトは始終ジャンクテイマーを攻撃をしていたが、ジャンクテイマーが時折、不審な動きをしていたのもまた事実である。ミトが冷静であれば通信文にはミトの機体について『実力を発揮するのに時間がかかる』『複数人相手に弱い』と明らかに誤情報を伝えている。最初からジャンクテイマーの方を裏切るつもりで行動していたのだろう、と察する事ができるかもしれない。
もっとも、それでも元ジャンクテイマーだったという出自は確実になってしまうが…。
ENo.116からのメッセージ>>
クロウラー「いや、腕の方は相棒共々申し分なかった。
だが…今度から索敵の事も頭に入れておいてくれ」
クロウラー「私はしばらく横道潮流に留まる。
協賛からも手を引くのでお別れだ」
クロウラー「ではな…達者でやってくれ」
送信ログ
>>Eno.67
ミト「あなたのような有名なジャンク狩りに声をかけていただいて光栄です。ブログ、いつも見てます」
ミト「プロデュースしていただいた機体、使いこなすのは私の腕ではまだ難しかったかもしれません。
でも、アセンブルのコツのようなもの……マーケットでのパーツの選び方、色々と参考になりました。ありがとうございます！
今度の出撃では、はじめてジャンクテイマーと戦うことになるのですが……きっと勝利してみせます。
ジェス・エスト・レム・メシエール。ほうき星を我が手に」
ミト「あの、ところでウサザキさん、ジャンクテイマーが最近女の子をさらった……というような情報はありませんか？
もし何か知っていたら教えて下さい……もちろん報酬はお支払いします。豆の缶詰くらいしかありませんが……」
「この女の子なんですけど」と、一枚の写真をあなたに見せる。◆4回更新のメッセログ
受信ログ
ENo.67からのメッセージ>>
「新しい機体はどうだ？
こいつはなかなかの暴れ馬だ。乗りこなしてみるといい。扱いきることができれば……」
「きっと、勝利は君のものだ」
送信ログ
>>Eno.102ミト
「あ、マオさん。
え、ランキング…私がですか？ええと、調子とかは……よくわかりません、マオさんと最初に会ったあの時もそうでしたけど、
とにかく夢中というか、必死だったので」
次の少女の質問の意図が読めず、目をぱちくりする。
しばらく間をおいてから――
ミト
「……あの～、マオさんもしかして、私のこの前の戦い方がまずかったと言ってます？
たしかに私は防御とかは苦手です。というより、ターゲットをロックして一斉射撃する練習ばかりしていたので……」
ミト
「今まではたまたまうまく行っていましたけど、もし最初の攻撃をミスしたら、仲間や自分を危険にさらしてしまう……なるほど。
わかりました、少しアセンブルを改善してみますね。そうだ、あのパーツを使えば……
」
ミト
「マオさん、ありがとうございます。やはり経験者は頼りになりますね。
あなたと出会えた幸運を、ほうき星に感謝します。
（胸元に手を当てて、ぺこりと頭を下げた）」
>>Eno.116ミト
「先ほどの戦場では、お世話になりました。
なにかご迷惑をかけていなければよいのですが――」
ENo.67からのメッセージ>>
「新しい機体はどうだ？
こいつはなかなかの暴れ馬だ。乗りこなしてみるといい。扱いきることができれば……」
「きっと、勝利は君のものだ」
送信ログ
>>Eno.102
ミト「あ、マオさん。
え、ランキング…私がですか？ええと、調子とかは……よくわかりません、マオさんと最初に会ったあの時もそうでしたけど、
とにかく夢中というか、必死だったので」
次の少女の質問の意図が読めず、目をぱちくりする。しばらく間をおいてから――
ミト「……あの～、マオさんもしかして、私のこの前の戦い方がまずかったと言ってます？
たしかに私は防御とかは苦手です。というより、ターゲットをロックして一斉射撃する練習ばかりしていたので……」
ミト「今まではたまたまうまく行っていましたけど、もし最初の攻撃をミスしたら、仲間や自分を危険にさらしてしまう……なるほど。
わかりました、少しアセンブルを改善してみますね。そうだ、あのパーツを使えば……
」
ミト「マオさん、ありがとうございます。やはり経験者は頼りになりますね。
あなたと出会えた幸運を、ほうき星に感謝します。
（胸元に手を当てて、ぺこりと頭を下げた）」
>>Eno.116
ミト「先ほどの戦場では、お世話になりました。
なにかご迷惑をかけていなければよいのですが――」
◆3回更新のメッセログ
受信ログ
ENo.102からのメッセージ>>
マオ
「やあ、ルーキー。調子はどうよ？」
マオ
「ま、絶好調だよねえ。ランキング載ってるくらいだし？ 僚機のあたしも鼻が高いってモンよ」
マオ
「…でもアンタ、防御とか苦手っぽいじゃん？ 攻撃を耐えられて、弾撃ち尽くした後はどうすりゃいいかわかる？」
マオ
「仲間が今なお戦ってて、中には死にかけてるヤツもいて。でも今は辛うじて拮抗してる。今、自分が戦えなくなったら２～３人は死ぬかもなって状況ね？」
面白がっているような、それでいてどことなく見下しているような、名前の通り悪戯好きの猫のような顔であなたを見ている。
ENo.116からのメッセージ>>
クロウラー
「………、"協賛者"とは珍しいな」
クロウラー
「…まあいい、次は同じ戦場だ。よろしく頼む」
送信ログ
ENo.102からのメッセージ>>
マオ「やあ、ルーキー。調子はどうよ？」
マオ「ま、絶好調だよねえ。ランキング載ってるくらいだし？ 僚機のあたしも鼻が高いってモンよ」
マオ「…でもアンタ、防御とか苦手っぽいじゃん？ 攻撃を耐えられて、弾撃ち尽くした後はどうすりゃいいかわかる？」
マオ「仲間が今なお戦ってて、中には死にかけてるヤツもいて。でも今は辛うじて拮抗してる。今、自分が戦えなくなったら２～３人は死ぬかもなって状況ね？」
面白がっているような、それでいてどことなく見下しているような、名前の通り悪戯好きの猫のような顔であなたを見ている。ENo.116からのメッセージ>>
クロウラー「………、"協賛者"とは珍しいな」
クロウラー「…まあいい、次は同じ戦場だ。よろしく頼む」
送信ログ
◆2回更新のメッセログ
受信ログ
ENo.102からのメッセージ>>
マオ
「助けてくれてありがと。いや～。ヤバかったから助かったよ～」
マオ
「あたしはマオっていうんだけど、アンタは？」
マオ
「…あ、それとさ。ちょっと私、ワケアリなんだ。だからあいつらに襲われてたんだけど…。だから、なんだろ。まっとうなヤツじゃないんだ」
マオ
「だからね。あたしの僚機になってほしいんだ。あいつらから身を隠すために。出自がはっきりしてるあんたの僚機だと、あいつらもおいそれと手を出せないから…」
マオ
「助けてもらって迷惑をかけるのもどうかと思ってるんだけど…。あなたしか頼れる人、いないからね。どうかな？」
こう言っておけば、このおめでたい女は断らないし、内心嫌でも断れないだろう。自分のような汚い経歴の人間は多方面から――特に企業や団体から――怨みを買っている。顔が割れているとも思えないが、用心に越したことはない。出自がしっかりしている、綺麗な経歴のコイツなら身を隠すのにうってつけだ。ある程度実績を積んだら、適当な理由をつけて別れればいい。私が疑われない状況下で、勝手に死んでくれればそれが一番だが
マオ
「（まあ、コイツは長生きしないだろうな。無茶して勝手に死ぬタイプだ）」
マオ
「自分で言うのも何だけど、あたしは経験豊富だからさ～。機体の操縦とか他の連中との付き合い方とか、色々と教えてあげるよ」
…まあ、だからといってすぐに死んでもらっても困る。ちょっとくらいは我慢して教えてやろう。
マオ
「（ああ…気が滅入ってくるなあ…。こんなお花畑とバディ組む事になるなんて…）」
送信ログ
ENo.102からのメッセージ>>
マオ「助けてくれてありがと。いや～。ヤバかったから助かったよ～」
マオ「あたしはマオっていうんだけど、アンタは？」
マオ「…あ、それとさ。ちょっと私、ワケアリなんだ。だからあいつらに襲われてたんだけど…。だから、なんだろ。まっとうなヤツじゃないんだ」
マオ「だからね。あたしの僚機になってほしいんだ。あいつらから身を隠すために。出自がはっきりしてるあんたの僚機だと、あいつらもおいそれと手を出せないから…」
マオ「助けてもらって迷惑をかけるのもどうかと思ってるんだけど…。あなたしか頼れる人、いないからね。どうかな？」
こう言っておけば、このおめでたい女は断らないし、内心嫌でも断れないだろう。自分のような汚い経歴の人間は多方面から――特に企業や団体から――怨みを買っている。顔が割れているとも思えないが、用心に越したことはない。出自がしっかりしている、綺麗な経歴のコイツなら身を隠すのにうってつけだ。ある程度実績を積んだら、適当な理由をつけて別れればいい。私が疑われない状況下で、勝手に死んでくれればそれが一番だがマオ「（まあ、コイツは長生きしないだろうな。無茶して勝手に死ぬタイプだ）」
マオ「自分で言うのも何だけど、あたしは経験豊富だからさ～。機体の操縦とか他の連中との付き合い方とか、色々と教えてあげるよ」
…まあ、だからといってすぐに死んでもらっても困る。ちょっとくらいは我慢して教えてやろう。マオ「（ああ…気が滅入ってくるなあ…。こんなお花畑とバディ組む事になるなんて…）」
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◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
◆友軍からの通信
タワー中層区
【ヒヨコ立像領域】の戦果通信
＞＞友軍の戦闘結果【ヒヨコ立像領域】の戦果通信
藍の羽超速【覚醒】【バーサーク】「まさか、是で終わりって事は無いよね？」
＞＞友軍の戦闘結果
蠍火超速【覚醒】【ティタン】「進め、ススメェ!!!!」
＞＞友軍の戦闘結果
リア超音速【覚醒】【ティタン】「............v..」
＞＞友軍の戦闘結果
フィール【覚醒】「此方は特に問題なく片付いた。」
フィール【覚醒】「そっちの調子はどうかな？良ければ聞かせてよ。」
＞＞友軍の戦闘結果
ザミエル超音速【覚醒】【バーサーク】「正体不明機含む未識別20体撃破。友軍の作戦成功を願う。どうぞ。」
＞＞友軍の戦闘結果
イゾルフ超音速【覚醒】【バーサーク】「にーちゃーん！こっちも終わったよぉー！」
＞＞友軍の戦闘結果
スリーピング・レイル【ティタン】「ええと……、こちら『スリーピング・レイル』。……こちらは問題なく勝利しているよ」
＞＞友軍の戦闘結果
ツィール・ブライ高速【覚醒】「終わりました～」
＞＞友軍の戦闘結果
『ナイトフライヤー』【覚醒】【ティタン】「こちら『ナイトフライヤー』、周辺に動力反応なし」
『ナイトフライヤー』【覚醒】【ティタン】「…ｻﾞｯ…続き、…ｻﾞｻﾞｯ…哨戒飛行を…ｻﾞ…ｻﾞｻﾞ…」
＞＞友軍の戦闘結果
ネグロ超速【覚醒】【バーサーク】「……こちら、特に問題は無い」
＞＞友軍の戦闘結果
【ティタン】……『C.C.』、戦闘に勝利しました。交戦中の各位、どうかご武運を。
『ニコライ』【ティタン】「さて……いよいよ大詰めかな。
この世界は停滞に向かうのか、それとも――」
＞＞友軍の戦闘結果
メギーラ音速【覚醒】【バーサーク】「ハッハッハ、調子がいいな！」
＞＞友軍の戦闘結果
P2超音速【覚醒】【バーサーク】「こちら『ペリュトン』のP2ッスよお～～
バーサーク、楽しいッスねえ～～！！」
＞＞友軍の戦闘結果
エリーゼ低速【覚醒】【ティタン】「こちらは問題なし。……やりすぎてしまったくらいね」
＞＞友軍の戦闘結果
ウサザキ【覚醒】【ティタン】「こちらウサザキ。戦果良好」
＞＞友軍の戦闘結果
ポストマン超音速【覚醒】「特に何事もない、突破完了した。しばらくは柱のお守り、だ。」
＞＞友軍の戦闘結果
ニフジ【必殺】「報告します。勝利しました」
＞＞友軍の戦闘結果
キルシェ【覚醒】【ティタン】「なになに、かったの？やったー！いえーい！」
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マオ超音速【覚醒】【ティタン】「勝ちました。イェ～イ」
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ギーズノウ低速【覚醒】「こちらは無事に終わったぞ！」
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アマリリス超速【覚醒】「 ─ 一時の勝利に言祝ぎを ─ 」
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ブレイン：【バーサーク】「敵第一波、撃破完了だ。このまま攻勢を掛ける！」
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サム音速【覚醒】【ティタン】「はい、お疲れさんでした。多分問題はないと思いますよ」
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906高速「コチラ 906
敵機 ノ 排除 ヲ 確認 シマシタ
人類 ノ 皆様 オツカレサマデシタ」
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バイロン音速【覚醒】【ティタン】「バイロンから……進路は空いてる。
ちとゴミで散らかってるが勘弁してくれ」
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平太超音速【覚醒】【バーサーク】「きょうもいっぱいはたらきましたので、おぼえがめでたいってやつですね！」
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クラリッサ超音速【覚醒】【バーサーク】「キャプテン、ミッション達成……補給の為、母艦に帰投しますね」
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コール超速【覚醒】「勤務完了」
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アレクシア中速【覚醒】「オッケー。『サイレント・リップルス』、帰投するよ」
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ゴットハルト【覚醒】「こちらは損傷軽微。無事に勝利したようだ」
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いちでぇ超速【覚醒】【バーサーク】「クレーエは今回もかっこよかったね！」
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セイバーシルフ【ティタン】「♪～」
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RL【覚醒】【バーサーク】「こちらグレムリン《サルコファガス》。帰投中だ。
戦果は上々さ」
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ネレ【覚醒】【バーサーク】「やったぁ。褒めて褒めてぇ」
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ゼロゼロワン超音速【覚醒】【ティタン】「私は勝ちました。皆さんはどうですか？」
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アト鈍重【覚醒】【ティタン】「こっちは終わったよ。みんなは大丈夫？」
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エムス超音速【覚醒】【ティタン】「……“破壊”の最終ターゲット、確認。──いよいよか」
精算
報酬 30
経費 -1
フラグメンツ獲得 29
【！】弾薬獲得 あなたは弾薬を 6発 入手しました
経費 -1
フラグメンツ獲得 29
【！】弾薬獲得 あなたは弾薬を 6発 入手しました
あなたはフラグメンツと交換で風鈴破片を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で兎の尻尾を手に入れた……
あなたはフラグメンツと交換で風鈴破片を手に入れた……
夜空には静かに星が浮かぶ……(コンテナ入手率 13.07％)
キャラデータ
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_13_14_15_16_17_18
_19_20_21_22_23所持品リスト
頭部《Wolf singt》種別：リンクヘッド [頭部]
《広域DLパーツ:死にぞこないのイゾルフ(Eno14)からのDL》
《アライバル》種別：《アライバル》 [腕部FM]
空冷式20000馬力級ミストエンジン種別：風洞ボイラー [ミストエンジン]
《広域DLパーツ:クラリッサ・マーシャンズ(Eno128)からのDL》
ハイパーパワーボム種別：拡散火球砲 [連射火炎射撃火器]
空冷式20000馬力級ミストエンジン種別：風洞ボイラー [ミストエンジン]
《広域DLパーツ:クラリッサ・マーシャンズ(Eno128)からのDL》風のエオリア種別：プテロダクチルス [飛行]
フラッシュグラスプ種別：ブシドー [腕部]
《広域DLパーツ:水無枷 逢莉(Eno121)からのDL》ショルダーシールド種別：ショルダーシールド [装甲]
ゴリラ素材種別：分解素材 [素材]
「マルチシュレッダー」高速戦闘腕種別：ブシドー [腕部]
《広域DLパーツ:ポストマン(Eno97)からのDL》
キャトラテジー種別：リコンキトゥン [レーダー]
マンティス素材種別：分解素材 [素材]
エックス！エクスター！！エクストラ！！！種別：エクストラハート [操縦棺]
《広域DLパーツ:チャルミィ・ル・プアス(Eno96)からのDL》貫通狙撃砲種別：狙撃砲 [物理射撃火器]
《広域DLパーツ:レイジー・サム(Eno113)からのDL》俊雷⁅踊鵺⁆種別：ボルトチャージ [連射電子格闘火器]
《広域DLパーツ:YAMATO・平太(Eno127)からのDL》マンティス素材種別：分解素材 [素材]
アビスナイトメア種別：デプスナイトメア [粒子射撃火器]
《広域DLパーツ:不退転の大盾ゴットハルト(Eno131)からのDL》ラスト・アーマー種別：ラスト・アーマー [装甲]
ミリオンスロート種別：フェンリスウールヴ [多脚]
《広域DLパーツ:ルーク・ダイモン・バイロン(Eno123)からのDL》ヴォイドミサイル種別：ヴォイドミサイル [素材]
冷えたビール種別：冷えたビール [素材]
冷えたビール種別：冷えたビール [素材]
ヘビィマテリアル種別：ヘビィマテリアル [素材]
ゲーミングおむすび種別：ゲーミングおむすび [素材]
改良システム種別：改良システム [素材]
秘密兵器0号種別：秘密兵器0号 [素材]
冷えたビール種別：冷えたビール [素材]
秘密兵器0号種別：秘密兵器0号 [素材]
ヘビィマテリアル種別：ヘビィマテリアル [素材]
秘密兵器0号種別：秘密兵器0号 [素材]
冷えたビール種別：冷えたビール [素材]
うに種別：うに [素材]
うに種別：うに [素材]
うに種別：うに [素材]
ヘビィマテリアル種別：ヘビィマテリアル [素材]
ムテキニウム種別：ムテキニウム [素材]
乾電池種別：乾電池 [素材]
紫の炎種別：紫の炎 [素材]
紫の炎種別：紫の炎 [素材]
ムテキニウム種別：ムテキニウム [素材]
ムテキニウム種別：ムテキニウム [素材]
ツバメの尻尾種別：ツバメの尻尾 [素材]
ムテキニウム種別：ムテキニウム [素材]
ムテキニウム種別：ムテキニウム [素材]
紫の炎種別：紫の炎 [素材]
ヴォイドミサイル種別：ヴォイドミサイル [素材]
乾電池種別：乾電池 [素材]
紫の炎種別：紫の炎 [素材]
ムテキニウム種別：ムテキニウム [素材]
風鈴破片種別：風鈴破片 [素材]
兎の尻尾種別：兎の尻尾 [素材]
風鈴破片種別：風鈴破片 [素材]